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公開日2010年05月19日
約4,000万画素のCCDイメージセンサーを搭載し、アマチュアの風景写真家を主なターゲットとした中判デジタル一眼レフカメラ「PENTAX 645D」がついに発売されるが、製品版が入手できたので早速レポートしよう。「PENTAX 645D」の特徴はなんといってもその解像感の高さだ。4,000万画素の画素数の多さもさることながら、ローパスフィルターが省略されているため、画素当たりの解像感も一般のデジタル一眼レフカメラよりも優れているものと期待できる。また、ペンタックス645用交換レンズは優秀と聞いているので、その実力も大いに興味ある部分だ。
画像をクリックすると実写画像(16~58MB)を開きます。
実写結果を見ると、どのカットを見ても多画素のイメージセンサーと高性能レンズの組み合わせによって、画面の隅々まで極めて高精細な描写が得られており、まるでデジタル一眼レフカメラの画像を何枚もステッチでつなぎ合わせたようにも見える。それだけでなく、等倍観察でも十分な解像感が得られており、空間周波数の高い木々の描写性を見ても、デジタル一眼レフカメラにありがちな、ある周波数から急激に解像感がなくなるような描写傾向はまったく見られず、画素当たりの解像感をぎりぎりまで生かした描写が得られている。実際の目で見た記憶よりはるかに高精細であり、その場の臨場感までそのまま記録しているように感じられるのだ。このあたりは、ローパスフィルターを省略した効果が大きいように思われる。ローパスフィルターがないことで色モアレなどが気になるかと心配したが、自然風景では同じパターンの繰り返しは少ないので今回の撮影では気になるシーンは見られなかった。
また、色再現についても新規に加わったカスタムイメージの「リバーサルフィルム」では緑の鮮やかさが際立っており、その名のとおりリバーサルフィルムで撮影した写真を見ているかのような美しい期待色が得られている。
高感度域のノイズについては解像感を生かす方向のノイズリダクションが行われているため平均的だが、ISO 800で撮影したカットをA3ノビでプリントしてもほとんどノイズ感は感じられない。多画素による画面効果がノイズ感の上昇を吸収し、実際の使用時にはほとんど気にならないレベルであった。
次回「ペンタックス PENTAX 645D 実写レポート:詳報編」では、より多くの実写画像のほか、「D FA645 55mmF2.8 AL[IF] SDM AW」と「FA645 45-85mmF4.5」の描写比較なども行う予定です。お楽しみに!
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