デジカメエキスパート 虎の巻

メカニズムを知る ― デジタルカメラやレンズのメカニズム、デジタル画像の知識を深める

プリンターと印刷 2/2

レタッチソフトによるプリント

レタッチソフトを使って写真の修正などを行うなら、そのままソフト上からプリントをすればよい。レタッチソフトにはかならずプリント機能が搭載されている。Adobe Photoshop CS2のようなソフトではカラーマッチングの設定なども行えるため、よりイメージに忠実な写真プリントが可能となる。ただし、すべての設定を正しく行わないと、思いどおりのプリントが得られないだけでなく、まったく異なった発色となってしまうこともある。プリント設定やドライバ設定は慎重に行いたい。

Adobe Photoshop CS2 プリントの設定 Adobe Photoshop CS2の[ファイル]-[プリントプレビュー]を開き、プリントの設定を行う。カラーマネジメントの項目を表示させ、写真の色空間などを正しく設定する。用紙サイズ、印刷の向きを変更するには[用紙設定]ボタンをクリックする

エプソン製プリンターのプロパティ エプソン製プリンターのプロパティ。基本設定タブにある[用紙種類]を正しく設定するとともに、用紙設定タブの[用紙サイズ]や[印刷方向]なども写真に合わせておく必要がある。その後、Adobe Photoshop CS2のプリント画面に戻り、印刷を行う

PictBridgeによるダイレクトプリント

PictBridge規格は、プリンターとデジタルカメラをUSBケーブルで接続すれば、パソコンを介さずにダイレクトにプリントできるというものだ。カメラとプリンターの両方がこの規格に対応していることが必要となるが、対応しているもの同士ならメーカーを選ばずにダイレクトプリントが行える。
PictBridgeによるダイレクトプリントでは、カメラとプリンターをUSBケーブルで接続するだけで、あとはカメラの液晶モニターを見ながら、順番に各種の設定をするだけでプリント作業が行えるのが特徴だ。これならば、パソコンが苦手な人でも簡単にプリントできる。

PictBridge プリント画像選択画面

液晶モニターに表示される印刷画面を見ながら、簡単にプリントできる。用紙サイズも選べるなど、パソコンを使ってプリントするのと同じようにプリントできるのが魅力だ

Note 染料インクと顔料インク

インクジェットプリンターのインクには大きく分けて染料インクと顔料インクの2種類が存在する。染料インクは古くからインクジェットプリンターに採用されてきたインクで、染料という名のとおり用紙にインクを染み込ませて定着させる水性のインク。これに対し顔料インクは用紙の表面にインクを載せて色を出すというタイプだ。
染料インクと顔料インクはそれぞれ長所と短所があり、一概にはどちらが優れているとはいいがたいが、一般的に染料インクは均一性がよく、階調再現性に優れているといわれている。また、対応する用紙の種類も豊富なのが特徴だ。
一方、顔料インクはインクを重ねることで濃度を高くすることができ、黒にしまりが出るのが特徴。顔料インクは耐水性や耐光性、耐ガス性に優れるため、長期保存に向くという利点もある。なお、染料と顔料のどちらを使用するかはプリンターの機種に依存するため、同じプリンターでインクの種類を変えることはできない。

 

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