写真家小澤太一先生と最高峰プリントを堪能しよう!! キヤノン imagePROGRAF PRO-1000で出力するA2プリント体験会

編集部&メンバーレポート

キヤノン imagePROGRAF PRO-1000

キヤノン
imagePROGRAF PRO-1000

実勢価格:159,800円(税抜)
※キヤノンオンラインショップ価格
» メーカーサイトで「imagePROGRAF PRO-1000」の情報を見る

PRO-1000が写真家にもたらすメリットとは?
キヤノン PRO-1000 体験会 編集部レポート
執筆・撮影 秋山薫

さる3月20日(日)、GANREF主催の「キヤノン imagePROGRAF PRO-1000で出力するA2プリント体験会」が行われた。キヤノン imagePROGRAF PRO-1000 (以下、PRO-1000と略)は2月25日に発売された顔料インク12色を搭載するA2プリンターで、キヤノンPROシリーズの最新モデルだ。体験会では、キヤノンマーケティングジャパンの担当者によるPRO-1000の新機能の解説ののち、写真家の小澤太一先生がA2プリントの楽しさや仕上げのコツ、PRO-1000のメリットを語ってくれた。ここでは、その内容をダイジェストでお届けする。

【本企画についての詳細は、こちらをご覧ください】


  • 午前の部の参加メンバー

  • 午後の部の参加メンバー

小澤先生がPRO-1000をおすすめする6つのポイント

そもそも、プリントするメリットとは?

  • ①紙にこだわった作品作りができる

    「紙白の白色度、粒状感と立体感、紙の質感など、絵柄によってどういう用紙が似合うかを考えるようになれば、表現の引き出しが増えます」と小澤先生は語る。用紙によって写真の印象は大きく変わるので、いろいろと試すことが重要とのこと。
  • ②色を完全にコントロールできる

    「ディスプレイで写真を見せると、相手の環境によって見え方が異なります。鮮やかさやモノクロの色調などの表現意図は、プリントならばより伝わりやすい」と小澤先生。他人に見せたい写真がある場合は、リアルタイムに色を共有できるプリントで見せなくてはならない、とも語ってくれた。
  • ③余白・余黒で印象を変えられる

    プリントの余白にも大きな意味がある。「絵柄にたいして余白の有無、サイズ、余黒にこだわると、写真は面白くなります。余白無しで広がりを表現したり、余白を大きくとっておしゃれに見せることもできます」。余黒の場合は画面を引き締める効果があるそうだ。

PRO-1000で気に入った部分とは?

  • ④染料に迫る面質

    「鮮やかさは染料インクで、落ち着きと耐久性は顔料インクで、と使い分けていました。でも、PRO-1000は染料インクのようなナチュラルな面質に思える。これなら1台でいいかも」と小澤先生。自称「染料インク派」の小澤先生だが、PRO-1000のナチュラルさには驚いたそうだ。
  • ⑤青色の鮮やかな発色

    染料インクの鮮やかさが好きな小澤先生。だが「PRO-1000の新ブルーインクで青の発色がとてもよくなった。PIXUS PRO-1と比べると、同じ写真をプリントしても鮮やか」という。すっきりとした青空を好む小澤先生にとって、PRO-1000のブルーインクは合格点とのこと。
  • ⑥黒の最大濃度アップ

    従来機と比較するとPRO-1000のプリントのほうが、黒がより濃く強く見え、黒い部分の階調をよりよく再現できるようになったとのこと。「プリントをすればするほど、ヤバイです」と、小澤先生はすっかりPRO-1000が気に入ったそうだ。

まとめ:PRO-1000は間違いなく「買い」だ!

セミナー&撮影会特集 風景上記のほかにも、「コントラストリプロダクション」による高精細なプリントや、メンテナンスの手間がかからないことなどをあげたうえで、「写真表現で勝負するという意気込みがあるから、よりよい画質で表現できる機材を買って、自分もレベルアップしていきたいと常に思う。だから買う価値がある」と小澤先生はいう。今回のセミナーに際して、120枚以上ものプリントを行い、プロの厳しい目で評価しただけにその言葉には重みがあった。小澤先生はにっこりと「本気なら、買うでしょ!」と結んだ。

