撮りたいものが決まったら、次に考えるべきは、主題をどこにどう置くかということ。写真に残したい、写真で伝えたいテーマをより明確にするために、主役と脇役を画面のなかでどう配置するか、その基本のパターンを学ぼう。
人は、被写体に対して形や色彩、情緒、雰囲気などのなにかを感じて写真にしようとする。しかし、写真は一から作り上げる絵画と違い、思いどおりに“画面作り”をすることができない。「目の前にある事象を切り取る」というカメラの機能のなかで、「あなたの感じたこと」を強調する。それをサポートするための画面構成、それが構図である。
構図をうまく活かし、より明確に表現意図を伝えよう。ここでは基本的な構図を紹介する。