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クリップオンストロボでのライティングの幅を広げる 話題のFlashBenderテスト撮影!!

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投稿日:2010/12/14

撮影期間 2010年10月28日 ~ 2010年12月12日
使用した機材 キヤノン EF24-105mm F4L IS USM
キヤノン EOS 5D Mark II
さて今回はクリップオンストロボを使用したフラッシュ撮影に便利なアイテムのおはなしです。

暗い場所での被写体をフラッシュ光によって明るく照らしてくれるクリップオンストロボは、カメラアクセサリーのなかでも代表的な機材のひとつです。とくに結婚式や室内イベントなどでのスナップ撮影ではクリップオンストロボがとても重宝します。しかし強烈なフラッシュ光を被写体に直接当てての撮影では、きつい影が出てしまったり人物の顔が白くとんでしまったりすることがあります。これを避けるためによく用いられるテクニックがバウンス撮影とよばれるものです。ストロボの発光部を天井などに向け発光することで、いったん天井などに当たり反射してきた光によって被写体を照らして撮影する方法です。これにより拡散された柔らかな光で被写体を撮影することができます。

ただしこのバウンス撮影にはいくつか懸念点があります。ひとつは被写体のメリハリが無くなってしまうことです。とくに瞳に入るキャッチライトが無くなってしまいます。また被写体を適切な露出で撮影するには比較的大光量が必要となり、ストロボをフル発光させることも多くなります。それは撮影後のチャージ時間が長くなってしまう要因に繋がります。それにそもそもが天井の高い部屋や屋外などバウンスさせることが出来ない場所では不可能なテクニックです。これらの問題を解決すべく何かよい方法はないものかと日頃から考えていたところ、最近カメラマンのあいだで話題となっているという「FlashBender」の存在を知りました。

しかもこの「FlashBender」はDCM&GANREFの「お奨めのデジカメ用品販売コーナー」でも販売されているというではないですか!
http://direct.ips.co.jp/book/Template/Promotion/pr_subpromotionimp.cfm?PM_No=1591


これはさっそくテストを行わなければ!!と、勢いこんで取り寄せた「FlashBender」はいままで見てきた多くのアイテムとはだいぶ変わった、とても個性的な物でした。本体はナイロン製の反射板とそれを支える太いワイヤーの組み合わせで出来ています。それを伸縮するゴムベルトで直接、発光部を上に向けたクリップオンストロボに巻き付けて使用するといういたってシンプルな構造となっています。


発光されたフラッシュ光は天井に届いてバウンスすると同時に、一部の光は「FlashBender」の白い反射面に当たり被写体を照らします。天井からのトップ光とカメラ上からのフロント光という2方向より光が被写体に届く訳です。これにより被写体の前面も明るくなり瞳にもキャッチライトが入ります。


また「FlashBender」のユニークな点として反射板内のワイヤーが折り曲げ自由なフレキシブルになっている点が挙げられます。反射面を自在に曲げられる「FlashBender」なら先端部を少し下側に折り曲げ、天井に向かう光を一部前面に反射させることもできるので、より強めのフロント光で被写体を照らすことも可能です。この方法ならば高い天井の部屋や屋外など天井バウンスが不可能な状況でもフラッシュ光を無駄無く拾うことができそうです。

「FlashBender」はカメラを縦位置に構えた場合でも効果的なライティングができます。「FlashBender」の先端部を折り曲げたままカメラを縦位置にすることで、フロントサイド光っぽく被写体を照らすことができます。この際にストロボの発光部の角度をすこし被写体向けに戻すとより効果的なようです。また横位置での撮影と同様に、ストロボ発光部を天井に向けた上でそれを受けるように「FlashBender」も縦に装着し直すことで横位置での使用と同等のライティングとなります。

さらに自由度の高い「FlashBender」はストロボの発光部を筒状に覆うことによりスポットライトのように使用することもできます。これにより被写体の一部分だけを明るく照らすといった効果を得ることもできます。
尚、今回のテスト撮影では背景と人物の距離は1m未満という近いものでした。テスト画像にはそれによる人物の影が出ていますが、実際のスナップ撮影ではここまで背景と近い状況は多くなく、その際には影もぼやけてくるため影響は少ないと思われます。


「FlashBender」は人物撮影のみならず物撮りにも応用が効きそうです。今回はテーブル上にコーディネートされた食器を撮影してみました。通常クリップオンストロボの光を直接食器に照射してしまうと影もきつくなり白とびも起こしてしまいますが、「FlashBender」を利用したバウンス光で撮影したことで自然なトーンのまま撮影することができました。大がかりなライティングセットを組み上げることなく撮影することができるのはとても助かりますね。


今回テスト撮影に使用した「FlashBender」は一番大きなサイズの「FlashBender L」です。これ以外にも小さいサイズの「FlashBender M」と「FlashBender S」が用意されています。使用するカメラとクリップオンストロボの大きさに合わせたモデルを選ぶと良いでしょう。いずれのモデルも自在な折り曲げが可能なので工夫次第ではさまざまなライティングが可能かもしれません。何よりミニマムな機材で行える最大限のライティング効果を持つ「FlashBender」はクリップオンストロボの活用範囲を飛躍的に広げてくれるアイテムと言えるでしょう。

いままでのクリップオンストロボライティングでは満足できないという方、最小限のストロボ機材でコンパクトに撮影を行いたいプロカメラマンの方々には超オススメですね!!

コメント(1,000文字以内)

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tomoya
ありがとうございます。
参考になりました。

2010年12月19日 19:08

はまちゃん
これは便利ですね!今までカメラを三脚に固定した場合のみ,携帯用の小型レフ板にストロボ光を当てるなどして「レフ板手持ち」でバウンス撮影したりしておりましたが,これなら通常の手持ち撮影でも使えます。素晴らしい。

2010年12月18日 12:50

うたまろ
非常に参考になりました。先日知り合いの方の結納があり、室内撮影をしましたが、
やはりレポートされているとおりで、バウンズ撮影しても天井が低く、影が残って
しまいました。
早速手に入れてテストしてみます。屋外でもいろいろ使えそうですね。
ありがとうございますぅ。(^^)

2010年12月15日 10:32

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礒村浩一

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