デジタルカメラマガジン 本誌2007年4月号選考 結果発表

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2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital X レンズ: トキナー AT-X124PRO DX レタッチ: Photoshop CSにてレベル補正、色調補正 撮影地: 江戸川の土手

優秀賞

「走る!!」


作者:
岩佐智行
都道府県:
千葉県
年齢:
45歳

広田 勢いがありますね、シンメトリーな構図ですが動きを感じます。親密でないとこうは撮れません
担当 愛犬ですね
広田 ペットと飼い主のそれぞれの信頼と、何度でもトライできるデジタル機材だから撮れたのでしょう。腕をいっぱいに伸ばして肉眼と液晶の両方に気を配る。タイミングを見計らって愛犬の速度に合わせ、腕を締めながらシャッターを切るんです。テクニックと、ウエルシュ・コーギーとの信頼関係から成り立っているのがよくわかります。気分のいい秀作です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: Nikon Capture 4にてトーンカーブとカラーバランスを調整、アンシャープマスクを適用 撮影地: 京都府京都市

準優秀

「この指とまれ」


作者:
早川惣之助
都道府県:
滋賀県
年齢:
67歳

広田 タイトルも伏せて審査選評を行っていますが、これはお祭りでしょうかスポーツでしょうか。しかしここまで周囲を整理した作品でありながら、両方に通じる神聖な気力が感じられます。おそらく写歴の長い作者でしょう

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: オリンパス E-300 レンズ: ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 レタッチ: Photoshop Elements 3.0にてJPEG撮影画像を自動レベル補正、アンシャープマスク30%適用 撮影地: 滋賀県 新幹線米原駅

準優秀

「雪煙、水煙、駆け抜けて」


作者:
中村篤教
都道府県:
神奈川県
年齢:
58歳

広田 おぉ700系! 途中駅で通過する新幹線に出合ったことありますか
担当 えぇ、すごい音と迫力に引き込まれてしまいそうで、怖かったです
広田 圧倒されたでしょう。この作品はその迫力感がよく伝わってきます。凍結防止のために吹き付けられる水も画面では効果的でした。車内にいてはまるでわからないシーンですね

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D2Xs レンズ: AI AF Nikkor 85mm F1.8D レタッチ: Nikon Capture 4にて、トーンカーブとホワイトバランスを調整。トリミング処理を実行 撮影地: 愛知県名古屋市 名古屋港水族館

入選

「飛翔への水飛沫」


作者:
瀬沼憲司
都道府県:
愛知県
年齢:
36歳

広田 一瞬、水中かと思ったら、ジャンプのシーンなんですね、見たことあります?
担当 水族館で見たことがありますが、口を開けて見ているうちにショウが終わって、一枚も撮れませんでした
広田 ショウの流れやカメラ位置をチェックして、初めて得られる作品です。ねらいとテクニックの融合がみごと

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS D30 レンズ: EF70-300mm F4.5-5.6 IS USM レタッチ: SILKYPIX Developer Studio 3.0でRAW現像。Photoshop Elements 3.0でレベル補正、アンシャープマスクを適用 撮影地: 兵庫県豊岡市出石町奥小野

入選

「浮草模様」


作者:
松田 弘
都道府県:
兵庫県
年齢:
48歳

広田 落花と枯れた蓮でしょうか、寂しさが漂う季節なのに華やかな印象の作品です。季節の先入観を排除して、自分の感じた気持ちを大事に扱ったからこそ得られたのだと思います。落ち着いて巧みに構成されています
担当 日本画のように繊細でぐっとくる色彩ですね。キモノなどの模様にしたらさぞかし美しいことでしょう

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: TS-E45mm F2.8 レタッチ: Nikon Capture 4にてアンシャープマスクとコントラストを調整 撮影地: 東京都港区 貿易センタービル フィルター: C-PLフィルター

入選

「It's a スモールワールド??」


作者:
鷹島 弘
都道府県:
長野県
年齢:
36歳

担当 みてるとだんだんと距離感がわからなくなってきて不思議な感じです。街の喧噪が聞こえてきそう。
広田 レンズをシフトしておもしろい光景をねらっていますね。まるで模型撮影の世界です。だけど、どこかでみたことのありそうな表現ですので、もうひとつ個性がほしいですね

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: デジカメde!!同時プリントにて明るさとコントラストを調整 撮影地: 大阪府大阪市 梅田スカイビル

入選

「ほのぼのどき」


作者:
石野文興
都道府県:
大阪府
年齢:
69歳

広田 穏やかな雰囲気が漂っている作品です。デジタルカメラや左隅に携帯が見えて、もしかしたら美しい夕日をねらっているのかもしれません。庶民生活のふだんと違う、ちょっとハイな光景が垣間見えるような仕上がりです

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF) レタッチ: PictureProjectにてレベル補正と輪郭強調を適用 撮影地: 長野・群馬県境の荒船山付近

入選

「凍る荒船山」


作者:
TOMO
都道府県:
群馬県
年齢:
42歳

広田 すごい山容ですねぇ、ふつうこうした写真は稜線を隠したほうが作品になりやすいのですが、入っていたほうがいいですね、この場合は
担当 おもわず鳥肌が立ちそうです。ひと荒れした後でしょうか
広田 きっとそうでしょう。この山の荘厳さと神秘さが表れています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF17-40mm F4L USM レタッチ: EOS Viewer UtilityにてRAW現像後、Photoshopにてトーンカーブ調整 撮影地: 山梨県北巨摩郡 吐竜の滝 フィルター: PLフィルター

佳作

「湿る渓流」


作者:
磯貝和憲
都道府県:
東京都
年齢:
38歳

広田 霧、流れ、ミルキータッチの上質な作品です。三脚とスローシャッターの使い方もいいのですが、欲をいえばもうひとつ個性的ならと思いました

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: 2枚の写真をPhotoshop CSを使って合成。色調、明るさ、コントラストの調整とトリミング 撮影地: 滋賀県草津市 琵琶湖畔 フィルター: PLフィルター

佳作

「わあーっ白鳥がやって来たっ」


作者:
栗原眞純
都道府県:
京都府
年齢:
69歳

広田 虹、観覧車、理想的シチュエーションで見る人を愉しませてくれます。鳥の並び方は不自然にならないよう注意しましょう

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ソニー α100 レンズ: DT 18-200mm F3.5-6.3 撮影地: 京都府京都市 嵐山

佳作

「寒稽古」


作者:
岡 忠義
都道府県:
大阪府
年齢:
72歳

担当 なにかの稽古でしょうか。水温を考えると、アップねらいでじゃぶじゃぶと水に入っていくのもためらわれますね
広田 アップでねらいたかったかもしれませんが、丘からのいいアングルでとらえました。みんなの声が聞こえてくるようです

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF35-350mm F3.5-5.6L USM レタッチ: Digital Photo Professionalにて現像、ホワイトバランス、ピクチャースタイル調整 撮影地: 兵庫県神戸市

佳作

「灯りに集う」


作者:
宇佐見早絵
都道府県:
広島県
年齢:
35歳

担当 似た写真を3点応募されていますね
広田 少しハイアングルのこれが雰囲気も伝わってきてGOODです。イルミネーションも美しいし、人々の描写も的確です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S2 Pro レンズ: AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) レタッチ: Photoshop 6.0/Paint Shop Proにてトーンカーブ補正、トリミング

佳作

「八重桜」


作者:
加藤謹一
都道府県:
愛知県
年齢:
59歳

広田 部分的に当たった光と水蒸気。雨上がりでしょうか、桜のもつ気高く妖艶な雰囲気を上品に漂わせています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF) レタッチ: Nikon Capture NXにてカラーブースター、ノイズリダクション、クロップ処理 撮影地: タイ バンコク

