デジタルカメラマガジン 本誌2007年5月号選考 結果発表

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2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: タムロン AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD ASPHERICAL[IF]Macro レタッチ: Digital Photo ProfessionalでRAW現像後、Photoshop Elements 4.0で画質調整、アンシャープマスク 撮影地: 北海道釧路市

優秀賞

「重連が行く」


作者:
北原明寛
都道府県:
北海道
年齢:
67歳

広田 力強い作品です。北海道の釧網線で冬だけ走る“湿原号”です。
担当 よく見ると機関車が2台います。これはすごい!
広田 そう、“重連”といいます。2台ともうまく煙が上がっていますね。場所は市内で、釧路駅を発車して間もない最初の撮影ポイントです。
担当 この写真を撮るカメラマンは、みな“お立ち台”に並んでいるんですね。
広田 そうです。みなで並んで撮るから、けっこう制約があるんです。そこを上手にまとめました。季節感も臨場感もよく出ています。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: AI AF-S Zoom Nikkor ED 80-200mm F2.8D(IF) レタッチ: Capture NXにて彩度と明度を調整、アンシャープマスクを適用しRAW現像 撮影地: インドネシア バリ島

準優秀

「ヤシの木の下で」


作者:
FUJII KEIZO
都道府県:
インドネシア
年齢:
40歳

広田 無邪気な子どもたちが明るく描写されていて、気分のいい作品に仕上がっています。どこか、南の国ですか?
担当 インドネシアだそうです。
広田 斜光線と日影のせいで、空気のしっとりした感じが表現できています。ねらいが上手ですね。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ローライ Rolleiflex MiniDigi レタッチ: SILKYPIX JPEG Photography 3.0でテイストとパラメーターを変更

準優秀

「ある日常の風景」


作者:
原 章
都道府県:
福岡県
年齢:
49歳

担当 なに気ないひとコマですが、ちょっと色っぽいですね。
広田 タイトルにわざわざ日常と断り書きがありますが、非日常を意識させる陰の部分が写っています。そこがねらいだと思います。作品の前後に軽いドラマ性を感じさせるあたりに、この作品の深さがあるようです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: タムロン AF28-300mm F/3.5-6.3 XR Di LD ASPHERICAL[IF]Macro レタッチ: Photoshop Elements 3.0にてレベル補正、明るさ・コントラストを調整 撮影地: 千葉県流山市

入選

「急降下!」


作者:
阿部広太郎
都道府県:
千葉県
年齢:
28歳

担当 見ていると、これ以上落ちないように踏ん張りたくなります。
広田 類型的でないところが、この作品のよさだと思います。手本がないだけにどうまとめるか苦慮したことでしょう。細かいことはある程度無視して、がんがん当たってください。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: トキナー AT-X 107 DX Fish Eye 撮影地: 兵庫県神戸市

入選

「まなざし」


作者:
福永邦彦
都道府県:
兵庫県
年齢:
45歳

担当 かわいらしい! 今月もネコの応募多いですね。
広田 家族の一員ですし、いい被写体ですから。この作品は自分の腕やレンズキャップが写っていたり……、日常的な描写が、かぎりなくステキです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ APO 50-500mm F4-6.3 EX DG/HSM レタッチ: Photoshop CS2にてコントラストを調整 撮影地: 島根県安来市

入選

「おたけび」


作者:
小笹清巳
都道府県:
鳥取県
年齢:
64歳

担当 あ、これは加工作品ですね。おたけびが増幅されている。
広田 まさにそのとおりです。原画1点ではこの賑々しさは出ませんでした。まさにデジタルならではの作品で、今後も期待できそうです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: シグマ 18-50mm F2.8 EX DC レタッチ: SILKYPIX Developer Studioにてモノクロ化

入選

「視線」


作者:
川上和俊
都道府県:
兵庫県
年齢:
35歳

広田 疲れて寝そべっているのか、すねているのか、子どもの愛らしいところが巧みにとらえられています。
担当 視線の先には双子の妹さんがいらっしゃるそうです。
広田 目を強調したあたりに作者の力量を感じます。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF70-200mm F2.8L USM レタッチ: Digital Photo Professionalにてトーンカーブ調整、色の濃さ・シャープネス調整 撮影地: 愛知県岡崎市

入選

「宴のあと」


作者:
近藤文裕
都道府県:
愛知県
年齢:
41歳

担当 桜は災難かもしれませんが、ちょっとかわいらしいいすね。
広田 花の美しさを求める写真もステキですが、ここでは作者の社会的まなざしでとらえています。もちろん、ねらいはどちらも正解です。大事なのは撮るときの自分のスタンスです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン PowerShot G7 レタッチ: Capture NXにて自動レベル補正 撮影地: 東京都中央区銀座

佳作

「ホワイトタイム」


作者:
高久正行
都道府県:
神奈川県
年齢:
45歳

担当 男性のほうはちょっとびっくりしてますね。
広田 意表をついたスナップですね、被写体にも選者にも。新婚かと勝手に想像してしまいます。これから夫婦になるのでしょうか。扉はふたりにとって新生活模索のためのひとつの入り口のようです。幸あれ。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF70-200mm F2.8L IS USM+エクステンダー EF1.4×Ⅱ 撮影地: 東京都台東区 東京都恩賜上野動物園

佳作

「わぁ?」


作者:
粂川明弘
都道府県:
千葉県
年齢:
29歳

担当 動物園のひとコマです。トラって大きいんですね!
広田 写真の天をトラの鼻先まで詰めたいですね。そうしたらトラの大きさが出て強さにもつながりました。応募前にじっくり写真を見ることも大事です。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ペンタックス K10D レンズ: DA70mm F2.4 Limited レタッチ: Photoshop CSにてトーンカーブ調整

佳作

「ある寒い冬の朝」


作者:
陣家和肴
都道府県:
千葉県
年齢:
22歳

担当 少し小首をかしげたようなしぐさがかわいいですね。
広田 印象的な作品に仕上がっていますが、単調になっています。環境描写も考えられますが、ここは補助光線があれば、よりパワー(説得力)のある作品に昇華したでしょう。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: シグマ 18-125mm F3.5-5.6 DC レタッチ: Photoshop Elements 2.0にて明るさを調整 撮影地: 北海道札幌市

佳作

「平和と備え」


作者:
高橋昭宏
都道府県:
北海道
年齢:
45歳

広田 大きなタイトルですね
担当 しかも重い
広田 ピクニック気分の人たちが、日本列島のように細長く写っています。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 10D レンズ: EF17-40mm F4L USM 撮影地: 宮崎県宮崎市 青島

佳作

「Horizon」


作者:
山口善和
都道府県:
宮崎県
年齢:
28歳

広田 あ、私のカメラと同じタイトル(笑)。
担当 ロシアンの?
広田 それはさておき家族写真でしょうかスナップでしょうか、温かいものが感じられるところがいいですね。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S5000 撮影地: 岡山県岡山市御津町天満地区

佳作

「朝露の節分草」


作者:
森広健一
都道府県:
岡山県
年齢:
65歳

担当 こうした群落があるんですね。
広田 本当に。パラフィン紙のように、花びらの透けているところが可憐ですね。晴れてはだめ。撮影条件がピッタリと合っているように思います。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D2H レンズ: AI AF Nikkor 35mm F2D レタッチ: Nikon Capture 4にてトーンカーブとホワイトバランス調整、アンシャープマスクを適用 撮影地: 兵庫県美方郡香美町

