デジタルカメラマガジン 2014年8月号選考〈プリント部門〉 プリント部門 選者:岡嶋和幸 先生

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一輪から
カメラ:ニコン D600  レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 24-85mm f/3.5-4.5G ED VR  撮影地:神奈川県横浜市

優秀賞

一輪から
作者:円山貫さん (神奈川県・53歳)

【講評】美しいプリント作品の中に生きる力が強く感じられます。作品名が「一輪から」というのも、絶えることなく永遠に続く生命の力というものを写真を見た人に考えさせるよいきっかけとなっています。この状況を目撃して、ささっと片付けてしまうのか、それとも何かを感じ、写真に記録しようという行動に出るかどうか。このあたりの観察力、判断力、行動力が、この作品が生まれた背景にあり、シャッターチャンスを作り出されたのだと感じました。自然光に加えてフラッシュをバウンス発光するという、バランスのよいライティングなど、技術力も光る1枚です。しおれた1輪挿し、水の入ったガラス瓶、ばらまかれた種の質感描写は見事です。

<選者からのアドバイスは本誌ごご参照ください>

meteorite
カメラ:ソニー Cyber-shot DSC-RX100  レンズ:N/A  撮影地:東京都台東区

準優秀賞

meteorite
作者:ウッチーパパさん (東京都・45歳)

【講評】浅草で見つけた謎の石なんだそうですが、光を放っているようでとても不思議です。表面の凹凸や質感などは石っぽくないというか、実は宇宙から落下してきたものだったりして。あれこれ想像力をふくらませてくれる作品です。でも、どうしてこんなところに? 決してフォトジェニックな物体ではないのですが、すごく気になります。作者もそんな思いからこの1枚を撮影し、プリントされたのでしょう。個性の強いパール調の用紙も、石だけでなく周囲の光の感じまでもより印象的に見せてくれていて、この作品の雰囲気にうまくマッチしています。

enchantments of a stairs
カメラ:ライカ ライカMモノクローム  レンズ:Summilux M35mmF1.4  撮影地:大阪府大阪市

入選

enchantments of a stairs
作者:shastaさん (大阪府・41歳)

【講評】この作者の作品には、撮影から画像処理、プリントまで一貫したこだわり、そして安定感があります。この作品も画面を構成する明暗のバランスがとてもよく、長い時間、飽きることなく安心して見ていられるのがいいですね。ゆったりとした時間の流れが感じられるような、光の選び方、使い方が好印象です。

窓
カメラ:シグマ DP1 Merrill  レンズ:N/A  撮影地:大分県竹田市 久住分れ

入選


作者:MKさん (福岡県)

【講評】暖かい山小屋の中で体を休めながら窓の外の景色を眺めている様子が伝わってきます。プリントされた作品を通してですが、気持ちも落ち着かせてくれるそんな場所であるように感じました。窓の外はとても寒いのでしょうが、窓からの朝の光の暖かさが感じられて、この用紙選択はよかったです。

聖地号泣
カメラ:富士フイルム X-T1  レンズ:−  撮影地:東京都千代田区 国立競技場

入選

聖地号泣
作者:akira mooさん (神奈川県)

【講評】国立競技場との別れを惜しむ様子が画面全体から感じられます。地面が雨で濡れているだけでなく、レンズにも水滴が付着していて、本当に泣いているようです。人びとの足もとの様子などもどことなくさびしい感じがします。無彩色の中で、たたずんでいる女性の足がワンポイントとなっていて、目をひきますね。

oops!
カメラ:ニコン D7000  レンズ:−  撮影地:南極 ピーターマン島

入選

oops!
作者:松成絵理子さん (東京都)

【講評】走っている途中でずっこける直前のペンギン。この瞬間の前後のシーンが頭の中を駆けめぐるほど、単写真でありながら連続写真のような一連の動きが感じられる不思議な魅力を持った作品です。なにをそんなに急いでいるのでしょう。その一生懸命な表情がとても愛らしくもあり、ユニークでもあります。

