EOS-1Ds Mark III:キヤノン(canon)

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EOS-1Ds Mark III
canon

発売日: 2007年11月29日(生産完了)
発表時参考価格: 900,000円

EOS-1Ds Mark IIIのレビュー・撮影記 [更新日順: 3/18件]

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Jaime Alguersuari

カメラ: EOS-1Ds Mark III

レンズ: EF400mm F2.8L IS USM

EOS-1Ds Mark IIIのGANREFマガジン最新記事

キヤノン EOS-1Ds Mark III 実写レポート

EOS DIGITALの画質と色傾向を継承しながら、これまでのデジタル一眼レフのなかで最高の解像感

公開日: 2007年11月02日

EOS-1Ds Mark IIIの掲示板 [更新日順: 1/1件]

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EOS-1Ds Mark IIIの新着写真

EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノン EOS-1Ds Mark III 実写レポート

公開日: 2007年11月02日

EOS DIGITALの画質と色傾向を継承しながら
これまでのデジタル一眼レフのなかで最高の解像感

 キヤノン「EOS-1Ds Mark III」の実写可能機(β版)を持って、奥日光に出かけた。折しも紅葉のピークで天候にも恵まれ、まずまずの撮影ができた。さすがに2,100万画素機ともなると、JPEG(L/画質10)+RAWデータのファイルサイズは1カットあたり約40MB前後にも達する。4GBのメモリーカードを使用しても頻繁にメモリーカードの交換が必要で、全700ショット余りの撮影で約28GBものデータ量になってしまった。

 「EOS-1Ds Mark III」は、かなりのバッファメモリーを搭載しているので、連続して撮影を行っても撮影が中断することはないが、書き込み速度の遅いメモリーカードを使用すると、書き込みに時間がかかり、確認表示が遅くなるので、できるだけ高速なカードを組み合わせたい。

 今回の撮影の多くはライブビューで撮影した。風景撮影においてライブビュー機能は極めて有効で、正確なピント合わせができるばかりか、望遠レンズ使用時のぶれ防止にも絶大な威力を発揮してくれる。2,100万画素ともなると、画質的にはフィルムの中判クラス以上だ。そのため、望遠レンズでの低速シャッター撮影は、ぶれに対する細心の注意が必要となる。その点を考えてもライブビューモードでの撮影をお勧めする。

 風景撮影を楽しむ際に心配なバッテリーの持ちに関しては、大容量のバッテリーを採用しているので問題ないだろう。小まめにライブビューをON/OFFすれば、500ショット以上のライブビュー撮影が可能なはずだ。

 撮影結果については、まずデータのハンドリング面で2,100万画素(展開時のファイルサイズは60.2MB、画像サイズは5,616×3,744ピクセル)の巨大な画像は、筆者が使用する1,920×1,200ドットの26型モニターでもスクロールするのに苦労するほどであり、パソコンなども十分なスペックが必要であると感じさせる。

 肝心の画質については、等倍で画像を観察すると、従来のEOS DIGITALと比べて違和感のない画質であり、まずは期待どおりの結果が得られているといえるだろう。イメージセンサーの画素ピッチ自体は、「EOS 30D」などと同等の約6.5μmなので、これらと同等の画質で画素数が大幅にアップしているといったイメージだ。その結果「EOS-1Ds Mark III」は、デジタル一眼レフのなかで過去最高の解像感が得られるカメラだといえる。

 しかし、解像力が高い半面、使用したレンズの性能がそのまま現れてしまうので、レンズに対する要求度も過去最高であるといえるだろう。APS-Cサイズのカメラではわからなかった周辺画質の劣化もそのまま描写される。そのため、使用に際しては画面周辺部まで優れた描写性能を持ち、かつ十分に点検整備されたレンズが必要といえるだろう。

 また、35mm判フルサイズのセンサーを搭載するカメラは、APS-Cサイズのカメラよりも同じ画角の場合、被写界深度は浅く感じられるが、高い解像力を持つ「EOS-1Ds Mark III」ではその傾向がさらに強調されているようにも感じられる。そのため、広い被写界深度を得るためにはF16以上など、かなり絞り込む必要がある。あまり絞ると回折現象が起こる懸念もあり、被写界深度をとるか、シャープネスを優先するかの選択を迫られる場面も多くなるだろう。

