デジカメエキスパート 虎の巻

メカニズムを知る ― デジタルカメラやレンズのメカニズム、デジタル画像の知識を深める

交換レンズの楽しみ

ズームレンズ1本だけでも十分にデジタル一眼レフカメラの楽しさを味わうことはできるが、本格的な撮影を行いたければ、交換レンズを用意したい。レンズを交換することによって広がる写真表現は、デジタル一眼レフカメラの大きな魅力のひとつだといえる。

レンズを交換できるメリット

さまざまなタイプの交換レンスデジタル一眼レフカメラはレンズ交換ができる。レンズ交換ができないコンパクトデジタルカメラに比べると、これこそがデジタル一眼レフカメラの最大のメリットともいえる。レンズ交換をすることで、超広角撮影から超望遠撮影まで、装着したレンズに合わせた自由な撮影が可能。また、各メーカーから発売されるレンズもズームレンズや単焦点レンズ、マクロレンズなどさまざまなタイプが存在している。

超広角 超広角
広角レンズよりもさらに広い画角をもつレンズを超広角レンズと呼ぶ。超広角レンズを使えば、広がりのある風景をダイナミックに表現することができる。12mmの超広角レンズを使えば、画角が1.5倍の焦点距離相当に狭くなるAPS-Cサイズのデジタル一眼レフカメラでも18mm相当の超広角撮影が可能となる

広角 広角
一般的に、35mm判換算で35mm相当の画角よりも広く写るレンズを広角レンズと呼ぶ。広い範囲が写るだけでなく、近くのものは大きく写り、遠くのものは小さく写るため、遠近感が強調された写真となるのが特徴だ。風景やスナップなどの撮影に向く

標準 標準
35mm判換算で50mm相当前後の画角となるレンズ。標準的な画角であり、人間の目に近い自然な描写が得られる。遠近感も自然で、スナップからポートレート、風景撮影までオールマイティな使い方ができるレンズといえる

望遠 望遠
35mm判換算で100mmから200mm相当の画角となるレンズを望遠レンズという。比較的近い被写体をアップにしたいときなどに使用するが、標準レンズに比べると被写界深度が浅いためポートレート撮影などにも向く

超望遠 超望遠
一般的に35mm判換算で300mm相当以上の画角が得られるものを超望遠レンズという。遠くの被写体を大きく写すことができるため、スポーツ撮影などで多用される。被写体の拡大率が高いため、手ぶれには十分な注意が必要だ

Note デジタル専用レンズ

デジタル一眼レフカメラの撮像素子はAPS-Cサイズのものが多い。最近は、デジタル一眼レフカメラの専用レンズとして、このAPS-Cサイズの撮像素子に最適化したイメージサークルをもつ製品が出てきた。35mm判フィルムに合わせた従来の一眼レフカメラ用レンズに比べ、コンパクトなのがメリットで、価格も比較的安く入手できる。デジタルカメラでの使用を前提にレンズコーティングなども行われているので、描写力も最適化されている。

Note 各社マウントと古いレンズの対応

デジタル一眼レフカメラのレンズは、カメラボディに採用されたレンズマウントに適合するものしか使用することができない。一般的にカメラメーカーは独自のレンズマウントを採用しているため、メーカーの違うレンズは装着することが不可能なのだ。また、レンズマウントが変更になったりしたために、同じメーカーのレンズでも古いレンズを装着できないこともある。これは純正ではないレンズも同じで、使用するカメラのマウントに合わせたレンズマウントのものをチョイスしなければならない。
逆に設計の古いレンズであっても、レンズマウントが合致していれば基本的にはデジタル一眼レフカメラで使用することができる。さらに、アクセサリーのレンズマウントアダプターを使用すれば、他メーカーのレンズを装着することもできるようになる。すべてのメーカーのレンズが使えるわけではないが、他社製レンズを使う楽しみも味わえるのが、デジタル一眼レフカメラのおもしろさなのだ。

 

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