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公開日2008年10月27日
メカニズム面でまず挙げておきたいのは、35mmフルサイズのデジタル一眼レフカメラとして初めてボディ内手ぶれ補正機構を導入してきたことであろう。35mmフルサイズのイメージセンサーは、APS-Cサイズに比べてかなり大型なので、イメージセンサーを保持する手ぶれ補正ユニット全体の重量は約1.5倍にもなっているが、これを駆動するアクチュエーターの能力も約1.5倍に強化してこれに対応、「α700」などと同じ最高約4段分の手ぶれ補正能力を実現した。視野率100%ファインダーの場合、ボディ内手ぶれ補正ではファインダー像と実画面がずれてしまうのではないかといった恐れがあるが、実際の使用面では特に気になることはなかった。また、35mmフルサイズの手ぶれ補正機構ではレンズのイメージサークルが足りるのかという心配もあるが、イメージセンサーの動きはそれほど大きなものではなく、イメージサークルにも多少の余裕は見ているのでこちらの方もまったく気にする必要はない。
そのほか、新開発の9点測距+10点アシストのAFユニットによる高速かつ高精度なAFシステムと、合焦位置を前後にずらすことができ、最高30種類のレンズまで登録可能なAF微調節の機能。ファインダー接眼部からの不要な逆入光をカットするアイピースシャッター。5コマ/秒のコマ速を実現するため、大型なミラーをほぼ平行に上下させるパラレルリンク方式のミラー動作。最高1/8,000秒のシャッタースピードで、約10万回の作動耐久テストをクリアしたシャッターユニット。イメージセンサーの前面にあるローパスフィルター表面に帯電を防止するアンチダストコーティングと手ぶれ補正ユニットによる振動効果を組み合わせて、ゴミやホコリが付着して撮影画像に写り込むのを防ぐアンチダスト機能など、撮影の能力やその信頼性を高めるための数多くの機能を網羅してきている。
レポート:杉本利彦
手ぶれ補正ユニット 35mmフルサイズはAPS-Cサイズに比べて約2.3倍の画面面積を持つが、イメージセンサーユニットは可能な限り軽量化し、重量は約1.5倍に抑えられている。これに伴い駆動系の能力も約1.5倍に強化。従来と同等のシャッタースピードにして最高約4段分の手ぶれ補正効果を得ている。また、レンズのイメージサークルも補正範囲を十分カバーしているのでケラレなどが生じることもない。
新設計のミラーボックスとパラレルリンク方式のミラー動作 ミラーボックスは当然ながら新設計され、望遠レンズでもミラー切れを起こさない大型のミラーを採用している。しかし、ミラーが大きく従来のようにミラーの奥側を支点にして跳ね上げる方式だとミラーがミラーボックス内部で干渉してしまうため、ミラーをほぼ平行移動しながら上昇させ、ミラーを格納するパラレルリンク方式が採用されている。
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