 色再現や調子再現の傾向も、従来のピクチャースタイルを採用した機種と同じ傾向で、バランスよくまとめられているといった印象だ。ピクチャースタイルの選択やホワイトバランスの変更は、ライブビュー画面でだいたいの効果を確認しながら撮影できるので便利である。

 ダイナミックレンジについても「EOS-1D Mark III」などと同等であると思われる。ただ、ハイライト部の描写がJPEG撮影の場合とRAWデータからDPPで現像した場合で異なる点はやや気になった。高感度設定時のノイズ感については、画素ピッチの大きい「EOS-1D Mark III」には及ばず、設定可能感度の上限の違い(「EOS-1D Mark III」はISO 3200、「EOS-1Ds Mark III」はISO 1600)がそのままノイズ感の違いとして現れる。

 全体としては、解像感の飛躍的な向上以外にはこれといったサプライズはないが、EOS-1Dsシリーズの最新鋭機として手堅くまとめられているといった印象で、現時点で最高の解像感が得られるデジタル一眼レフである。特に風景撮影とライブビュー機能の相性はよく、新手のビューカメラのような使い方ができる点が素晴らしい。風景や静物撮影、スタジオポートレートなど、高解像度が求められる撮影で絶大な威力を発揮するカメラである。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

〈作例〉

竜頭ノ滝※β版の評価機材での撮影画像になります。

竜頭ノ滝 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(104mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F11、1/160秒)/露出補正:-0.7EV/ISO感度:200/WB:太陽光/RAW/現像:DPP、設定(デジタル露出補正:+1/3、ピクチャースタイル:風景)

 竜頭ノ滝の橋の上からの定番ポジションで撮影。紅葉の盛りを押さえ、色とりどりの葉が混じる色調の変化が見事にとらえられている。中禅寺湖の水色とのコントラストが美しい。解像感は極めて高く、さすがにこのレベルまで解像するデジタル一眼レフは、これまでになかった。

湯ノ湖※β版の評価機材での撮影画像になります。

湯ノ湖 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(104mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F8、1/250秒)/露出補正:-1.0EV/ISO感度:200/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 奥日光、湯ノ湖畔の紅葉だ。手前の半島部分の木々の葉や枝などが極めて克明に描写されている。ピクチャースタイルは[風景]を選択しているが、紅葉の赤やオレンジ、黄色と常緑樹の緑が、色飽和感もなくバランスよく描写されている。

小田代が原※β版の評価機材での撮影画像になります。

小田代が原 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(98mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F11、1/13秒)/露出補正:-0.3EV/ISO感度:100/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 手前中央の木にピントを合わせているが、枝の一本一本が極めてシャープに描写されている。緑から茶に色を変える背景のカラマツの色のグラデーション、草紅葉の茶から赤にかけてのグラデーションも美しい。焦点距離は約100mmであるが、この距離でF11まで絞ってもパンフォーカスは得られず、手前の木、背景のカラマツ、後方の山並みのピントが異なり、距離感が強調されている。

シラカバ※β版の評価機材での撮影画像になります。

シラカバ カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(135mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F11、1/15秒)/露出補正:-0.7EV/ISO感度:100/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 小田代が原で見かけたシラカバの群生だ。半逆光の光線で黄色くなった葉が美しい。拡大表示すると、左後方からの光線に照らされた木の幹のエッジ部分や、幹の部分、下のササなど、どの部分も極めて克明に描写されていることがわかる。このような逆光での撮影時は、レンズに不要な光線が入らないようにレンズフードに加えてサンシェードや手などで余分な光をカットする必要がある。

カラマツ※β版の評価機材での撮影画像になります。

カラマツ カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF50mm F2.5コンパクトマクロ/露出モード:絞り優先AE(F11、1/160秒)/露出補正:-0.7EV/ISO感度:100/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 カラマツなどの針葉樹はデジタルカメラが最も苦手な被写体であり、通常はこの程度の距離でも解像するのは難しい。ピクセル等倍で観察すると、もやもや感が多少あるが、アンシャープマスクをかけてみると近くの木はほぼ解像できていることがわかる。プリント時の解像感に近い50%表示で観察すると、被写体を見たときの印象に近い極めて高精細な描写が得られている。

中禅寺湖紅葉※β版の評価機材での撮影画像になります。

中禅寺湖紅葉 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF24-70mm F2.8L USM(28mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F11、1/100秒)/ISO感度:200/WB:太陽光/RAW/現像:DPP、設定(デジタル露出補正:-0.5、ピクチャースタイル:風景)

