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イルフォード:『いいわけのできない時代』

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投稿日:2017/03/27

「注目製品レビュー ~イルフォード ファインアートメディア編~」
http://ganref.jp/common/monitor/jetgraph/ilford1702/

ILFORD Masters Photo Exhibition vol.2
日時 :2017年3月10日(金)~3月23日(月)
エプサイトで開催された写真展、すでに、終わりましたが、レセプションパーティにも参加させて頂きました。

展示会の趣旨は、三名のイルフォードマスター、根本タケシ氏、中村成一氏、ハービー山口氏が、用紙や額装を変えた種々のパターンで展示し、プリントの楽しみと可能性を見せるものでした。

次の写真は、根本タケシ氏と中村成一氏の挨拶です。
ハービー山口氏は、ロンドンに居たため不参加でした。



右側にA3で、根本、中村、山口の作品三枚ずつ、奧に、用紙を変えて、各氏一枚ずつ。
さらに右側にも各氏のバリエーション作品。
写真に無い後側には、CP+イルフォードブースに展示された作品がありました。

根本氏の挨拶で、印象に残った言葉:
『いいわけのできない時代になった』

その趣旨は、以下のようなものです。
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フイルム時代は、特にポジフイルムでは、撮影だけが写真家の仕事であり、画像加工もできず、プリントも専門家任せであり、また、紙の選択も限られていた。
→ 展示作品は、ある意味、いいわけができたものだ。

現在、撮影、画像加工、プリントが、全部自分で、高いクオリティで、可能になった。
- デジタルカメラの性能が上がった。
- 画像加工は、Photoshop で自分で自由にできる。
- プリンタの性能が上がり表現の幅が広がった。
- プリント用紙もバライタ、アート紙、和紙まで、とても多くの種類から選択できる。

→ 自分の思いを、自分で、自在に作品化できる。
  逆に言えば、作品全体が自分の責任だから、いいわけはできない。

  と、いうわけで、みなさんも、たくさんプリントして、楽しみ、
  プリンタも用紙も、安くなるようにしてください。

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■ 根本氏に直接伺った話:
- カラーの上にモノクロを重ね、非常に微妙な色を出す根本メソッド
- 欧州のコレクター(根本氏は作品を海外で販売しています)は深い見識があること、そして、そんなコレクターに対応するには自分の作品についてしっかりと語れる必要がある、ということ。

■ 中村氏に直接伺った話:
- 広告写真では、加工バリバリだが、作品は、一発撮りにこだわっている。
 4月に富士フイルムGFX50Sの作品展をミッドタウンのギャラリーで、当然クリスタルプリントで行うのでそちらもぜひご覧下さい、とのことです。

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次の写真:左端が山口氏、その右三枚が中村氏の月のシリーズ(Smooth Cotton Rag))、その右に根本氏の高野山のシリーズ(COTTON ARTIST TEXTURED)



次の写真:根本氏による、WASHI TORINOKO(和紙 鳥の子)のロール紙を使った掛け軸風。



次の写真:中村氏の水滴花写真。その向こうに切れているのが山口氏の2mプリント



そんなわけで、いろんな作品に対し、それぞれの表現が可能なことを示す写真展でした。
お土産に巨大マグカップとボールペンを頂きました。



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第3回 イルフォード:プリント展示中です
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/review/10838
第2回 イルフォード:面質比較:微光沢とマット紙
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/review/10744
第1回 イルフォード:『エプサイトに飾る写真を作ろう』
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/review/10728
第0回 「イルフォード? レビュー予告」
http://ganref.jp/m/maruyama_kan/reviews_and_diaries/diary/14599

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「注目製品レビュー ~イルフォード ファインアートメディア編~」
http://ganref.jp/common/monitor/jetgraph/ilford1702/

コメント(1,000文字以内)

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Akihisa Ono
確かに、カメラもプリントも「言い訳のできない時代」ですよね。
日々精進が必要ですが、機材もそれなりに掛かりますね(笑)

2017年04月03日 00:10

円山貫
れんずさん、
おぉ、そうとも言えますね。
れんずさんがやったように、セルフプリントで写真展も可能なわけですから。

2017年03月28日 20:19

れんず
おつかれさまでした。
「いいわけができない時代」は、その気になればアマチュアでも一流の材料を使って料理ができる機会が得られるということですね!

2017年03月27日 19:43

3件中 1〜3件目

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