佳作

「紅のハイウェイ」


作者:
中里洋一
都道府県:
埼玉県
年齢:
50歳

広田 “見ごろ食べごろ”などという言葉がありますが、夕暮れの撮りごろの時刻をみごとにキャッチ。きれいです

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC レタッチ: SILKYPIX Developer Studio 3.0にて、ホワイトバランス、コントラスト、シャープ、色調補正、色収差補正を実行 撮影地: 東京都文京区 文京シビックセンター

佳作

「大都会の温もりのひととき」


作者:
須貝鶴樹
都道府県:
東京都
年齢:
21歳

広田 東京都内から見た富士山、絶好のポイントから撮りました。しかもいい時間帯を選んでいます
担当 和みます。はやく家に帰りたくなりました

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM レタッチ: Digital Photo Professionalで明るさ、ホワイトバランス、トーンカーブを調整 撮影地: 栃木県塩屋町 東古谷

佳作

「氷穴」


作者:
おおくぼまさし
都道府県:
栃木県
年齢:
15歳

担当 モノクロじゃないけどモノクロ的です
広田 大人の写真ですね、極端に色を抑えて。幽玄とか深閑としたとか、人の心に響くところがありそうで、究めてほしい世界です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF70-300mm F4.5-5.6 IS USM レタッチ: Photoshop Elements 3.0にてコントラスト、レベル調整 撮影地: 千葉県印旛郡本埜村

佳作

「ダブルウィング」


作者:
青木 登
都道府県:
千葉県
年齢:
43歳

広田 複葉機ならぬ2羽の白鳥です。肉眼と違ったおもしろさがあって、写真の楽しさが改めて浮き彫りになるような作品です。熱心に取り組んだことの勝利

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF50mm F1.8 Ⅱ レタッチ: Photoshop CS2にてレベル補正・ノイズ除去 撮影地: 北海道小樽市 小樽運河周辺

佳作

「夕日の街」


作者:
小笠原秀征
都道府県:
岐阜県
年齢:
37歳

担当 海外っていいなぁと思ったら、信号機がJAPANでした
広田 そうですね(笑)、人物などを完全シルエットにしたことで、ドラマを感じます。要素の省略のうまさが功を奏しました

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital レンズ: ペンタックス SMC TAKUMAR 28mm F3.5 レタッチ: Photoshop Elements 2.0にてレベル補正 撮影地: 栃木県真岡市

佳作

「駆ける」


作者:
青木 豊
都道府県:
茨城県
年齢:
38歳

担当 先日真岡鉄道へは、取材で行きました
広田 そうです、これは真岡のC12。思い切ったトリミングで迫りました。熱心に取り組んだからこそ見えてきたカメラアングルです

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D80 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Nikon Capture NXでRAW現像、トーンカーブ補正

佳作

「冬の食卓」


作者:
松本善幸
都道府県:
福島県
年齢:
19歳

担当 “かときち”かな? お腹すいてきました
広田 あれいいね腰があって、こうしてもちぎれない。ま、このように興味の対象に思い切ってアップで迫った態度がいい。うまい

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital X レンズ: トキナー AT-X 107 DX Fish Eye 撮影地: 奈良県奈良市 西大寺

佳作

「福よこい!」


作者:
しげじい
都道府県:
大阪府
年齢:
56歳

担当 これだけぎゅうぎゅう押されているのに楽しそうです
広田 魚眼レンズを上手に使っています。単なる風景とせず、右手に女性を配してポイントを作ったのが功を奏しています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: シグマ18-50mm F2.8 EX DC 撮影地: 三重県桑名市 菜花の里

佳作

「光のトンネル」


作者:
弓矢昌彦
都道府県:
三重県
年齢:
33歳

担当 寒そう。でも、このふたりは寒さを忘れているのでしょうね。とても幸せそうです
広田 母と子、それから撮影者のいい関係が写りました。光の集合点に子どもを配したのがポイントになっています。うまい

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D MarkⅡ レンズ: EF80-200mm F2.8L レタッチ: Digital Photo ProfessionalでRAW現像後、Photoshop Elementsでトリミング 撮影地: 東京都八王子市 長池公園

佳作

「雪中の赤い鳥」


作者:
原尾安彦
都道府県:
東京都
年齢:
37歳

担当 紅猿子(ベニマシコ)ていう名前なんですね、これうちの近くです
広田 渡りの前(3月ごろ)には、里へも降りてきます。作品は、ひ弱そうだが芯は強い小鳥の感じを、大自然のなかでよく表現しています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D MarkⅡ N レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM

佳作

「激突」


作者:
オフサイド
都道府県:
長野県
年齢:
50歳

担当 う~ん、これは痛そう(笑)
広田 シャッターチャンスが的確というか、男性しかわからない痛み。このコンテストに“金賞”はありませんか

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: パナソニック LUMIX DMC-FX01 レタッチ: モノクロ変換 撮影地: 大阪市

佳作

「廃屋」


作者:
水島寿之
都道府県:
大阪府
年齢:
47歳

広田 路地を歩くと行きあたりそうな一角です。生活が途絶えていそうなのに暗さがありません。作者はそこを伝えたかったようです
担当 ネコって不思議ですね。いるだけで、その場所に人間の生活もあるような気がしてきます

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF DX Fisheye Nikkor ED 10.5mm F2.8G レタッチ: Photoshop Elements 3.0にてレベル、彩度、アンシャープマスク、明るさ・コントラストを調整 撮影地: 千葉県柏市 あけぼの山農業公園

佳作

「一日を惜しみながら」


作者:
阿部広太郎
都道府県:
千葉県
年齢:
28歳

広田 一般的に花は順光線でとらえた作品が多いのですが、ここでは逆光線を利用しています。印象的な絵作りをしてくれる魔法の光、それが逆光です
担当 花に透けてみえる夕日がキレイですね。太陽も地平ギリギリで、もう何回かシャッターを切ったら、今日はもう家に帰ろうかなというシチュエーションを想像してしまいます

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 18-50mm F2.8 EX DC レタッチ: PictureProjectで輪郭補正 撮影地: 山梨県身延町西島

佳作

「飛んでけぇ~」


作者:
拓隊長
都道府県:
山梨県
年齢:
44歳

担当 きれいですね。誌面でもこの美しさ、出したいです
広田 三脚を用いたズーミングが的確です。次回はぜひ手持ちでもトライしてください

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ソニー Cyber-shot DSC-F707 レタッチ: Photoshop Elements 5.0でぼかしたレイヤーを作り、2枚を合成してソフト感を強調 撮影地: 北海道函館市 五稜郭公園

佳作

「春の日」


作者:
長谷川和成
都道府県:
北海道
年齢:
35歳

広田 花見で踊る人たちは高齢者でしょうか。童心に帰った姿が童話のように描かれています。彩度とにじみを巧みに織り交ぜているようです
担当 ぽかぽかしたあたたかな感じも伝わってきますね

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D2X レンズ: シグマ 10-20mm F4-5.6 EX DC HSM レタッチ: Nikon Capture 4で彩度、トーンカーブを調整。Photoshop CS2で微調整 撮影地: アメリカカリフォルニア州 モハビ砂漠

佳作

「時空」


作者:
はやしなおき
都道府県:
米国
年齢:
34歳

担当 カッコいい。荒々しい雲、それに続くアスファルトの道。なにかミュージックビデオの1シーンのようです。
広田 モデルにレフ板の扱いもベテランらしく、寒さの印象を強く表しています。意表をつく舗装道路と、16:9の画面比もドラマを盛り上げています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D40 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-55mm F3.5-5.6G 撮影地: 千葉県