 やや露出オーバーになってしまったが、紅葉の彩度の高い赤や黄色、常緑樹の葉の緑、青空など非常に鮮やかな描写が得られている。

紅葉 1:ピクチャースタイル[風景]

ピクチャースタイル
[風景]

紅葉 1:ピクチャースタイル[紅葉]

ピクチャースタイル
[紅葉]

※β版の評価機材での撮影画像になります。

紅葉 1 ■ ピクチャースタイル[風景] ■ カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(200mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F8、1/400秒)/ISO感度:200/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)
■ ピクチャースタイル[紅葉] ■ カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(200mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F8、1/400秒)/ISO感度:200/WB:太陽光/RAW/現像:DPP、設定(ピクチャースタイル:紅葉)

 彩度の高いオレンジ色に染まったカエデが極めて鮮やかに描写されている。ヒストグラムを見るとRチャンネルは飽和しているが、多少色飽和を起こしても鮮やかさを優先する設定だ。ここでは、メーカーからダウンロードできるピクチャースタイル[紅葉]を適用した作例も紹介しよう。左がピクチャースタイル[風景]で、右が[紅葉]だ。[紅葉]では、[風景]よりもさらに彩度とコントラストにメリハリ感がつけられて強烈な印象になるが、ここまで強調してしまうと好みが分かれそうだ。

紅葉 2※β版の評価機材での撮影画像になります。

紅葉 2 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(200mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F5.6、1/1,250秒)/ISO感度:800/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 こちらは黄色のカエデを、風の中で完全に写し止めるためISO感度800で撮影している。カエデ自体は非常にシャープに描写できていて鮮やかさも十分だが、葉のシャドー部や背景のぼけ部分にカラーノイズが見られる。このような撮影ではISO 800くらいが限界と感じさせる。

紅葉 3※β版の評価機材での撮影画像になります。

紅葉 3 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF24-70mm F2.8L USM(46mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F11、1/100秒)/ISO感度:200/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 紅葉の赤、黄、黄緑の葉、青空といずれも鮮やかで、極めてシャープに描写されている。しかし、直射光が当たった赤のカエデは露出オーバーになってディテールがなくなってしまっている部分が見られる。

紅葉 4※β版の評価機材での撮影画像になります。

紅葉 4 カメラ:EOS-1Ds Mark III/レンズ:EF70-200mm F4L IS USM(94mmで使用)/露出モード:絞り優先AE(F8、1/250秒)/ISO感度:200/WB:太陽光/JPEG(L/画質10、ピクチャースタイル:風景)

 描写の難しい赤のカエデであるが、多少の色飽和はあるもののディテール感は残されていて、鮮やかさを優先させればこの程度の色飽和は許容範囲だ。ただし撮影では、赤い葉が露出オーバーにならないように注意したい。

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(4/7):新しくなったAFシステム

公開日: 2007年10月02日

19点クロス+アシスト26点の新エリアAFシステムの採用
合焦速度と合焦精度、被写体追随能力も大幅に向上

 EOS-1Ds Mark IIIのAFユニットは、先に発売されたEOS-1D Mark III 同様に、従来から定評のある45点測距のAFユニットを改善した、19点クロス+アシスト26点の新エリアAFシステムを採用している。従来は45点すべての測距ポイントを指定できたが、今回は測距ポイントを19点に絞って残りの26点がアシストAFになる。この19点すべてをクロス測距とし、このうち縦線検知センサーはすべてF2.8対応、横線検知センサーはF5.6対応で開放F値の明るいレンズでのAF性能をさらに向上させている。
 また、EOS-1Ds Mark IIIではAFのアルゴリズムを5コマ/秒のコマ速に最適化させた独自のものを採用し、合焦精度をさらに高めている。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

AFフレーム配置図

AFフレーム配置図 中央のAFフレームのみ、F2.8~F4光束対応縦線検知センサーとF5.6~F8光束対応横線検知センサーのクロスセンサーを採用している。ほかの18点のクロスAFフレームは、F2.8光束対応縦線検知センサーとF5.6光束対応横線検知センサーの組み合わせである。アシスト26点はAFフレーム自動選択時に測距ポイントとして機能するほか、常時AF機能が働いて被写体の追随や合焦精度の向上に貢献している。

