セミナー内容&参加者の声
上田晃司先生の撮影テクニックを学べるほか、BenQの大画面27型カラーマネージメントディスプレイ「SW2700PT」で自分が撮影した写真を鑑賞できるスナップ撮影会を開催。今まで写真を見る環境の重要性を意識していなかったという参加者からは“カルチャーショックを受けた”という声も。このイベントでは一体どんな衝撃があったのか? セミナーレポートと参加者の声、参加者による撮影記を読めば、その全貌が明らかになる!
(本企画についての詳細は、こちらをご覧ください)
「撮影した写真の確認やRAW現像、レタッチなどの作業をする上でディスプレイは必要不可欠になります。そこで色再現性の高いディスプレイを使用することで、的確に自分の作品を作り上げていくことができるのです。特にフォトコンテストなどでは審査員の方もキャリブレーションが取れたディスプレイで確認しているので、同じ環境に整えておくことで、自分の意図したイメージを相手により伝えやすくなります」と上田先生。
当日はキャリブレーションしていないディスプレイと2台並べて、参加者それぞれの作品を上映しました。実際に自分の作品が表示されると、ディスプレイの違いに興味津々の参加者。「色がぜんぜん違う」「こっちの方がキレイに色が出ている」など、いつの間にか「SW2700PT」のまわりで釘付けになっていました。
「27型の大画面で写真を見ることで、カメラの背面液晶モニターでは気付かないような細かな部分まで確認できるので、構図や撮影するアングルなどを考えるきっかけになります」と語る上田先生。そして「WQHD/QHD(2,560×1,440)のおかげで、ワークスペースが広くなるので、レタッチの作業もしやすくなります」と続けました。特に最近では3,000万画素を超えるカメラも多いため、ドット数の多いディスプレイの方がより高精細に写真を確認することができるとのことです。
お昼休憩時には、各自持参した写真データを「SW2700PT」で確認。皆さん積極的にディスプレイと向き合います。例えば東十条の王子さんは「レタッチ前の写真とレタッチ後の写真を表示してみたのですが、自宅の環境とは全然色が違いますね。『SW2700PT』で確認すると、レタッチで彩度を上げ過ぎていたように感じます。レタッチする前の写真の方がキレイかも。そして、(ポートレートの写真を見ながら)この写真は、もっと肌をキレイにレタッチした方がよかったですね。大きな画面で写真を確認すると、見えなかった部分が見えてきます」と、ストレートな感想を語ってくれました。
「sRGBよりも色域が広いAdobe RGBでの表示もできるので、より色彩豊かに写真を確認することができます」と上田先生。「ワンタッチでカラーモードを選ぶことができるOSDコントローラーも便利ですね。sRGBやAdobe RGB、モノクロの表示に瞬時に変更できるので、さまざまなシミュレーションを容易に行うことができます。ほかにも割り当てれば、ブルーライト低減や動画の色域の規格のRec.709での表示ができるのも便利です。そして、遮光フードが同梱されているのはうれしいですね」と続けました。
さらに右上にある写真を「SW2700PT」で表示して「夕日やトワイライトの微妙なグラデーションも10-bitパネルのおかげで、グラデーション豊かに表現できていますね」とも。やはり、写真を表示するためには色再現性や階調も重要なポイントのようです。特に「SW2700PT」の場合、ハードウェアキャリブレーションを行うことができるため、より安定した色再現が可能とのことです。RAW現像やレタッチをするためには、色再現性の高いディスプレイで確認しながらイメージを固めていくのが一番大事だということですね。
Kazuさん
あひるさん
A.Onoさん
Yosheyさん
TomyGさん
tsumamiさん
東十条の王子さん
mtmtさん
big sheepさん
まーさんさん
「スナップ撮影会 Featuring BenQ SW2700PT」では、COMPUTER SHOP ドスパラで販売されている「raytrek LC-M」を使用しました。
筐体色 | |
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筐体色 | ブラック |
パネル | |
サイズ | 27型ワイド |
アスペクト比 | 16:9 |
パネル/バックライト | IPS(AHVA) / LED |
解像度 | 2,560×1,440(WQHD) |
画素ピッチ(mm) | 0.2331 |
視野角(左右/上下) (CR>=10) | 178°/178° |
表示色 | フルカラー約10億7000万色 |
表示サイズ (mm) | 596.7 × 335.6 |
輝度 | 350 cd/m² |
応答速度 | 12ms(GTG 5ms) |
コントラスト比 | 1000:1 |
DCR(Dynamic Contrast Ratio) | 2000万:1 |
走査周波数 | 水平周波数(KHz):30-89 / 垂直周波数(Hz):50-76 |
入出力端子 | |
入力端子 | DVI-DL ×1、DisplayPort 1.2 ×1、HDMI 1.4 ×1 |
ヘッドフォンジャック | ×1 |
電源 | |
電源 | 内蔵 |
消費電力(最大/標準/エコ) | 65W / 44W/ - |
待機時消費電力 | 0.5W以下 |
外形寸法 | |
外形寸法(W×H×D) | 652.8 × 445.2~566.7 × 322.8 mm |
本体重量 | 約8.3kg (遮光フード除く) |
梱包状態(W×H×D) | 712 × 514 × 268 mm |
梱包重量 | 12.4kg |
主な特徴 | |
AMA | ○ |
フリッカーフリーテクノロジー | ○ |
Windows 10 Compatible | ○ |
OSD言語 | 17ヶ国語 |
ティルト角度 | -3.5/20° |
高さ調整 | ○ |
VESAマウント | 100 × 100mm |
USB | USB 3.0 (Downstream × 2〈side〉,Upstream × 1) |
HDCP対応 | ○ |
Windows 7 Compatible | ○ |
Windows 8 Compatible | ○ |
Windows 8.1 Compatible | ○ |
Mac OS Compatible | ○ |
キャリブレーション | |
対応キャリブレーションツール | X-Rite: i1 Display Pro / i1 Pro / i1 Pro 2 & Datacolor Spyder 4 / Spyder 5 |
ハードウェアキャリブレーション | 対応 |
サポートOS | Windows 7, 8, 10 / Mac 10.6.8 – 10.11 |
その他 | |
主な付属品 | ドライバーDVD(マニュアル・クイックスタートガイド・Palette Master Elementソフトウェア含む)、電源ケーブル、DVI-DLケーブル、miniDP to DPケーブル、USBケーブル、遮光フード、オンラインキャリブレーションレポート、OSDコントローラー、保証書 |