佳作

「ちょっと停車」


作者:
大出祥弘
都道府県:
神奈川県
年齢:
22歳

担当 背筋を伸ばすようなしぐさから、走行時間の長さを感じますね
広田 ぜんぜん違うかもしれませんが、この作品を見て感じたことは『将来設計』という言葉です。このあたりは分譲の土地を探しているようにも見え、ドラマ性を感じました

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF)

佳作

「コハクチョウが舞ってくれました」


作者:
こたぴん
都道府県:
石川県
年齢:
49歳

担当 美しい山並と、幾何学的な編隊を組んで飛ぶ鳥。どちらも絵になりますね。
広田 白鳥がごく自然に並べられていますが、背景の細やかさを表現するには画素数が足りないためか、鳥と周辺の画像が乱れています。雄大な感じはつかめます

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ペンタックス K10D レンズ: FA31mm F1.8 AL Limited 撮影地: 中国 上海南駅

佳作

「Morning」


作者:
高楊 順
都道府県:
千葉県
年齢:
34歳

担当 窓が上下にあるので2階式でしょうか。2階式の列車は海外にもたくさんあるんですか?
広田 外国が先でした。レール幅が広いし、ラッシュもほどほどですから。そんな悠々感が伝わってくる作品です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM レタッチ: SILKYPIX DeveloperStudio 3.0で現像後、デジカメNinjaにてレベル補正、トーンカーブ調整 撮影地: 群馬県多野郡

佳作

「とおーっ!」


作者:
黒澤一章
都道府県:
群馬県
年齢:
57歳

担当 打たれて手が離れた絶好のタイミングですね。気迫が伝わります
広田 野球でもバットのこの位置にボールが当たったらしびれちゃう。エキシビジョンですが、いい表情を的確にとらえました。スポーツ写真は目です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D2X レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF) レタッチ: RAW撮影後、Nikon Captureで現像 撮影地: 静岡県

佳作

「春が近づく頃」


作者:
makoto
都道府県:
静岡県
年齢:
42歳

担当 梅の純白とSLの黒
広田 もはやむずかしい組み合わせではありません。デジタルは進歩しました。SLはオーソドックスな撮り方がやはり似合いますね

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: タムロンAF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di II LD ASPHERICAL[IF]Macro 撮影地: 京都府

佳作

「もみじとさくら」


作者:
中西正芳
都道府県:
大阪府
年齢:
38歳

担当 “お~やおや、紅葉バックの桜かな”なんて
広田 異常気象という言葉があてはまりそうですね。そうは撮れないチャンスを捕まえました。おっと思ったら撮る。撮った人の勝利です

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: シグマ24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO レタッチ: NeatImageでノイズ除去、Digital Photo Professionalで明るさ補正 撮影地: 福岡県春日市

佳作

「大好きな居場所」


作者:
奥村咲太郎
都道府県:
福岡県
年齢:
29歳

広田 父親のしぐさがなにをしているのか不明なので、赤ちゃんとの関係が若干希薄です。でも、むしろそこにのどかな休日が感じられ、長所になっています

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: タムロン SP AF90mm F/2.8 Di Macro 1:1 レタッチ: Photoshop Elementsにてレベル補正及びアンシャープマスク処理

佳作

「手のひらのクモ」


作者:
服部克己
都道府県:
滋賀県
年齢:
63歳

担当 影か……、ギョッとしました。
広田 楽しい発想です。写真は独自の発想がスタートのひとつです。これからもいろいろ試しましょう。思いがけない写真につながりますよ

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO 撮影地: 神奈川県伊勢原市

佳作

「燃える空」


作者:
金子和浩
都道府県:
神奈川県
年齢:
39歳

担当 きれいな紅葉です
広田 昨年の紅葉、きれいでしたね。ここでは2本の木を配したことで、美しさに力強さをプラス、質感と色彩に変化をつけたところが非凡でした

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF70-200mm F2.8L IS USM レタッチ: RAWファイルをSILKYPIXでモノクロ現像 撮影地: 愛知県名古屋市

佳作

「夢見る瞳」


作者:
宇佐見隆介
都道府県:
愛知県
年齢:
30歳

担当 どんな歌を歌っているのでしょう?
広田 個性的な人を個性的ポートレートに仕上げています。雰囲気を捨て、射るような強さを求めてモノクロに仕上げたことが、成功しました

 

2007年4月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: タムロンSP AF28-75mm F/2.8 XR Di LD ASPHERICAL[IF]Macro レタッチ: Photoshop Elements 2.0にてトリミング、モノクロ変換、シャープネス、焼き込みツール使用 撮影地: 千葉県我孫子市 手賀沼

佳作

「挑む」


作者:
後藤 聡
都道府県:
東京都
年齢:
48歳

担当 迫力ありますね。いまにも狩られそうです
広田 バックがすっきりしていたらこの迫力は出ませんでした。適当にぼけていて、ネコの生活環境というか縄張り感があってこそです

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S2 Pro レンズ: ニコン AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Photoshop CSにてレベル補正、色相・彩度調整 撮影地: 愛知県名古屋市中区大須 プリント: エプソン PM-3500C 用紙: エプソン 写真用紙

優秀賞

「出番待ち」


作者:
山田忠男
都道府県:
愛知県
年齢:
73歳

どのような「出番待ち」なのかは不明ですが、着物を着ていたころの時代もみごとに再現されていて、伝統ある行事か舞台の出番を待っていることが想像できます。赤を基調とし、全体がレトロな色調でまとまっていることで味わい深さを感じます。正面から撮影しているため縦横の線が多い背景にもかかわらず画面内がよく整理され、すべてが効果的でまったく不要な要素がありません。右に座る少女にのみ動きがあり、唯一着物が黄緑色で色彩バランスも効果的です。3人がもつそれぞれの表情からやわらかい空気が伝わってくるすばらしい写真です。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: パナソニック LUMIX DMC-LX1 レタッチ: Photoshop 7.0にてアンシャープマスク、ソフト処理 プリント: DPEショップ

準優秀

「森の兄弟」


作者:
横山昭人
都道府県:
香川県
年齢:
44歳

ソフトフォーカスレンズを使ったような加工が非常に効果的で、余分なディテールをうまくそぎ落としています。フレーミングも絶妙なバランスを保っていて、主役のフクロウのヒナの表情が非常にかわいらしく表現されています。こんなふうに自然が身近な環境にいて、やわらかい写真に仕上げた作者のやさしさが作品からにじみ出ています。ソフト効果とシンプルな色彩構成、構図に作為的な印象はまったく感じられず好感がもてます。童話の世界で森の妖精に出会ったような、さわやかで不思議なやさしさにあふれた写真です。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: タムロン SP AF 17-50mm F/2.8 XR Di Ⅱ LD Aspherical [IF] レタッチ: Photoshop CS2にてトーンカーブ、トリミング、アンシャープマスク 撮影地: 京都府京都市東山区祇園町 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: エプソン 写真用紙<クリスピア>

入選

「襟替えの日」


作者:
福井幸男
都道府県:
京都府
年齢:
59歳

同じときに撮影されたであろう作品を複数応募されていたのですが、画面内の線と色彩と被写体要素をギリギリのバランスでとらえる必要のある、むずかしさにチャレンジされた一枚を選びました。古都のシックな色調を背景に、青い傘と青い着物の男性に対し女性の赤い蹴出しが差し色となり効果的です。高い場所からの撮影も功を奏し、画面内がよく整理できています。あえて苦言を呈すれば、路面をごくわずか切りつめて簾の面積を増やせば、よいバランスとなるでしょう。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D2X レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF) レタッチ: Photoshop CS2にて彩度、レベル補正 撮影地: 富山県黒部市 プリント: エプソン PX-G930 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

