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GANREF性能テストの読み方(カメラ編)

テスト&解説:杉本利彦

解像度テスト

デジタルカメラが被写体のどれくらい細かな部分まで解像可能であるかをテストチャートの撮影結果から検出します。

解像度テスト 画面キャプチャ
A-1 解像度チャート
CIPA(カメラ映像機器工業会)標準化委員会作成のISO12233規格準拠の新解像度チャート(限界解像度チャート部分)。画像をクリックするとオリジナル画像が開きます。規定の1/2倍撮影を行っていますので、チャートから読み取った数値を200倍することで、解像度を求めることができ、水平、垂直、斜め45度右上がり、斜め45度左上がりの解像度を求めることができます。表示用にはわかりやすい限界解像度チャート部分を切り出していますが、実際の解像度測定には視覚解像度チャート(楔形チャート)を使用しています。
A-2 平均解像度
解像度チャートの撮影結果から、水平、垂直、斜め45度右上がり、斜め45度左上がりの視覚解像度を測定、その平均値(平均解像度)を表します。単位は正式には LW/PH(Line Width per Picture Height)で、画像の高さの範囲に何本の走査線が引けるかを意味し、日本語では慣例で「TV本」または単に「本」と表記します。測定にはCIPAのホームページで無償配布されている「HYResACE」を使用しています。
A-3 画素数(短辺)
デジタルカメラの画像の高さ方向(短辺)の画素数です。解像度評価の基準となりますので、参考値として掲載しています。
A-4 解像効率
デジタルカメラの画素数が、レンズや画像処理を含めたトータルのシステムにおいて、どれくらいの割合で実際の解像度に活かされているかを意味します。解像効率は、(解像効率)=(平均解像度)/(短辺の画素数)で簡単に求めることができます。また、各カメラの縦横の画素数にそれぞれ解像効率を掛け合わせて計算すれば、「実効画素数」を計算することもできます。

ダイナミックレンジ(DR)テスト

デジタルカメラが、どれくらいの明暗比を再現可能であるかテストします。テストチャートの撮影結果をグラフ化して、ハイライト側DRとシャドー側DRを読み取り合計のDRを算出します。

ダイナミックレンジ(DR)テスト 画面キャプチャ
B-1 ダイナミックレンジ測定チャート
テストターゲットは、濃度ステップ(D)が約0.1(露出値換算で1/3段に相当)刻みで41ステップある米・Stouffer社のT4110Cステップタブレットチャートを使用。1回の撮影で露出域換算で約13.5段のダイナミックレンジをテストすることができます。画像をクリックするとオリジナルデータが開きます。
ダイナミックレンジの測定には、各画像から以下の方法で特性曲線を制作しています。ステップタブレットチャートの濃度を露出レベルに置き換えて横軸にとり、各ステップの出力レベルを縦軸にとってグラフ化。グラフから中間グレーの出力レベル118が得られる露出レベルを読み取り、原点としています。
B-2 ハイライト側ダイナミックレンジ
特性曲線から読み取った、白トビしたと判断できるポイントの露出レベルで、中間グレーより明るいハイライト側のダイナミックレンジを意味します。この数値が大きいほど白トビが起きにくくなります。
B-3 シャドー側ダイナミックレンジ
特性曲線から読み取った、黒つぶれしたと判断できるポイントの露出レベルの正数。中間グレーより暗いシャドー側のダイナミックレンジを意味します。この数値が大きいほど黒つぶれしにくくなります。
B-4 ダイナミックレンジ(合計)
ハイライト側及びシャドー側のダイナミックレンジの合計。トータルのダイナミックレンジを表します。この値が大きいほど、被写体の幅広い輝度域を再現可能になります。つまり、白トビや黒つぶれが起きにくいことを意味します。
B-5 実効感度
CIPA標準化委員会の「デジタルカメラの感度規定」にほぼ準拠した測定方法により、標準出力感度を算出。計算結果をそのまま実効感度として表記しています。カメラのISO感度設定は、標準感度の最低感度(拡張設定を含めない)にセットして撮影しています。実際の撮影結果では実効感度が設定ISO感度より数値が高めの場合は明るめ、低めの場合には暗めに写る傾向があります。
※なお、メーカーが推奨感度を公式にアナウンスしている場合や、カメラのISO感度設定画面・マニュアル等で推奨感度などが明示してある場合は、最低感度よりも推奨感度を優先してテストを行うものとします。

ISO感度ごとの画質テスト

カメラで設定可能な全ISO感度(1段ステップ)を、ノイズリダクション機能のON/OFFを含めた全ての組み合わせで行った総合的な画質テストです。各機種の感度ごとの画質変化やNR機能の効果を見ることができますし、他機種と比較して解像感の違いやノイズ感の違いを比較検討することができます。

ISO感度ごとの画質テスト 画面キャプチャ
C-1 画質テストチャート
クリックするとオリジナルの画質テストチャート画像が開きます。実写評価のための画質テストチャートです。チャート内には、解像度チャート、グレースケール、15種類の布地、24色のパステル、円形計算尺、細かな電子回路、ウイスキーボトルなどさまざまな要素が配置されており、解像感、ノイズ感、色再現性、調子再現、質感描写などさまざまな描写傾向が観察できるように配慮しています。ISO感度ごとのノイズ感を比較しやすくするため、表示のための切り出しはグレースケール部分を使用しています。

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