デジタルカメラマガジン 2017年1月号選考〈組写真部門〉 組写真部門 選者:小林紀晴 先生

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傷ついた小鳥傷ついた小鳥傷ついた小鳥傷ついた小鳥
カメラ:ニコン D3000  レンズ:タムロン SP AF10-24mm F/3.5-4.5 Di II LD Aspherical [IF]  撮影地:広島県福山市(1~3枚目)、岡山県真庭市(4枚目)

優秀賞

傷ついた小鳥
作者:SK1954さん (岡山県・62歳)

【講評】モノクロ画像の中で白の部分が目立つと思いながら拝見していると、コメントに「その町には、白い壁の家、白い車の駐車場、白い階段のある展望台があります」とありました。撮影時、あるいはセレクトの際に画面の中の白を意識していることが分かります。その効果がはっきりと感じられます。ふと、物悲しいのです。晴れている日の空虚とでもいえばいいのでしょうか。空っぽな感じが向こう側からやってきます。タイトルも良いですね。語りすぎず、もの足りすぎず。タイトルが全てを収束させる力をもっています。完成度の高い作品です。

<選者からのアドバイスは本誌誌面をご参照ください>

遠い記憶遠い記憶遠い記憶
カメラ:キヤノン EOS 6D  レンズ:ニコン Ai Nikkor 35mm f/1.4S  撮影地:神奈川県川崎市 多摩川

準優秀賞

遠い記憶
作者:KCさん (神奈川県・46歳)

【講評】コメントには「2年前の夏。子どもと近所の多摩川で化石掘りをしました」とありました。多摩川で化石が採れるのですね。驚きです。構成が見事な作品です。通常、組写真は大きく違うテイスト、視線で撮られたものを入れると破綻するリスクが高まるものですが、この作品は見事にクリアしています。2枚目がそれに当たりますが、1枚目と3枚目を上手につないでいます。決して違和感がありません。おそらく、1枚目と3枚目に視点が似た連続した写真をもってきたからでしょう。時間の経過も感じさせます。化石の記憶と、父と息子の記憶が重なってもいます。

選挙選挙選挙選挙
カメラ:−  レンズ:−  撮影地:岐阜県

入選

選挙
作者:北野 信男さん

【講評】写真家、秋山亮二さんが撮られた写真集『津軽―聊爾先生行状記』を思い出しました。そこには津軽の地方政治家が、ときにコミカルに描かれています。小さな町だから、きっといろんなことが起こります。いくつもの感情と思惑が交差しながら人生に影響を及ぼす。そんな緊張感が全体に漂っています。

君と私のこもれび日和君と私のこもれび日和君と私のこもれび日和
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1  レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO  撮影地:島根県出雲市 目田森林公園

入選

君と私のこもれび日和
作者:椿 六花さん (島根県・29歳)

【講評】奥行きがある作品です。世界観のことです。明確なそれがあって、この作品が撮られたと強く感じました。コメントには「秋の公園を二人で走りだして思わず座り込んで上を見上げると一面の紅葉」とあります。モデルさんと二人して走る姿が自然と目に浮かんできます。

The pendant~綺麗な首飾り~The pendant~綺麗な首飾り~The pendant~綺麗な首飾り~The pendant~綺麗な首飾り~
カメラ:キヤノン EOS M3  レンズ:シグマ 30mm F1.4 DC HSM | Art  撮影地:茨城県笠間市

佳作

The pendant~綺麗な首飾り~
作者:gretsch16さん

【講評】タイトルと写真のつながりがどこにあるのだろうか。そのことを気にかけつつ、拝見しました。コメントに「神風特別攻撃隊隊員の彼と女学生との文通」「爆撃機の風防ガラスで作られたペンダント」という言葉から、ひそやかな恋の存在があることを知りました。

背高泡立草背高泡立草背高泡立草背高泡立草
カメラ:ニコン Df  レンズ:−  撮影地:茨城県守谷市

佳作

背高泡立草
作者:ヒエンさん (茨城県・69歳)

【講評】秋の夕方の光が良いですね。人物との距離感も、作者の立ち位置を表現しています。ここでは傍観者であること、そして実はセイタカアワダチソウの方が主役であること、そして、作者もまた散歩の途中であることを訴えています。

道道道道
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark III  レンズ:キヤノン EF24-105mm F4L IS USM  撮影地:ニュージーランド クイーンズタウン

佳作


作者:takaboさん (兵庫県)

【講評】タイトルの通り、道が画面を横断して続いています。ここはニュージーランドのようです。望遠レンズで切り取っているので断片の連続になっています。淡々としていながら、走っているトラックが静かに何かに立ち向かう気持ち、あるいは孤独といったものを感じさせ、心に訴えてきます。

アゲハ劇場アゲハ劇場アゲハ劇場アゲハ劇場アゲハ劇場
カメラ:ニコン D4S  レンズ:ニコン Ai AF-S Nikkor 300mm f/4D IF-ED  撮影地:東京都中央区 浜離宮恩賜庭園

佳作

アゲハ劇場
作者:shaさん (東京都)

【講評】データを拝見したところ300mmのレンズに1.7倍のテレコンを付けて撮影しているようです。だから、より浮き立って見えているのでしょう。よくぞ、超望遠でここまで追い続けたと思わずにはいられません。

末枯末枯末枯末枯末枯末枯
カメラ:ペンタックス PENTAX K-01  レンズ:ペンタックス DA50mmF1.8  撮影地:福岡県福岡市

佳作

末枯
作者:daiTさん (福岡県・26歳)

【講評】庭で撮られたとのことです。中には名前も分からない種類もあるとのこと。「バラはどんな名前で呼ばれようと甘く香る」というシェイクスピアの言葉を思い出しました。枯れているからこそ、本質に目がいくのかもしれません。

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