入選

「母と娘」


作者:
細川 寛
都道府県:
富山県
年齢:
32歳

早朝なのか、長い影を引く赤い陽差しが母と子の姿を浮きたたせています。和服のお母さんに身だしなみを直してもらっている少女の姿もかわいらしくて微笑ましい限りです。やさしく話しかける声さえ聞こえてきそうです。逆光での撮影ですが、うまく階調がコントロールされてシャドウ部の再現も適切です。しかし、周囲の人物の入り方を含めてフレーミングが中途半端です。少しアングルを下げ、周囲の人物の入る量を少なくしてふたりに迫って主題を浮き上がらせるか、逆に背景に人物を取り入れて状況を広くとらえることで、周囲の空気を含めた写真に仕上げることもできるでしょう。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S3 Pro レンズ: ニコン AI AF Zoom Nikkor 35-70mm F2.8D レタッチ: Photoshop CSにてレベル補正 撮影地: 愛知県春日井市 プリント: エプソン PM-3500C 用紙: エプソン 写真用紙<光沢>

入選

「凍結湖」


作者:
西井忠義
都道府県:
愛知県
年齢:
71歳

青一色の凍りついた湖面に立ち枯れの木と影が織りなす幾何学模様が美しい作品です。朝日が作る影の角度も画面構成上効果的で、要素をそぎ落とした勝利といえます。うっすら残る雪で氷の質感も感じられ、「寒い」「冷たい」印象よりも、ガラス細工のような、青い切り子を見るような美しさがあります。おそらく雪の存在感を増すために強力にシャープネス処理をされていると思いますが、かえって目ざわりにも受け取れます。もう少しやわらかな細部表現のほうが、ガラス細工ではなく「湖面の氷」を強く感じられるはずです。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: オリンパス E-1 レンズ: ZUIKO DIGITAL ED 50-200mm F2.8-3.5 レタッチ: Photoshop Elements 5.0にて調整 撮影地: 岡山県 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: エプソン 写真用紙<光沢>

入選

「雪原の朝」


作者:
坂本忠俊
都道府県:
岡山県
年齢:
70歳

新雪に差す朝日が美しく無垢でやわらかい質感を感じます。雲ひとつない晴天の青色と雪の白色のみの世界は、ある種の神聖さを感じます。非常に美しい作品なのですが、ハイライト部からシャドウ部へのつながりでトーンジャンプが確認できる点が残念です。レタッチやプリント、どの段階で発生したかは不明ですが、デジタルカメラではこのような色彩をなめらかに表現すること自体難易度が高く、補正は細心の注意を払って行うことをおすすめします。画面内の微妙な構成が大きく完成度を左右する作品ですが、すでにできあがっている感覚にあえて逆らい、異なるバランスを模索することも新たな発見のために必要なことです。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF100mm F2.8 マクロ USM レタッチ: Photoshopにてレベル補正、トーンカーブ、アンシャープマスク 撮影地: 大阪府立花の文化圏 プリント: キヤノン PIXUS iP7500 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

入選

「椿」


作者:
前田康隆
都道府県:
奈良県
年齢:
57歳

やわらかなぼけで省略した背景は非常に効果的に作り上げられています。渋みのある濃厚で鮮やかすぎない色彩は、まるで絵画のような力強さをもち、存在感の強い一枚に仕上がっています。画面構成も最適で作者の力量を感じる作品です。シャドウ部の階調再現も絶妙でインクジェットプリンターの出力結果も非常に完成度が高く、力強さを支えています。基本的な技術と審美眼をもっている作者だからこそあえて申し上げれば、被写体になにを感じ、写真になにを込めたいのかを常に意識されると、さらに感情が画面のなかに色気として見えてくると思います。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G (IF) レタッチ: Nikon CaptureにてRAW現像後、WB、トーン調整 撮影地: 神奈川県鎌倉市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン フォトマット紙

佳作

「輝き」


作者:
橋爪 通
都道府県:
神奈川県
年齢:
58歳

寒い冬に日が当たる場所で咲き、縁起のよい名前をもつ黄金色の福寿草が、木漏れ日のなかで輝いた一瞬は、まさに福寿草らしい姿だと思われます。木陰だからではなく画像処理で調整されたと思われる紫の背景も効果的で、葉の緑色を感じさせず色彩の単純化に貢献し、黄色とのよいコントラストを見せています。画面右上にピントの合った木の幹が少しだけありますが、カメラ位置を工夫するなどして避けたいところです。応募されたプリントはマット紙でしたが、光沢紙のほうが黒がよく締まりシャドウ部の再現性が高いのでより作品を引き立てると思います。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D MarkⅡ レンズ: シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE レタッチ: SILKYPIXにてRAW現像後、Photoshop CSにてトーンカーブ調整 撮影地: 長野県 北八ヶ岳横岳 プリント: エプソン PX-G900 用紙: エプソン 写真用紙<光沢>

佳作

「山珊瑚」


作者:
宮坂雅博
都道府県:
長野県
年齢:
39歳

標高2,400m、-20℃での撮影でなければ体験できない光景の作品ですね。題名にあるように深い青の空と、朝日に赤く染まる霧氷はまさに珊瑚のようで厳しい自然環境ならではの造形なのでしょう。対角線魚眼レンズで撮影されていますが、もともとの形状がわからないので独特の歪みを感じないため、逆にストレートに珊瑚のような印象を演出できています。夢中で撮影されたようですが、ひと息ついたところで、空をもう少し入れたり、樹に吹きつけたであろう風を感じるにはどうすればよいかなどを配慮するとさらに完成度がアップします。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: Photoshop 5.0にてトーンカーブ、アンシャープマスク 撮影地: 茨城県 霞ヶ浦 プリント: エプソン PM-3500C 用紙: フジフイルム 画彩<写真仕上げ Pro>

佳作

「順風満帆」


作者:
田村 武
都道府県:
東京都
年齢:
67歳

ダイナミックなフォルムの帆と日没寸前の赤い光、そして濃く青い空が印象的です。複数応募されているなかで、あえてシンプルな画面構成の作品を選択しました。フレーミングも適切でバランスもよいのですが、収まりがよすぎて、写真からくる強いインパクトは感じられません。本作品に限らず非日常の刺激は新鮮な写真を撮らせてくれますが、味わい深い写真に仕上げるには、被写体から受けたものだけでなく、被写体になにを感じたかが重要です。ときどきファインダーから目を離し、周囲を見回して仕切り直す習慣をつけるとよいと思います。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF75-300mm F4-5.6 IS USM レタッチ: Photoshop Elements 5.0にてレベル補正、明度、コントラスト、彩度、シャープネス調整 撮影地: 愛知県 豊橋動物園 プリント: キヤノン PIXUS 9900i 用紙: プロフォトペーパー

佳作

「検眼」


作者:
花嶋 強
都道府県:
愛知県
年齢:
71歳

動物園でのワンシーンですが、微笑ましい2匹の姿と表情が人間的で、見る側が勝手にセリフをつけたくなる一枚です。親子なのでしょうか「コラッ! いい加減にしろ!」と怒りながらも、歯を食いしばってじっとしている親の姿にも見え、人間と重ね合わせて見てしまいます。背景に融け込むような体毛に対し、顔の赤さだけが目を引くシンプルな構成のため、親猿の表情を際だたせています。情景描写を決めるフレーミングは、2匹の関係を感じるには十分で適切だと思います。それにしても細かいことを云々したくはない、やさしい写真ですね。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF24mm F1.4L USM レタッチ: Digital Photo Professionalにて現像後、Photoshop 7.0にてトーンカーブ調整、アンシャープマスク 撮影地: 愛知県 プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン フォトマット用紙

