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注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」 モノクロの世界への新たな挑戦 (第9章)『昭和の灯りの切り撮りにチャレンジ』

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投稿日:2017/03/07

レビューした機材・用品 キヤノン PowerShot G9 X Mark II キヤノン PowerShot G9 X Mark II
注目製品レビュー ~キヤノン PowerShot G9 X Mark II 編~」
モノクロの世界への新たな挑戦 (第9章)『昭和の灯りの切り撮りにチャレンジ』

今回のレビューをしたためる中で「ひかり」と「あかり」の違いを考えてみました。
「ひかり」は自然光またはそれを模したもので、色に例えると“白”い日差しで
「あかり」は人工の火であり色に例えると“赤”と同じ意味でも使われているようです。
生理学的に、白い“ひかり”は、血圧を上げ、脳を覚醒し、活発に活動させ、赤い“あかり”は、くつろぎを与え、人間に思考をもたらすとされています。
この章では、モノクロ写真でこの『あかり』、しかも『昭和の灯り』の切り撮りを試みてみました。

宵の口

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
10.2 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/60秒
絞り数値:
F5.0
ISO感度:
250
ホワイトバランス:
Manual

作例① よいのくち
浅草寺周辺の居酒屋の切り撮りです。平成のあかりの代表がコンビニの照明です。LED照明が昼間に負けないくらいの輝度と照度で、互いの明るさを競い合っています。
それに比べて、この居酒屋の照明の色はまさに昭和のあかり。何と優しいことでしょうか。また、妖しく人を誘う色合いでもあります。これを無彩色の階調だけで表現することを意識して作画してみました。

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
18.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/20秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
5000
ホワイトバランス:
Manual

作例② くらしのひ
三ノ輪橋周辺のアパートのあかりです。ひとつひとつの窓から漏れるあかりに、それぞれの生活感があり、不揃いのカーテンや無造作に掛けられた衣類の影がそれを物語っています。どこか懐かしく、切ないあかりです。確かに、昭和の夕餉の色はこの色でした。みんな生きることに精一杯で、飾り気のない素朴な日常の中で、安らぎはこのあかりで彩られていました。

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン PowerShot G9 X Mark II
焦点距離:
30.6 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
シャッタースピード:
1/20秒
絞り数値:
F4.9
ISO感度:
2000
ホワイトバランス:
Manual

作例③ かへりみち
三ノ輪橋電停でのスナップです。楽しい日曜日のお出かけ帰りの家族のかえりみち。
しっかり繋がれた手や、視線のやりとりに互いへの思いやりを感じました。これから家へ帰り、今日の想い出を語り合い、そして川の字になって眠りにつくのでしょう。
こんな素敵な光景を後ろから照らし出しているあかりは、電車の前照灯であり、街角の街灯です。決してイルミネーションの派手さはありませんが、この家族を柔らかく包み込む後光であり、昭和のあかりと同じ温かいあかりです。これをたくさんの回想を繰り返しながら作画してみました。

作品自体は、『現在』を写したもので、写っているのものは『今』です。そこにレトロやノスタルジーと言った古き佳き昭和のあかりは存在していません。
しかし、G9 X Mark IIで切り撮った今回のシーンには、自分なりの昭和が写っていました。いずれの作品も、モノクロ初学者にとって、更にはコンデジにとってはかなり難易度の高い夜間の撮影です。解像度や階調表現では物足りなく、ノイズも多い作品ではありますが、それなりに思いを込めた作品に仕上がりました。これもG9 X Mark IIの底力であり、大きな魅力の一つです。
尚、G9 X Mark IIには夜景撮影モードと言う優れたシーンセレクト撮影ができる機能もあります。今回は、あえてその機能は使用していません。何故なら、レビュー開始時のコンセプトがあり、可能な限りカメラ自体に設定を任せてオートで撮影、RAWで記録しカメラ内RAW現像。その後、Photoshopなどでコントラスト補正をして仕上げるという手順で作画しました。

コメント(1,000文字以内)

7件中 1〜7件目

kazuleo
写っている人々が一見昭和の人のように見えてくるところが偉大です!
撮影の目的が明確だからこそ、この3枚を切り取られ、完成度の高い作品に仕上げられているのでしょう。

2017年03月09日 00:09

Yoshey
レトロな雰囲気がとてもいいですね。組写真として成り立ってますね。

2017年03月09日 00:04

sisitou
いや、もうホント感動しました。
温かい「あかり」のモノクロ群、そして文章、最高っす(*´Д`*)

2017年03月07日 21:09

Fattyshark
平成生まれの娘は、私の作品の良き理解者ですが、どんな感じに捉えているかは尋ねたことありませんね。今度、会議して見ます。

2017年03月07日 21:00

ぺんごっち
Fattysharkさんの絵は本当に私が小さい時の記憶を呼び覚ましてくれます!
昭和生まれの世代にはその時代の雰囲気はわかるのですが、平成時代生まれはどんな感じなんでしょうね?
戦後生まれの人が映画やドラマなどで戦前・戦中の雰囲気を感じ取ろうとする感覚なのかな?

2017年03月07日 20:34

Fattyshark
imanさん、いつもありがとうございます。たくさんのアドバイスを頂きながら、何とか頑張っています。レビューは大抵午前1時過ぎから書き始めるので、誤植もたくさんありますが、自分の活動のまとめ的な要素が多いので・・・本来のレビューではありませんが、これからも気ままに書き綴りたいと考えております。引き続き宜しくご指導下さい。

2017年03月07日 18:21

iman
「ひかり」と「あかり」・・・改めて解説されると、なるほどな〜って納得です。
今まで機材のレビューは読んだことがないのですが、Fattysharkさんのレビューは為になって全部読んでいます。
いえ、カメラのことではなくて、写真やそのテーマについてです。
写真の良し悪しは機材もあるけど、やっぱり撮り手だなって思いますね。
あれ?これじゃ〜、カメラレビューへのコメント失格かも?(笑)

2017年03月07日 17:52

7件中 1〜7件目

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