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注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」 モノクロの世界への新たな挑戦 (第8章)『Nostalgia』

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投稿日:2017/03/06

レビューした機材・用品 キヤノン PowerShot G9 X Mark II キヤノン PowerShot G9 X Mark II
注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」
モノクロの世界への新たな挑戦 (第8章)『G9 X Mark IIを手にNostalgiaを探そう』

古いものや懐かしいものが最もモノクロ作品に適した被写体であることについては、異論を挟む余地はないものと思います。それに懐旧や懐古の情、或いは郷愁や望郷の念と訳されることの多いNostalgiaと言う名詞は、モノクロ写真を語る上で必須の言葉でしょう。
今回はこのNostalgiaを探し自分なりの心象や心情を切り撮ることに、無謀にも初学者が挑戦してみました。

僕らの時代(眺)

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
プログラムAE
シャッタースピード:
1/1000秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
+0.3EV
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例① 僕らの時代(眺)
これは千葉県香取市の佐原で撮影した作品です。古い写真館、往時は立派な3階建ての威容を誇った建物だったようですが、時を経て更に2011年の震災被害もあり、その存亡が検討されている光景です。
この建物が立った時代は、我々の世代が一番多感な時期であったろうと思います。威厳のある存在を見上げ眺め、その向こうに広がる狭い視野の中で、自分なりの野望を抱きながら可能性を探していた頃です。そんな状況を回顧させるような空を背景に、この廃屋は多くを語っていました。それを切り撮りたくて夢中でタッチを繰り返し作品にしてみました。


作例② 僕らの時代(渇)
この作品も同じく佐原での作品です。ここの街並みは小京都を謳うキャッチフレーズ通りの情緒ある風景とともに、昭和の世代を回顧させてくれる多くの遺産がそろっています。
その一つとして、この看板を切り撮ってみました。懐かしいFANTAの看板。当時は学園内のカフェテリアと称する食堂で、スパゲッチ(このように発音されていました)やライスカレーとセットで確か200円程度。ランチ定番のセットでした。瓶詰で、自販機でも買うことが出来たことを記憶しています。色々なことに飢えていた年頃です。旺盛な知識欲や、身体の成長による様々な欲求・・・いつも渇いていました。そんな渇望を回想させてくれたこのロゴと看板。当時のキャラクターだけではなく、年代不詳のフィギュアが彩を添えてくれていました。これを光と共に切り撮ってみました。

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/30秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
+0.7EV
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例③ 僕らの時代(待)
この作品は、レビュー開始後、最初に投稿させて頂いた作品と同じ廃校で撮影したものです。
http://ganref.jp/m/creare/portfolios/photo_detail/f22c2808023d49c24c137ed9a38dcee9
しとしと降り続く雨の中、レンズに着く雨滴を前ボケにし校舎の窓に写り込む、未だに蕾も見えない桜の枝木を切り撮りました。前作でも同様ですが、廃校には当時の生徒たちの幾つもの想いが残っています。決して目にすることはできませんが、近づけば近づくほど、それを感じます。晴れる日は少なく、どんより曇り、時には激しい雨に打たれながらも、窓越しに射し込む一条の光を待ち望んでいた、そんな時代を強く強く思い出しながら、撮影を続けました。


写真が伝えるものは『色』と『形』だと思います。その中の『色』を『無彩色』としたら、残るの『形』です。それ故に、モノクロでの表現は直接的に『形』に影響されます。このレビューを通してG9 X Mark IIを手にモノクロ撮影に挑戦し始めて、『形』を強調して主張してくれるのがモノクロ写真の特徴だと考えるようになりました。『形』を意識すること、それは換言すればしっかり構図を作る事。しかし、今回最初に挑戦したスナップ撮影においては、自ずとその構図には制限があります。それを逆手に取り、自由なアングルで構図を作ることが最近では楽しくなりました。それはスナップだけではなく、風景や情景撮影、或いは動態撮影においても自分なりの表現が可能になるからです。これを可能にしてくれるのがG9 X Mark IIです。軽量でコンパクト、あらゆる態勢で撮影可能なこのコンデジこそ、モノクロ写真でのオリジナリティーを持つ『形』を創造させてくれるのではないでしょうか?
今回の撮影でも、しゃがんだり、寄ったり、離れたり・・観光客で賑わう街中でも、それを可能にさせてくれました。
次に『無彩色』での表現で、キーになるのはコントラストであることも、このG9 X Mark IIが教えてくれました。被写体のコントラストこそが色情報に反比例し、作品にイマジネーションを多く与えてくれます。このことは液晶モニターを通してカメラ内RAW現像することによって即座に確認できます。今回の作例撮影時も、多くのイマジネーションをかきたてられながら、そのイメージ通りに作品づくりを楽しむことが出来ました。これもG9 X Mark IIの得意技の一つであると考えます。

コメント(1,000文字以内)

3件中 1〜3件目

kazuleo
既に初学者の域ではなく、突き抜けてますよぉ〜!
甘風のものが講座内にないため、当時に撮影されたかのようですね。

2017年03月08日 09:18

ぺんごっち
前々のレビュー撮影会で訪れました。そのときは真夏で炎天下だったので、今回のFattysherkさんの絵はぜんぜん雰囲気ちがうな?と感じました。
同じ場所でも季節と撮影方法でまた違う作品ができるということを再確認しました。

2017年03月07日 20:37

Yoshey
モノクロ巧いっすねぇ。

2017年03月06日 20:21

3件中 1〜3件目

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