佳作

「彼女とアザミと飛行機雲と」


作者:
山童賢洛
都道府県:
愛知県
年齢:
43歳

夕刻の撮影なのか画像処理なのか、ほとんどモノクロのように色彩を排除していることと、なにかに願いをかけるかのような彼女の姿がシルエットとなって童話の切り絵を見るようです。髪の長い彼女のポーズも印象的で雰囲気があります。作者のなかでは飛行機雲は必要だったのでしょうか。ストレートに童話的表現ならば不要かもしれません。デジタルになり、写真が鮮やかにハッキリと写ることが当たり前になった現在において、あえて色彩を限界まで排除しつつもモノクロではない写真が、マットな仕上がりと相まって新鮮でやさしい気持ちを感じられる作品に仕上がっています。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D2X レンズ: シグマ APO 300-800mm F5.6 EX DG HSM レタッチ: Nikon Capture NXにてアンシャープマスク、ホワイトコントロールポイント、ニュートラルコントロールポイント(彩度・明度調整)、トリミング 撮影地: 徳島県勝浦郡上勝町 高丸山 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: エプソン 写真用紙<光沢>

佳作

「囀」


作者:
天羽敬郎
都道府県:
徳島県
年齢:
58歳

スズメより小さなミソサザイは体に似合わぬ大声で長く鳴き続けることで有名です。そうした習性を理解して撮影し、タイトルもつけられていることは、自然を相手にする写真の醍醐味でもあるでしょう。超望遠レンズで背景が極端にぼけ、主題が浮き上がっています。色彩をともない大きくぼけている場合、画像処理の過程でリング状のトーンジャンプを生むことが多く、本作品でも緑を強調する過程で発生したと思われるジャンプがハッキリと確認できます。彩度を無理に上げなくても味わいは失われないので、いま少し補正に工夫が必要ですね。

 

2007年4月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO1:1 レタッチ: Photoshop Elementsにてコントラスト補正、アンシャープマスク 撮影地: 滋賀県 子どもの森 プリント: エプソン PM-4000PX 用紙: エプソン 写真用紙<絹目調>

佳作

「赤いリボン」


作者:
服部克己
都道府県:
滋賀県
年齢:
63歳

咲きはじめは折りたたまれたリボンのような姿のアカバナマンサクをマクロレンズで背景を省略しています。花の写真としては珍しくベージュの背景と赤い花びらという色彩の取り合わせがシンプルで、まるで品のよい日本画のような印象を受けました。仮に黒い背景で撮られたなら平凡な作品になっているでしょう。被写体そのものが造形的であることに加え、画面構成も押しつけがましくない、ゆるりとした計算がなされていてムダがありません。作者の実力がかいま見え、肩の力が抜けたシブい大人の味わいをもっているといえるでしょう。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン PowerShot G5 レタッチ: Photoshop CSにてモノクロ化、トーンカーブ調整 撮影地: 静岡県島田市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げPro

優秀賞

「強風」


作者:
鈴木 元
都道府県:
静岡県
年齢:
51歳

竹林の丘を吹き抜ける強い風の流れが感じられるさわやかな作品です。硬質な質感の石垣の面、芝が刈り取られた丘、風に吹かれる縦に伸びるやわらかい竹、そしてぬけるような雲のない青空の調和がこの写真の主題ですが、正面から吹きつける風に向かって歩く青年が単調な調子をくずして、この写真に命を与えています。技術面ではシャープネスをもう少し控えめにすることをおすすめします。鈴木さんはこのほかにも多くの作品を投稿してくださいました。よくまとまっていますので、一貫性のある作品を集めて、そろそろ個展に向けた準備をされてもよいのでは? と感じました。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF-S18-55mm F3.5-5.6 Ⅱ USM レタッチ: Photoshop 7.0にてトーンカーブ調整、レベル補正、モノクロ化 撮影地: 兵庫県 淡路島 プリント: エプソン PX-5500 用紙: キヤノン ファインアートペーパー・フォトラグ 

準優秀

「みだれ髪」


作者:
納 理香
都道府県:
大阪府
年齢:
30代

作者のコメントに、夏休みの旅行中、夫と子どもがお昼寝している間にこっそり撮ったセルフポートレートとありました。妻でも母でもないひとりの女が、コットンのマット紙の上に美しく表現されています。用紙との組み合わせで少し温黒調に見えるインクの調子もやわらかく、ソファのテクスチャがやさしい雰囲気をかもしだしています。フレーミングが型にはまっていないのが、かえって新鮮で動的な表現になっています。肝心なところにピントがきていませんが、それがむしろこの作品の品位を上げています。ふだんは潜んでいる自分の内面を浮上させて表現したこの作品からは、セルフポートレートでしか表現できない率直な強さが感じられます。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF) レタッチ: Photoshop CS2にてトリミング、モノクロ化、プリンタードライバにてセピア色に変換 撮影地: 富山県富山市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン 写真用紙〈絹目調〉

入選

「幼年時代」


作者:
金 雅彦
都道府県:
富山県
年齢:
48歳

温泉旅行に行った際に、息子さんと姪御さんが遊んでいる様子を、ご自身の子ども時代の追体験としてとらえたのでしょうか。レトロ調の表現にするため、セピアトーンでプリントし、その上にノイズを意識的に加えています。障子越しの薄明かりの光がまわって美しく、また不思議な感じのする作品に仕上がっています。ファミリーフォトが作者の手によって、見る人のイマジネーションを刺激する創造的な作品になりました。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ペンタックス *ist DS レンズ: タムロンAF 28-200mm F/3.8-5.6 XR Di Aspherical [IF] Macro レタッチ: Photoshop 6.0にてモノクロ化、レベル補正 撮影地: 神奈川県横浜市 横浜みなとみらい21 プリント: エプソン PM-G800 用紙: コニカミノルタ フォト光沢用紙

入選

「西日」


作者:
山田益夫
都道府県:
神奈川県 65歳

この作品のテーマは西日。強く差し込む西日の光と影を、ハイコントラストなプリントでみごとに表現しています。とてもインパクトの強い作品です。この写真の主題は右半分にあります。左半分は状況説明の部分ですが、思い切って左側の人を省略すると西日というテーマが強調された抽象的な表現になります。要素を絞り込めば、主題からくるインパクトがさらに強くなると同時に、見る人の想像力をかきたてることができます。コントラストの高い境界部が不自然に浮き出ていますので、シャープネスはもう少し控えめにかけたほうがよいでしょう。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: 70-300mm F4-5.6 APO MACRO レタッチ: Photoshop LEにてトーンカーブ調整 プリント: エプソン PX-G900 用紙: コニカミノルタ フォト光沢用紙

入選

「Silhouette of Sunset」


作者:
アズマサトシ
都道府県:
埼玉県
年齢:
44歳

しゃれた構図のスナップです。すっきりとした表現が現代的で、若々しさが感じられます。この写真の魅力は、コントラストが高く細部を省略したシンプルな表現にあります。しかし、全体のコントラストが非常に高いので、光沢紙にそのままプリントすると調子が淡白になり、視覚的には強い半面、印象が薄くなるというジレンマがあります。プリント用紙をテクスチャのあるマット系のものに代えてみたり、水面のハイライト部分をより焼き込むなど、表現をもう一歩進めるとさらに味わい深い作品になると思います。原画は美しいので、画像調整とプリント方法による表現に、さらに挑戦してみてください。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AI AF-S Zoom Nikkor ED 28-70mm F2.8D(IF) レタッチ: Photoshop 6.0にて彩度、トーンカーブ調整、モノクロ化 撮影地: 東京都 プリント: キヤノン PIXUS iP7500 用紙: COTMAN 水彩画用紙