AFセンサーユニット

AFセンサーユニット 上下に分かれた四角いエリアがF5.6横線検知センサーで、これを挟んで左右にレイアウトされたのがF2.8縦線検知センサーだ。

 

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(5/7):ライブビュー機能

公開日: 2007年10月02日

大判カメラをほうふつとさせる秀逸なライブビュー機能
拡大表示によるピント確認や被写界深度の確認も可能

 今回の目玉機能はやはりライブビュー機能である。EOS-1D Mark IIIやEOS 40Dにも搭載されているが、この機能は三脚にカメラを据えて撮影する機会が多いEOS-1Ds Mark IIIのほうが実用される機会が多いはずだ。ライブビューの構造はEOS-1D Mark IIIと同様で、同時発表されたEOS 40Dのライブビュー機能と比較すると、ライブビュー中のAF機能や静音撮影モードが省略されている。
 ライブビューモードに移行するには、メニュー項目の機能設定にあるライブビュー設定の項目で、[ライブビュー撮影]を[する]にする必要があるが、これを設定しておけば背面の「設定(SET)」ボタンを押すだけでいつでもライブビューモードに移行できて便利である。
 ライブビューモードでは、露出補正値をライブビュー画面に反映する「露出のシミュレーション」、画面を3等分する位置にグリッドを表示する「グリッド表示」、ヒストグラム表示、×5と×10の「拡大表示」、絞り込みレバーによる被写界深度の確認など多彩な機能が満載で、ライブビュー撮影によるさらに正確な撮影を可能にしている。特に画面の任意の一部分を拡大表示して詳細なピント合わせが可能な部分は、大判のビューカメラやフィールドカメラでのピント合わせの感覚に近い。さらに、被写界深度の確認も明るい表示画面で行えるなど、大判カメラを愛用するベテランユーザーも納得の使い心地だ。
 EOS-1D Mark III同様に今回のライブビュー機能はAFが使えない面もあるが、正確なピントを合わせるとなると結局拡大してMFで確認することになるので実質的なハンデとはならないだろう。一眼レフカメラでは搭載間もない機能なので今後の進化も見込まれるが、現段階でもすでにかなり使いやすくまとめられており、完成度も高いと思われた。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

ライブビュー機能設定

ライブビュー機能設定 ライブビュー機能を可能にするにはメニュー項目の[ライブビュー機能設定]で[ライブビュー撮影]を[する]に設定する。あとは背面のサブ電子ダイヤル中央にある設定ボタンを押すだけですぐにライブビューモードに移行できる。ちなみに、同じライブビュー機能設定でグリッド(罫線)表示の有無も設定可能だ。

ライブビュー露出シミュレーション

ライブビュー露出シミュレーション ライブビュー時に、露出の変化をリアルタイムで確認することも可能だ。カスタム機能の設定で[ライブビュー露出シミュレーション]を[1:する(撮影露出イメージ表示)]に設定すると、液晶モニターに表示される映像を、露出補正を反映した明るさで表示することができる。

画面切り替え ライブビュー中に[INFO]ボタンを押すと、ピクチャースタイルなどの情報を表示する画面や、ヒストグラム画面、情報なしの画面などに切り替えが可能だ。特にヒストグラムでは露出の状況を撮影前に把握することができるので便利である。

画面切り替え:ヒストグラムを表示

ヒストグラムを表示

画面切り替え:情報なし

情報なし

画面切り替え:通常表示

通常表示

グリッド表示と拡大表示 [ライブビュー機能設定]でグリッド表示の設定を行うと、画面の1/3の位置にグリッド(罫線)が現れる。構図や水平垂直の確認に大変便利である。中央の四角く囲まれたエリアは5倍表示時の範囲を示し、マルチコントローラーで自由な位置に移動可能だ。拡大ボタンを押すとそのエリアが5倍に拡大され、もう一度押すと10倍表示となる。これによって極めて正確なピント合わせ(MF)を行うことができる。

グリッド表示

グリッド表示

拡大表示:5倍拡大画面

5倍拡大画面

拡大表示:10倍大画面

10倍大画面

 

被写界深度の確認

ライブビュー中に絞り込みボタンを押すと、絞りが絞り込まれるが画面表示は明るく補正されるので暗くなることはなく、実絞りでのピントや被写界深度を確認できる。被写界深度の確認は主要部分にピントを合わせた後、絞り込んだ場合のピントを確認したい位置に拡大エリアを移動して拡大表示を行う。絞り開放時は当然ぼけているが、絞り込みボタンを押すと実絞り状態でのピントが確認できる。

