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パナソニック LUMIX DMC-G3 & LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. 実写レポート

パナソニック「LUMIX DMC-G3」は、前機種の「LUMIX DMC-G2」と比べると、ボディがさらに小さくなったことに加え、中身も大幅に進化。今回は同時発売された注目のレンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」とともに、操作性や描写性能をレビューしてみたい。

公開日: 2011年08月29日

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LUMIX DMC-G3のマガジン記事

パナソニック LUMIX DMC-G3 & LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. 実写レポート

公開日: 2011年08月29日

 パナソニック「LUMIX DMC-G3」は、LUMIX Gシリーズの第3世代目のデジタル一眼カメラだ。前機種の「LUMIX DMC-G2」と比べると、ボディがさらに小さくなったことに加え、中身も大幅に進化。今回は同時発売された注目のレンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」とともに、操作性や描写性能をレビューしてみたい。

「LUMIX DMC-G3」実写画像

画像をクリックすると等倍サイズの画像(4.4~8.8MB)を開きます。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:1/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(33mmで使用)/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F7.1/シャッタースピード:1/640秒/ISO感度:160/WB:晴天/フォトスタイル:風景/JPEG([4:3]L/ファイン)
香港のビル群と名物のひとつのトラムを撮影。日が沈み始めたため、日の当たる部分と影になっている部分があるが、シャドーからハイライトまで粘りがあり、ディテールまでしっかりと表現できている印象だ。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:2/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F13/シャッタースピード:6秒/露出補正:+0.7EV/ISO感度:160/WB:オート/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
カラフルなネオンがきれいなホテルを「LUMIX G FISHEYE 8mm/F3.5」の強烈なデフォルメと広い画角を使って撮影した。さまざまな色温度の光源が入り交じっているが、AWB(オートホワイトバランス)は非常に優秀でイメージどおりの色を表現してくれた。また、等倍でホテルや周辺のビルを確認してみると、窓枠のひとつひとつをしっかりと解像しているのがわかる。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:3/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(42mmで使用)/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F5.6/シャッタースピード:1/40秒/露出補正:+0.7EV/ISO感度:320/WB:日陰/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
市場で売っているトウガラシを標準ズームレンズの望遠端、最短撮影距離で撮影。標準ズームでも十分被写体に寄ることができ、背景もある程度はぼかすことができる。日陰での赤の発色も良く、肉眼で見た印象とほとんど同じ。また、ISO 320くらいであればほぼノイズレスな印象だ。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:4/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S./撮影モード:絞り優先AE/絞り:F7.1/シャッタースピード:1/400秒/ISO感度:640/WB:晴天/フォトスタイル:風景/JPEG([4:3]L/ファイン)
「LEICA DG MACRO-ELMARIT 45mm/F2.8 ASPH./MEGA O.I.S.」を使用して、 トンボが葉に止まった瞬間をMFで撮影した。タッチパネルで拡大表示位置を決められるので、素早く正確なピント合わせができる。そのおかげで、トンボの体毛や複眼がしっかり確認できるほどシャープに撮影できた。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:5/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(28mmで使用)/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F4.8/シャッタースピード:1/40秒/露出補正:+0.7EV/ISO感度:3200/WB:オート/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
ISO 3200でお店にディスプレーしてあったブタのマネキンを撮影。画像の平坦部とエッジ部に分けて処理する「3DNR」のおかげで、ISO 3200でも十分な描写を得ることが可能。平坦な影やマネキンのフラットな部分には強めのノイズリダクションがきいているが、帽子の細かい穴や光の当たっているマネキンの凹凸のある部分などはシャープに描写されているのがわかる。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:6/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(42mmで使用)/撮影モード:iA+/タッチ明るさコントロール:明るく/タッチカラーコントロール:赤味を強く/絞り:F5.6/シャッタースピード:1/80秒/ISO感度:500/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
ローアングルで猫を撮影した。標準ズームレンズ「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」を使用していると日陰では光量不足になりがちだが、iA+では自動でISO感度が上がるので、十分なシャッタースピードを確保できる。ISO 500程度であれば、まずノイズなどは気にならない。猫の毛並も柔らかく表現できている。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:7/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(24mmで使用)/撮影モード:クリエイティブコントロール/ポップ/絞り:F4.5/シャッタースピード:1/60秒/ISO感度:400/WB:オート/JPEG([4:3]L/ファイン)
日陰に止まっていたトラムの広告が格好良かったので撮影した。目の高さから撮影すると少しアオリ気味になりゆがみが生じるので、フリーアングル液晶を使ってハイアングルで撮影することにより真っ直ぐになるようにした。「クリエイティブコントロール」の「ポップ」で撮影したので、日陰でも発色は良く、ビビッドに描かれている。

