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北海道 糠平湖 アイスバブル 奇跡の氷の世界

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投稿日:2019/01/18

水底の歌さんの写真に影響されて二月の連休中、糠平湖へ行ってきました。
今年の北海道、道北や道央などは分かりませんがここ十勝を含む道東方面は雪が少なく穏やかな天候が続きました。
除雪もしなくて済みますし道路も滑らずとても快適なのですが、強い冷え込みも少なく太平洋側を通る活発な温帯低気圧もさほど近づかず、今が旬のジュエリーアイスが浜辺に水揚げされずに冬の撮影を暇していました。

そこへ、水底の歌さんがら糠平湖でアイスバブルが大量発生の大豊作という写真を見せられたときに、これは撮影に行かなくちゃと言うことで週末の2連休に糠平湖へ行ってきました。


糠平湖の凍結湖への入り口は何カ所かありまして一番王道で安全なのが、五の沢入り口GoogleMapではこちらのリンクとなります。
目印はお化けの出そうな非常電話(携帯圏外)と謎のバス停がある両側が開けて駐車スペースのあるところが目印です。
今だと交通安全ののぼり旗から湖面へ降りる道が延びています。
https://goo.gl/maps/V2TpBh7L28q


今年は雪が少ない日々が続いたので湖面への道の積雪も少なく、木の根っこが雪に隠れず凸凹しているのでソリでワカサギ釣りグッズや撮影機材の搬送がとても大変なシーズンです。

湖面へ出るともう氷の世界が広がっているので、下り坂が大変滑りやすくなっています。子供たちは滑り台だ♪と喜んでいましたが、よく滑って転ぶ私にとってはヤバイツルツル路面でした。
日中の気温が上がり、氷の上に水が増えてくるとさらに滑りやすくなるのでご注意下さい。


2019年1月13日と14日は糠平湖の積雪がゼロと言うことで全面が氷結湖でした。
ここ10年では初めてでは!?と思えるほどの見事な鏡の世界が広がっていましたが、2019/01/19では、積雪によりほぼ全ての氷の世界が雪の下に眠りました。


アイスバブルは主に、嫌気性の細菌が出すガスが由来となります。ガスが湖面に上がり氷の下に溜まっては氷の成長とともに閉じ込められ泡の状態で凍り付き、それを繰り返すことで大小さまざまな、アイスバブルが見られるそうです。
特にここ2年ほどは、北海道を襲った大雨の影響で糠平湖に大量の土砂が流れ込んだ影響で嫌気性の細菌が大量に発生したらしく、近年まれに見るアイスバブルの大量発生となっているそうです。
※ここら辺は受け売りです!

日中のアイスバブルの撮影なら気にしなくともよいのですが、夜の撮影となるとアイスバブルがよく写ってくれません。
月明かりがあるとまた違ってくるのでしょうが、この時は月明かりがない漆黒の夜だったので下記写真のように天文薄明を迎えてやっと、アイスバブルが写ってくる状態でした。

そこで、LEDライトをアイスバブルめがけて照射するとくっきりと鮮明に写ってくれました。
イメージとしてはアクリル板にブラスト加工した模様を光らせるために、LEDライトを照射した感じとなります。看板や車のライトのブラスト加工と同じ原理で、アクリル板みたいな透明度の高い氷にLEDライトを当てて、ブラスト加工したようなアイスバブルを光らせて撮影すると上手く写ってくれました。
アップロード画像

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カメラ:
キヤノン EOS R
レンズ:
キヤノン EF11-24mm F4L USM
焦点距離:
11.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
30秒
絞り数値:
F14.0
ISO感度:
3200
ホワイトバランス:
Auto



フラッシュもいいのですが一発発光なので、光の当たるところと当たらないところが極端に描写されるので、出来たら弱い発光モードが選べるLEDライトを被写体に向けて前後左右に動かしアイスバブルだけを浮かび上がらせて撮影するとより良い、写真に仕上がります。
こちらが弱めのLEDライトをユラユラと動かし投射させて撮影した一枚です。
ブラスト加工されたアイスバブルだけ発光させて写しきっています。
糠平湖 アイスバブル