佳作

「鉄橋を行く」


作者:
三ッ寺俊行
都道府県:
東京都
年齢:
40歳

担当 これは餘部(あまるべ)でしょう。最近つとに有名な。
広田 ズバリです。日の出前の、いい時間帯に撮影しました。静かで、雰囲気も抜群。海の香りがしてくるような臨場感があります。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: シグマ APO 100-300mm F4 EX DG/HSM 撮影地: 東京都府中市 東京競馬場

佳作

「伊達男」


作者:
ux3blust
都道府県:
神奈川県
年齢:
36歳

担当 なにかの選手でしょうか? あっ、競馬の騎手ですね。
広田 きれいなライティングで撮っています。彫りが深く、とくに額から頭髪にかけての、なだらかな描写がすばらしい。望遠の使い方、うまいです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D80 レンズ: AF-S VR Zoom Nikkor ED 18-135mm F3.5-5.6G(IF) 撮影地: 中国雲南省麗江市

佳作

「古城の宵」


作者:
福島浩一郎
都道府県:
大阪府
年齢:
37歳

担当 古城とはいったいどこでしょう? 中国っぽいですが。
広田 気になりますね。だって、この写真を見ていると、そぞろ歩きたくなりますから、ふたりで。
担当 じゃぁ、私とまいりましょうか!
広田 いや、だれか気になる女性と……

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: シグマ APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO レタッチ: SILKYPIX Developer Studio3.0にてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 静岡県賀茂郡河津町

佳作

「春のささやき」


作者:
鈴木哲史
都道府県:
神奈川県
年齢:
30歳

担当 ばっちり決まった作品です。
広田 ねらっても簡単に撮れるもんじゃないですよ。電車は時間になれば走ってきますが、鳥はそうはいきません。絶好のチャンスを気負わず、ものにしました。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ペンタックス K100D レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: SILKYPIX Developer Studioでモノクロ化 撮影地: 京都府京都市祗園町

佳作

「Jazz Live in 祗園」


作者:
martin
都道府県:
京都府
年齢:
49歳

担当 お店の始まる前で、音合わせなどしている感じです。
広田 ライブけっこう通っているの?
担当 そんなでもないですけど、好きですね
広田 ひさしぶりに行きたくなりました。人の気持ちをそうさせる写真って、すごいと思いませんか。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 8mm F4 EX DG CIRCULAR FISHEYE レタッチ: Capture NXにてアンシャープマスク 撮影地: 北海道伊達市

佳作

「にょろにょろ」


作者:
kawamura
都道府県:
北海道
年齢:
41歳

広田 これ氷、ツララですね。
担当 すごい!下からも生えてる。
広田 魚眼レンズを用いて神秘的な世界を描写しました。写真のおもしろさのひとつは、肉眼と異なる世界を写せることですね。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン IXY DIGITAL 900 IS 撮影地: 宮城県仙台市

佳作

「近未来」


作者:
小林雅史
都道府県:
東京都
年齢:
26歳

担当 SF映画のセットのようでカッコいい!
広田 せまいエレベーターのなかで、対角に配置した人物が巧みです。カメラは床に置いたのでしょうね。製品数こそ少ないですが、こういうときはスイバル式のカメラだと威力を発揮しそうです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: リコー Caplio 500Gwide レタッチ: Photoshop Elementsにてコントラスト補正 撮影地: 長野県伊那市

佳作

「つらら」


作者:
市村益男
都道府県:
長野県
年齢:
52歳

広田 象がこちらに歩いてくるような、そんな感じしません?
担当 そうですね、たしかに象の足みたい。
広田 造形って、なにかにたとえるととてもまとめやすいんです。まずは形からだと入りやすいですよ。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF24-105mm F4L IS USM レタッチ: iPhotoにてトリミング

佳作

「孫のパフォーマンス」


作者:
髙木 誠
都道府県:
愛知県
年齢:
63歳

担当 かわいい盛りですね。
広田 担当 もこういう幼いころがあった?
担当 誰でもそうですよ!
広田 やわらかなライティングがすてきです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D50 レンズ: シグマ 28-300mm F3.5-6.3 DG MACRO レタッチ: PhotoImpression 5にて明るさ調整 撮影地: 大阪府泉佐野市 関西空港

佳作

「背中」


作者:
阿部 仁
都道府県:
大阪府
年齢:
24歳

広田 いいフレーミング、落ち着いてまとめています。空港は動物園と同じで被写体の宝庫という人もいます。
担当 わかるような気がします。乗り物も人も建物も撮れますね。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D MarkⅡ N レンズ: シグマ 15mm F2.8 EX DG DIAGONAL FISHEYE 撮影地: 香川県丸亀市 レオマワールドせとうち夢虫館

佳作

「求愛?」


作者:
宮本 長
都道府県:
香川県
年齢:
40歳

広田 ストロボ一発という感じの仕上がりです。しかし天部に付着のカメラぶれ効果が少し強すぎ、違和感が生じました。次回注意したいところです。
担当 動感が出ていますし、考え方はいいですよね。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF100mm F2.8 マクロ USM レタッチ: SILKYPIX 3.0で現像後、Photoshop Elements 5.0にてレベル補正、トリミング 撮影地: 長崎県諫早市 諫早公園

佳作

「淡く開いた大寒桜」


作者:
Wais
都道府県:
長崎県
年齢:
45歳

担当 今月号は花写真の応募が多いですが、すべてきれい!
広田 あまり順位をつけたくはないですが、そうしたなかでこの作品は自分の感じた美しさを素直に表現しています。みごと。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM レタッチ: Adobe Photoshop Lightroomで明るさ調整後RAW現像。Photoshop CS2にて解像度変換 撮影地: 新潟県新潟市

佳作

「集団移動」


作者:
根本千緒
都道府県:
新潟県
年齢:
37歳

広田 楽しい写真ですね、電車みたいだ。
担当 もしかして、乗りたいんじゃないですか。
広田 乗るより撮りたい。あ、でも子どもたちと同じ年齢なら、たぶん乗ったでしょうね、私も。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital X レンズ: EF-S18-55mm F3.5-5.6 Ⅱ USM 撮影地: 兵庫県神戸市 ポートライナー

佳作

「ライナーの車窓より」


作者:
MJJSS
都道府県:
兵庫県
年齢:
16歳

広田 JR西日本の電車ですね。
担当 景色からわかるのですか?
広田 シートの模様からです。自分を活かして画面を構成するというのも写真の楽しみのひとつです。画面に動きがあればさらに楽しくなりそう。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF-S17-85mm F4-5.6 IS USM レタッチ: レベル補正 撮影地: 東京都江東区 富岡八幡宮近辺

佳作

「シャワーで気合いだ!」


作者:
吉田フミオ
都道府県:
埼玉県
年齢:
57歳

広田 どこでしょう?
担当 富岡八幡宮の『深川八幡祭り』だそうです。
広田 この迫力は、西のほうかと思いました。祭り写真は位置とタイミングという人もいますが、やはり作者の感性です。盛り上がりと臨場感が秀逸でした。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM レタッチ: SILKYPIX Developer Studio 3.0にてカラーモードを変更、回転、トリミングを実行 撮影地: 岡山県岡山市 岡山後楽園

佳作

「熱狂」


作者:
渡辺和英
都道府県:
岡山県
年齢:
48歳

広田 人々の表情が活きています。どこの庭でしょうか?
担当 岡山県の岡山後楽園だそうです。
広田 にぎやかな歓声も聞こえてきます。タンチョウはまるで記念飛行するエアクラフトのように、いやそれ以上に優雅です。しびれる作品です。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン COOLPIX 5000