「LUMIX DMC-G3」実写画像:8/9

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(21mmで使用)/撮影モード:クリエイティブコントロール/レトロ/絞り:F4.5/シャッタースピード:1/125秒/ISO感度:160/WB:オート/JPEG([4:3]L/ファイン)
香港の街中で見つけた自動販売機。一応稼働中だったが、古びた雰囲気が印象的だったので「クリエイティブコントロール」の「レトロ」で撮影した。「レトロ」で撮影するとコントラストが弱まり、オールドレンズで撮影したかのようなふんわりとした印象に。また全体的にアンバーな色合いにシフトする。アンティークなイメージに仕上げたい被写体には最適だろう。

ISO 160 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 160) ISO 200 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 200) ISO 400 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 400) ISO 800 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 800)
ISO 1600 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 1600) ISO 3200 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 3200) ISO 6400 「LUMIX DMC-G3」実写画像:9/9(ISO 6400)  

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.(42mmで使用) /撮影モード:絞り優先AE/絞り:F8/露出補正:+0.7EV/WB:白熱灯/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
ISO感度を変えながら夜景を撮影。ISO 160~400まではほとんどノイズ量やシャープネスなどの差は感じない。細かく見るとISO 800から若干暗部のディテールが失われ始めるが、ビルのエッジや明るい部分はISO 160と変わりなく見える。ISO 1600になると全体的にややノイジーになるが十分常用できる。ISO 3200になるとさらにノイズが増え、暗部のディテールはさらに失われるが明るい箇所やエッジ部分のシャープさは保っている。ISO 6400になるとさすがにノイズが増え、カラーバランスも崩れるが、ビルのディテールは残っている。

「LUMIX DMC-G3」+「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」実写画像

画像をクリックすると等倍サイズの画像(4.4~6.5MB)を開きます。

「LUMIX DMC-G3」+「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」実写画像:1/4

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. /撮影モード:絞り優先AE/絞り:F1.4/シャッタースピード:1/500秒/露出補正:+1.7EV/ISO感度:160/WB:曇り/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
最短撮影距離は0.3mと一般的な標準レンズに比べて被写体に寄って撮影することができる。近接撮影時も画質の劣化はほとんどない印象。開放絞りと近接撮影によって得られる大きなぼけは柔らかく、そして非常に美しく、被写体の立体感を強調することができる。

「LUMIX DMC-G3」+「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」実写画像:2/4

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. /撮影モード:絞り優先AE/絞り:F1.4/シャッタースピード:1/60秒/ISO感度:400/WB:オート/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
絞り開放でトラムのロールサインを撮影した。ピントの合っている部分はとてもシャープでぼけは非常になだらか。点光源を見てみると、さすがに絞り開放だと口径食の影響でぼけがラグビーボールのようになっている。これは開放から1段ほど絞るとほぼ改善される。

「LUMIX DMC-G3」+「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」実写画像:3/4

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. /撮影モード:絞り優先AE/絞り:F1.6/シャッタースピード:1/320秒/露出補正:+0.7EV/ISO感度:500/WB:曇り/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
果物屋の猫を撮影。ほぼ絞り開放で撮影したため、マイクロフォーサーズとは思えないほど大きなぼけを得ることができた。ぼけは非常に柔らかく線も細めの印象。ピントの合っている部分は非常にシャープで、等倍で観察するとレンズの優秀さがわかる。ハイライト部分に出やすい擬色などもまったく発生していない。

「LUMIX DMC-G3」+「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」実写画像:4/4

カメラ:LUMIX DMC-G3/レンズ:LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. /撮影モード:絞り優先AE/絞り:F5.6/シャッタースピード:1/1,000秒/露出補正:+0.3EV/ISO感度:160/WB:日陰/フォトスタイル:スタンダード/JPEG([4:3]L/ファイン)
夕日を画面に入れて行き交う人々を撮影した。新開発のナノサーフェスコーティングによりゴーストやフレアは大幅に軽減されている。等倍で確認してみるとうっすらと発生していることに気づくが、気になるほどの影響はない。また、F5.6まで絞ると画面周辺までシャープで、流れなどシャープネスの乱れはまったく確認できない。

