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注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」  モノクロの世界への新たな挑戦 (第14章)『G9 X Mark IIで群集の中を歩く』

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投稿日:2017/03/20

レビューした機材・用品 キヤノン PowerShot G9 X Mark II キヤノン PowerShot G9 X Mark II
注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」
 モノクロの世界への新たな挑戦 (第14章)『G9 X Mark IIで群集の中を歩く』

 日頃から人と密にかかわる仕事をしている反動から、普段の休日にはカメラを抱えて他人とは一切関わらず無言で撮影を続けることを繰り返していた自分。そんな、自分を変えてくれたのは、このコンデジG9 X Mark IIでした。雑踏に人を探し彷徨うことが、こんなに楽しいことだったとは。これまで何度繰り返し読んでも、その心情を理解しえなかった萩原朔太郎の詩を紹介させて頂くことから今回の章を記し始めます。

          『群集の中を求めて歩く』 萩原朔太郎

私はいつも都會をもとめる
都會のにぎやかな群集の中に居ることをもとめる。
群集は大きな感情をもつたひとつの浪のやうなものだ
どこへでも流れてゆくひとつのさかんな意志と愛慾とのぐるうぷだ。
ああ ものがなしき春のたそがれどき
都會の入り混みたる建築と建築との日影をもとめ
大きな群集の中にもまれて行くのはどんなに樂しいことか
みよ この群集のながれてゆくありさまを
ひとつの浪はひとつの浪の上にかさなり
浪はかずかぎりなき日影をつくり 日影はゆるぎつつひろがりすすむ
人のひとりひとりにもつ愁ひと悲しみと みなそこの日影に消えてあとかたもない。
ああなんといふやすらかな心で 私はこの道をも歩いてゆくことか。
ああこの大いなる愛と無心のたのしき日影
たのしき浪の彼方につれられてゆく心もちは涙ぐましくなるやうだ。
うらがなしい春の日のたそがれどき
このひとびとの群は建築と建築との軒を泳いで
どこへどうして流れゆかうとするのか
私のかなしい憂愁をつつんでゐるひとつの大きな地上の日影
ただよふ無心の浪のながれ
ああどこまでもどこまでも この群集の浪の中をもまれて行きたい。


この数年間、撮影の対象は殆ど空を飛ぶ『ひこーき』や『とり』や、レトロな汽車など。
人が入らない構図を作り駄作の山を築いてきました。そんな自分に転機が訪れたのは昨年末の事。敬愛するハービー山口先生にデジタルカメラマガジン1月号の優秀賞に『佇秋便』を選んで頂き、両の眼が開き、加えてそこに今回のレビュー企画参加が決まり、モノクロでのスナップ写真への挑戦を始めました。G9 X Mark IIでの街撮りはすぐに僕を虜にしました。その経緯はこれまでのレビューでも書かせて頂きましたが、今回は、作例として銀座でのスナップを数枚紹介します。

りょうの手

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
プログラムAE
シャッタースピード:
1/640秒
絞り数値:
F4.0
露光補正量:
-0.3EV
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例① りょうの手
 休日の雑踏と言えば『銀座歩行者天国』を先ずは思い浮かべます。この作品もその中で撮影。G9 X Mark IIをプログラムAEにしてカメラ任せの設定。いつもの腰アングルでシャッターボタンを押し続け連射した一枚。RAW記録のみで秒間約11コマ撮影できていました。その中から、男性三人がそれぞれの方向に向かって、それぞれの歩幅で近づいてきました。しかし、よく見るとまだ肌寒い気候のせいでしょうか?三人とも両方の手先をポケットに突っ込んで・・・。歩き方のファッションかもしれませんが、良く決まったカッコイイポーズ、これを切り撮りました。
アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/1250秒
絞り数値:
F2.0
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例② astray
多種多様の人種の行き交う銀座。そんな中でひときわ目立つ女性を見つけました。しかし、そんな彼女の表情は不安でいっぱい、おそらく同行者と逸れてしまったのでしょう。その困惑した一瞬をすれ違いざまにG9 X Mark IIは逃さず切り撮ってくれました。しかもf2.0の開放絞りで。これにはRA現像しながら思わず感激。カメラに、そして被写体に感謝。

