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真っ直ぐな表現力。このレンズは、今までの超広角にあらず。~その2~

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投稿日:2012/08/17

レビューした機材・用品 ニコン AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED ニコン AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
つづきです。

アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
14.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/125秒
絞り数値:
F11.0
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
720
ホワイトバランス:
Auto


室生寺の五重塔です。
思いっきり歪曲収差を引き出してみましたが、迫力は出ません。
これも、素直(?)に歪むフィッシュアイレンズを使ったほうがいいかも。
おそらくこの14-24mmレンズで撮るのなら、第一~二層くらいまでクレーンで上がり、
真正面に構えて、上から下までをフレームに収めて撮るか、それとも地面低くから、塔が
先細りに歪むことを想定しながら撮ったほうが迫力が出たのではないかと思われます。

秋の東福寺

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カメラ:
ニコン D3
レンズ:
ニコン AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED
焦点距離:
19
フラッシュ:
off
撮影モード:
絞り優先
シャッタースピード:
1/200秒
絞り数値:
F9.0
露光補正量:
-0.67EV
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


他にも例がたくさんあるのですが、主体に最接近して、被写体を大きく捉えて超広角の
王道的な撮り方を何回もしていますが、あまり効果的な仕上がりにはなりませんでした。
かえって超広角を意識せず、35~50mm域の標準レンズ的に被写体に向かったほうが、
いい結果を生んできたように思います。

アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
22.0 mm
フラッシュ:
On Return detected
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/6秒
絞り数値:
F5.0
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


風景写真や星景写真では言うに及ばず。
このような夜のスナップ写真でも威力を発揮してくれます。
手持ちでSS:1/6。超広角レンズの恩恵です。(少しブレてますけど御愛嬌で)
画角は22mmとなっていますが、超広角ズームレンズとは思えない素直な描写こそ
このレンズの特徴だと思います。


つまりこのレンズは、いままで考えられてきた超広角レンズの弱点を一つ一つ、
解決してきたレンズの完成形ではないでしょか。
歪曲収差を補正。そして、超広角レンズだからなかなか解決できなかったゴーストやフレアなど
の発生しやすさをナノクリスタルコートの発明で解決したのだと思います。


だから、私たちが「超広角ならこう撮ろう」と思いこんできたテクニックは、超広角レンズの
デメリットを隠すための手段である場合もあって、必要以上にパースペクティブを強調したり
あおって非日常感を醸し出したりしてきましたが、このレンズには即当てはまるものではない。
まず第一ステップとして、広い画角で正面から捉えて、第二ステップとしてそのテクニックを
取り入れるか否かを検討すべきなのでしょう。


さて、さらにこのレンズの凄い所は、現像・補正に対する耐性です。
ナノクリスタルコートの採用で、逆光であってもフレアが抑えられてコントラストがしっかりしている。
パープルフリンジや色収差がレンズ設計の段階で良好に抑えれているうえに、ボディ側やPCのソフト
ウエアでも補正出来るのです。
不思議なのがレンズの隅で色収差が発生しても、被写体をしっかり捕えているのでソフト側の補正で
クリアな画像が再現できて、しかも解像はあまり失われません。
ボケのグルグル感や流れ感はまったくなく、本当に見た目の描写を残してくれます。
つまり画面に盛大なゴーストさえ写り込んでいなければ、ほとんどの撮影条件でクリアな見たままの
画像を残してくれるのです。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン D3
焦点距離:
24.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/125秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
500
ホワイトバランス:
Auto


この写真はトリミングをしています。
画角的には35mmで撮った写真程度まで切り取っていますが、実は画角が足りず(広すぎ)て、
左右の回廊の外の風景(日なた)が多く入り込んでしまいました。
そこでその部分をカットして、回廊中心に、その奥行を見せています。

レンズの解像性能の差で、ちょっとでも拡大(トリミング)すると、絵が眠くなることや
荒れ感がアップすることがありますが、このレンズの解像度は折り紙つき。
この程度のトリミングでは全く問題ありませんし、作品によっては粒状感が加わって、
雰囲気がアップすることがあります。
この写真では、現像段階でコントラストを上げて、全体の渋い感じと石段の質感と
灯籠の白い反射を強調しました。


アップロード画像

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カメラ:
ニコン Nikon 1 V1
焦点距離:
14.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/60秒
絞り数値:
F2.8
ISO感度:
200
ホワイトバランス:
Auto


この写真は、Nikon1 V1 にマウントアダプターFT1を着けてこのレンズで撮影したものです。
画角は2.7倍、38~65mm相当の標準域になりますが、大変綺麗に撮れます。
秒間60コマで撮影。狭い空間に江ノ電の先頭(最後部?)を入れてみました。
いろいろなことが出来て、撮っても面白い。
ポテンシャルの高いレンズは、どんな条件でもどのボディでもその性能を発揮してくれますね!


レンズによって作品づくりが変わることが多くあります。
しかし、このレンズについては、ただ単に今までの画角数値の延長線上のレンズを手に入れた
ということではなく、新しい「見え方」を手に入れたかのように、レンズの新常識が始まった
と考えるべきだと思います。


 おわり


コメント(1,000文字以内)

1件中 1〜1件目

C級サラリーマン
くまモンMark II様

コメントありがとうございます。
画角合っているのかな?
そう思うことが時々ありますが、それは撮影結果を見た時で、
撮影時は「こんなに広くは必要ない」と画角を狭めている事が多いです。
14mmは24mmくらい、24mmは35mmの単焦点レンズではないかと思うほど、
ディストーションが補正されていると感じます。
大変優秀なレンズなので、是非試してみてください。

ただ、レンズとしては最高なんですけど、名作を生むレンズレンズかは不明…
ダレが言ったか知らないが、
「広角に名作なし」
…無いことはないのと思うのですが、難しいです。

2012年08月18日 17:11

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