参加したメンバーたちはどう感じたのか? それぞれのレポートを読んでみよう
キヤノン PRO-1000 体験会 メンバーオリジナルレポート

キヤノン PRO-1000 体験会に参加したGANREFメンバーのレポートをまとめました。体験会当日は上記の小澤先生のセミナーに加え、用紙の種類、余白の有無、カラーとモノクロなどをくじ引きで決める「くじ引きプリント」に全員が挑戦。参加したメンバーがセミナー内容をどう受け止め、くじ引きプリントにどのように活かしたのか、それぞれのレポートでぜひご確認ください。

flymanさんflymanさん
きしさんきしさん
legacy7010さんlegacy7010さん
lunajuneさんlunajuneさん
tsumamiさんtsumamiさん
kazuleoさんkazuleoさん
PEC-TSさんPEC-TSさん
だいさんだいさん
  • 午後の部③NEW
    いよいよ、実際に自分の写真データでのプリントです...
    [2016/04/02]
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    [2016/03/26]
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    3月20日に東京神保町にあるインプレス本社のセミナ...
    [2016/03/26]
A.OnoさんA.Onoさん
mtmtさんmtmtさん
かずひさんかずひさん
西田省吾さん西田省吾さん
mikkuさんmikkuさん
しゅんちゃんさんしゅんちゃんさん
ヒロマイパパさんヒロマイパパさん
kiitanさんkiitanさん
BIG JUMPさんBIG JUMPさん
YosheyさんYosheyさん
やんぼーさんやんぼーさん
puppetさんpuppetさん
プリント体験会参加者

<午前の部>
A.Onoさん、 flymanさん、 kazuleoさん、 kiitanさん、 lunajuneさん、 mikkuさん、 mtmtさん、 tsumamiさん、 やんぼーさん、 西田省吾さん

<午後の部>
BIG JUMPさん、 legacy7010さん、 PEC-TSさん、 puppetさん、 Yosheyさん、 かずひさん、 きしさん、 しゅんちゃんさん、 だいさん、 ヒロマイパパさん

製品情報

キヤノン imagePROGRAF PRO-1000

キヤノン
imagePROGRAF PRO-1000

実勢価格:159,800円(税抜)
※キヤノンオンラインショップ価格
» メーカーサイトで「imagePROGRAF PRO-1000」の情報を見る

最高解像度 横2,400×縦1,200dpi
インク 顔料12色(MBK/PBK/C/M/Y/PC/PM/GY/PGY/R/B/CO)
使用可能用紙サイズ L判~A2
印刷スピード 約6分(A2キヤノン写真用紙・光沢 プロ [プラチナグレード])
印刷コスト 約18.5円(税別/L判・キヤノン写真用紙・光沢 ゴールド)
外形寸法(W×D×H) 約723×433×285mm
本体重量 約32kg(消耗品含む)

imagePROGRAF PRO-1000はA2プリントに対応したキヤノンPROプリンターシリーズのフラッグシップ機。大容量約80mlの12色の顔料インク(顔料インク11色と透明インクのクロマオプティマイザー)を用いる。プロ写真家が業務で使用できる「作品画質」「生産性・安定性」、そして「EOS連携」の3つが大きな特徴だ。

まず「作品画質」については、従来機よりも約1.5倍の長さとノズル数を持つ1.28インチ(総ノズル数18,432ノズル、各色1,536ノズル×12色)の長尺ノズルを採用して画質と印刷速度を向上させた。また、色域の拡大と暗部領域の表現力を増し、光沢をより均一化させた新「LUCIA PRO」インクを採用した。「生産性・安定性」に関しては、プリント工程の精度を高めて失敗を防ぐために、高剛性シャーシを採用。揺れを補正する「動的色間補正」によるインク着弾精度の向上、用紙の斜行を補正する「斜行補正機構」と用紙の挙動を抑える「エアーフィーディングシステム」の搭載、さらにはインク吐出量のリアルタイム駆動制御を行い、ノズルの目詰りを補完する「ノズルリカバリーシステム」などを搭載する。さらに「EOS連携」として、Digital Photo Professionalのプラグインソフト「Print Studio Pro Ver.2」が用意されており、解像感を維持したまま高精細な写真プリントを可能にする「コントラストリプロダクション」機能が含まれる。

キヤノンimagePROGRAF PRO-1000 の特長紹介


  • 12色LUCIA PROインクの採用により、より濃い黒の再現ができ、写真全体のトーンを引き締め、暗部領域の階調再現が可能に。青の深みも増した

  • プリント時に振動を抑える高剛性シャーシ、走査時の動的色間補正、紙の挙動を制御するエアーフィーディングシステムなど、失敗プリントを防ぐテクノロジーを満載している

  • プリント用プラグインソフト「Print Studio Pro Ver.2」も進化し、さらに使いやすくなった。「コントラストリプロダクション」を実行すると、撮影時のイメージのままに解像感を維持した高精細な写真プリントが実現できる