佳作

「何処にいくの~?」


作者:
こたぴん
都道府県:
石川県
年齢:
49歳

広田 春を感じます。太陽の光が燦々として、暖かさが輝いています。
担当 これ、風であっという間になくなってしまうんですよね。
広田 そんなむずかしい綿毛の飛翔にもトライしているあたりに熱意が感じられます。期待したい作者です。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Photoshop 7.0にて色調とトーンカーブを調整 撮影地: 北海道北広島市

佳作

「お疲れさん」


作者:
板崎 進
都道府県:
北海道
年齢:
36歳

広田 う~ん、子どもの気持ちがよくわかります。
担当 アートもこうなってしまっては……
広田 本望でしょう。人々の体にフィットしてこそアートです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital X レンズ: トキナー AT-X 107 DX Fish Eye レタッチ: Photoshop Elements 5.0にてコントラスト、明るさの調整 撮影地: 長野県駒ヶ根市 駒ヶ岳千畳敷付近

佳作

「スノー・アンド・スカイ」


作者:
しげじい
都道府県:
大阪府
年齢:
56歳

担当 見ていると平衡感覚が狂ってきます。
広田 魚眼ズームをうまく活かしていますね。晴れていますが、足早に感じる雲の動きが、油断ならない冬山の片鱗を語っているようです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: リコー GR DIGITAL  撮影地: 神奈川県横浜市 たまプラーザ駅前

佳作

「季節はずれのモンスター」


作者:
篠原淳司
都道府県:
神奈川県
年齢:
36歳

広田 コンパクトデジタルカメラの特徴のひとつが、超接写が可能という点と、被写界深度の深さです。作品はその特徴をフルに活かしています。
担当 昆虫写真にはもってこい。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: シグマ 24mm F1.8 EX DG ASPHERICAL MACRO レタッチ: PictureProjectにてモノクロ化 撮影地: 滋賀県彦根市

佳作

「とりあえず並んでみる」


作者:
M・ハウエル
都道府県:
滋賀県
年齢:
33歳

担当 うちの近くの川にもこんな場所があります。
広田 モノクロにしたことで作品に深みが増しました。これからどこに向かうのか、彼らの生きていくための行動に、人の心を動かすような神秘が感じられます。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF24-105mm F4L IS USM レタッチ: Photoshop CS2にてレベル補正と彩度調整 撮影地: チベット ガンデン寺

佳作

「高僧」


作者:
石田貴和
都道府県:
千葉県
年齢:
61歳

担当 何教の僧侶なのでしょう?
広田 チベット仏教のようです。かなりの暗さで感度を上げているぶん荒れていますが、かえって現場の雰囲気がつたわり、その場にいるような錯覚にとらわれるほどです。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D MarkⅡ レンズ: EF85mm F1.2LⅡ レタッチ: Digital Photo Professionalにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 滋賀県大津市

佳作

「早苗」


作者:
シュウ・山田
都道府県:
滋賀県
年齢:
53歳

担当 きれいな作品ですね。
広田 弱々しいなかに、美しさのある作品です。シンメトリーにして気高さをかもし出しています。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital N レンズ: EF70-200mm F4L USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてWB、ピクチャースタイル、コントラスト、色の濃さ、シャープネスを調整 撮影地: 和歌山県西牟婁郡 アドベンチャーワールド

佳作

「お見合い」


作者:
坂上行男
都道府県:
大阪府
年齢:
70歳

担当 クマがちょっと困った表情をしているように見えます。
広田 ズバリねらいの動物だけの写真も迫力ありますが、こうして脇役を入れると作者の感情が出てきておもしろいですね。このあと、どんな展開になったかという興味もわいてきます。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: リコー GR DIGITAL  撮影地: 東京都葛飾区

佳作

「昭和慕情」


作者:
桐山正弘
都道府県:
神奈川県
年齢:
39歳

担当 寅さんのシルエット?
広田 印象的な画面に仕上げたところはおみごと。無駄がありません。ただ自分の思いもそぎ落としてしまった感じで、そこが惜しい。

 

2007年5月号選考 一般投稿部門 選者:広田尚敬

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF28-135mm F3.5-5.6 IS USM レタッチ: Digital Photo Professionalにてホワイトバランスを白色蛍光灯に変更 撮影地: 愛知県名古屋市

佳作

「vs 自販機」


作者:
sarasa
都道府県:
愛知県
年齢:
42歳

担当 CDのジャケットみたいでカッコいいですね。
広田 自分のパソコンがフリーズしたみたいに、ポーズの硬さが気になります。いや、硬いなら硬いなりの演出があると思うんです。そこんとこを追求したら独自の路線が開けるかもしれません。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D レンズ: EF300mm F4L IS USM レタッチ: キヤノン Digital Photo Professionalにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 滋賀県大津市 プリント: キヤノン PIXUS 9900i 用紙: コニカミノルタ Photolike QP〈光沢〉

優秀賞

「吹雪く朝」


作者:
シュウ・山田
都道府県:
滋賀県
年齢:
53歳

猛吹雪のなかユリカモメたちが羽を休めている姿が、まるで油絵のタッチを思わせる絵画のように描写されています。色彩も決して派手ではないですが、暗さも感じない絶妙な青一色に仕上げることで、たんに寒々しいイメージではなく、やわらかさを醸し出して味わいを増しています。吹雪から避難したユリカモメたちの姿に、自然の過酷さと同時に愛らしさを感じます。非常に困難な撮影条件のなかでシンプルな画面構成だからこそ得られた、長く飾れる雰囲気を持った写真といえます。少し大きくプリントするとさらに味わいが増すでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-200mm F2.8G(IF) レタッチ: Photoshop CSにてレベル補正、トーンカーブ、彩度、アンシャープマスク 撮影地: 静岡県掛川市 掛川花鳥園 プリント: DPEショップ 用紙: フジフイルム EVERBEAUTY for LASER

準優秀

「ミミズク」


作者:
時津伸一
都道府県:
愛知県
年齢:

みごとなフレーミングによって、ミミズクの迫力が前面に押し出された一枚です。シャドウ部の階調もみごとに再現され、手前のミミズクの鋭い目にぴたりと決まったピントが絵全体を支えています。小動物にとっては怖い猛禽類ですが、微細に表現されたやわらかな羽の感触は、なでてみたい衝動さえ感じます。あえて苦言を呈するなら、構図、階調、シャープネス、色彩とすべてのまとまりがよいことが、逆に写真の存在感がいまいちになっています。背景を少しつぶしたりコントラストを上げたり、少しだけバランスをくずすことも試してみるとよいでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: シグマ APO 70-300mm F4-5.6 DG MACRO レタッチ: Digital Photo Professional 2.0にてRAW現像後、レベル補正、トーンカーブ、アンシャープマスク 撮影地: 奈良県 馬見丘陵公園 プリント: キヤノン PIXUS iP7500 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げPro

入選

「ボケ」


作者:
前田康隆
都道府県:
奈良県
年齢:
57歳

和のテイストをシンプルな色彩と画面構成で表現されています。毎回、作者の花の写真には造詣の深さと愛情を感じます。便利なズームレンズではなく単焦点レンズを使うことで、要素を省略してやわらかな奥行きを感じさせています。また、ピントがきっちりと合っていて、鑑賞していても気持ちがいいです。色彩面、階調、プリント、すべてで完璧なのですが、強いていうならば、ぼけた左の蕾は必要でしょうか。私のバランス感覚では若干の中途半端さが感じられます。いま少し引くか寄るかしてみてください。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ MACRO 70mm F2.8 EX DG レタッチ: Capture NXにて回転、D-ライティング、カラーブースター、アンシャープマスク プリント: エプソン PX-G5100 用紙: 写真用紙クリスピア〈高光沢〉