入選

「ユカの肖像」


作者:
河原 剛
都道府県:
神奈川県
年齢:
37歳

この作品は水彩画用紙に直接プリントするという離れワザの結果生まれたものです。画用紙を使って階調をなめらかに出すのがむずしかったそうですが、その挑戦はみごとに成功しています。誌面ではわかりにくいかもしれませんが、クリーム色の用紙に少し青みがかったインクの発色は独特の美しさがあり、ダイナミックレンジが狭いのもこのようなポートレートにはかえって新鮮です。髪に反射している光がやわらかく、この作品のもっとも美しい部分になっています。このような独自性のあるプリント表現は作品にも強い個性を与えます。今月の技術チャレンジ賞です。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF 70-300mm F/4-5.6 Di LD Macro 1:2 レタッチ: Photoshop Elements 4.0にてRAW現像、レベル補正、トリミング、アンシャープマスク、モノクロ化 撮影地: 大阪府 万博公園 プリント: エプソン PX-G920 用紙: エプソン 写真用紙〈絹目調〉

入選

「冬の蒲の穂」


作者:
内藤壽恭
都道府県:
大阪府
年齢:
69歳

冬の寒い風に吹かれて花火のように輝く蒲の穂綿、縦に直線的に伸びる茎の線、斜めに弧を描く葉、それらが複雑にからまって力強いリズム感を生んでいます。逆光のコントラストを強調した、抽象性が高い作品です。作者は身近な自然のなかにある造形美を、敏感な目で発見して個性的な表現をしています。力強い原画ですので画像調整は逆に控えめにすると、力強さと繊細さが調和した作品になります。シャドウ側でコントラストのある縁の部分に白いハロが出ていますので、シャープネスはもう少し控えめにかけるのがよいでしょう。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: リコー GR DIGITAL レタッチ: なし(モノクロモードで撮影) 撮影地: イタリア ベネチア プリント: エプソン PX-G930 用紙: エプソン フォトマット紙

佳作

「水の街」


作者:
宇佐美隆介
都道府県:
愛知県
年齢:
30歳

イタリアのベネチアで撮影した路地のスナップです。やわらかい光がまわったさまざまなテクスチャの壁面と石畳が、この写真のおもな構成要素になっています。いろいろな形の看板や窓が、歴史のあるなかにしゃれた雰囲気をかもし出しています。また、中間域のグレーの組み合わせが、このプリント作品の魅力を高めています。作者によると、赤い服の女性が印象的だったそうです。その印象的な赤の調子が表現できれば、さらに魅力的な作品になると思います。撮影後のレタッチでそのような部分的なトーンの調整ができますので挑戦してみてください。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: コニカ Digital Revio KD-500Z レタッチ: Photoshop 6.0にてモノクロ化、コントラスト調整 撮影地: 三重県津市 プリント: キヤノン PIXUS Pro9000 用紙: エプソン 写真用紙〈光沢〉

佳作

「夕暮れ時」


作者:
百谷泉一郎
都道府県:
三重県
年齢:
47歳

大きくとらえた夕暮れの空、シルエットの家と背景の山並み、帰宅を急ぐ自転車という、郷愁を感じさせる詩的な内容ですが、空を引き裂いている2本の飛行機雲が現代的な空間であることを教えてくれます。この写真のいちばん大切な部分は、美しい空の調子です。撮影後の画像調整で手をかけると空がさらに階調豊かにプリントできるようになります。シャープネスを強くかけすぎたため、電柱や家の屋根のまわりに白いふちが見えますので、調整はモニター上で100%に表示した画像を見ながら、注意深く行うことが大切です。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM レタッチ: Photoshop CS2にてレベル補正、トリミング。Easy-PhotoPrint Proでモノクロ化 撮影地: 埼玉県川越市 プリント: キヤノン PIXUS Pro9000 用紙: キヤノン ファインアートペーパー・プレミアムマット

佳作

「そーっと切って」


作者:
小江戸ジロウ
都道府県:
埼玉県 65歳

ギューン、ギューンという電動糸鋸の大きな音が聞こえるようです。不安げな顔をして耳を指で塞ぎながらも、近くで見たいという子どもの好奇心、作品はその幼い心をみごとにとらえています。町内の青空工作教室でのひとコマとか。上質なファインアートペーパーにプリントされ、上品で美しい仕上がりです。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: SP AF17-35mmF/2.8-4 Di LD Aspherical [IF] レタッチ: Photoshop 7.0にてモノクロ化 撮影地: 静岡県掛川市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

佳作

「風の日」


作者:
鈴木由雄
都道府県:
静岡県
年齢:
55歳

強風に吹かれて流れるような長い振袖と、成人になった喜びにあふれる笑顔が印象的な作品です。丁寧に処理されたプリントも上質です。作者はこのほかにも数点の作品を応募してくださいました。扱っているものは心象風景や人物写真など、内容もいろいろですので、ご自身がもっとも興味のある対象に少しずつ絞り込んでいくと、作品がより個性的になるのではないかと思います。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF24mm F1.4L USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像、Photohsop7.0にてトーンカーブ調整、アンシャープマスク適用。プリンタードライバにてモノクロ化 撮影地: 愛知県 名古屋港イタリア村 プリント: エプソン PX-5500 用紙: キヤノン ファインアートペーパー・フォトラグ

佳作

「夕闇を一人」


作者:
山童賢洛
都道府県:
愛知県
年齢:
43歳

ぬれた石畳に反射する光のブレンドをとらえています。光るアーチ、若い女性、手前の壁などがバランスよく配置されています。コットンラグペーパーを使用したことにより、夜の雰囲気が出ている美しいプリントです。この写真は主題をもう少し明確にすると、より個性的な写真になると思います。撮影地は名古屋港のイタリア村とのことです。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ペンタックス *ist DS レンズ: シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC レタッチ: Photoshop CS2にて色相・彩度、シャドウ・ハイライト調整 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: エレコム 絹目の最上級写真用紙(特厚)

佳作

「凛として」


作者:
つゆひかる
都道府県:
静岡県
年齢:
58歳

清潔感のある猫のポートレートです。夕暮れの空の光と水面のさざ波から、静かに吹く風と空気感が伝わってきます。電柱と家並みを背景にした、猫の凛とした姿から生命力を感じます。また、撮影位置を猫の胸のあたりにしたことが、被写体に対する尊敬のまなざしとなり、この作品の成功につながっています。階調のなめらかな美しいプリントです。

 

2007年4月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD Aspherical [IF] MACRO レタッチ: ZoomBrowser EXにてモノクロ化 撮影地: 兵庫県神戸市 プリント: キヤノン PIXUS 9100i 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

佳作

「ミラー」


作者:
キンクス
都道府県:
滋賀県 56歳

現代都市で発見する造形空間はおもしろいモチーフです。幾何学的な直線や曲線で構成された抽象的な写真表現は、私たちにとって身近なものになりつつあります。この作品は題名どおりガラス面に映った近代建築物をフレーミングしていますが、切り取り方の上手さから、見る人が一瞬バランス感覚を失ったようになるおもしろさがあります。左側のガラスに映った空のテクスチャと、右側のハイライトが飛びぎみの空の処理にもうひと工夫ほしいところです。内容が直線を中心とした硬質なものなので、プリントの調子や用紙の選び方を逆にやわらかいものにすると、相対する要素が調和した作品になるでしょう。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: 1枚目、3枚目 キヤノン EOS 5D、2枚目 キヤノン EOS 20D レンズ: EF35-350mm F3.5-5.6L USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像、Photoshop CSにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 1枚目 千葉県幕張市、2枚目 東京都江戸川区、3枚目 東京都大田区