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カメラ:
キヤノン EOS R
レンズ:
キヤノン EF11-24mm F4L USM
焦点距離:
12.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
30秒
絞り数値:
F22.0
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto

※ハーフNDで空を減光させています。
※金星と木星が写っています。



こちらは氷の上にカメラを置いて、弱い発光のLEDライトをカメラ後方から直接湖面に向けて発光させて撮影しています。11mmという超広角レンズならではの表現方法で写してみました。
アップロード画像

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カメラ:
キヤノン EOS R
焦点距離:
11.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
30秒
絞り数値:
F10.0
ISO感度:
1600
ホワイトバランス:
Auto





2019/01/19現在、糠平湖の大半が積雪で覆われていますが、2019/01/14の撮影当時は雪の無い氷の世界だったので足の踏み跡も残らない鏡の世界ともいう場所でした。
タウシュベツ橋梁へは、北極星を目印に向かっていくのですが橋向かったか橋から帰ってきたときの足跡も頼りに方向修正しながら向かっていました。




湖面中央に向かうにつれて、氷の割れるかなり強烈で怖い音と割れ目から水と空気が吹く出してくる音、氷の板が歩くことで揺れて動く音…月明かりの無い漆黒の夜に響く音の恐怖やなかなかのモノでした(ーー;)
透明な氷の上をあること言うことは、氷の下は冷たい湖…。LEDライトの光すら飲み込む闇の世界の上を歩いてるようで…歩いている感覚が無くなってくる怖い状態を1人で歩いていました。
積雪が無いので足跡が全くありませんので、北極星を目印に向かっていたのですが急にタウシュベツ橋梁へと向かう足跡らしき白い雪の道が現れたので…ホッと安堵の気持ちになってその道をたどって進むことにしましたが、これが失敗でした。
踏み跡と思ったのが、氷の割れ目からあふれ出た水が凍りその上に雪が着雪しただけの雪の残りでした。
間違えた方向へ曲がって進んでしまったので、切り株ゾーンに突入。
星空を見上げると夏の大三角が昇ってくる方角だったので、ここで道に間違えたことに気がつきました。

夜釣りのワカサギ釣りテントの明かりも無い夜だったので、帰り道も怪しくタウシュベツ橋梁に向かうにしても自分の居る場所に確証が持てません。切り株ゾーンは糠平湖の対岸かタウシュベツ橋梁近くの氷が薄くなっている場所のどちらかだったので、ヘタにも動けずプチ遭難という困った状況になりました。

こう言ったときはヘタに動かない方が無難だと思ったので、一度湖面まで戻りカメラで北極星のある方向を撮影してみることにしました。
撮影画像を確認すると奥にタウシュベツ橋梁が確認できたので、これで自分がいる場所の確証を得ることが出来ましたが、時間も遅くなったのと氷の上での単独行動はもう懲り懲りなので…明るくなってから動き出そうと思い、とりあえず星空撮影を始めたときの写真がこちらです。
アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
キヤノン EOS R
焦点距離:
12.0 mm
フラッシュ:
No Flash
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
30秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
12800
ホワイトバランス:
Auto
北極星にちゃんと合わせればよかったのですが、プチ遭難で心が折れたので…勘弁してください(^_^;
30秒×複数枚、タイムラプスも兼ねて撮影しています。
※写真右側が青く写っているのは、天文薄明の明かりです。




アップロード画像

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焦点距離:
25.0 mm
フラッシュ:
No flash function
撮影モード:
Program AE
シャッタースピード:
1/500秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto
ドローンからのパノラマ撮影。
-20℃でもフライト可能なInspire2の本領発揮の一枚です。
車外温度計で-20℃、太陽が昇ってきたのでフライト時は-16℃ほどまで気温が上昇していたとは思いますが、スペックどおり極低温下でもフライトに問題ありませんでした。
バッテリーも自己発熱型らしく、極低温によるフライト時間の短縮は体感的にはありませんでした。
それでも、モーター音は寒そうな音を出していたのとギアUpギアdown時の動作音も少し怪しかったので、リターン・トゥ・ホームでは最後の高度を下げる操作は手動でギアdownは地表近くで作動させた方が無難そうだと思いました。