入選

「蕾の雫」


作者:
熊崎弘一
都道府県:
千葉県
年齢:
42歳

鮮やかな赤と緑のなかの水滴が印象的です。ポインセチアの蕾とのことですが、色彩強調によって得られた強烈でシンプルな色彩構成で抽象絵画のような印象を作っています。かなり大幅な画像処理をされているにもかかわらず、階調はなめらかで色飽和による弊害も見られません。作者の力量を感じますが、もう少し要素を整理することでフレーミングのレベルがアップし、色彩の妙から写真としての味わいへ昇華するでしょう。またこうした拡大写真では微細な糸くずやゴミがすべてを興ざめにする場合もありますので注意して撮影してください。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: パナソニック LUMIX DMC-LX1  レタッチ: Photoshop 7.0にてアンシャープマスク 撮影地: 愛媛県大洲市 プリント: DPEショップ 用紙: フジフイルム EVERBEAUTY for LASER

入選

「街角」


作者:
横山昭人
都道府県:
香川県
年齢:
44歳

高いコントラストと彩度の強調によって現実感が薄く、違う時空に迷い込んだような不思議な印象を受けます。看板がもつノスタルジックな雰囲気を、高いコントラストで表現しています。シャドウ部が省略された家と、少しだけ人の生活感を感じさせる洗濯物が、その印象をさらに高めています。正面からとらえたことで看板の縦と横のラインがきっちりとし、画面内の要素がバランスよくまとまっています。たくさんの看板をすっきりと見せることができました。写真全体の色彩と階調がこれを助けていますね。私が鉄板で作られているこれらの看板を知る世代だからでしょうか、ひとつひとつに見入ってしまいました。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 18-70mm F3.5-4.5G (IF) レタッチ: Photoshop CSにてRAW現像、トーンカーブ調整、レベル補正、輪郭強調 撮影地: 奈良県五條市篠原 プリント: エプソン PX-G900 用紙: エプソン 写真用紙クリスピア〈高光沢〉

入選

「祭りの日」


作者:
森川光章
都道府県:
奈良県
年齢:
50歳

鳴り物を手に、紋付き袴で坂道を上る男性の姿は、やわらかな日差しとともに山里の風景に融け込んで、心和むやわらかな写真です。なにより男性の笑顔がすばらしく、絶妙のタイミングで撮られた写真ですね。服装から特別な日であることは容易に想像でき、この街での人々の暮らしぶりや、主人公がこれから出会う人との会話さえ聞こえてきそうです。背景に広がる里の景色で構成された要素は、印象的な大屋根を大胆に取り入れてよく整理され、構図も階調も色彩も緊張したところを感じないことが、笑顔を主役として写真を構成しています。この後の祭りの写真も見たいと思いました。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF35-350mm F3.5-5.6L USM プリント:DPEショップ 撮影地: 京都府京都市山科区 用紙: プリントフジフイルム EVERBEAUTY for LASER

入選

「祈願と供養の炎」


作者:
西川英利
都道府県:
広島県
年齢:
75歳

行者姿の大勢の人に巨大な護摩壇の火が覆い被さろうとたなびいています。赤い炎が力強く、逆光に照らされた煙と人々の姿はその場の緊張感を感じさせます。撮影する場所やタイミングも限られるのでしょうが、客観的な状況説明の写真なのか、心象を映像にしているのか中途半端な印象は拭えません。思い切ったフレーミングで余計なものを排除することで、意識の中心が明確に行者へと向かい、荘厳な表現がより明確になります。逆に客観的な写真にする場合には、背後に広がる山々を感じさせるなど別の工夫が必要となるでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF55-200mm F4.5-5.6 Ⅱ USM レタッチ: Photoshop 3.0にてレベル補正、トリミング 撮影地: 埼玉県宝登山 プリント: エプソン PX5500 用紙: エプソン 写真用紙〈絹目〉

佳作

「霧風に咲く」


作者:
市川達夫
都道府県:
埼玉県
年齢:
56歳

霧深い林のなか、1本のロウバイが印象的な写真です。画面内の木立の入り方も黄色い花を印象づけています。撮影時の目線やストレートな表現は好ましいのですが、極端な明るさ補正をしたためか、高感度撮影のせいか盛大な色ノイズが写真を損ねています。またもう少し背景がぼけて細部の省略ができると、さらにロウバイが引きたつでしょう。山頂ということで大がかりな機材は困難ですが、可能な限り三脚を使ってISO感度は400までに留めて段階露光を行いながら、適正露出で撮影することを心がけましょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: Ai AF Zoom Nikkor ED 70-300mm F4-5.6D レタッチ: Photoshop CSにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 神奈川県横須賀市 プリント: キヤノン PIXUS iP4300 用紙: フジフイルム 画彩

佳作

「春・楽園」


作者:
久保 均
都道府県:
神奈川県
年齢:
58歳

早咲きの桜に止まるメジロの姿がみごとに写されています。構図とか背景のぼけなど細かいことは抜きにして、日本画のようで春の象徴のような、ピンクに染まる背景に浮かび上がるメジロはみごとです。この一枚のために限りない努力と忍耐が必要であったことを察するに、頭の下がる思いです。使われたレンズの300mmという焦点距離をもってしても、野鳥をこれほど鮮明に写すこと自体が根気のいる作業です。撮影時に心のゆとりがあれば、ただ画面中央に鳥を配するのではなく、画面構成を意識した、野鳥図鑑ではない味わいある写真を期待しています。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D80 レンズ: AF-S DX VR Zoom-Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Capture NXにて現像、アンシャープマスク 撮影地: 北海道上川郡美瑛町 プリント: エプソン PX-G5100 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

佳作

「風紋の陰影」


作者:
ちまき
都道府県:
北海道
年齢:
46歳

ブルーミング現象回避のために、1本の木立と太陽を重ね合わせた写真とのことですが、結果的に雪面に木の影が印象的な写真となりました。寒いはずの雪景色がこの太陽によって暖かく感じられます。低い太陽光で浮かび上がった風紋や小さく赤い雲など、非常に効果的ですが、フレーミングと色彩面の調整がもう一歩です。上部の雲をトリミングアウトすることで、手前の風紋に視線を誘導したり、全体の彩度をアップし雪面の赤さを強調するなどで見ごたえのある写真に仕上がることでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: Capture NXにてRAW現像、アンシャープマスク、色彩調整、トリミング 撮影地: 北海道網走市北浜 プリント: エプソン PX-G5000 用紙: エプソン 写真用紙クリスピア〈高光沢〉

佳作

「ゴメの大群」


作者:
大江平次郎
都道府県:
北海道
年齢:
68歳

北海道や青森の方言でカモメのことを「ゴメ」と呼ぶことを知りました。優雅に泳ぐ白鳥の上空を乱舞するゴメの群れは圧巻だったでしょう。こうした自然を対象とする場合には、まずその場所に出かける必要があり、状況を待つ忍耐も必要です。足場の都合でカンタンに目線を上げたり下げたりすることはむずかしいと思いますが、わずかに傾く水平線の位置や空の広がりなどは中途半端です。色彩は鮮やかに仕上がり美しいのですが、やりすぎの感も否めません。彩度を少し抑えめにして、いま少し画面構成での工夫があればさらに見応えのある写真になるでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: シグマ 17-70mm F2.8-4.5 DC MACRO レタッチ: SILKYPIXにてRAW現像、レベル補正、トーンカーブ 撮影地: 神奈川県茅ヶ崎市 プリント: キヤノン PIXUS 990i 用紙: エプソン スーパーファイン専用光沢フィルム

