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注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」   モノクロの世界への新たな挑戦 (第12章)『G9 X Mark IIで右脳を刺激する』

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投稿日:2017/03/14

レビューした機材・用品 キヤノン PowerShot G9 X Mark II キヤノン PowerShot G9 X Mark II
注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」
  モノクロの世界への新たな挑戦 (第12章)『G9 X Mark IIで右脳を刺激する』

 モノクロ写真を見る時には、カラー写真を見る特に比べて脳が刺激されるような気がします。それは無彩色の部分に記憶色を付けようようとするからかも知れません。たしかこんな色だったったかな?とか、曖昧な記憶を探り出そうとすることで脳が刺激されているのでしょう。だからこそ、モノクロ写真がたくさんのイマジネーションを湧きたてる理由も、そこにありそうです。
 今回は自分の専門外ですが、もう少し詳しく上記の事を調べたくて成書を何冊か読んで以下のようにまとめてみました。
【右脳を刺激することが大事な理由】 
人間の脳にはご存知の通り左脳と右脳とがあります。左脳の主な機能は論理的な事柄を司る機能であり思考や論理を司る人間的な脳と言われます。右脳の主な機能は感性・感覚を司る機能であり五感を司る動物的な脳と言われます。左脳は「論理的な思考」を行う脳で、人間が特に発達した脳です。左脳は、丁度パソコンの CPU のような働きをします。プログラムを利用して、文字や数字を論理的に分析するような働きをするそうです。我々はコミュニケーションをとる場合、言葉や文字の認識などを行いますが、耳から入ってきた言葉は、左脳によって論理的に分析され記憶して行きます。記憶するエリアは CPU と同じく少なく、記憶する言葉などがそのエリアいっぱいになると、テープレコーダーのように、一番前に戻り重ね書きを行うそうです。セリフが長いと覚えづらかったり、聞いた事を忘れるのはこの為です。後からの情報により上書きされて忘れるのです。その場では伝わったと思っても、相手はいずれ忘れてしまいます。従って、より正確に伝わり覚えてもらうには、この「聞いた事は忘れる」という事の為に、言葉や文字だけに頼る左脳へのコミュニケーションでは限界があります。自分なりの写真を撮り表現するためには五感に訴える右脳へのコミュニケーションが必要になります。右脳は、一言で言うと「五感を通じた感覚・感性」を取り扱います。右脳の五感の認識パターンは、瞬時に直感的にかつ総合的に、外部情報を認識し判断します。右脳の記憶容量は左脳に比べて大きく、CD や DVD のように多量な映像情報や音楽情報を、データとして記憶する事が出来ます。またその処理スピードも、左脳とは比べものにならないほど早いそうです。例えでいうと左脳は、DOS 時代の文字中心のパソコンの CPU スピード。それに対して右脳はスーパーコンピュータのスピードだと言われます。特に視覚による画像・映像などのイメージ情報の認識は、高速かつ精度が高くまた記憶度の高いものです。百聞は一見に如かずの諺の通り「見た事は覚える」とよく言われます。視覚イメージ情報は、デジタル化された写真のような形で右脳の膨大なデータベースエリアに記憶されるそうです。この場所は見たことがあるなぁ、この人はあった事があるなぁ、と瞬時に記憶がよみがえるのも右脳の機能だと言われます。つまり、この早く認識しよく覚える「右脳のイメージ認識記憶機能」に対して、訴えかける作品づくりが重要だという事だと思います。
【G9 X Mark IIでモノクロ作品を撮影すると右脳が刺激されるという理由】
ファインダーつきのカメラでファインダーを覗く時、右目で見ますか?それとも左目で見ますか?右目で見る人は、利き目が右目、左目で見る人は、利き目は左目です。利き手の場合、左利きは日本人の5~10%程度しかいないそうですが、利き目が左利きとなると、 約30%もいるのだそうです。自分の周囲を見渡しても、確かに、カメラのファインダーを見る方の目は 左目の方が少数派です。そして、カメラの設計も基本的に右目でファインダーを覗き右手でシャッターボタンを押すように設計されています。ところが前文で書いたように、写真のイメージ作りは感覚脳の右脳が働くのだから左目でファインダーを覗くのが有利なはずなのに。しかし、ご存知の通り、今回レビューさせて頂いているG9 X Mark IIなどのコンデジと総称される多くの機種では液晶モニターを採用しています。従って、利き目は関係ないはず。両方の目で液晶モニターを確認して撮影可能です。そうすることによって、右脳も刺激しながら直感的な作品づくりを楽しめます。G9 X Mark IIは約104万ドットのタッチパネル液晶で更にその楽しさを倍増させてくれます。
加えて、これまでの章で何回か記載させて頂いたように、無彩色のモノクロ撮影は、レトロでノスタルジックな作品づくりに適しています。センチメンタルな雰囲気作りにも有効です。これらの理由についても前述させて頂いたように、無彩色故に抽象的で非現実的であることに由来します。結果的に観念性を強く表現できます。この分野こそ、右脳が最も得意とする感性や感覚(五感全て)を司る機能が発揮される場面です。これまでの一眼レフ撮影時は、右目でファインダーをのぞくことによって、先ずは左脳を使い、あれやこれや知識を動員して構図や露出設定を行うことによって更に左脳を刺激し、大事な右脳による作品づくりを二の次にしてきました。G9 X Mark IIによるモノクロ作品づくりは、このような状態から自分を開放してくれました。殆どをカメラ任せにして、両目で液晶モニターをのぞくことにより右脳も刺激した状態で構図を作り、さらにそこから得られる無彩色の情報を判断材料にしてタッチパネルにタッチして撮影する・・・かなり自由です。右脳が刺激されるからこそ、被写体から光や影・陰を感じ、更に音や匂いも感じることが出来るようになりました。とは言え未だに初学者の域を出ない自分の力量では、G9 X Mark IIの実力の半分も使ってはいませんが、それでもコンデジとしてのG9 X Mark IIのパワーには毎回驚きの連続です。