大きな進化が見られる、高感度撮影時の描写性能

 「LUMIX DMC-G3」は、現在のラインアップから見ると下位機種の「LUMIX DMC-GF3」と上位機種の「LUMIX DMC-GH2」の間のクラスに当たり、上位機種と下位機種の良さが反映されている印象だ。外観から変化を見てみると、一見するだけでは前モデルの「LUMIX DMC-G2」から変化はないように感じるが、実際には圧倒的に薄くなっていて、体積比で約25%も小さくなっている。「LUMIX DMC-G2」では一眼レフカメラのようなしっかりとした深めのグリップだったが、「LUMIX DMC-G3」は浅めでスタイリッシュなデザインに変化している。グリップが薄くなることでかなり小さくなったように感じ、浅くなったとはいえホールド感は良好だ。また「LUMIX DMC-G2」まではボディ正面に「G2」「AVCHD Lite」「HD」など文字が多く書いてあったが、G3では「G」と「LUMIX」のロゴのみでシンプルになっている。外装にはアルミニウムを採用し、マウント部にはシルバーリングを搭載するなど高級感も演出している。
 操作系は「LUMIX DMC-G2」同様にタッチパネルと、頻繁に使う機能はボタンに割り当てられているが、ボタンの数は減り、「LUMIX DMC-G2」ではレバーやダイヤルに割り当ててあったフォーカスやドライブモードなどがボタンやメニューに変更となった。これにより例えばAFとMFを頻繁に切り替えていたユーザーなどは、メニューからの切り替えが必要になったため少し面倒と感じるかもしれない。

 「LUMIX DMC-G3」になって最も気になるのが進化した画質性能だろう。「LUMIX DMC-G3」には、新開発の有効1,600万画素Live MOSセンサーを採用。それに伴い、基礎感度がISO 160になっている。画像処理エンジンにはヴィーナスエンジンFHDを採用。3つのCPUを搭載しストレスのない高速の画像処理を実現しているという。そのなかで特に注目すべき点は、高感度撮影時の画像処理性能だ。被写体のエッジ部分はノイズ低減処理よりも解像力を優先し、夜空や影などの平坦な部分は強めのノイズリダクションをかける「3DNR」という処理をすることで、解像感の維持とノイズの少なさを両立し、立体感のある描写を実現している。特にISO 800以上の「LUMIX DMC-G2」との画質の差は明らか。高感度で夜景や街スナップを行ったが、ISO 800やISO 1600は十分実用範囲で、ノイズや解像感の低下をほとんど気にすることなく使うことができた。シーンによってはISO 3200も実用範囲といえるだろう。「LUMIX DMC-G2」ではISO 800を超えるとノイズが気になっていたが、2段分も実用範囲が広がるのはありがたい。画像処理もエッジ部分と平坦な部分をしっかりと見極めて行われており、今までマイクロフォーサーズが他のデジタル一眼レフカメラに比べて劣っていた部分が解消されたように感じた。
 ほかにも「LUMIX DMC-G3」になって名称が変更になった機能や新たに追加された機能もある。「LUMIX DMC-G2」の仕上がり設定は「フィルムモード」だったが、G3では「フォトスタイル」に変更になった。「フィルムモード」では、カラー6種類、白黒3種類だったのが、「フォトスタイル」ではカラー6種類、白黒1種類になり、仕上がり設定の種類や名称も「スタンダード」以外はすべて変更されている。さらに「LUMIX DMC-G3」ではユーザーが頻繁に使うフォトスタイルをカスタムとして1種類登録することができる。
 また、「マイカラーモード」も名称が「クリエイティブコントロール」に変更になり全体的にリニューアルされた。「マイカラーモード」では調整できなかったぼけのコントロールや露出補正ができるようになり、表現の自由度が広がったのは大きな利点だ。バリエーションとしては「レトロ」と「ポップ」以外がすべて変更され、8種類あったバリエーションが5種類となった。「LUMIX DMC-G2」で個人的に好んで使っていた「シック」「シルエット」「ピュア」の3つが外されたのは残念だ。また、同時に発売された「LUMIX DMC-GF3」に搭載されている「ジオラマ」は「LUMIX DMC-G3」には搭載されていない。