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/80秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例③ Puzzle
これも同じく歩行者天国内での作品。かなり混雑してきて被写体との距離をとるにも一苦労するような状態。逆に小型軽量でタッチシャッターの使えるG9 X Mark IIのアドバンテージを発揮できる状況でもあったのです。いつものように右大腿部外側にカメラを構え、ブロンド美人との遭遇をパチリ。彼女は待ち合わせ場所の見当がつかないのでしょうか?前の作例の女性と同じく困惑の表情を浮かべながら、スマホを操りながら急ぎ足で、僕の横を通り過ぎてゆきました。作品タイトルPuzzleは名詞ではなく動詞の迷う、困るの意味のPuzzleです。この作品はG9 X Mark IIでなくては撮影できなかったと思います。

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/250秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
125
ホワイトバランス:
Manual

作例④ きざむもの
 これは銀座和光ビルを背景に交差点に歩みを進める初老のイタリア?紳士の表情です。長い髪をサングラスで束ね、さりげなくスカーフをたなびかせるその様はファッション雑誌のよう。額に刻み込まれた皺一本一本に彼が歩んできたキャリアを伺わせ、背景の銀座の光景の歴史と相まってノスタルジックでエキゾチックな作品に仕上がりました。おそらく彼は、背後から忍び寄り撮影した僕の存在に気付いていないでしょう。自然な表情の変化を切り撮ることが出来るのもG9 X Mark IIならではの効果の一つでしょう。

今回、撮影記として番外の『G9 X Mark IIでセロトニン濃度を高める』を投稿させて頂きましたが、その中にG9 X Mark IIの効能効果として以下の事項をまとめてみました。

【G9 X Mark IIの効能の概説】
憂うつな気分や不安感をやわらげ、意欲を高めるカメラです。
財布にも優しく夫婦喧嘩の原因になることもありません。
また、常用しても問題となる副作用はほとんどありません。
目にも優しい液晶画面をタッチすることにより撮影でき、網膜火傷の心配もありません。
約206gと軽量小型で、肩こりや腰痛・片頭痛などの副作用も気にせず長時間使用できます。
あらゆる状態で使用可能で、抗うつ効果、抗不安効果以外にも短期記憶を使う精神集中作業において、前頭中心線上からでるシーター波を多く発生させることが自覚できます。
更に、上記の効果から以下の作用も期待できます。
① 人間を好きになれる。
② 笑顔を増やす。
③ ノスタルジックな気分で過去を振り返ることができます。
④ 明暗差や、明度差、濃淡差の判断が容易になり視野を広げることができます。
⑤ 使用方法が簡便で、煩雑な作業や思考から解放され自由度を増したフォトライフが可能となります。
【G9 X Mark IIの適応例】
① カメラ初学者
② ストリートスナップ初学者
③ 一眼レフ常用時の頓用として
④ 重いカメラで腰痛や肩こりに悩む方
⑤ 人恋しくなった方
⑥ 過去を振り返りたくなった方
⑦ モノクロ作品初学者  
⑧ SNSの連携を簡易に行いたい方
⑨ ウエアラブルカメラのような使用感を経験したい方 等々

コメント(1,000文字以内)

6件中 1〜6件目

Yoshey
勉強になります。2枚目は、流石ですね。

2017年03月25日 12:41

ウッチーパパ
Fattysharkさんのモノクロ表現はとても勉強になります。
私のモノクロ写真などFattysharkさんの前では赤子同然です。

2017年03月22日 01:04

s-limited
かっこいいスナップばかりで感動♪

2017年03月22日 00:46

legacy7010
Fattysharkさん、

新しいチャレンジをするのに今回は良い機会だったのですね。
これまでの鉄道や飛行機の作例とは違う写真ばかりアップされていて、驚きと共に新鮮でもありました。

今後、どういう展開をされるのか楽しみです。

2017年03月21日 13:03

めぎ
とっても共感しました。
私も人と密接に過ごす仕事なので、休みは雑踏を避けています。
でも、1インチカメラはスナップに向いていて、人を撮りたくなるんですよね。

2017年03月21日 06:43

ぺんごっち
なんと!今までは鳥やヒコーキ、鉄道を撮られていて、人物スナップを始めたのは相当後だったとは!
私もハービー山口先生の講演を聞いてなるほど!と思いましたが、開眼まではいきませんでした(^^;)。。
今回のG9 Mark IIは本能や感性で撮影できるカメラだ!と思いました。

2017年03月20日 23:52

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