JPEG画像の画質設定:通常表示(絞り開放)

メニュー選択画面

JPEG画像の画質設定:JPEG画質選択画面

JPEG画質選択画面

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キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(6/7):そのほかの機能

公開日: 2007年10月02日

レンズごとの微妙なピント調整が可能な「AFマイクロアジャストメント」
正確なバッテリー残量が参照できる「バッテリー情報」機能

 その他の機能としては、フラグシップ機だけあって撮影機能をカスタマイズするAFやボタン類の機能設定が多いが、下位機種にはないユニークな機能としては「アスペクト比情報の付加」や「AFマイクロアジャストメント」「バッテリー情報」などがある。「アスペクト比情報の付加」は、あらかじめ設定したアスペクト比で撮影しておくとDPPで開く際に自動トリミングできる機能で、撮影時にはライブビュー画面の左右にアスペクトに応じたトリム線が表示されるようになる。設定として[4:5](六切)や[5:6](四切)のほか、[3:4][6:6][6:7][5:7]などが用意されている。なお、ファインダー撮影でも情報は付加される。
 「AFマイクロアジャストメント」は、各レンズごとまたは全レンズのピントのズレを調整できる機能で、ピント位置をかなり細かく調整することが可能だ。所有レンズの微妙なピントのズレが気になるという方には非常に有効な機能となるはずだ。
 「バッテリー情報」については、従来のEOSデジタルではバッテリー残量が大まかなステップでしか表示されず、寿命の判断もむずかしかった。しかし、EOS-1D Mark IIIから、メニューの[バッテリー情報]を選択することで、バッテリー情報が確認できるようになった。電池残量が気になる場合や、電池寿命の判断に困った場合などの目安となるので大変便利だ。たとえば撮影中に電池残量が少なくなった場合は、撮影枚数や再生表示をできるだけセーブして電池寿命を延ばすことも可能になる。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

アスペクト情報の追加機能

アスペクト情報の追加機能 アスペクト比は6:6、3:4、4:5、6:7、5:6などブローニーや大判カメラ、印画紙サイズなどのポピュラーな比率を網羅していて、この比率はライブビュー中に画面の左右にトリム線で表示される。アスペクト情報を付加したデータは撮影後DPPで画像を開く際に自動的にトリミングされて表示する。

 

AFマイクロアジャストメント

AFマイクロアジャストメントでは、全レンズでのピントの傾向を調整できるほか、個々のレンズについて一本一本のピント調整も可能だ。調整画面では、かなり細かな段階でピント位置を調整できる。

AFマイクロアジャストメント

AFマイクロアジャストメント

個々のレンズ設定

個々のレンズ設定

バッテリー情報

バッテリー情報 バッテリー情報では詳細なバッテリー残量のほか、バッテリーを入れ替えた後の撮影回数、バッテリーの劣化度などが表示されるので非常に便利である。

 

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(7/7):まとめ

公開日: 2007年10月02日

次世代フラッグシップ機の主戦場は
35mm判フルサイズフォーマットになる

 今回のレビューは、ベータ機をもとにレポートしているため、残念ながら実写評価はできなかった。結果、2,110万画素のイメージセンサーの威力をお伝えすることはできなかったが、メーカーのWebなど、所々で見かけたサンプルを見てもわかるとおり、EOS-1Ds Mark IIIの画質はほかに類を見ないハイクオリティだということはまず間違いないだろう。
 2007年9月末の時点で2,000万画素以上の画素を持つデジタルカメラは、とても高価な中判カメラベースの製品しかないため、EOS-1Ds Mark IIIがこれらの市場も見据えたカメラとなるはずだ。ただし、2,110万画素ともなると展開時のファイルサイズが1枚当たり約60MBにもなり、データをハンドリングするパソコンのスペックもかなりのレベルを要求するはずだ。当然ながらレンズに対する要求度もさらにアップすることは間違いないだろう。
 折しもニコンから35mm判フルサイズのイメージセンサーを搭載した「D3」と、35mmフォーマットに最適化した交換レンズ「AF-S NIKKOR 14-24mm F2.8G ED」や「AF-S NIKKOR 24-70mm F2.8G ED」などが発表され、次世代のフラッグシップ機の主戦場が35mm判フルサイズフォーマットとなることも明らかになった。また、2007年春のPMA07(米国最大の写真関連イベント)でアナウンス済みのソニーのフラッグシップ機も、大型イメージセンサーを搭載してくることが確実視されている。EOS-1Ds Mark IIIは、35mmフォーマットの先達としてこれら強豪を迎え撃つことになるのだ。各モデルがリリースされたら、いったいどのような結果になるのか? 今後、ますます35mm判フルサイズ機の世界がおもしろくなるはずだ。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(1/7):CMOSイメージセンサー