作品名[1480×940]
カメラ:富士フイルム FUJIFILM X20  レンズ:N/A  撮影地:東京都台東区

佳作

作品名[1480×940]
作者:じっちゃんさん (埼玉県・56歳)

【講評】建築現場のコンクリートの壁面に白いチョークで書かれた謎の数字。単位はミリだと思われます。まわりは塗装が施されているので、ここにはなにかが取り付けられるのでしょう。まわりの様子がカットされているため、情報不足であるぶん想像力が大きくふくらみます。このあとの完成した様子も見てみたいです。

precious time.
カメラ:ニコン D200  レンズ:ニコン AF-S DX Zoom-Nikkor 17-55mm f/2.8G IF-ED  撮影地:滋賀県近江八幡市

佳作

precious time.
作者:チョロぽんさん (滋賀県)

【講評】作者と娘さんが公園で楽しそうに遊んでいる様子がシルエットながら伝わってきます。画像処理ソフトのフィルター機能で、シーンが少しずつずれて重なっているのですね。使い方をひとつ間違えると逆効果になりがちですが、この作品はむしろ視点を引き寄せることができています。

Trees
カメラ:ニコン D200  レンズ:ニコン AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II  撮影地:北海道阿寒郡

佳作

Trees
作者:takaboさん (兵庫県)

【講評】この光景に出合ったときの作者の気持ちがストレートに伝わってくる作品です。肩に力が入っていない、狙いすぎていない、やさしい視点、自然体でのアプローチといったところでしょうか。心地よい静けさが印象的です。

Leaf
カメラ:ニコン D800E  レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II  撮影地:新潟県十日町市

佳作

Leaf
作者:Kuytさん (東京都)

【講評】窓が開いた黒いマットをプリントに重ねたようなおしゃれな作品ですね。とてもそのへんに生えている雑草とは思えない切り取り方が秀逸です。この用紙のしっとりと落ち着いた風合いにとてもよく合っているようです。

夜の蝶
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M5  レンズ:パナソニック LEICA DG SUMMILUX 25mm/F1.4 ASPH.  撮影地:愛知県名古屋市

佳作

夜の蝶
作者:オオタマサユキさん (愛知県・46歳)

【講評】昼間の蝶が被写体の応募作品は多く、しかもどれもが花にとまっていてぼけた緑の背景……という定番カット。そのような中でこの作品は目をひきました。蛍光灯の透明感と、透き通った蝶の色鮮やかさが際立つ1枚です。

HOUSE
カメラ:富士フイルム FUJIFILM X-T1  レンズ:富士フイルム XF23mmF1.4 R  撮影地:和歌山県日高郡区

佳作

HOUSE
作者:セキグチ ヒロシさん (和歌山県・39歳)

【講評】ビニールハウスの開いた口から湿った熱気が吹き出してきているように感じます。見ていてなんだか汗ばんできたのは、いまがとても蒸し暑い季節ということもあるでしょう。この用紙の白色度や光沢感などもそのように感じさせるのにぴったりです。

High noon
カメラ:オリンパス OM-D E-M5  レンズ:−  撮影地:東京都町田市

佳作

High noon
作者:はっしさん (神奈川県)

【講評】コンクリートやアスファルトで固められた都会の夏の暑さがダイレクトに伝わってきます。ハイコントラストのモノクロ作品に仕上げられたことでその印象がより強く感じられます。横断歩道を歩く人と、赤信号で停車中の車のさりげない配置が臨場感を出しています。

眼光
カメラ: ニコン D610  レンズ:−  撮影地:東京都台東区 国立科学博物館

佳作

眼光
作者:なみじろうさん (東京都)

【講評】剥製のポートレートは、焦点距離、撮影距離、ポジション、アングル、ライティングなどのちょっとの違いで表情が大きく変わって見えます。実際に生きていたらこのように撮るのは至難の業ですが、十分に迫力が感じられる作品に仕上がっています。


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