人も多かったことから、フルサイズ換算50mm相当のレンズからタウシュベツ橋梁はるか遠方から撮影しています。



アップロード画像

写真を拡大する

焦点距離:
25.0 mm
フラッシュ:
No flash function
撮影モード:
Program AE
シャッタースピード:
1/500秒
絞り数値:
F7.1
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto
高度100からの糠平湖のパノラマ写真
原本の写真は横が30000pixelの超高解像度パノラマ写真で、奇跡の氷の世界を空撮でも撮影しました。
※GANREFには、1/3の解像度10000pixelで掲載しています。

青とエメラルドに輝く氷結湖は、日本の光景とは思えない美しさです。
今回の風景は毎年見られるわけではありません、少なくとも10年間は積雪の無い全面氷の世界は見たことがないので、来年どころか何年後に見られるのか予想も出来ません。
そんなチャンスに最高の一枚を後生に残せたのかなと思うと、本当にInspire2をかなり無理して購入してよかったなと思っております。


あ…もちろんEOS Rも購入してよかったです(^^




2019/01/19現在は積雪で糠平湖の氷の世界は大半が雪の下にありますが、一部はまだアイスバブルが見られる状態です。
撮影者はスコップかホウキを持参された方がよいかもしれません(^_^;



最新状況は昔からお世話になっているこちらのリンクでご確認下さい。
https://www.facebook.com/nipe2013/





なんちゃって動画も作ってみました。
やっぱり動画のセンスは無さそうです(ーー;)

コメント(1,000文字以内)

18件中 1〜10件目

廣島 宗毅
passLightさん
ありがとうございます。
今年の北海道の冬はアイスバブルが大豊作だったので、夜中から多くの撮影者が糠平湖へ撮影に来ていました。

2019年01月29日 15:53

passLight
超広角のアイスバブルと星のコラボ、芸術ですね! 素晴しい!

2019年01月27日 10:01

廣島 宗毅
いっぱいのコメントありがとうございます。
ここまで盛大なアイスバブルは、ここ2年ほど続いていますが糠平湖が全面凍結しその後雪の下に埋もれずに残っていたのは奇跡に近いと思います。
12月、1月と十勝地方に殆ど雪が降らなかったのが幸いしたと思います。
自然が作る芸術的な氷の世界の光景はとても美しく、もっと長く撮影したかったのですが先日の雪で大半が隠れてしまいましたが、水底の歌さんが昨日訪れたときにはまだ、氷の世界が残っているそうです!
マニアさんが来るまで持って欲しいのですが、今週半ばにまとまった雪の予報が出ているので…むむむという感じです(ーー;)

元単身赴任さん私も糠平湖はタウシュベツ橋梁とワカサギ釣りしかイメージがありませんでした。
それだけ、雪の無い氷の世界の糠平湖を見たときには衝撃を受けました!

2019年01月21日 06:54

竹刀とカメラの二刀流
きれいです。感動です。

2019年01月21日 00:43

kuma3
素晴らしいですね。

2019年01月20日 08:42

小小島島
凄過ぎます!!
アイスバブルとLEDライトのアイデア。
お見事です。

2019年01月19日 20:13

マニア
連日SNSを賑わせているアイスバブル、流行に乗って見てみたいと思っていましたが、今日雪ノ下に隠れてしまったのですね・・・。昨日見えたというのを見て「もってくれー!」と思ってたのですがww
そうなんです。行くのは来週なんです・・・。

2019年01月19日 19:00

jinnk
感動のショットですね。

2019年01月19日 18:42

SOJU.G
見事ですね。

2019年01月19日 16:10

sonoka
素晴らしい! 行きたいですね!

2019年01月19日 09:24

18件中 1〜10件目

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