つちのにほひ

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
30.6 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
プログラムAE
シャッタースピード:
1/100秒
絞り数値:
F4.9
露光補正量:
+1EV
ISO感度:
500
ホワイトバランス:
Custom

作例① 『つちのにほひ』
この作品は、周囲の田畑が、たおこしをおこなうこの時期ならではの上総川間駅の光景です。
西風に煽られて漂う土の匂い・・・独特な『にほい』です。加えて『にほひ』は落陽に輝く土色の色合いです。この臭覚や視覚を刺激する光景は何度見ても僕の記憶の中に残る故郷の匂いや、幼いころの想い出を一緒に運んで来てくれます。おそらく強く強く右脳が刺激されている結果だと思います。

アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
30.6 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/200秒
絞り数値:
F4.9
露光補正量:
+1.3EV
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Manual

作例② 『かわまいろ』
この作品も、同様に上総川間駅の光景です。川間駅のホームが見渡せる場所から構図を作ると、この時期は駅舎の少し左側に夕陽が落ちます。17時前後上り下りの便1本づつやってきます。淡い橙色の光を浴びて・・・。空には落陽に染まる浮雲、背景には野火や夕餉の煙。この色こそ『かわまいろ』そのものです。それをあえてモノクロで表現することにより、その時の心象を加えての作品づくりが可能になります。『かわまいろ』はこころの色です。

コメント(1,000文字以内)

5件中 1〜5件目

Yoshey
勉強になります。

2017年03月14日 21:29

ぺんごっち
コンデジであっても、伝えたい気持をしっかりと伝える絵作りができるのだとFattysharkさんから学びました!
まだまだ私にはその力が不足しているので鍛錬してまいります!

2017年03月14日 19:41

kazuleo
写真というより、モノクロ映画を見ている気持ちになります。
我々世代だと、写真やテレビ、映画などモノクロ体験が記憶にしっかりと刻まれているので、それも大きな一因かなぁ。

2017年03月14日 12:39

Fattyshark
s-limitedさん、ありがとうございます。いつもより余計にあくの強い作品を撮り続けています。

2017年03月14日 00:50

s-limited
いいですねぇ^^
郷愁を誘うような懐かしい雰囲気に、モノクロによる心情表現。
たまらないですよ♪
「『かわまいろ』はこころの色」、名言ですね!

2017年03月14日 00:23

5件中 1〜5件目

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