優秀賞

「湾岸景」


作者:
橋本昭秀
都道府県:
千葉県
年齢:
46歳

それぞれ異なる場所、被写体ながら、それらをうまく組み合わせることで、現代を象徴するような不気味ともいえる空気感を漂わせている作品です。すべて遠景のみで勝負し、それぞれポイントとなる被写体を配置している。しかもそのポイントとして使っているものは小さく見せているけれどもじつは金属的な巨大なもの、という形で統一させているところに巧みさを感じます。構図、バランスも申しぶんありません。都内近郊でこのような写真を撮るのはむずかしいものです。日ごろから周りをよく見て観察して撮り歩いた賜物といえる作品でしょう。また、パソコンのディスプレイ上で拡大して見ると、細かいところまでよく目が行き届いているのがわかります。そこも評価のポイントになりました。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: ペンタックス *ist DS レンズ: DA 18-55mmF3.5-5.6AL レタッチ: SILKYPIX 3.0にてトーンカーブの補正をして現像後、Photoshop Elementsにてアンシャープマスク、色の削除、コントラスト調整 撮影地: アメリカ アリゾナ州 フィルター: C-PLフィルター

準優秀

「Another World」


作者:
Nobu
都道府県:
大阪府
年齢:
46歳

いろいろな色が入ることによって主題がぼけてしまうことのあるカラー写真に比べて、モノクロ写真は主題を強調できるものです。その点この作品は3枚ともに、ただ全体を入れ込んで撮影するということはせず、ポイントをしっかり絞って撮ることで、その特徴を活かすことができています。写真のレベルに関しては、かなりのレベルに達しているといえるでしょう。とくに1枚目と3枚目については、光を上手に活かし、ディテールを出すことに成功しています。ただ、2枚目だけは少し弱さを感じます。この写真も光をうまく使って立体感のある写真にしてほしかったところです。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S3 pro レンズ: 1枚目 タムロン SP AF17-35mm F/2.8-4 Di LD Aspherical [IF]、2枚目、3枚目 シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO レタッチ: Photoshop 6.0にてレベル補正、彩度、アンシャープマスク、コントラスト調整 撮影地: 栃木県 渡良瀬遊水地

入選

「金色の世界」


作者:
光吉正憲
都道府県:
埼玉県
年齢:
37歳

どの写真もきれいで、プロ並みの腕前を感じさせます。また、同じ場所で何時間も粘って、ものすごくたくさんの量を撮っていることと思います。撮影技術に加えて、そういった粘り強さをもっている方なのでしょう。ただし、撮影するときにねらいを定めすぎているきらいがあります。撮影を完璧にこなし、いい写真を並べたとしても、「キレイだな」のほかの感情をもたせることはできず、また、それぞれの写真のよさをつぶしあってしまうのです。「1枚のいい写真を際立たせるためのあと2枚」という意識をもてば、なにかを感じさせる作品に仕上げることができると思います。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: 1枚目、2枚目 ペンタックス K10D 3枚目 ペンタックス *ist DS2 レンズ: 1枚目、2枚目 DA 16-45mmF4ED AL 3枚目 シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC レタッチ: Photoshop CS2にてシャドウ、ハイライト調整、トリミング 撮影地: 神奈川県横浜市 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: 1枚目、2枚目 エプソン 写真用紙クリスピア 3枚目 エプソン 写真用紙〈絹目調〉

入選

「彩り」


作者:
つゆひかる
都道府県:
静岡県
年齢:
58歳

1枚目の水面への映り込みを撮るという発想や、3枚目の船が通ったあとに目を向けるという着眼点は、上位入賞作とも優劣つけがたいものがあります。ただ残念なのは、1枚目の左右下の部分です。絵画を思わせる雰囲気があるのですが、水面に映り込んでいない実際の岸が見えてしまっていることでリアリティが出てしまい、現実に引き戻されてしまいます。また、2枚目と3枚目を入れ替えたいところです。こうすることで尻すぼみにならず、見たあとに余韻が残る作品になります。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: ニコン D100 レンズ: AI AF Zoom Nikkor ED 18-35mm F3.5-4.5D(IF) プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン 写真用紙〈光沢〉

佳作

「山里」


作者:
松井浩美
都道府県:
京都府
年齢:
45歳

雰囲気をうまく伝えることができています。撮影技術、プリント技術ともに、レベルの高さは間違いありません。ただ、切り取り方をもう少し考えるといいと思います。たとえば1枚目のプラスチックのカゴなどは入らないほうがいいでしょう。撮るとき、撮ったあとにもう一度全体を細かく見直してみてください。また、目の高さから撮影したもので組み合わせていますが、もっといろいろなアングルで撮った写真を組み合わせれば、よりよくなるでしょう。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一







SPEC

カメラ: ニコン COOLPIX S10 撮影地: 群馬県前橋市

佳作

「仲良しな時間」


作者:
丹羽倫子
都道府県:
群馬県
年齢:
48歳

ありそうでなかなかないシーンをとらえた、ユーモアにあふれた作品です。とくにネコファンにとってはたまらないでしょう。ネコの表情の変化から感情の動きを感じ、まるで言葉を交わしているようにも見えます。オスとメスかと思って見ていたのですが、2匹ともオスだったんですね。それを知ってちょっとガッカリしましたが、なんらかのカミングアウトととらえました(笑)。

 

2007年4月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N 1枚目 EF85mm F1.8 USM、2枚目・3枚目 EF28mm F1.8 USM レタッチ: Photoshop CSにてモノクロ化、レベル補正、ノイズ・マスク処理 撮影地: 栃木県 那珂川

佳作

「故郷の河」


作者:
ぐんじゆうじ
都道府県:
栃木県
年齢:
45歳

「惜しいなぁ」と思ってしまいました。決定的瞬間をとらえた、ものすごくおもしろい写真なのですが、1枚目の周囲、背景にいる人やボート、2枚目の遠くにあるクルマ、3枚目のうしろにいる観光客など、余分なものが写り込んでしまったばかりに、中心にある主題がぼけてしまっています。これらをフレーミングやトリミングなどの処理で見えないようにすることで、より完成度の高い作品に仕上げることができるでしょう。いい被写体を見つける目は確かです。あとはその主題をどう撮るか、どう仕上げるかを突き詰めていけば、作品レベルは確実に上がると思います。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: リコー Caplio R4 撮影地: 愛知県日進市

優秀賞

「大吉」


作者:
宇佐見益美
都道府県:
愛知県
年齢:
30歳

なんともほほ笑ましい馬の表情ですね。この作品はパッと目を引く作品でした。馬の顔を正面からではなく、ローアングルで撮影した点がよかったと思います。鼻先と口にあるまだら模様と長いひげがなんともいえずおもしろいです。「この馬の正面から見た顔はどんな顔なのかな?」と想像力がかき立てられる点もいいですね。コンパクトカメラで撮影して、レタッチをすることなく応募されたようです。シャッターを切る段階で「自分の頭のなかにあるイメージを写真にする」という意味では、非常によいお手本となる作品ではないでしょうか。デジタルカメラの時代になったからこそ改めて、シャッターを切る瞬間をいちばん大切に! という写真の基本を再認識させられる作品でした。撮影者の「大吉」というタイトルのつけ方も味があっていいですね(笑)。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO レタッチ: Capture NXにてRAW現像、カラー調整、コントラスト調整、トリミング 撮影地: 広島県 広島空港 フィルター: skyフィルター

