プリセットホワイトバランスは、各メーカーごとに呼び名が異なり、マニュアル、ワンタッチ、白セットなどとも呼ばれる。これは、あらかじめ設定されたホワイトバランスのモードでは対応できない状況で使われる機能だ。
複数の種類の光源が混ざっている場合や、厳密な色彩が求められる撮影などで使われている。撮影現場で白い紙などでテスト撮影して白を測り、その光源下で白が白く撮れるように設定するものだ。
ホワイトバランスブラケティングとは、「テクニックを知る」の「きれいな色に撮る(1)露出補正」で紹介したオートブラケティング(AEB)のように、一度の撮影で段階的にずらしたホワイトバランスで撮影できる機能。むずかしい条件下でも、撮影後に好みの色のカットを選ぶことができる。1回の露光で、カメラ内の画像処理によって3種類に振り分けられる。