昨年発売されたKIRA V834の最新夏モデルV83、KIRAの新しいラインナップL93が登場した。写真愛好家をターゲットとするKIRAのためにKIRAユーザーの2人とKIRA開発陣の熱いディスカッションが行われた。そこで見えてきたKIRAのこだわりを紹介しよう。
ディスプレイは繊細なデバイスのため、どうしても性能に個体差があります。KIRAはそれを出荷前に1台1台に色調整※1をして、すべてのKIRAで同じ発色をするようにしています。その色ですが、多くのジャンルで使いやすいように「6,500K」の色温度に合わせてあります。さらに新しく登場したKIRA L93では複数の色温度が選べる「ChromaTune」というアプリを搭載しています。
KIRA V83では52WhというUltrabookではトップクラスの大容量バッテリーを搭載しています。そんな大容量バッテリーがこの小さくて薄いKIRAのどこに入っているのかというと、実はボディの半分以上がバッテリーなのです。さらに液晶パネルやSSD※2をはじめ、各種パーツで省電力化を施し、ロングライフバッテリーを実現しているのです。
CPUがインテル®の新しいCPUであるCore™ i5-4210Uに変更されています。これは従来のCore™ i5-4200Uと同等の省電力でありながら、性能を高めたモデルになります。さらに同梱のレタッチソフトがAdobe Photoshop Elements 12になっています。
出荷前のKIRAの色調整は輝度を最大にして行っています。これはこの状態のディスプレイが一番きれいに見えるからです。ただ、使用条件によってはディスプレイの輝度を変えることもあると思います。KIRAでは輝度を変えても色温度への影響は少ないことを確認していますので、ご安心ください。
右サイドでは端子がUSB、ヘッドフォン、SDカードスロットの順で並んでいます。これは見ておわかりのとおり、端子の高さが徐々に低くなる順番で配置しています。これにより視覚的なイメージとして、奥に向かってボディがより薄く感じられるようになっています。
PCへのキーボードの装着方法はいくつかあります。本体とキーボードが別になっていて取り付けるタイプ。本体とキーボードが一体化しているタイプなどがあります。当社では後者のことをフレームレスキーボードと呼んでいて、KIRAもこちらのタイプを採用しています。キーボードを打ったときにたわみが少ないのがメリットです。さらにキートップに0.2mmのくぼみをつけて、打ちごこちをよくしています。背面からはネジを使ってキーボードを固定してあります。これによってさらに強度が高まり、打ちやすく、そして長時間タイピングをしていても疲れることが少ないキーボードになっているのです。
まずCPUから発生する熱をヒートパイプを使ってファンへ逃がしています。さらにボディ底面に放熱板を入れて熱を拡散しています。こうすることによって、部分的に熱いところがでないようにしています。CPUファンがほとんど回らないということですが、今後もさらなる静粛性の改善も続けていきたいと思います。将来的にはお客さまにCPUファンが回っていると気づかせないことを目指しています。
大きな変更はございません。スリムなボディとシルバー基調の色合い。キーボードの打ちやすさやボディの剛性など、よい部分はそのまま継承しています。
多くのPCのUSB 3.0端子は青色になっています。これはPCにUSB 2.0とUSB 3.0が混在している場合に区別する必要があり、USB 3.0の端子を青色にしているのです。ですので、KIRAのようにすべてのUSBが3.0の場合は青色にする必要がありません。KIRAはデザインにこだわりをもっており、ボディに使っている色もシルバーと黒を基調にしています。その中に青色があると浮いてしまうので、あえて黒を選んでいます。
KIRAシリーズのコンセプトは「高画質」「高音質」「高品位デザイン」になります。1台ごとに色調整※1された高画質なディスプレイ。V834でご好評いただいたharman/kardonスピーカーの搭載による高い音質。さらに一目で同じシリーズとわかるソリッドなデザインと、高級感のあるボディカラー。この3つのこだわりをもったシリーズがKIRAとなります。
KIRAに新しいLシリーズが加わった。キーボードを本体と分離できる製品で、「デスクトップ」「キャンバス」「ノートPC」「フラット」「テント」「スタンド」「タブレット」と7つのスタイルを楽しむことができる。もちろんKIRAシリーズなので、ディスプレイは1台ごとに色調整※1され、harman/kardonスピーカーも引き続き採用。ボディは軽量で強度にすぐれるアルミニウムを採用している。
CPU | インテル® Core™ i5-4210Yプロセッサー 1.5GHz(最大1.9GHz) |
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OS | Windows 8.1 64ビット |
ディスプレイ | タッチパネル付き13.3型ワイドWQHD軽量・高輝度TFTカラー Clear SuperView LED液晶 |
ディスプレイ解像度 | 2,560×1,440ドット |
メモリ | 8GB |
SSD | 128GB 高速SSD※2 |
軽さ | 約1.75kg(キーボード非装着時:約1.3kg) |
バッテリ駆動時間※3 | 約9時間 |
外形寸法 | 約319.9(幅)×227(奥行)×16.9(高さ)mm |
ペンの感触もいいですね。このスタイルならタッチパネルを使ってレタッチしてみたいです(吉村)
外部ディスプレイでも4K対応の製品はまだ少ないというのに、なんとノートPCで4Kディスプレイを搭載したモデルが登場した。15.6型で3,840×2,160ドットはディスプレイのドットを感じさせない、紙のようななめらかな表示。4Kは約800万画素相当なので全画面表示の場合、1,600万画素なら約半分、2,400万画素なら約1/3の縮小率で表示できる。写真の全体像を見ながらピントの確認ができる。あらゆる写真家の強力なツールとなるだろう。
僕が撮った星空の4K動画を見たのですが、いままでに見たことがないほどの緻密さで驚きました(村田)
CPU | インテル® Core™ i7-4700HQプロセッサー 2.4GHz(最大3.4GHz) |
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OS | Windows 8.1 64ビット |
ディスプレイ | タッチパネル付き15.6型ワイドUltra HD(4K)Clear SuperView LED液晶 |
ディスプレイ解像度 | 3,840×2,160ドット |
メモリ | 8GB |
ハイブリッドドライブ | 1TB |
外形寸法 | 約377.5(幅)×244(奥行)×27.9(高さ)mm |
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