佳作

「こもれ日に咲く」


作者:
橋爪 通
都道府県:
神奈川県
年齢:
58歳

白い花弁越しの光だけで撮影され、たんに花のアップという植物図鑑的写真ではない点が作者の個性を感じさせます。フレーミングも大胆でシンプルだからこそ、惹かれる魅力を感じます。やわらかなぼけが写真を引き立てているのですが、ぼけた白い花弁の輪廓に現れる青い線状のぼけと、高感度撮影なのかぼけ足に現れた粒状感が作品の情感を損ねています。プリンターなのかレンズのせいなのか原因は不明ですが、各ステップを見直してみるとよいでしょう。またぼけ味ではひと味違う単焦点レンズを試されることをおすすめします。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF70-300mm F4-5.6 IS USM レタッチ: Photoshop Elements 5.0にてRAW現像、レベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 千葉県館山市 プリント: キヤノン PIXUS iP8600 用紙: キヤノン プロフェッショナルフォトペーパー

佳作

「波面朝日」


作者:
吉田フミオ
都道府県:
埼玉県
年齢:
57歳

浜辺に打ち寄せる波と、引く波に残る水面が朝焼けの空を映し、幻想的なパターンを作り出しています。露出などや階調の設定により砂浜は真っ黒につぶれ、赤く光る水面だけが浮かび上がっていますが、印象は肉眼とは大きく異なる仕上がりと思われます。写真にして初めて見ることができる景色といえるでしょう。画面の上端にほかの人と思える姿が無意味に入り込み、プリント時に上下には白ふちがあり、左右は断ち落としになっているなどが気になりました。トリミングや細部の仕上がりにもう少し気遣いをされれば、作品としての印象はアップするでしょう。

 

2007年5月号選考 カラープリント投稿部門 選者:小山壮二

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF) レタッチ: Photoshop 7.0にてレベル補正 撮影地: 和歌山県 プリント: エプソン PX-5500 用紙: コニカミノルタ Photolile QP〈絹目〉

佳作

「おしゃれな案山子」


作者:
四方伸季
都道府県:
東京都
年齢:
42歳

山里を見下ろす高台に立つ案山子(かかし)が、印象的に描かれた風情ある写真です。CDの記録面が虹色に反射している以外、落ち着いた色彩でまとまっているため、案山子の顔が強く印象に残ります。発想もフレーミングもおもしろいのですが、案山子を含めた山里の風景を絵にしたいのか、印象的な案山子という対象を撮影したいのか、少し視点がぼやけて見る人に伝わってきません。また全体にダークな階調も必然性を感じられません。ポジションを変えながらフレーミングをいろいろ試されてはどうでしょう。ワイドレンズでの撮影なので容易に行えるはずです。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 17-55mm F2.8G(IF) レタッチ: Photoshop CS2にてRAW現像、 トリミング、チャンネルミキサーにてモノクロ化 撮影地: 富山県射水市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: PCM竹尾 かきた

優秀賞

「ポートレート」


作者:
金 雅彦
都道府県:
富山県
年齢:
48歳

4月号で入選した際の作品は印象に残る家族写真でしたが、今回は娘さんのポートレートを使い、作者独特の表現性を発揮した、さらに印象深いものに仕上がっています。セッティング(演出)による表現ですが、演出されていると知りながらもそれが気にならないのは、この作品から発せられるメッセージが演出を乗り越えてしまう強い力をもつからです。状況によっては、事実をそのままとらえるよりも、なんらかのセッティングをするほうがよりリアリティの強い表現になります。演出技法を駆使して、内面に迫った魅力あふれる作品です。厚手のアート紙を使ったプリントは、階調豊かでやさしく高品位な仕上がりとなっています。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF24-105mm F4L IS USM レタッチ: Photoshopにてモノクロ化、トーンカーブ調整 撮影地: 静岡県掛川市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げPro

準優秀

「砂浜」


作者:
鈴木 元
都道府県:
静岡県
年齢:
51歳

作者のコメントから、小雨の降る春先の砂浜を散歩していたときの心象風景と感じました。なにかが砂浜に流れ着き、埋まっている様子が時の流れを感じさせると同時にさまざまな物語を想像させます。砂浜からようやく顔を出した草の葉、遠くに見える波と水平線が、繊細でありながらとてもスケールの大きい物語を展開しています。さびた残骸を包み込む砂のひと粒ひと粒のやさしい触感と、砂から顔を出した草の葉のテクスチャーが、この作品を秀逸なものにしています。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S VR Zoom Nikkor ED 24-120mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: デジカメde!!フォト工房PREMIUMにてモノクロ化 撮影地: 神奈川県横浜市 プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン 写真用紙〈光沢〉

入選

「リズムに乗って」


作者:
大滝俊隆
都道府県:
千葉県
年齢:
66歳

女性ばかりのサックスバンドが奏でる、迫力ある音が聞こえてきます。吹奏楽のバンドは、メンバーが一斉に息を吸い込み、そして一斉に吐き出して音を鳴らすその生命感が命です。美しく並んだサックスの形と、それを演奏する女性たちの凛(りん)とした姿が、画面いっぱいに力強いリズムを刻んでいます。サックスの細かいキーや映り込んでいる光の反射が、繊細なリズムを刻みます。そのすべてが合わさって、この写真から音が出てくるように感じます。音のリズムを視覚のリズムに置き換えた、ユニークな表現です。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1Ds MarkⅡ レンズ: 京セラ コンタックス プラナー85mm F1.4(J)MM レタッチ: Digital Photo Professionalにてピクチャースタイル[モノクロ]適用、Photoshopにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 滋賀県余呉町 プリント: キヤノン PIXUS 9900i 用紙: コニカミノルタ インクジェット写真用紙 光沢厚手

入選

「雪の日」


作者:
シュウ・山田
都道府県:
滋賀県
年齢:
53歳

雪が降り積もった田園に、3本の電柱。その電柱には雪が横風で吹きつけられ、黒い縁取りができています。電柱をつなぐ3本の細い電線と、角の電柱を支えるステーが、冬の暗い空に線描画のような繊細さで描かれています。プリントする前の画像は、見たとたんにハッとする絵画的な美しさをもった画像かと思いますが、プリントの質を向上させる余地はまだかなり残されているように思えます。空、電柱、雪のトーンの関係を見直して、さらに質の高いプリント制作に挑戦してみてください。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX Zoom Nikkor ED 12-24mm F4G(IF) レタッチ: Photoshopにてレベル補正、モノクロ化、トリミング 撮影地: 石川県 千里浜海岸 プリント: エプソン PX-5500 用紙: コニカミノルタ インクジェット写真用紙 絹目調厚手

入選

「水母」


作者:
四方伸季
都道府県:
東京都 42歳

大きなクラゲが海岸に打ち寄せられています。よく見ると、波打ち際まで点々とクラゲが落ちています。砂浜は波に洗われたばかりで、まだしっとりと水を含んでいます。水平線からは波の音が聞こえてきます。砂の細かいテクスチャーに包まれた、不思議な生き物。この大きな生き物はいったいどこから来て、どこへ行くのでしょうか。などと思いながらこの写真をながめていると、いつの間にか心は濡れた砂と競演しているこの生き物の、奇妙な美しさに惹かれています。黒い縁取りも、この写真の内向性を高めるのに効果を生んでいます。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ソニー α100 レンズ: DT 18-200mm F3.5-6.3 レタッチ: デジカメde!!フォト工房PREMIUMにてモノクロ化 撮影地: 兵庫県 姫路城の堀 プリント: エプソン PX-5800 用紙: コクヨ プロフェッショナル写真用紙

