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公開日2009年04月27日

サードパーティ初の手ぶれ補正レンズ、デジタル専用レンズ、マクロレンズ、ストロボなどなど最近シグマがイケイケドンドンである。今回はそのなかでもデジタル専用レンズ初の高倍率ズームを取り上げる。
シグマからデジタル一眼レフ専用レンズとして18-125mm F3.5-5.6 DCが発売された。35mm判換算で29-200mm相当となる、6.9倍のいわゆる高倍率ズームというやつである。フィルム一眼レフでは大人気の焦点レンジだけに、デジタルでもいつかは出るだろうと思っていたが、やはり出てきたかという印象。さすがはシグマ、かゆいところに手が届くメーカーである。DCレンズという名称からわかるとおり、APS-Cサイズ撮像素子のデジタル一眼レフ専用設計になっていて、EOS-1Dsなどのフルサイズ機はもちろん、EOS-1D Mark ⅡなどのAPS-Cサイズより大きな撮像素子を搭載するデジタル一眼レフでは画面にケラれが生じるため実用にならない。
外観は非常にコンパクトで、キヤノンの標準ズーム18-55mmとほとんど変わらないほどの小型・軽量にできている。ちなみに同社の28-200mm F3.5-5.6がたまたま手元にあったので比べてみたが、大きさはまったく同じ。付属の花形フードも形状は同一のようだ。ただ、レンズ鏡胴の表面処理は18-125mmのほうが高級感があって好ましい。
使い勝手は非常に良好で、ほとんどの被写体がズーミングだけでカバーできてしまう便利さは高倍率ならではである。デジタル一眼レフではレンズ交換にともなう撮像素子へのゴミ付着が気になるところだが、高倍率ズームならレンズ交換をほとんどしなくて済むため、この点でもアドバンテージがある。最短撮影距離がズーム全域で50cmと短いため、近接撮影もかなりイケる。ズームロックも装備しているので携帯時に前玉がだらしなく自由落下してしまう心配がないのもいい。
実際に撮影してみると、ズームにしてはボケ味にクセがないものの、ピントの切れやシャープネスに関しては先行して発売されている同社のデジタル専用18-50mm F3.5-5.6 DCや、同55-200mm F4-5.6 DCのほうが一枚上手という印象を受けた。もちろん、一般的な撮影では問題のないレベルはクリアしているし、高倍率ズームとしては順当な画質である。どちらかというと同社の18-50mm DCや55-200mm DCの性能が良すぎるのだ。その意味では利便性と画質のバランスがキッチリ取れたラインナップといえるだろう。
それにしても、このところシグマは頑張っている。100mmマクロのDG(デジタル対応)化や24-60mm F2.8 DG、7月末には50mmマクロ DGが発売されるなど、デジタルで使いやすいレンズがどんどん登場しており、デジタル一眼レフユーザーとしてはまったく目が離せない。


キヤノンEOS 10D/絞り優先AE(F5.6、1/200秒)/WB:太陽光/ISO 100
同一地点からの画角比較。ズーム比6.9倍の高倍率ズームだけあってワイド端とテレ端の画角はこれだけ違う。このレンズ一本あれば、レンズ交換することなく広角から望遠まで撮影できるのが魅力だ

キヤノンEOS 10D/絞り優先AE(F5.6、1/200秒)/WB:太陽光/ISO 100
驚くほどシャープというわけではないが、実用的な描写性能はクリアしており、安心して撮影できる。焦点距離ごとの画質変化もかなり少ない
| レンズ構成 | 14群15枚 |
| 最短撮影距離 | 0.5m |
| 最大撮影倍率 | 1:5.3 |
| フィルター径 | φ62mm |
| 大きさ | φ70(最大径)×77(長さ)mm |
| 重さ | 約385g |
| 標準価格 | 45,000円 |
| 実勢価格 | 38,000円前後 |
デジタルカメラマガジン2004年8月号掲載
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