 フルオート機能である「iA」(インテリジェントオート)も進化し、「iA」に加え「iA+」(インテリジェントオートプラス)が搭載された。「iA」ではぼけ具合のコントロール以外がすべてカメラ任せだが、「iA+」では明るさ、カラー、ぼけ具合の3つを決められた範囲内で調整できるため、初心者でも手軽に思いどおりのイメージで撮影することができる。「iA」で撮影するとAWBが非常に優秀なため、例えば白熱灯などで雰囲気のある色みが演出されたレストランなどで撮影しても白い物を白く写し取ってしまい、味気ない写真になってしまう。しかし「タッチカラーコントロール」を使って赤みを強くすれば、その場の光源の色を生かして撮影できるので、雰囲気まで写し取ることができる。この機能はとても便利なので、筆者も気軽に撮影するときは「iA+」を多様するようになった。

レスポンスの良さとフォーカスエリアの自由度が魅力のAF性能

 さらに、「LUMIX DMC-G3」ではフォーカス性能が進化。上位機種同様に約0.1秒AFを実現し、ピント合わせでストレスを感じることはまったくといっていいほどなかった。むしろ、シーンによってはデジタル一眼レフカメラよりも快適に撮影できるくらいレスポンスが良い。また画面内のどの位置でもピント合わせが可能なフルエリアフォーカシングを採用。画面の端でもしっかりとピント合わせが可能になり、被写界深度の浅い「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」で撮影する際もコサイン誤差を気にすることなく撮影することができた。さらにピンポイントAFを新たに搭載。ピンポイントAFを使用するとまつげなど細かい部分にピンポイントでしっかりとピント合わせができる。ただし、シャッターボタンを半押しするとフォーカスポイントの十字になっている部分が1.5〜2秒ほどの間拡大表示され続けるため、動いている被写体や手持ち撮影ではやや使いづらい。三脚にカメラを固定して、静止している被写体を撮るときに活用したい機能だ。

 今回「LUMIX DMC-G3」を香港に持っていき、さまざまなシーンを撮影したが、やはりミラーレス一眼カメラはコンパクトで旅スナップには最適なカメラだと感じた。交換レンズ数本を持っていっても小さなカメラバッグに収まり機動力は抜群。さらに、バッテリーの持ちも良く、液晶モニターを使って丸一日撮影してもバッテリー切れになることはなかった。また、フリーアングル液晶はやはり便利だということも再認識。無理のない姿勢で一般的なデジタル一眼レフカメラや液晶固定のミラーレス一眼カメラでは撮りづらいアングルでも楽々撮影でき、表現の幅を広げてくれる。さらに、画質が飛躍的に良くなりサブ機的なイメージからメイン機として十分使えるカメラになった印象。低感度時の圧倒的な解像感に加え、優れた高感度性能は期待を大きく上回ってくれた。「LUMIX DMC-G3」は、初心者だけでなくカメラ愛好家にも十分おすすめできる1台といえる。

驚くほどの高画質を得られる「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」

 「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」は「LUMIX DMC-G3」と同時発売されたマイクロフォーサーズ用大口径単焦点レンズだ。このレンズが発売されるまで筆者は、フォーサーズ用の「LEICA D SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」にマウントアダプターを付けて使っていたが、ボディに対して大きく重いため使用頻度も下がっていたので、まさに待望のレンズである。同じようにこのレンズを期待して待っていたユーザーも多いことだろう。
 レンズ構成は非球面2枚、超高屈折率UHRレンズ1枚を含む7群9枚で、絞りは7枚羽根の円形虹彩絞りを採用。新開発のレンズコーティング、ナノサーフェスコーティングを採用し、ゴーストやフレアを大幅に低減しているという。画角は35mm判換算で50mm相当となり、最短撮影距離は0.3m、最大撮影倍率は35mm判換算で0.22倍と同クラスの焦点域のレンズに比べ近接撮影にも強い。重量は約200gとフォーサーズ用の半分以下の重量で非常にコンパクトだ。「LUMIX DMC-G3」に装着するとボディとのバランスが非常に良く使いやすい。AFは非常に静かで高速なので、ストレスなく撮影できる。
 気になる画質は驚くほど高性能。解像力があり、絞り開放からピントの合っている部分は非常にシャープで、ぼけの部分はとても滑らかでソフトな印象だ。既存のマイクロフォーサーズレンズではなかなか得られなかったきれいなぼけを堪能することができる。大口径レンズの宿命でもある口径食は、絞り開放でレンズ周辺の点光源がラグビーボールのようになるが、F2くらいまで絞ることで改善される。そしてF4まで絞ればカッチリと画面全体でシャープになる。高画質になったG3の真の性能を引き出すには、このレンズくらいの性能が必要と感じるほどだ。
 付属のフードは、角形でレンズにマッチする。ただし、逆向きには取り付けできないため収納時に少しかさばってしまう点は少し残念だ。トータルバランスで見ると、性能、大きさ、重量、画質面のバランスは非常に良いレンズだといえる。