公開日: 2007年10月01日

EOS-1Ds Mark III
 
キヤノン
EOS-1Ds Mark III ボディ
◎発売日 : 2007年11月下旬予定
◎標準価格 : オープンプライス
◎予想実勢価格 : 90万円前後

 
杉本利彦

杉本利彦

1961年大阪府生まれ。千葉大学工学部画像工学科卒。現在は建築写真を中心としたコマーシャルフォトに携わっているが、デジタルカメラやフィルムカメラに造詣が深く、関連書籍の執筆活動も精力的に行っている。
 

 2007年8月20日に都内で行われたキヤノンの新製品発表会で、デジタル一眼レフの新フラッグシップ機「EOS-1Ds Mark III」が発表された。大方の予想どおり、撮像素子は2,000万画素を超え、35mm判に準拠するデジタル一眼レフのなかでは、現時点で世界最多画素となる有効2,110万画素(35mm判フルサイズ)のCMOSイメージセンサーを搭載してきた。ボディは先に発売されたEOS-1D Mark IIIと共通で、ライブビュー機能も搭載している。今回は、さらなる多画素化を果たしたことで中判カメラから大判カメラの領域に迫る「EOS-1Ds Mark III」をレポートする。なお、レポートで使用したのはベータ機のため、実際の製品と外観・品質などで結果が異なる場合のある点はご了承いただきたい。

35mm判タイプで世界最高の2,110万画素CMOSセンサー採用
最新のイメージセンサー製造技術によってISO感度1600域を常用化
総合的なゴミ対策であるEOS I.C.S.を搭載

 2002年暮れのEOS-1Ds、2004年暮れのEOS-1Ds Mark IIと続いた35mm判フルサイズのイメージセンサーを採用するEOS-1Dsシリーズも、今回のEOS-1Ds Mark IIIで3機種目となる。
 EOS-1Dsシリーズは、従来から35mm判フルサイズのイメージセンサーの搭載と、世界最高クラスの画素数を維持しているのが大きな特徴の1つであるが、5年前の初代1Dsですでに1,100万画素であった画素数は、EOS-1Ds Mark IIの1,670万画素を経て、今回のEOS-1Ds Mark IIIではついに2,000万画素の大台を超え2,110万画素となった。記録画像サイズは最大5,616×3,744ピクセルにも達し、画素ピッチはEOS-1Ds Mark IIの約7.2μmからやや小さくなって約6.4μmとなった。
 しかし、この画素ピッチはEOS 20D/30Dで採用されたAPS-Cサイズ(820万画素)のイメージセンサーと同じで、キヤノンの半導体技術ではすでに経験済みであるといえる。
 また、今回のイメージセンサーでは集光効率をさらに高めるため、センサー上の配線などを圧縮して画素サイズに占めるフォトダイオードの面積率(開口率)を向上させた。また、オンチップマイクロレンズのさらなる最適化と、センサーを構成する各層の薄膜化技術によって従来よりも広い角度からの光をとらえられるようになり、ISO感度1600を常用感度域とすべく向上させている。
 イメージセンサー関連技術としては、いわゆるセンサーダスト(ゴミ)に対する総合的な対策である「EOS I.C.S.(EOSインテグレイテッドクリーニングシステム)」を搭載したことが特徴として挙げられる。35mmフルサイズのイメージセンサーを採用しているEOS-1Dsシリーズでは、もともとシャッターとイメージセンサーの間の間隔が狭く、セルフクリーニングセンサーユニットの挿入は難しいのではないかと思われていたが、その難題をクリアしてEOS I.C.S.を搭載してきた。
 ゴミを除去する方式はEOS-1D Mark IIIのものと共通で、赤外線吸収ガラスを2基のアクチュエーターで振動させてゴミを振るい落とす。35mm判フルサイズ機ではAPS-C機に比べローパスフィルターとイメージセンサーの距離が短くゴミが目立ちやすかったが、これによってゴミ問題が低減されることを期待したい。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

