EF70-200mm F4L IS USM:キヤノン(canon)

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カメラ: EOS 7D

レンズ: EF70-200mm F4L IS USM

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標準&望遠ズームレンズの“換え時”を考える:キヤノン EOS 5D Mark II編

前回に引き続きズームレンズの換え時を探るカメ高レンズアカデミー。第2弾は標準ズームレンズと望遠ズームレンズの組み合わせについて考えてみる。 

公開日: 2009年12月22日

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EF70-200mm F4L IS USMの新着写真

EF70-200mm F4L IS USMのマガジン記事

標準&望遠ズームレンズの“換え時”を考える:キヤノン EOS 5D Mark II編

公開日: 2009年12月22日

前回に引き続きズームレンズの換え時を探るカメ高レンズアカデミー。第2弾は標準ズームレンズと望遠ズームレンズの組み合わせについて考えてみる。題材とするのはキヤノンEOS 5D Mark IIユーザーにとって定番の「EF24-105mm F4L IS USM」(以下「EF24-105mm」)と「EF70-200mm F4L IS USM」(以下「EF70-200mm」)だ。この2本の組み合わせにより、広角域から望遠域までをくまなくカバーでき、手ぶれにも強いことから絶大なる人気を誇る。ここでの悩みは焦点域がかぶる70~100mm付近の担当を、どちらのレンズに任せるのかという点。EOS 5D Mark IIの高い解像力を最大限に発揮できる使い方を考えてみたい。

開放F値が同じなら描写も同じ? 素朴な疑問を解決してみたい

解像力チャート解像力チャート 解像力チャート中心部解像力チャート中心部 各種テストには小山壮二氏作成のデジタルカメラ専用の解像力チャートを使用。その数値を目視で読み解きながら、解像力の変化や各種収差の有無を確認している。  前回の広角&標準ズーム編と同じく、この2本のレンズでは70~100mm付近の焦点域が重なり合う。EOS 5D Mark IIでは中望遠域ということになり、ポートレートやスナップなど使用頻度は高い。あらかじめ被写体や撮影環境が限定されている場合ならば、レンズチョイスに迷いは起きにくく、条件の合うレンズを選べばいい。しかし被写体との距離感が自由に選択できる状況において、信念を持ってどちらかのレンズを選択するには、それぞれのレンズについて精通していることが前提となるだろう。もちろん前後のカットとのつながりや、撮影の流れを阻害してまで特定のレンズを無理に使う必要はない。しかし撮影したいカットに何を求めるかによって、レンズをチョイスすることは間違いではなく、大判プリントを前提としているならば、画質優先でレンズをチョイスしたいところだ。

 さてこの2本のレンズ選択で考慮したい部分は、撮る対象や構図によってそれぞれ事情が異なるところだろう。ポートレート撮影に使うのであればシャープネスよりもぼけが大切。また風景の一部を切り取りたいのであれば、画面周辺部の描写力が注意点となる。
 レンズの性能についてはメーカーが公表しているMTF曲線でもある程度の予想はつく。しかしズームの中間域に関するデータはなく、実写テストを試みるほかない。テスト項目は前回と同じ内容で、解像力チャートを実写してシャープネスや色収差、ゆがみをチェック。さらに逆光テストでフレアやゴーストの発生を見ていく。ぼけに関してはオブジェを実写し、点光源のぼけ具合やぼけの質、大きさについて両者を比較する。使用頻度の高い組み合わせであるだけに、この焦点域を使うにはどちらのレンズがおいしいのか、各種のテストでしっかりと見極めてみたい。

