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「美しさ」と「楽しさ」の融合

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投稿日:2019/05/25

レビューした機材・用品 富士フイルム FUJIFILM X-T1 富士フイルム FUJIFILM X-T1
旅立ち

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
レンズ:
富士フイルム XF18-55mmF2.8-4 R LM OIS
焦点距離:
23.3 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/13秒
絞り数値:
F3.2
ISO感度:
4000
ホワイトバランス:
Auto

高性能EVFは夜間に真価を発揮(大阪を発つ「スーパーレールカーゴ」)

X-Pro1を半ば以上「衝動買い」した私でしたが、自身2台目のXシリーズとなる本機も今にして思えば「似たようなものだった」と記憶しております。
「鉄道以外の被写体への軸足の移動」「機材軽量化による写欲の促進」などともっともらしい理由も、自分を納得させるための後付けだったのであろう、というのが私なりの分析です。

思えば「デザインのみ」で買い物をした経験はそれほど多くは無いと思うものの、ホンダが作っていることすら知らずに街中で見かけて一目ぼれし、翌日には中古車店を周って気が付いたら契約書にサインをしていた「Honda サイバースポーツCR-X」を始め、買い物ではなくとも写真を見て心奪われた500系新幹線のために、当時一眼レフも持たない身でありながら「撮影のためだけ」に県外遠征を繰り返し、現在では500系の撮影がライフワークの一つとなるなど、工業製品の外観デザインが人に与える影響は計り知れないと考えております。(単に私がミーハーなだけかもしれませんが)

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
焦点距離:
55.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/13秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
1250
ホワイトバランス:
Auto

野洲川を渡る「スーパーレールカーゴ」

本機の外観デザインを称賛する声に交じって「某社のなにがしというカメラに激似」「単なる懐古趣味のパクリデザイン」などという批判も、フィルム機どころかいわゆるレトロカメラについてまったく無知な私にはどうでもよいことであり、どこからどう見ても「機械」と主張する外観ながら素直に美しいと思わせるデザインに一目ぼれして購入を決意したのだろうと当時を振り返ります。
無論、同社のカメラに少なくとも画質面での心配は無用であろうとの信頼が前提となっていたことは言うまでもありません。

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
焦点距離:
56.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/15秒
絞り数値:
F1.2
ISO感度:
2000
ホワイトバランス:
Auto

福井城址の夜桜

フルサイズ機に迫る高感度性能、選択に楽しく頭を悩ませるフィルムシミュレーションモード等々、何を撮っても満足のゆく仕上がりは期待以上でしたが、それ以上に気に入ったのが「使い心地」でした。
「見た目で各設定がわかる」などという理屈を持ち出さずとも、単に露出補正やシャッターダイヤルを回し、絞りリングを操作するという動作そのものが楽しく、それらを「作業」とは決して感じさせないこと、それこそが本機最大の魅力であろうと評価いたします。

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
焦点距離:
56.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/25秒
絞り数値:
F1.2
ISO感度:
3200
ホワイトバランス:
Auto

福井鉄道の古豪「200形」半世紀もの間この街を見守り続けてきた。

ディマージュA2に始まり、パワーショットPro1、ファインピクスS100fsあたりでは「こんなものか」と思い、ルミックスG1では良い意味で「おっ」と感じたEVFは、このX-T1ではついに「光学ファインダーと比較できる」水準になったとの印象を持ち得ました。
連写中に少々カクカクするという悪癖は依然残るものの、急なパンニングでも表示に不自然さはあまり感じず、像そのものの大きさや、精細さによってポートレート撮影などでは快適至極。
縦位置撮影では情報表示も回転、夜間は自動でゲインアップなどとEVFならではの強みも活かし、光学ファインダーを凌駕する部分さえ見せていたのには感心したものです。

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
焦点距離:
35.8 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/20秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
1250
ホワイトバランス:
Auto

大阪の街に滑り込む、今は亡き381系特急「北近畿」。同車は国鉄振り子式車両のパイオニアでもあった。

一方本機の不満点を書き連ねるなら、字数に不足を覚えそうなこともまた事実です。
もとより富士フィルムのデジカメとはファインピクス1500に始まり、F410,F810,S100fs,X-Pro1と結構長い付き合いですが…画質に感心させられる一方、「詰めが甘い」と感じられることは数知れず。

本機もまた、「縦位置グリップを装着すると液晶のティルトがしづらい」「背面ダイヤルがラバーに指がこすれる感じで回しにくい」「X-Pro1譲りの低用量かつ唐突にダウンするバッテリー」等々…。
暗所では信頼にかけるAFや撮影可能枚数の絶対値などというものは、他のミラーレス機も大差はないと思われることから、本機固有の弱点とは思いませんが、上記の難点に加えて少々不親切とも思える取説や、非常に高品位なボディの中で恐ろしく不釣り合いなペコペコ・ペラペラな感触のバッテリー蓋なども、「何か特別な事情でもあったのだろうか?」と首をかしげる部分です。

それでもなお、このカメラを愛おしいと思えるのは、とにかく「写真を撮る行為そのもの」が楽しくて仕方ないと感じられるから、その一点に尽きます。
それはカメラにとって、最高ISO感度がいくつだとか、連写が秒あたり何コマだとかということよりよほど大事なことだと個人的には考えます。
そのことを思えば数々の不満点もすべて笑って許せる気にもなるのです。
苦言を呈した縦位置グリップについても製品としての出来は素晴らしく、なによりデザイン的な調和が完全にとれていることに、Xシリーズのデザインコンセプトにブレが無いことを実感します。

時は流れX-T2を経てX-T3となった現在、更なる画質のブラッシュアップや弱点や欠点の克服もなされたようですが…どうやら「メイドインジャパン」ではなくなり、グラファイトシルバーエディションもスペシャルモデルではなくなった様子。
その製品の生産国と信頼性に必ずしも関連があるとは私は思わない人間ではありますが、当初「Made in Japanが誇る、信頼の品質」などとカタログで謳っていたことを思えば、Xシリーズのコンセプトがややトーンダウンしたのでは?と危惧するところです。
私がXシリーズを評価するのは、OM-Dなどもそうですが、賛否はあれど一本筋が通っていると感じさせる点があるからに他なりません。
今後も可能な限り「ブレ」なくXシリーズを進化し続けてくれることを富士フィルムには期待しております。

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カメラ:
富士フイルム FUJIFILM X-T1
焦点距離:
25.4 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/10秒
絞り数値:
F3.2
ISO感度:
6400
ホワイトバランス:
Auto

飛騨高山からはるばる大阪まで足を延ばす異色の気動車特急「ワイドビューひだ」


そのうちX-T2グラファイトシルバーエディションを買ってしまうかも…しれません。

コメント(1,000文字以内)

2件中 1〜2件目

ヤスユキ
コメントありがとうございますm(_ _)m
撮影の楽しさを再認識させてくれたカメラでした。

レビュー末尾にて申し上げた通り、X-T2のグラファイトシルバーエディションを購入してしまいました。
レンズもないのに…
病院へ行くべきかもしれません^^;

2019年06月13日 13:15

marujam
楽しそうですね。

2019年06月13日 05:45

2件中 1〜2件目

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