■[キヤノン デジタル一眼レフカメラ]のページ
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/index.html

開口率概念図

開口率概念図 開口率とは、イメージセンサーの画素面積に対するフォトダイオードの面積比のこと。CMOSイメージセンサーでは画素内回路が大きいため開口率を稼ぐのは難しいが、EOS-1Ds Mark IIIに採用されたイメージセンサーでは、フォトダイオード以外の部分を圧縮することで従来よりも開口率を向上させている。

マイクロレンズギャップ概念図

マイクロレンズギャップ概念図 図は画素サイズが同じEOS-1D Mark IIIとEOS-1Ds Mark IIを比較したものであるが、EOS-1Ds Mark IIIにおいても同様のマイクロレンズのギャップを少なくする技術が投入されている。

薄膜化概念図

薄膜化概念図 開口率が向上しても、フォトダイオードが深い井戸の底にあるようではやはりどうしても集光率が低下してしまう。そこでEOS-1Ds Mark IIIでは、斜光層からフォトダイオードまでのプロセスを薄膜化する技術が投入されより広い角度からの光を集めることが可能になった。

セルフクリーニングセンサーユニット

セルフクリーニングセンサーユニット 総合的なゴミ対策である EOS I.C.S.(EOSインテグレイテッドクリーニングシステム)の中核となるセルフクリーニングセンサーユニット。表面の帯電防止とともに2基のアクチュエーターで先頭の赤外線吸収ガラスを振動させてゴミを振るい落とす構造だ。電源のON/OFF時に約3.5秒間作動する。メニュー項目の設定によって任意に作動させることもでき、その場合はシャッター幕にゴミが再付着するのを防ぐためシャッターも空シャッターが3回作動するようになっている。

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(2/7):新映像エンジン「DIGIC III」

公開日: 2007年10月01日

新映像エンジン「DIGIC III」を2基搭載して処理能力は従来比の約4倍
21.1MP・14bitの大容量で5コマ/秒・連続56コマのハイパフォーマンス

 イメージセンサーからの信号はEOS-1D Mark IIIと同じ8チャンネル読み出しが行われ、各チャンネルで14bitのAD変換が行われる。映像エンジンはEOS-1D Mark IIIと同じ「DIGIC III」2基体制で、DIGIC II比で約4倍の処理能力を確保し、21.1MP・14bitの大容量のデータを高速に処理可能だ。その結果、撮影画像1枚当たりのデータ量が大きくなったのにもかかわらず、これまで約4コマ/秒であったコマ速は、約5コマ/秒へと高速化が図られている。
 バッファメモリーについてもかなり増強されていて、JPEG Largeで約56枚(EOS-1Ds Mark IIは約32枚)、RAWで約12枚(同:11枚)の連続撮影を可能にしている。さらに、UDMA規格のメモリーカードにも対応し、UDMA規格対応のCFカード使用時は書き込み速度がEOS-1Ds Mark II比で約3倍に向上している。
 記録画像サイズについては、最大画素のRAWとJPEGのLが(5,616×3,744ピクセル、21.1MP)のほか、M1(4,992×3,328ピクセル、16.6MP)、M2(4,080×2,720ピクセル、11MP)、S(2,784×1,856ピクセル)の各サイズが使用可能で、新たにSサイズと同じ画素数のRAWデータである「sRAW」記録も可能になっている。sRAW記録は小さなサイズでも十分な、印刷やWEB目的の画像に利用するとよいだろう。最大画素数のRAWデータではデータサイズが大きすぎて無駄が多い場合などに大変有効だ。
 また、各サイズのJPEGデータでは、おのおの10段階の画質設定が可能で、必要に応じてより細かな画像データサイズの管理ができる。また、今回のM1(ミドル1)、M2(ミドル2)サイズはちょうどEOS-1Ds Mark IIや初代1Dsのサイズと同じで、継承性の面でもうれしい配慮が行われたといえるだろう。
 なお、新しい映像エンジン「DIGIC III」では、EOS-1D Mark III同様「高感度撮影時のノイズ低減」機能と「高輝度側・階調優先」機能が追加され、それぞれ高感度撮影時のカラーノイズを低減したり、ハイライト側のダイナミックレンジを約1段分拡張することが可能になっている。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