両レンズの焦点距離

標準ズームレンズの望遠側 VS 望遠ズームレンズの広角側のテスト結果

解像力

EF24-105mm F4L IS USM EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:70mm/F8)焦点距離:70mm/F8 EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:105mm/F8)焦点距離:105mm/F8 EF70-200mm F4L IS USM EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:70mm/F8)焦点距離:70mm/F8 EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:105mm/F8)焦点距離:105mm/F8  焦点距離70mm時の中心部ではともに成績は優秀であり、双方とも開放から1段絞ったF5.6で画質はピークに達する。解像力も0.9の指標をクリアし、オーバー2,000万画素にも対応している。周辺部ではどちらも中心部よりは下回るが1.0の指標を解像。実用上において問題はない。しかし最高解像力が発揮されるのは、ともにF11付近とやや絞り込む必要があった。
 焦点距離105mm時の中心部では「EF70-200mm」がリード。F5.6で0.8の指標を早々にクリアし高い解像力を示す。対する「EF24-105mm」は最終的に0.9の指標を解像するものの、画質ピークとなるのはF11付近であり、開放から3段分絞る必要があった。また周辺部においても「EF70-200mm」が有利であり、「EF70-200mm」は0.9の指標をF8でクリアするのに対して、「EF24-105mm」はF11で1.0の指標をクリアするのが限界であった。

歪曲収差

 「EF24-105mm」は焦点距離70mmではやや糸巻き型の収差が発生するが程度は軽微。対する「EF70-200mm」はわずかに樽型にゆがみ、歪曲収差の出具合はそれぞれ異なる。焦点距離105mmでは「EF24-105mm」は糸巻き型のゆがみが残存。70mm時より程度は大きくなる傾向に。対する「EF70-200mm」では、70mm時に発生していた樽型収差は収束し、直線がほぼまっすぐに描写されている。どの焦点域で形が変化するかを把握しておくことで、被写体への対応も変わってくる。

色収差

 どちらのレンズも全体的に色収差を補正しており、大きく目立つ色のズレはない。唯一気になるのは「EF24-105mm」の105mm側であり、絞っても色収差がわずかに残存することから、倍率色収差が考えられる。そのほかでは「EF70-200mm」の105mmの開放時にふわりとした色のにじみがあるものの、1段程度絞れば解消されて良好な画質となる。ともに色消しレンズ(スーパーUDレンズ、UDレンズ)が効果的に作用している様子だ。

逆光耐性

EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:70mm)EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:70mm) EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:70mm)EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:70mm)  「EF24-105mm」はややフレアが発生し、画面全体に影響。暗部の締まりがやや低下した。「EF70-200mm」はわずかにゴーストが確認できるが程度は軽微であり、フレアの発生は極めて低く抑えられている。逆光に関しては使用条件により結果も大きく変わってくるが、「EF24-105mm」では光源の位置や強さを常に把握し、しっかりとした対策を講じておきたいところ。クセを知り的確に対処すれば、逆光の影響は最低限に抑えられる。

ぼけ

EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:105mm)EF24-105mm F4L IS USM(焦点距離:105mm) EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:100mm)EF70-200mm F4L IS USM(焦点距離:100mm)  ともに開放値のF4にて撮影。どちらのレンズもぼけに関しては良好な描写を見せて優劣をつけがたい成績だ。あえて差を見出すとするならば、「EF70-200mm」の方がぼけのエッジが柔らかく、ふわりと大きく描写される傾向がある。とはいえ「EF24-105mm」も健闘しており、撮影条件によっては両者の差はほぼなくなるレベルと考えていいだろう。ともにズームレンズとしては上々の描写力であり、F4という開放F値も考慮すると大いに満足できる内容だ。

2本のレンズの差はここにあり!!

焦点距離 レンズ 解像力
(中央部)
解像力
(周辺部)
ゆがみ 色収差 逆光 ぼけ
70mm EF24-105mm ◎ ○ ○ ◎ △
EF70-200mm ◎ ○ △ ◎ ◎
105mm EF24-105mm ○ △ △ ○ ○
EF70-200mm ◎ ◎ ◎ ◎ ◎