準優秀

「陽炎の彼方へ」


作者:
杉岡良雄
都道府県:
広島県
年齢:
43歳

この写真を見たとき、なんだか油絵のようなステキな作品だなと思いました。非常に幻想的で私は好きです。優秀賞の作品とはうって変わり、こちらはカラー調整、コントラスト調整など、いろいろとレタッチされたようですが、自分のイメージを写真に反映させるという意味では、デジタル時代の象徴のような作品で興味深かったです。ジェットエンジンの高温排気が陽炎のようになった瞬間をうまくとらえていて、シャッターチャンスも非常によく、根気強くこの瞬間を待たれたのがよくわかります。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ペンタックス K10D レンズ: DA FISH-EYE 10-17mmF3.5-4.5ED(IF) レタッチ: SILKYPIX 3.0にて明るさ補正、トリミング、コントラスト補正 撮影地: 神奈川県 よこはま動物園ズーラシア

入選

「個性的になりたい。」


作者:
GreatPAPA
都道府県:
東京都
年齢:
27歳

レンズの選択がモノをいいましたね。一輪だけ色の違うチューリップをフィッシュアイレンズを使って撮影した点が、非常に目を引きました。この作品はフィッシュアイレンズのユニークさを十分に表現していると思います。アングルも絶妙で、数ある花写真のなかでも、おもしろさと新鮮さにおいてはいちばんよかったと思います。個性的なチューリップを個性的な手法とレンズでうまく表現しましたね。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: タムロン SP AF90mm F/2.8 Di Macro

入選

「優しい時」


作者:
瀬尾真由美
都道府県:
徳島県
年齢:
46歳

タイトルどおり本当にやさしい感じのする作品です。思わずきれいな作品だなぁと見とれてしまいました。夕焼けの時間帯に白梅を撮影されたということですが、左側に夕焼けがあることで幻想的な雰囲気の写真になったと思います。花も撮影する時間帯によって、いろんな表情を見せてくれることを改めて実感しました。構図もすばらしく、画面上における梅の花と夕日の配置もとてもいいですね。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital X レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像後、Photoshopを使い、目以外にクイックマスクモードで彩度調整、モノクロ化、全体にアンシャープマスク 撮影地: 北海道室蘭市

入選

「ナンだよ」


作者:
モコ
都道府県:
北海道
年齢:
31歳

おもしろいイヌの表情をよくとらえています。言葉をしゃべることができたなら、本当に「ナンだよ」といってそうです。目は口ほどにモノをいうということわざがありますが、この目だけで十分、イヌの心理状態がわかりますね。アングルもすばらしく、目以外を彩度調整でモノクロ化した点が、この写真をよりいっそうインパクトのある作品に仕上げました。作者のこのイヌに対する愛情もとてもよく伝わってきます。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: オリンパス E-500 レンズ: ZUIKO DIGITAL ED 18-180mm F3.5-6.3 レタッチ: SILKYPIX Developer Studio Version 3.0.2.8にてトリミング 撮影地: 岐阜県 飛騨高山

入選

「そり」


作者:
清水 健
都道府県:
岐阜県
年齢:
42歳

楽しそうにそりに乗って遊ぶ姿が、ほほ笑ましくとてもやさしい感じがしました。真っ白な雪のなかに浮かぶお母さんの笑顔がとてもよくとらえられていると思います。撮影者の被写体に対する愛情がよく出ている点もよかったです。雪と親子というシンプルな構図ですが、その点がこのお母さんの笑顔を引き立てている気がします。シャッターボタンを押すタイミングも絶妙ですね。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AI AF Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D 撮影地: 千葉県 成田空港周辺

入選

「青空と翼」


作者:
山下浩文
都道府県:
千葉県
年齢:
44歳

青い空によく映える機体の飛行機ですね。写真からは強いシャープ感を感じたのですが、それはこの金属の機体もさることながら、写真のピントが非常にシャープであることがあげられると思います。スポーツ写真同様に、動きのある被写体をここまでジャストピントで撮影されている点を評価しました。これは簡単なようで非常にむずかしいことなので、作者は動きのある被写体を相当撮り続けているのでしょう。青空と飛行機のコントラストも絶妙で力強い作品となりました。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ペンタックス K100D レンズ: シグマ 70-300mm F4-5.6 DG MACRO レタッチ: Photoshop Elements 5.0にてRAW現像、トリミング 撮影地: 茨城県水戸市

佳作

「や、やられる。」


作者:
藤田 裕
都道府県:
茨城県
年齢:
34歳

最高のシャッターチャンスを逃すことなく撮りましたね! 左のイヌにとっては不意打ちの攻撃だったのでしょうか? なんだかこれ以上ないくらいびっくりした表情をしています。開いた口がなんとも間抜けな感じがして、思わず笑ってしまいました。こういった作品はつねに被写体にカメラを向けていて初めて撮れる作品なので、作者も会心のショットだったのではないでしょうか。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital レンズ: EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM レタッチ: RAW Image TaskにてRAW現像、ホワイトバランス調整。Photoshopにて色調補正 撮影地: 愛知県新城市

佳作

「満腹じゃ。」


作者:
小野田尚史
都道府県:
神奈川県
年齢:
23歳

お腹いっぱい食べて、満足な表情がよく出ています。口にくわえたスプーンがいいアクセントになっていますね。このころの子どもは、なにをしても絵になる被写体ですから、見ていても撮っていても飽きないのではないでしょうか。子どもの成長は本当にアッという間です。これからもこまめに撮影してあげてください。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD ASPHERICAL[IF]Macro レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像、色温度調整 撮影地: 鳥取県 鳥取砂丘

佳作

「想い出」


作者:
Bam
都道府県:
大阪府
年齢:
38歳

作者の想い出と、自分の娘さんをうまくシンクロさせたステキな作品です。映画のワンシーンに出てきそうですね。撮影する段階で、非常に丁寧にシャッターボタンを押されたことがよく伝わってきます。撮影場所は鳥取砂丘ということですが、「私もここでカメラを構えてみたい」と思いました。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF-S10-22mm F3.5-4.5 USM レタッチ: ZoomBrowserEXにてRAW現像 撮影地: 東京都港区六本木

佳作

「魔物のすみか」


作者:
秋本圭太
都道府県:
神奈川県
年齢:
23歳

構図のすばらしさを評価しました。多重露光で撮影されたそうですが、それがこの作品を味わい深い作品に仕上げましたね。クモに吸い込まれたような人影が絶妙でよかったです。広角レンズで撮影されたようですが、広角レンズならではの奥行きや画面の広がりがとてもよく出ていて印象的な作品になったと思います。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF28mm F1.8 USM 撮影地: 沖縄県

佳作

「お幸せにね。」


作者:
小倉太郎
都道府県:
徳島県
年齢:
28歳

とてもステキな1枚だと思いました。新郎新婦の顔は写っていませんが、幸福の瞬間の写真としては、かなりインパクトのある作品に仕上がったと思います。新婦のウエディングドレスの上に散らばった花びらがいいアクセントになっていますね。作者のコメントには「本当に幸せになってほしい、そう願って撮影しました」とありましたが、その気持ちがとてもよくこの作品からは伝わってきます。

 

2007年4月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF-S18-55mm F3.5-5.6 Ⅱ USM レタッチ: デジカメde!!同時プリント7にてリサイズ 撮影地: 香川県 小豆島

佳作

「モヤにモヤモヤ」


作者:
今コ
都道府県:
岡山県
年齢:
21歳

作者の意図に反して、霧がたくさん出てなにも見えなかったようですが、この作品の場合、かえってそれがよかったのだと思います。霧と人間のコントラストが画面を引き締め、シンプルにしたぶん、見るものにインパクトを与える作品となりました。なんだかあまりの高さに吸い込まれそうで少し怖いですが、その高さや奥行きも広角レンズの使用でよく表現されています。

 


デジタルカメラマガジン フォトコンテスト結果発表

デジカメエキスパート虎の巻