入選

「コイ」


作者:
飛田 茂
都道府県:
神奈川県
年齢:
57歳

作者は「光」をモチーフにした作品を数点応募してくださいました。この作品は水面に上がってきたコイの動きが、ゆらゆらとうねる光の反射で表現されているものです。コイに生命感を与えている光の存在が気になる、独特な雰囲気のある作品です。最初に目がいく被写体はコイなのですが、写真を見ていると主役は光だということに気がつきます。お堀の水の黒くつぶれている部分の表現がかなり単純化されていますので、波の部分の表現をさらに工夫してみる価値があると思いました。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: シグマ 28-300mm F3.5-6.3 DG MACRO レタッチ: SILKYPIX Developer Studio 3.0にてモノクロ化、Photoshop Elementsにて黒枠を追加 撮影地: 高知県香南市 プリント: DPEショップにてプリント

入選

「B dash」


作者:
後藤文夫
都道府県:
大阪府
年齢:
40歳

急激に加速する様子を、TVゲームの「スーパーマリオ」の「Bダッシュ」にかけたというこの作品は、まさに見る人を現実から超現実の世界に吸い込んでいく、バーチャルな表現性をもった、とても楽しい作品です。一輪車に挑戦する子どもの心とエネルギー、スピード、スリルが写真を突き破って伝わってきます。露光間ズームという撮影技術が、周囲に黒枠をつけた表現とともにこの写真の魅力の本質をみごとに引き出しています。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ニコン D200 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Capture NXにてRAW現像、彩度調整、アンシャープマスクなど 撮影地: 福岡県北九州市 平尾台 プリント: キヤノン PIXUS MP800 用紙: フジフイルム 画彩 写真仕上げ Pro

佳作

「魑魅魍魎」


作者:
松岡克典
都道府県:
福岡県 40歳

カルスト台地の春の野焼きの作品です。作者のコメントによると、作品をイメージに近づける努力の末に、魑魅魍魎(ちみもうりょう)という言葉が浮かんでこの題名になったそうです。たしかにこの作品は不気味な岩の連なる下半分がおもしろいところで、岩の形や木の形に興味が集中します。野焼きの煙も演出効果を生んでいます。空の部分を大きくトリミングすると、主題をさらに強く打ち出すことができます。空を思い切ってカットすると、地獄絵のような迫力のある写真にもなります。技術面では、シャープネスを強くかけすぎたためにコントラストの高い部分にハロが現れています。また、プリントにかなりの色ころびが見えますので、対策が必要と思います。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix S9000 レタッチ: PhotoImpact 11でモノクロ化 撮影地: 東京都港区お台場海浜公園 プリント: エプソン PX-5000 用紙: コニカミノルタ インクジェット写真用紙 光沢厚手

佳作

「東京砂漠」


作者:
浜中義孝
都道府県:
東京都
年齢:
72歳

東京のなかに砂漠? お台場の浜辺で砂を吹き飛ばす強風に向かって歩く少女が、無機質なビル群を背景に描写されているフォトドキュメンタリー風なさわやかな作品です。白い砂浜とコントラストのあるスカイラインとの対比がとてもユニークです。白飛びしてしまっている砂の調子がもう少し表現できれば、さらにリアリティの強調された作品になると思います。少女の姿が印象的ですが、シャープネスのかけすぎで黒や白のハロが現れていますので画像調整は控えめにしましょう。また、斜め線にジャギーが現れていますので、撮影時にはカメラの画質を高く(ファイルサイズを大きく)設定し、画像調整時にトリミングする部分を極力少なくすることをおすすめします。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: ソニー Cyber-shot DSC-L1 レタッチ: Photoshopにてトーンカーブ調整、モノクロ化 撮影地: 長野県長野市 プリント: エプソン PM-A890 用紙: フジフイルム 画彩 フジフイルム高級光沢紙

佳作

「照明」


作者:
増田 恵
都道府県:
長野県
年齢:
36歳

洗練された現代的なビジョンでとらえた、美しい風景写真です。小さな薄雲が浮かぶ空の美しいトーン、細く伸びた照明灯の線、Vの字に伸びるシルエット、やさしく光る照明などがクリーンで上品な、作者だけのデザイン空間を作っています。ほんの少しだけ左側と下側をトリミングすると、左右の調和がとれてこの写真のよさが倍増するように思います。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: フジフイルム FinePix F420 レタッチ: Photoshopにてトーンカーブ調整、レベル補正 撮影地: 京都府 プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン フォトマット紙

佳作

「川遊び」


作者:
納 理香
都道府県:
大阪府
年齢:
30代

作者のコメントから、子どものころ弟さんと遊んだ懐かしくも温かい思い出に重なるように、この作品は生まれたとのことです。意図的に斜めにフレーミングされた作品の内容は控えめな表現ですが、この作品を見る人は、日が沈むまで夢中で遊んでいる子どもたちの心のなかに惹きつけられていきます。シャドウ部の階調も微妙に表現されています。川面の光が印象的な美しい作品です。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF24-70mm F2.8L USM レタッチ: Digital Photo Professionalにてモノクロ化、トーンカーブ、シャープネス調整 撮影地: ニューヨーク プリント: エプソン PX-5500 用紙: エプソン フォトマット紙

佳作

「ミュージシャン」


作者:
SHINYA
都道府県:
静岡県
年齢:
32歳

ニューヨークのジャズクラブで撮影されたというこの作品からは、パワフルなテナーサックスの低音が聞こえてきます。演奏者が心をこめて楽器のなかに息を吹き込んでいる姿が、スポットライトの下で輝いています。手持ちで撮影されたこの作品はバランスがよく美しいプリントです。演奏者の顔と楽器の上部がこの作品の真髄ですので、少しまわりをトリミングするとさらに味わい深い作品になると思いました。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: シグマ 24-70mm F2.8 EX DG MACRO レタッチ: Photoshopにてトーンカーブ調整 撮影地: 東京都 プリント: エプソン PX-G900 用紙: エプソン 写真用紙〈光沢〉

佳作

「URVAN CITY AFTERNOON」


作者:
アズマサトシ
都道府県:
埼玉県
年齢:
44歳

現代建築が創り出す無機質な空間と、うねうねと柔軟に生きる木々とを対比させた造形的に美しい作品です。白く抜けた空を埋めている細かい木の葉が、やさしい繊細なタッチを感じさせます。誌面ではわかりにくいかもしれませんが、この作品のもっとも美しいところは、中心部の空に透けて見える小さなたくさんの葉です。最終作品としてのプリントは、より大きめの用紙を使うとこの写真の魅力をさらに引き出せると思います。用紙の種類もマット系のものを使い、温かみのある表現をすると、中心部の階調の美しさが前面に出てきます。

 

2007年5月号選考 モノクロプリント投稿部門 選者:春日広隆

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM レタッチ: デジカメde!!フォト工房にてモノクロ化 撮影地: 大阪府堺市 プリント: キヤノン PIXUS iP8600 用紙: エプソン写真用紙〈絹目調〉

佳作

「昇る!」


作者:
山本裕之
都道府県:
和歌山県 44歳

ヒヨドリが水面から飛び立つ瞬間をとらえています。夕方でシャッタースピードが遅くなったため、図鑑で見るような写真にならず、かえっておもしろい作品になりました。この作品は原画のおもしろさから選びました。プリントの質を向上させると、驚くほど魅力的な作品に仕上げることができると思います。コントラストを上げて水のしぶきを強調し、部分的な調整で羽ばたく鳥の動きを繊細にかつ強く表現してみるのも一案です。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: キヤノン EOS Kiss Digital レンズ: 1枚目、2枚目 タムロン AF28-300mm Ultra Zoom XR F/3.5-6.3 LD Aspherical (IF) MACRO 3枚目 キヤノン EF-S18-55mm F3.5-5.6 USM レタッチ: Photoshop Elements 3.0 にてRAW現像 撮影地: 1枚目 山形県 遊仙峡 2枚目 山形県 月山 3枚目 宮城県 花山