◎ 文句なく良い/○ 問題なく使える/△ 被写体によっては注意が必要

 各種のテストを実施して焦点距離70mmと105mmにおける両者の差を検証してきた。内容は上の表のとおりであり、相対的に見ると「EF70-200mm」がやや上となっている。もちろん特定の焦点域における評価であり、レンズ全体の性能ではないことをあらためてご承知おき願いたい。
 中心部の解像力に関しては0.8の指標クリアが最高値となり、「EF70-200mm」の焦点距離105mm、絞りF5.6で得られた。「EF70-200mm」は70mmでも同じF5.6で0.9の指標を解像。画質ピークを大きく絞り込むことなくすぐに引き出せる。また画面周辺域ではともに中心部よりスコアは落ちるものの、「EF70-200mm」の105mm時は特に安定していて画面中心との差はほぼない。両者の差が顕著なのは逆光耐性で、色収差においても「EF70-200mm」の方にまとまりがある。
 全体を通して見てみると、「EF24-105mm」は焦点域の前半にパワーを集中していると考えてよく、画質的なピークは広角端の24mmから中間域となる40~50mm付近にあるようだ。対する「EF70-200mm」は全域で安定。性格の違いが表れている。この2本のレンズの使いこなしにおいては、撮影の状況や前後カットのつながりにもよるが、早期に「EF70-200mm」へとスイッチするのが正解。ただし「EF24-105mm」は「EF70-200mm」と比較して最短撮影距離が短いため、クローズアップ的な撮影も得意とする。その点を考慮しながら2本のレンズの換え時を考えるとよい。

70~105mmの焦点域での使い分け提言

「EF70-200mm」の100mm付近で連続的なパターンをぼかしながら表現する

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:0.3秒/露出補正:-1.7EV/ISO感度:100/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW

ミドルポジションの焦点域では、大きく背景をぼかすよりも主題をさりげなく表現する手法が向いている。色収差も少なく周辺部の解像力もしっかりとしているため、画面全体を有効に使えることも画面構成上で有利だ。

端正に撮るなら歪曲の少ない「EF70-200mm」の100mm付近だ

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F7.1/シャッタースピード:1/80秒/露出補正:-0.7EV/ISO感度:400/WB:太陽光/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW

直線で構成されるものが画面内に入る場合には、ゆがみが少ない「EF70-200mm」の100mm付近で撮ると端正に仕上がる。縦横の線がまっすぐ表現されることで写真の品位も高くなり、より落ち着きが出てくる。

逆光に強い「EF70-200mm」の70mmで被写体にきらめきを与える

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:1/800秒/ISO感度:200/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW

逆光に強いため撮影位置を自由に選択できる。またフレアの影響を受けないことから、色のノリもいい。逆光に強いということは、それだけですべてにおいて有利となる。

撮影距離の短い「EF24-105mm」望遠側の絞り開放でフットワークよく撮る

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF24-105mm F4L IS USM

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF24-105mm F4L IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:1/100秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:320/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW

ぼけの美しさと最短撮影距離の短さが特徴の「EF24-105mm」。街中でフットワークよく撮るならば、このレンズの出番となるだろう。逆光できらめく点光源が美しい。

写真/レポート:高橋良輔(通称・カメ高)

参考になった: 60

この記事のURL:http://ganref.jp/items/lens/canon/55#imp_351

EF70-200mm F4L IS USMのマガジン記事

Canon キヤノン EF70-200mm F4L IS USM

公開日: 2009年08月24日

キヤノン EOS 5D

名レンズEF70-200mm F4の
性能そのままに
IS機構を付加したスーパーレンズ

EF70-200mm F4L USMは他社にはない、F4固定でありながら、高画質で有名なレンズであった。そのレンズにIS機構がついた。さて画質はどう変わったのか。

レポート:河田一規

 

