デジタルカメラマガジン 編集こぼれ話 [更新日:2016/12/20]

  • 激しい降雪という逆境を乗り越えて得た
    雪が降る風景のイメージを高める技

     晴れを期待して訪ねた北海道美瑛町。しかし待てど暮らせど、期待するようなスカッとした青空のもとの雪景色にはなかなか出会えない日々が続く。焦るというよりも、凹む(笑)。持ってないなぁ……。通い慣れてしまったマイルドセブンの丘を訪ねると、その日も雪、雪、雪。ここで目の覚めるような風景が撮りたいなあと思えば思うほど、雪は激しさを増す。しかたなくボーっと雪が降る風景を見ていると、脳内に雪だけがクローズアップされ、ユラユラと舞い始めたように感じた。無音の世界で揺らめく雪がなんとも心地よい。そうだ、このイメージを形にしよう、そう考えて撮影した作品が、今号の特集で掲載されているカットだ。特集は写真表現における「技」を集めたもの。表現技法を幅広く身につけることで、悪条件も味方につけられることがある。上の掲載カットは、本誌で掲載した写真の類似のもの。本誌と見比べてみていただくとこちらのほうが雪の量が少なく見えているはず。こちらの写真も良い雰囲気だが、実際の降雪量に近い本誌掲載のカットもぜひ見てほしい。
    ⇒詳細は1月号 48 ページをチェック!

    by 萩原史郎さん
  • 手痛い失敗が糧となり身についた
    落差50mの滝をダイナミックに撮る方法

     僕が今号の特集「明日から使えるプロの技99」に寄稿させてもらった裏技「レンズに水滴をつけてハレーションを生かして撮影」だ。しかし、それは表向きな話で、僕が個人的に見てもらいたいもう1つのポイントが全長7.5mの超長い一脚Bi Rodを使って滝を上から撮影している点。この滝は岡山県にある鈴木の滝と呼ばれており落差は実に50m! かれこれ3年ほど通って撮影しているお気に入りの滝で、実は過去に一度撮影に挑戦して見事に失敗している。そのときはまだ防滴のレンズではなく案の定レンズはビショビショになり、仕上がりも満足のいくものではなく、さらに追い討ちをかけるかのように…バランスを崩し滝にカメラが突っ込むというアクシデントまで起こった。しかし、その失敗があったからこそ今回の結果に結びついている。今号に掲載されているさまざまな写真家さんの「技」は試行錯誤の末に生まれたもの。ぜひとも読者の方にもいろいろと挑戦を楽しみながら、自分らしさを追求してもらえればと思う。
    ⇒詳細は1月号 49ページをチェック!

    by 木村琢磨さん
デジカメエキスパート虎の巻

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