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ほーたる来い!

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投稿日:2017/06/09

前にかいた撮影記「蛍の光の波長と沸き上がるイメージの波長の関係性」http://ganref.jp/m/chyoropon/reviews_and_diaries/diary/15079
と重複するところがあるかと思いますが、自分の蛍に対する思いが強いため、また書かせていただきました(笑)
アップロード画像

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カメラ:
ニコン D500
焦点距離:
28.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
20秒
絞り数値:
F5.0
ISO感度:
1000
ホワイトバランス:
Manual


梅雨入り前後の蒸し暑い夜に、一定の周期の光を放ち闇を舞う蛍の姿って、とても魅力的ですよね。自分は京都市内に生まれ育ったため、幼いころは昆虫図鑑でしかみたことがなかった蛍の舞い。
滋賀に越してから十余年となりますが、実際に目にし撮影するようになってからまだ5年程度です。
実際のところ、空気や水がきれいな滋賀でもそう頻繁に蛍に出会うことはありません。
これは蛍の生態に関係するところがあるように思います。
蛍の生態についていろいろと調べてみたのですが、卵から幼虫に羽化して約一年間、水の中で成長します。その間にカワニナやタニシという貝類の動物性たんぱくを摂取し育ちます。
そしてこれは一説によるものですが、幼虫時代から一日の平均気温の積算が500℃に達してから成虫に羽化し初飛翔を迎えるとのこと。これだけでもすごくロマンを感じませんか~?(笑)
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カメラ:
ニコン D500
焦点距離:
180.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/800秒
絞り数値:
F5.0
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
1000
ホワイトバランス:
Auto


成虫になってからの餌は、なんと水だけ!
かといって水に浸ることができないため、雨露や朝露なとから水分を補給します。
なので、環境汚染などで汚された水では生きられないのです。ゲンジボタルは特に汚染に弱い性質を持っているそうです。その反面、ヘイケボタルは比較的汚染された環境でも生きてゆく力をもっているとのこと。
私なりの解釈となりますが、蛍の本当の姿は幼虫であって、成虫は子孫を残すための姿。。。
幼虫から羽化した成虫は5日~10日間でその命を終えます。その間、体の小さなオスは(発光体はメスより1節多く2節あり明るいです)魅惑的に舞い、美しい光でメスの気を引き、愛をはぐくむんですね~、キャ~、なんというロマンチックな姿なんでしょう!(笑)

不思議さと美しさ、そして儚さを感じさせてくれるホタル。
その姿を追っているうちに、ただ真っ暗闇の中を舞う姿だけ撮るのではもったいない!と感じ始め、いろいろな姿を撮ってみたくなりました。


それでは拙い作品ではありますが、今年撮った、飛翔光跡以外の蛍のフォトをほんの一部ですが、ご紹介いたします。
気温が低く、飛ばなかった夜、葉陰で光る蛍の姿です。草の茎の周りをゆっくりと移動する姿です。まるで松明の炎のように見えた瞬間でした。
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カメラ:
ニコン D500
焦点距離:
90.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
15秒
絞り数値:
F4.5
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
500
ホワイトバランス:
Auto


次に、木切れに寄ってきた蛍。実は蛍の飛び立つシーンが最も撮りたかった光景でした。外灯の明かりだけではカメラの感度を上げてもSSが稼げなかったため、LEDライトを真上から照射して撮影しました。それでもIso16000まで上げでもSSは1/250sec以上にはならず、若干ぶれていますが、なんとかその様子をとらえることができました。マニュアル露出で露出補正-2.7とありますが、これは少しでもSSを稼ぐためにこの値に合わせてインジケータの露出を合わせています。実質の露出補正です。
ポートフォリオにアップしていますが、こちらではトリミングなしの原板を掲載してみます。
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カメラ:
ニコン D500
焦点距離:
180.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/250秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
-2.7EV
ISO感度:
16000
ホワイトバランス:
Manual


こちらは、車のフロントガラスに飛んできて止まった蛍。すかさず車内から撮りました。這うようにして移動していたので光るゲジゲジのように映りました(笑)
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カメラ:
ニコン D500
焦点距離:
50.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
8秒
絞り数値:
F5.6
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
1000
ホワイトバランス:
Auto


いかがでしたか?
ホタルの撮影は難しいからこそモチベーションが上がるんですね~、大切なのは撮りたいイメージと具現化する執念!これに尽きますね、スキルは後でついてくるものです。
あと、真っ暗の中での一人ぼっちの寂しさ、熊出現の恐怖に耐えること、ですかね(笑)

滋賀県地方ではあとしばらくの間、蛍が見られそうです。また夜な夜な撮影に出かけると思います、寝不足な毎日が続きそう。。。

コメント(1,000文字以内)

12件中 1〜10件目

miel
大切なのは、撮りたいイメージ
そして被写体への愛情があるからこその素晴らしい作品なのですね☆

お恥ずかしいのですがホタルを見たこともないのですが、スゴク見たくなったので友達と出かけてみようと思います(*^。^*)

2017年06月15日 20:22

くま
今年初めてホタルにチャレンジし始めましたが、本当に難しい。定番の構図すら全くマトモに撮れません。チョロぽんさんの作品を拝見しながらただ感動するばかりです。

2017年06月10日 23:09

umeken
凄いとしか言いようがありません。ポートフォリオで拝見してきましたが、説明文を読ませて頂いて,撮影とその後の処理はもちろんのこと凄い観察力と研究、見識の深さにも更に感動しました。

2017年06月10日 17:21

しゅう
蛍を愛して止まないお気持ちが伝わってきます。
私は蛍を撮った事がありませんが、チョロぽんさんの蛍で勉強して、いつか蛍を撮ってみたいです(^ ^)

2017年06月10日 06:39

タイガーバリー
とても勉強になりました。ありがとうございます。

2017年06月09日 23:57

KIYO
まずイメージありき。チョロぽんさんの作品はいつもそれを強く感じさせます。

もっとも、それもスキルあってこそ・・・とも思ってますけど^^;

2017年06月09日 22:30

アクシオ
ホタルは、私の撮影したいと思いますが難しいですね。
何度か撮影に挑みましたが玉砕でした。
撮影するよりもゆっくりと観察したいと、最近思うようになりました。
今シーズンは、見に行きたいと思ってます。

2017年06月09日 21:10

いくせんのほし★西播磨へ
チョロぽん師匠のホタルへの熱い思いが伝わってくる素晴らしいレビューですね。昨日、下見しに行った場所へホタルを撮りに行きたくなってきました。これを読んだら撮りにはいけますが、アップ出来ないかも・・・。笑

2017年06月09日 18:45

NEONEO
チョロぽん師匠のホタルフォトはレベルが違う!
これを読んだら撮りに行けない(笑)

2017年06月09日 18:10

shige
幼い頃には家にまで蛍が飛んできたことがありましたが、瞬く間に姿を見なくなりました。
漠然と農薬のせいかなと思っていましたが、生態を調べてみようともしませんでした。
興味深いお話しを有難うございました。

蛍の飛翔のシーンはこんなご苦労があったのですね。
よく瞬時に色々考えられますね。
すごいです!

2017年06月09日 18:03

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