描写よし、大きさは手ごろ、さらにISつき。これは最強レンズか

 1999年9月にキヤノンから発売されたEF70-200mm F4L USMは、ある意味で非常に画期的なズームレンズだった。高画質・高性能でありながら開放値をF4に抑えることでコンパクトなサイズを実現した同レンズは「中口径高性能ズーム」という他社にはないコンセプトであり、キヤノンEFレンズシステムの奥深さを象徴する存在となったのだ。当時、EF70-200mm F2.8L USMを仕事に使っていて、その大きさと重さにあえいでいた筆者などは、このレンズが発売されると同時に即入手し、それ以降、70-200mm F2.8の出番がすっかりなくなるほど愛用してきた。
 そんな70-200mm F4Lに待望の手ぶれ補正機構を搭載したEF70-200mm F4L IS USMが新登場した。もともと機動性の高さには定評のあるレンズだけど、IS機構の追加で手持ち撮影の可能性が大幅に向上し、さらに活用範囲が広がるわけである。ただ、ISなしの従来モデルを長年愛用してきた筆者としては、今回のISモデルに関してはひとつの懸念があった。それは「IS機構が搭載されることで画質が下がってしまわないか」ということ。ISなしの従来モデルはすでにデジタル時代が見えていたころの設計ということもあり、デジタル一眼レフとの相性もよく、相当にハイレベルな画質を実現していた。かなり古い設計のレンズであれば、その間に光学設計技術が進歩することで、IS機構を組み込んでも従来モデルより高画質を実現できるわけだが、この70-200mm F4Lの場合はすでに相当なポテンシャルを持っていただけに、IS化しても従来モデル並みの画質を維持できるのか心配。
 まずは望遠レンズにとって重要なぼけ味だが、これはまったく違いを見いだせなかった。光点ぼけの形状を含め、新旧ともに、非常に近似かつ良好なぼけ味である。次に解像感だが、これもどっちで撮ったのかわからないほど実力は拮抗していた。強いていえば70mmの周辺画質に関しては従来モデルのほうが像の流れが少ないように感じたが、これも相当にイヂワルな見方をして初めて気がつく程度の差である。
 特定の撮影条件においてはもっと差がつくことも考えられるが、今回比較した限りにおいては、ISつきの新型は従来モデルとほぼ同等の画質をキープしているといえ、IS化による画質面でのネガティブな要素はほとんど心配しなくてもよさそうである。しかもIS化されても鏡胴の大きさはほとんど同じであり、重量増もたった55gでしかないのもすばらしい点だ。また、マウント面には防塵防滴用のラバーが追加されるなど、IS化以外の機能面に関しても設計年次相応のアップデートが施されている点もうれしい。従来モデルユーザーとしては買い替えるべきか、しばらく本気で悩みそうである。

EF70-200mm F4L IS USMとEF70-200mm F4L USMとの画質比較

EF70-200mm F4L IS USM
EF70-200mm F4L IS USM
EF70-200mm F4L USM
EF70-200mm F4L USM

キヤノン EOS 5D/マニュアル露出(F4、1/1,250秒)/ISO 200/WB:オート
これは200mm時の比較。画面中央から周辺部まで、画質の優劣はほとんど感じられない。IS化されて構成レンズ枚数が4枚も増えたのに高画質は完璧にキープされている

撮影カメラ:キヤノン EOS 5D

キヤノン EOS 5D/絞り優先AE(F8、1/400秒)/露出補正:+0.3EV/ISO 100/WB:オート
従来モデルも画質はよかったので、新型で撮っても描写面での感激はそれほど大きくないが、シャッター速度4段分といわれる手ぶれ補正機構のアドバンテージは手持ちが基本のスナップ派にとってはなによりも心強い味方になってくれる

 

レンズ構成図

レンズ構成図

スペック

レンズ構成 15群20枚
最短撮影距離 1.2m
フィルター径 φ67mm
大きさ φ76(最大径)×172(長さ)mm
重さ 760g
標準価格 165,900円
実勢価格 141,000円前後

MTF曲線

MTF曲線

ズームレンズとしてはかなり好ましいMTF曲線でシャープネスはとてもハイレベル。ただ、従来モデルと比べると70mm時の画面周辺は少し低く、実写比較の印象が裏づけられた

デジタルカメラマガジン2007年3月号掲載

参考になった: 24

この記事のURL:http://ganref.jp/items/lens/canon/55#imp_294


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