デジカメエキスパート 虎の巻

テクニックを知る ― 写真撮影の基本的な考え方やよりよい写真を撮るためのテクニック

きれいな色に撮る(2)測光モード・AEロック 1/2

同じシーンをファインダーにおさめて撮影したとしても、その写真がどの部分を基準にして露出が測られたかで、写真の色はがらりと変わる。その基準を撮影者が設定する方法のひとつが、測光モードを選ぶことなのである。

測光モードの違い

光をどのようにとらえるか、それが写真のおもしろさだが、ファインダーのなかのどの部分を測光の基準にするか、つまりどこで光を測るかでも、写真が変わってくる。
多くのデジタル一眼レフカメラに内蔵されている露出計には、おもに以下の3種類の測光モードが入っている。
測光モードのなかでも、一般的にいちばんよく使われる多分割測光(マルチパターン測光)は、画面全体を何分割かして測光するモード。マルチパターン測光、評価測光などともいわれる。ほかに画面の中央部を重点的に測光し、同時に画面全体の明るさも均等に測って露出を決める中央部重点測光、そして画面の中心部の一部分だけを測光するスポット測光がある。
それぞれを使い分けることができると、表現の幅がぐっと広がってくる。

多分割測光で撮影

多分割測光の表示

多分割測光(マルチパターン測光)
赤い部分と反射で光っている部分、緑の残る部分が点在しているが、全体として思いどおりのバランスで撮影できた。初心者でもいちばん失敗なく撮れる測光モードだといえる

中央部重点測光で撮影

中央部重点測光の表示

中央部重点測光
多分割測光のように画面全体を分割しないため、明暗差の大きい画面では、不適切な露出になることがある。露出補正と組み合わせて撮影するとよい

スポット測光で撮影

スポット測光の表示

スポット測光
画面の中心の一部分だけを測光して露出を決めるモード。フレーミングをしたあとに、反射率18%グレーに近い部分を測光して、再度フレーミングし直して撮影するか、あるいはいちばんきれいに出したい部分を測光して(場合によっては露出補正も必要)フレーミングし直して撮影するという方法が一般的な使い方だ。この写真では、流れる水の白い部分を測り、プラス補正して撮影した。この測光モードはある程度の経験が必要とされる

 


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