写真/レポート:上田晃司

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この記事のURL:https://ganref.jp/items/camera/panasonic/2122#imp_417

LUMIX DMC-G3の性能テスト比較(旧機種、ライバル機種)

パナソニック LUMIX DMC-G3 パナソニック LUMIX DMC-G2 オリンパス OLYMPUS PEN E-P2
解像力

解像力

  • 解像度:2,790本
  • 画素数(短辺):3,448画素
  • 解像効率:0.809

解像力

  • 解像度:2,414本
  • 画素数(短辺):3,000画素
  • 解像効率:0.805

解像力

  • 解像度:2,715本
  • 画素数(短辺):3,024画素
  • 解像効率:0.898
ダイナミックレンジ

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.0段
  • シャドウ側階調:5.5段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.5段
  • 実効ISO感度:187

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.1段
  • シャドウ側階調:5.8段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.9段
  • 実効ISO感度:162

標準

標準

  • ハイライト側階調:2.4段
  • シャドウ側階調:6.4段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.8段
  • 実効ISO感度:80
ISO感度

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

LUMIX DMC-G3の主要スペック比較(旧機種、ライバル機種)

パナソニック LUMIX DMC-G3 パナソニック LUMIX DMC-G2 オリンパス OLYMPUS PEN E-P2
画素数 1600万画素 1210万画素 1230万画素
撮像素子 Live MOS Live MOS Live MOS
記録メディア SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード SDメモリーカード、SDHCメモリーカード
液晶モニター 3.0型 約46万ドット 3.0型 約46万ドット 3.0型 約23万ドット
大きさ 115.2×83.6×46.7mm 124×83.6×74mm 120.5×70.0×35.0mm
重さ 約336g 約371g 約335g

LUMIX DMC-G3のマガジン記事

パナソニック、ミラーレス一眼カメラ2機種を発表

公開日: 2011年06月13日

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」

「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」

 パナソニック株式会社は、6月13日、ファインダー搭載の「LUMIX DMC-G3」とコンパクトカメラ感覚でデジタル一眼カメラの画質を楽しめる「LUMIX DMC-GF3」のマイクロフォーサーズ規格デジタル一眼カメラ2機種と、マイクロフォーサーズ用単焦点レンズ「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」を発表した。

高感度処理プロセスの最適化を実現した「LUMIX DMC-G3」

 「LUMIX DMC-G3」は有効画素数約1,600万画素の4/3型 Live MOSセンサーを採用。画像処理エンジンには新開発のヴィーナスエンジン4 FHDを搭載している。これにより高感度処理プロセスの最適化を実現。ISO 3200以上の単写撮影時(iA時は除く)に、被写体の中のエッジ部はノイズリダクションをかけず、平坦部はノイズリダクションを強める処理が行われ、エッジ部の解像感と平坦部のノイズリダクションを両立したきれいな画像を得ることができるという。

 先代の「LUMIX DMC-G2」に比べてAF性能も向上。人の目や髪の毛など、一部を狙ってピントを合わせることができる「ピンポイントAF」が搭載されたほか、AFスピードの高速化、画面のどこでもピント合わせが可能なフルエリアフォーカシング化が図られている。またMF時に指定したフォーカスポイント位置が拡大表示されるのは従来機種と同様だが、フレーム内の全体像を表示しながらフォーカスポイントを4倍に拡大することができるようになり、フレーミングとフォーカシングを同時に行えるようになった。

 動画撮影については、フルHD動画撮影に対応。タッチパネルで追っかけポイントを指定できる「追っかけフォーカス」など動画撮影にも便利な機能が搭載されているほか、連続撮影時間制限なしで動画記録が行える。