優秀賞

「行く末」


作者:
高野 修
都道府県:
宮城県
年齢:
35歳

テーマがしっかり考えられた、作品に意味をもたせることができている作品です。葉っぱがおだやかに流れているところから朽ち果てているところまで、組写真でしか表現できない被写体をうまくまとめています。とくに3枚目は1点のみで見ると汚く見えてしまうところを、組写真にすることで活かすことができました。ネイチャーでいろいろなものをよく観察しているからこそ、このような作品に仕上げることができたのでしょう。また、それぞれの写真を見ても、光のとらえ方やレンズの選択も的確で、葉っぱの雰囲気がよく出ています。高野さんの応募作は複数ありましたが、どの作品もレベルが高くハズレがなかったというのも、優秀賞を選ぶうえでポイントになりました。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一







SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D Mark Ⅱ レンズ: 光映舎 マイクロ広角レンズ・タイプC レタッチ: SILKYPIX 3.0にてRAW現像後、Photoshop CS2にてトーンカーブ調整、レベル補正 撮影地: 長野県諏訪市 城山福寿草園

準優秀

「企業戦士」


作者:
宮坂雅博
都道府県:
長野県
年齢:
39歳

かわったレンズを使っているようですね。それぞれの写真はとてもおもしろく、レンズのよさを活かしきることができていると思います。とくに1枚目の写真はピント、構図とも申し分ありません。しかし、組写真として考えたとき、似たような写真だけで組むのはどうかな、と思います。違う虫や違う花を撮ってみる、場所や時間を変えてみるなどして、このレンズのおもしろさをより多く見せる方向で考えれば、もっとよくなると思います。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: ニコン D200  レンズ: シグマ APO 70-200mm F2.8 EX DG/HSM   レタッチ: Capture NXにてRAW現像、Photoshop CS にてレベル補正、トーンカーブ調整、アンシャープマスク  撮影地: 千葉県流山市 江戸川

入選

「目覚める河」


作者:
松尾次郎
都道府県:
千葉県
年齢:
56歳

それぞれの写真を単体で考えると、優秀賞の作品よりも上かもしれません。1枚目は非常にキレイに月を撮れていますし、2、3枚目も、これだけでひとつの組写真として成立させることができる作品です。逆にいえば、1枚目が浮いてしまっています。せっかく月をキレイに撮っているのですから、月明かりで撮るなど、月を中心にした作品に仕上げてもよかったかと思います。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: キヤノン EOS-1D Mark Ⅱ N  レンズ: EF70-200mm F2.8L IS USM   レタッチ: Paint Shop Pro 7Jにてグレースケール化、コントラスト・明るさ調整 撮影地: 三重県 鈴鹿サーキット

入選

「孤独・心配・帰還」


作者:
衛藤光敏
都道府県:
大阪府
年齢:
40歳

バイクも写真も好きで、相当撮っているのでしょう。写真の画角、構図ともにすばらしく、とくに1枚目はプロ級の写真だと思います。また、レース中の写真だけではなく、レーサーに近づいて撮った写真を組み合わせることで、人の気持ちまで表現できています。惜しいのは、3枚目の写真がいまいちなところです。汗をかいた顔や厳しい顔、あるいはバイクや手袋、手のアップなど、もう一歩踏み込むことで表情が見えてきて、レーサーをより際立たせることができます。また、3枚とも横位置で統一したほうがスムーズに見えると思います。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: ニコン D70 レンズ: トキナー AT-X 242 AF レタッチ: Capture NXでRAW現像、カラー設定でモノクロ化、アンシャープマスク、Photoshop 7.0にてフィストブラシでカラーを部分的に再生 撮影地: 長野県南木曾町 妻籠宿

佳作

「宿場街」


作者:
M之助
都道府県:
岐阜県
年齢:
56歳

モノクロ写真というものをよくわかっているのでしょう。どの写真からも巧みさを感じられますし、組写真としても非常に優れています。ただ、1点だけ色が入っていないのが気になります。色を入れるのであれば、すべての写真に色を入れたほうがよかったと思います。あるいは、これは個人の好みにもなるのですが、むしろすべてモノクロで構成してもよいでしょう。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D  レンズ: EF35-350mm F3.5-5.6L USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像後、Photoshop CSにてレベル補正、アンシャープマスク 撮影地: 1枚目 東京都 墨田川テラス 2枚目 千葉県白井町 3枚目 東京都葛飾区 江戸川畔

佳作

「静寂」


作者:
橋本昭秀
都道府県:
千葉県
年齢:
46歳

アラがないキレイな写真で、技術がしっかりしているのがわかります。見逃しがちな身近な題材を、細かいところまでよく見て観察し、絵にすることができています。とくに3枚目はパッと目に入ってくる写真です。組写真として見ても、3枚に統一感があるのがいいですね。絵作りが若干地味で、インパクトに欠けるぶん佳作としましたが、上位との差はほとんどありません。

 

2007年5月号選考 組写真投稿部門 選者:野村誠一





SPEC

カメラ: ペンタックス K10D レンズ: タムロン AF18-200mm F/3.5-6.3 XR Di Ⅱ LD Aspherical [IF] MACRO 撮影地: 静岡県掛川市 遠州灘海岸

佳作

「夕焼けに包まれたあの日」


作者:
風間 剛
都道府県:
静岡県
年齢:
44歳

2枚目、3枚目は、その場所の空気感が感じられるとてもいい写真です。2枚目のディテールの出し方、とくに地面の感じがキレイで、イメージ広告のポスターとして採用されても不思議ではない写真だと思います。残念なのは1枚目で、空はとてもいいのですが、砂浜が平凡に思えます。もう少し同じ場所で粘って日没後まで撮れば、空の色はそのままに、砂浜に不思議さが出てきて、よりよくなったかもしれません。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D50 レンズ: AF-S DX VR Zoom Nikkor ED 18-200mm F3.5-5.6G(IF) レタッチ: Nikon Capture 4にてRAW現像、トーンカーブ、露出、ホワイトバランス調整、アンシャープマスク 撮影地: 福島県郡山市

優秀賞

「夕暮れの歓声」


作者:
SUZU
都道府県:
福島県
年齢:
34歳

なんともほのぼのとしたステキな作品ですね。お父さんの疲れた表情とは対照的に、子どもたちの楽しそうな顔! 最初見たときになんともいえないやさしい感情が生まれました。単純にとてもステキな作品だなと強く思いました。作者の被写体に対する愛情がとてもよく出ていると思います。夕暮れの時間帯に撮影したことがこの作品をよりいっそう温かみのある写真にしていますね。シャッターチャンスも絶妙で、動きのある瞬間を撮られているのに、ピントなど、ていねいに撮影されていることがよくわかります。最近はこういったシーンを見かけることが、とても少なくなったので、なんだか懐かしさも感じてしまいました。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D80 レンズ: AF-S VR Zoom Nikkor ED 70-300mm F4.5-5.6G(IF)  撮影地: 北海道

