デジカメエキスパート 虎の巻

メカニズムを知る ― デジタルカメラやレンズのメカニズム、デジタル画像の知識を深める

デジタル画像について 2/4

画質モード

デジタルカメラのJPEG画質を決める設定には画質モードと画像サイズの2種類がある。画質モードとはJPEG画像をどの程度圧縮して記録するかという圧縮率を決定する項目。通常はFINE、NORMAL、BASICという3段階が用意されていることが多い。たとえばニコンのデジタルカメラではFINEがいちばん圧縮率が低く1/4圧縮であり、BASICは圧縮率が高く1/16圧縮となる。NORMALはその中間で、1/8圧縮である。圧縮率が低いほど、画像データのファイルサイズは大きく、記録メディアの容量をたくさん使用する。
空間周波数の低い(濃淡の差が少ない)画像では、圧縮率を高めてもブロックノイズなどの画質の劣化が気にならないことを覚えておこう。逆に、空間周波数の高い(濃淡の差が大きく、細かい絵柄のある)画像では、できるだけ圧縮率の低い画質モードで撮影しておいたほうがいい。
また、圧縮をまったくしない画質モードとして、TIFFという形式もあり、一部のコンパクトデジタルカメラやデジタル一眼レフカメラでは、この方式で記録できる機種がある。ただし、圧縮をしないTIFFでは、1枚あたりのファイルサイズが非常に大きくなり、記録メディアの容量をたくさん使用するため、撮影時にこの形式を選ぶことは、現在ではあまり一般的ではない。TIFFは、どちらかというとRAWで撮影したあとに、パソコンのソフトで保存する形式として使われるのが一般的だ。

FINE(1/4圧縮) FINE(1/4圧縮)

FINE(1/4圧縮) 拡大画像

NORMAL(1/8圧縮) NORMAL(1/8圧縮)

NORMAL(1/8圧縮)拡大画像

BASIC(1/16圧縮) BASIC(1/16圧縮)

BASIC(1/16圧縮)拡大画像