Please wait... loading

イルフォード: 面質比較:微光沢とマット紙

現在表示しているページ
ホーム > 円山貫さんのページ > 機材レビュー・撮影記一覧 > 2017年3月 > イルフォード: 面質比較:微光沢とマット紙

投稿日:2017/03/03

「注目製品レビュー ~イルフォード ファインアートメディア編~」
http://ganref.jp/common/monitor/jetgraph/ilford1702/
----------------------

レビュー第一回、イルフォード:『エプサイトに飾る写真を作ろう』
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/review/10728

にて、試しプリントした二種の用紙をもっとじっくり見てみます。
 - バライタ微光沢の Gold Fibre Silk
    http://www.ilford.co.jp/product/galerie/product_galerie2.html
 - マット平坦の Smooth Cotton Rag
    http://www.ilford.co.jp/product/galerie/product_galerie28.html

イルフォードのファインアート紙の代表と言える二種です。
([Silk]が A4一枚300円級、[Cotton]が250円級)
紙色はどちらも蛍光増白剤を使っていないので、白めの生成り系です。

(プリンターは、EPSON SC-PX5VII、イルフォードのICCプロファイル適用)

■ プリント比較1 明るい部屋で正面から見る


左が Smooth Cotton Rag, 右が Gold Fibre Silk
比べてみると、コントラスト、発色共に右の Gold Fibre Silk がくっきりとしているのが
わかります。正面から見たときは微粒な感じはほとんどありません。

と言っても、左のマット紙も、単独で見ると十分な黒で、落ち着いた感じです。


■ プリント比較2 光の反射

プリントは床に置いて、写真上方からフラットな窓の光が入っています。
窓の光の反射が見えるような角度で見ると、
Smooth Cotton Ragは、見え方が変わらないのですが、
Gold Fibre Silkは、かなり見えにくくなります。


Gold Fibre Silkは、透明感のある黒。
Smooth Cotton Ragは、光を吸いこむ黒とでも言うのでしょうか。


■ プリント比較3 拡大
マクロレンズで拡大してみました。ほぼ等倍撮影で、左右幅が約35mmです。
下に定規のメモリを入れてあります。
プリント比較2のように、斜光の反射気味で撮っているので、ピントの
合っている範囲は狭いです。

□ Gold Fibre Silk :微粒面が見えます。
   2400万画素縮小せずアップしていますので、
   [拡大する]すると、ピントが合っているところでは、プリンタインクの
   ドットがはっきりと見えます。つまりとても高解像です。
アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D600
焦点距離:
100.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
2秒
絞り数値:
F19.0
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto

   
   
□ Smooth Cotton Rag : フェルトの布のような表面。
   コットンの繊維ですが、きわめてフラットです。
   [拡大する]では、ドットレベルでは滲んでいますが、プリンタ性能には
   十分な、そしてマット系としては優秀な解像度があります。
   なお、柔らかい表面なので、傷が光って見えるようになり、
   取扱いには十分な注意が必要です。
アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D600
焦点距離:
100.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
3秒
絞り数値:
F19.0
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto



■ まとめ:

プリント比較1でわかるように、黒バックの今回の写真では、Gold Fibre Silkが合っているように見えます。

しかし、、今回、Smooth Cotton Rag とかなり迷いました。
SC-PX5VIIでは、マット系でも、黒が十分に黒く、そしてそれは、柔らかい、光を吸い込む黒で、穏やかな発色の花も引き立ちます。解像も精細です。

→ オフィスのような白い明るい部屋なら、Gold Fibre Silkが似合う。
→ 電球色の少し暗めの場所では、Smooth Cotton Rag の柔らかい黒が似合う。

そんなふうに思いました。

つまり、紙は、飾る場所の環境によっても、選び方が変わるようです。


--
第1回 イルフォード:『エプサイトに飾る写真を作ろう』
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/review/10728
第0回 「イルフォード? レビュー予告」
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/diary/14599

--
「注目製品レビュー ~イルフォード ファインアートメディア編~」
http://ganref.jp/common/monitor/jetgraph/ilford1702/

--
今回プリントしたデータのサイズ縮小版

コメント(1,000文字以内)

7件中 1〜7件目

しんのすけ
このような企画があったことに気付かず、惜しい事をしました。本日までの展示なのですね。
この作品は、2014-2015プリント部門写真展でも、前期展示で見ることが出来ず、とても残念な思いをしたのですが、また見れず、、、

個人的には会場のライティングがコントロール出来ない場合は、ほとんどマット系の紙に出しますが、こちらはGold Fibre Silkとの事でむしろ展示を見て見たかったです。

2017年03月23日 09:13

なすナス
深い見識に基づいた素晴らしいレビューが参考になります♪

2017年03月21日 01:32

N.Shibata
はじめまして。
お名前及び上記の作品、ともにしっかり記憶にあります。
詳細なレビュー、ありがとうございます。
すべて拡大して拝見しました。

2017年03月09日 21:32

Akihisa Ono
こうやって見比べてみると、環境光によって紙を選ぶ必要性がよく分かりますね。発色性だけではいけないことがよく分かりました。

2017年03月04日 21:54

legacy7010
どう紙を選ぶかについてとても参考になりました。

2017年03月04日 14:14

れんず
Smooth Cotton Ragはいい感じでコントラストも出ていてよかったと思いました。

2017年03月03日 20:19

kazuleo
会場で拝見しましたが、思いの外Smooth Cotton Ragはシャトー部の黒が出てましたね!
見る光源によって、2枚のうちどちらを選ぶのかという判断は、とても参考になりました!

2017年03月03日 09:02

7件中 1〜7件目

同じ機材で撮影された写真

TOP OF GOLD

円山貫

GANREF Point
877800
メインカメラ
D600

プロフィール

https://www.kanmaruyama.com/ 感じなければ撮...

↑ページの先頭へ