準優秀

「うふふ」


作者:
ボウズメガネ
都道府県:
北海道
年齢:
37歳

おもしろい!! このひと言に尽きます。もうタイトルどおり「うふふ」と、フクロウが笑っている最高の瞬間をとらえていますね。偶然なのか必然なのかはわかりませんが、この1枚の写真を撮るのにたいへんな苦労をされたのではないでしょうか? でも作者は「とてもよい時間が過ごせました」とコメントされているところが、またいいですね。作者とフクロウの間の楽しい時間が、とてもよく作品に表れています。表情が豊かな動物は、やはり最高の被写体といえるかもしれません。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 5D レンズ: EF70-200mm F4L IS USM レタッチ: Photoshop Elementsにて明るさ、コントラスト調整、トリミング 撮影地: 京都府京都市嵐山

入選

「寒中稽古!」


作者:
Junya
都道府県:
京都府
年齢:
42歳

新年恒例の寒中稽古のシーンですが、子どもたちの元気な声が作品から聞こえてくるようです。寒さを我慢しながらも一生懸命に空手の稽古をする子どもたちの清々しい空気感がとてもよく表現されています。白い空手着と川の青のバランスがよいだけに、画面上にある石と草がなければもっと迫力のある作品になったかと思います。もっと上位もねらえただけに残念でした。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF100-400mm F4.5-5.6L IS USM レタッチ: デジカメde!!フォト工房PREMIUMにてモノトーン化 モノクロトーン調整、アンシャープマスク 撮影地: 和歌山県和歌山市

入選

「瞳の奥」


作者:
木村元繁
都道府県:
和歌山県
年齢:
43歳

イヌがおなかをすかせて柵越しに訴えてきているところを撮影された作品だそうですが、モノクロにしたことでよりいっそう、イヌの悲しい気持ちが表現できていると思います。イヌと柵だけのシンプルな構図、モノクロ化と、作者は撮影技術もさることながら、写真の見せ方がとても上手な方だと思いました。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF70-300mm F4.5-5.6 DO IS USM レタッチ: トリミング 撮影地: 富山県魚津市

入選

「黄昏に釣る」


作者:
平野清英
都道府県:
富山県
年齢:
55歳

構図のすばらしさを評価しました。太陽と川のバランス、釣り人の位置、そして夕暮れどきの太陽の光、すべてが絶妙なポジションで撮影された作品だと思います。作者もこの風景に心を動かされてシャッターを切られたようですが、見ているこちらもとても心を動かされました。頭のなかにイメージしたことを、とても上手に、そしてていねいに1枚のフレームのなかに収めた、そんな作品ですね。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D80 レンズ: タムロン SP AF90mm F/2.8 Di MACRO レタッチ: Capture NXにてRAW現像、色変換自動、ホワイトバランス、カラーブースター、彩度、アンシャープマスク調整 撮影地: 千葉県南房総市 ちくら潮風王国前の花畑 フィルター: C-PLフィルター

入選

「春を探しに」


作者:
岩渕泰道
都道府県:
東京都
年齢:
33歳

春が近いからか、今月は花とハチをいっしょに撮影した作品が数多くありました。そのなかで、この「春を探しに」がいちばんよかったと思いました。構図がとてもシンプルなので、写真の主役がハチだということがよくわかる点を評価しました。作者は数多く「春を探しに」シャッターを切ったようですが、がんばった甲斐がありましたね。マクロレンズを上手に使ったいい作品になりました。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 30D レンズ: EF300mm F4L IS USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像、コントラスト補正、トーンカーブ調整 撮影地: 北海道 羅臼港

入選

「オオワシ達の上に…」


作者:
utti
都道府県:
北海道
年齢:
29歳

羅臼の港で撮影したオオワシの迫力に圧倒されました。作者はこの作品以外にも、タンチョウやオジロワシといった野生の鳥たちをたくさん撮られているのですが、非常に鳥に精通されているのでしょう。どの作品も鳥たちの特徴をよくとらえ、作品にされていました。寒いなか一生懸命にシャッターボタンを押した作者の心意気がすばらしいです。さらには、ファインダーを通して鳥たちを観察し、作品にされていると思います。次回作にも期待したいですね。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: キヤノン EOS 20D レンズ: EF28mm F1.8 USM レタッチ: Digital Photo ProfessionalにてRAW現像

佳作

「かわいいねぇ」


作者:
青山夕希子
都道府県:
神奈川県
年齢:
29歳

作品のなかから、タイトルどおり、おばあちゃんの「かわいいねえ」という声が聞こえてきそうです。この写真からは作者の被写体に対する愛情がとてもよく伝わってきます。背景の処理や色みが、この作品のもつ温かさをよりいっそう増しています。アングルも非常にいいと思います。これからも家族のステキな一瞬をたくさん撮影してあげてください。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: コニカミノルタ αSweet DIGITAL レンズ: AF 50mm/2.8 MACRO 撮影地: 愛知県名古屋市 相生山緑

佳作

「ホワイト・プラム」


作者:
ms42
都道府県:
愛知県
年齢:
41歳

こういった撮り方もあるのかと思わずうなってしまいました。作者はどこまで白くやわらかく撮れるかを考えて撮ったということですが、その考えが作品によく反映されています。正直、入選にしようかかなり迷いましたが、左端の黒い部分がどうしても気になりました。でき栄えはすばらしいと思います。次回作も期待します。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D2X レンズ: タムロン SP AF90mm F/2.8 Di Macro レタッチ: Capture NXにてRAW現像

佳作

「新たな旅立ち」


作者:
長谷川大悟
都道府県:
福井県
年齢:
30歳

カエルがいまにもぴょんと跳んでいきそうな瞬間ですね。きちんとカエルが主役だとわかる構図の作り方がとてもよかったです。手前にあるのは木でしょうか、これを入れて撮影したことも、カエルを引き立たせる効果がありました。雨上がりに撮影されたことによって、澄んだ空気感が作品のなかにはあふれています。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: コニカミノルタ αSweet DIGITAL レンズ: シグマ 18-200mm F3.5-6.3 DC レタッチ: SILKYPIXにてRAW現像後、Photoshop Elements 3.0にてレベル補正

佳作

「What」


作者:
高橋 巧
都道府県:
埼玉県
年齢:
30歳

目をつけた被写体がおもしろいですね。シンプルに撮ったことでよりいっそうこの時計が引き立ちました。欲をいえば左の木がないともっとよかったかと思います。作者は福寿草を撮りに出かけたようですが、カメラを持って外に出ると、予期しなかった被写体に出合うこともありますね。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン COOLPIX S5 撮影地: 北海道函館市

佳作

「猫の面」


作者:
野乃有葉
都道府県:
北海道
年齢:
39歳

不思議な作品です。最初見たときに、ネコだということはわかったのですが、どうも??な感じが、逆にとても惹きつけられました。ネコの作品は毎回たくさん届くのですが、こういった作品は初めて目にします。網戸を通して見つめるネコということですが、ちょっと怖いです(笑)。作者の目のつけどころがとにかくすばらしいと思いました。

 

2007年5月号選考 入門投稿部門 選者:櫻井由美

SPEC

カメラ: ニコン D50 レンズ: AI AF VR Zoom Nikkor ED 80-400mm F4.5-5.6D レタッチ: Capture NXにてトーンカーブ、カラーコントロールポイント 撮影地: 静岡県大井川町

佳作

「春風満帆」


作者:
山梨真司
都道府県:
静岡県
年齢:
43歳

新年の海岸でのワンショットですが、背景の人たちと手前の大漁旗がいい感じで配置されている作品だと思います。大漁旗のうしろに見える初日の出の光がとてもきれいですね。大漁旗だけを撮った写真はよく目にしますが、この作品のように、人を背景にぼかして入れることで、ちょっと違ったイメージの写真になりました。

 


デジタルカメラマガジン フォトコンテスト結果発表

デジカメエキスパート虎の巻