 ボディのサイズは115.2×83.6×62.2mm(W×H×D、「LUMIX DMC-G2」は124×83.6×74mm)、重さは約336g(「LUMIX DMC-G2」は約371g)。ファインダーは144万ドット相当の高精細LVFが採用されている。ボディカラーはエスプリブラック、シェルホワイト、センシュアルブラウンの3色となっている。

さらにコンパクトになった「LUMIX DMC-GF3」

 「LUMIX DMC-GF3」は、Gシリーズのなかでも最も小型軽量だった「LUMIX DMC-GF2」をさらにコンパクトにしたミラーレス一眼カメラで、サイズは107.7×67.1×32.5mm(W×H×D、「LUMIX DMC-GF2」は112.8×67.8×32.8mm)、重さは約222g(「LUMIX DMC-GF2」は約265g)となっている。ボディデザインはレンズのラウンドを生かした丸みのあるデザインに変更され、また背面上部にあった後ダイヤルがなくなり、メニューボタンなどのボタン類の部分にホイールダイヤルが配置された。

 絵作りの機能としてはまず、「ポップ」「レトロ」「ハイキー」など特殊効果を得られる「マイカラーモード」に「ジオラマ」が追加された。さらに、簡単に背景のぼけ味をコントロールできる「タッチぼかしコントロール」に加え、色合いや明るさもタッチパネルを使って簡単に調整できるようになった。
 AF性能については、「LUMIX DMC-G3」と同様「ピンポイントAF」が搭載されたほか、AFスピードの高速化、フルエリアフォーカシング化が図られている。
 撮像素子は有効画素数約1,210万画素の4/3型 Live MOSセンサーを採用。動画撮影についてはフルHD動画に対応し、「追っかけフォーカス」などの機能を使用することも可能だ。

 ボディカラーはエスプリブラック、シェルホワイト、センシュアルブラウン、フェアリーピンクの4色となっている。

 「LUMIX DMC-G3」はボディのみ(予想実勢価格:7万円前後)のほか、「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するズームレンズキット(予想実勢価格:8万円前後)、「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」と「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」が付属するダブルズームレンズキット(予想実勢価格:11万円前後)が用意される。
 「LUMIX DMC-GF3」はボディのみ(予想実勢価格:5.5万円前後)のほか、「LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.」が付属するレンズキット(予想実勢価格:7.5万円前後)、「LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.」と「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」が付属するダブルレンズキット(予想実勢価格:8.5万円前後)が用意される。

 同時に発表された「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」(希望小売価格:73,500円・税込み)は、35mm判換算約50mmのマイクロフォーサーズ用単焦点レンズだ。マイクロフォーサーズ初のF1.4の明るさを実現したレンズで、またゴースト・フレアを低減するナノサーフェスコーティングが施されているのも特長である。

 今回発表された各製品の発売予定日と価格は下の表のとおりとなっている。

レポート:GANREF編集部

製品名 希望小売価格
(予想実勢価格)
発売予定日
LUMIX DMC-G3 ボディのみ オープン価格
(70,000円前後)
2011年7月8日
LUMIX DMC-G3 ズームレンズキット
(「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」付属)
オープン価格
(80,000円前後)
2011年7月8日
LUMIX DMC-G3 ダブルズームレンズキット
(「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」「LUMIX G VARIO 45-200mm/F4.0-5.6/MEGA O.I.S.」付属)
オープン価格
(110,000円前後)
2011年7月8日
LUMIX DMC-GF3 ボディのみ オープン価格
(55,000円前後)
2011年7月8日
LUMIX DMC-GF3 レンズキット
(「LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.」付属)
オープン価格
(75,000円前後)
2011年7月8日
LUMIX DMC-GF3 ダブルレンズキット
(「LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.」「LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.」付属)
オープン価格
(85,000円前後)
2011年7月8日
LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH. 73,500円 2011年7月22日
「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(シェルホワイト、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(シェルホワイト、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(センシュアルブラウン、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(センシュアルブラウン、正面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、背面)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、背面)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、上面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-G3」(エスプリブラック、上面、LUMIX G VARIO 14-42mm/F3.5-5.6 ASPH./MEGA O.I.S.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(シェルホワイト、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(シェルホワイト、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(センシュアルブラウン、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(センシュアルブラウン、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(フェアリーピンク、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(フェアリーピンク、正面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、背面)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、背面)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、上面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LUMIX DMC-GF3」(エスプリブラック、上面、LUMIX G 14mm/F2.5 ASPH.装着時)

「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」

「LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.」

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