DIGIC  IIIメイン基板

DIGIC IIIメイン基板 DIGIC IIIを2基搭載したEOS-1Ds Mark IIIのメイン基板。DIGIC IIの約2倍の処理能力を持つといわれるDIGIC IIIを2基で並列処理することにより、約4倍の処理スピードをたたき出している。これによりEOS-1Ds Mark IIIの21.1MP・14bit(16,384階調)に及ぶ膨大なデータも難なくこなすことが可能だ。

大容量のバッファメモリー

大容量のバッファメモリー メイン基板の裏面には従来比2倍の大容量のバッファメモリーが搭載されている。メモリー1基の容量はおそらく256MBではないだろうか? これによりEOS-1Ds Mark IIIでは、21.1MPながら約56コマ(JPEG/L時)の連続撮影を可能にしている。

各記録画質と1枚当たりの標準記録ファイルサイズ

記録画質 記録画素数
[約・万画素/画像サイズ]
ファイルサイズ
[約・MB]
L(ラージ) 2,100[5,616×3,744] 6.4
M1(ミドル1) 1,660[4,992×3,328] 5.2
M2(ミドル2) 1,100[4,080×2,720] 3.9
S(スモール) 520[2,784×1,856] 2.2
RAW(ロウ) 2,100[5,616×3,744] 25.0
sRAW(スモールロウ) 520[2,784×1,856] 14.5
 

JPEG画像の画質設定

[JPEG画質]では、JPEGの各サイズで10段階の画質設定が可能だ。
通常は8~10の設定をお勧めするが、JPEGはピントなどの確認用と割り切っている場合などは、記録容量の節約のため画質を落としておくのもよいだろう。

JPEG画像の画質設定:メニュー選択画面

メニュー選択画面

JPEG画像の画質設定:JPEG画質選択画面

JPEG画質選択画面

高感度撮影時のノイズ低減

高感度撮影時のノイズ低減 従来は高感度撮影時のノイズ除去を行うと、画像のディテール部分も消失しがちであったが、画像にほとんど影響なくカラーノイズのみを除去できる技術が開発され、EOS-1Ds Mark IIIにも搭載された。この機能を[する]に設定すると、ISO感度1600以上の超高感度撮影時に、シャドー部に見られるカラーノイズを効果的に除去できる。

高輝度側・階調優先

高輝度側・階調優先 白飛びの起きやすい被写体などでこの機能を[する]に設定すると、ハイライト側のダイナミックレンジが1段分拡張されて、白飛びを起きにくくする。ただし、この場合ISO感度設定が200以上となるので注意が必要だ。

 

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノンEOS-1Ds Mark III緊急レビュー(3/7):ファインダー

公開日: 2007年10月01日

視野率100%、ファインダー倍率0.76倍の見やすいファインダー
スクリーンの改良で明るくピント合わせがさらに容易に

 メカ部分は、ほとんどがEOS-1D Mark IIIと共通であるが、ファインダーにはフルサイズ機のこだわりを見ることができる。視野率100%は当然として、ファインダー倍率が0.76倍(EOS-1Ds Mark IIは0.7倍)と一目でファインダー視野が圧倒的に広くなったことが確認でき、感覚的には中判カメラ並みの快適さを確保できたといえる。このファインダーは、歴代EOS-1Dsシリーズのなかでも最高のファインダーを実現するために新規設計された。ペンタプリズムの大型化、高屈折率の硝材使用、接眼レンズの大型化、フレアの抑制などあらゆる角度からファインダーの見えを改善する改良が行われ、かつてない快適なファインダーが実現されている。
 また、ファインダースクリーンも従来より明るくピントのピークがつかみやすくなったEc-CIVを採用。より明るくフレア感の少ないファインダー表示を実現している。

レポート:杉本利彦/編集:太田圭一

ファインダー表示

ファインダー表示 一目で従来より大きくて見やすくなったと感じられるクラス最大のファインダー表示。まるでブローニー判カメラの感覚だ。スクリーンも改善され、明るくフレア感も少なくなったと同時にピントのつかみやすさも向上させている。

 

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EOS-1Ds Mark IIIのマガジン記事

キヤノン、他社に先駆けて秋の新製品デジタル一眼レフを2機種発表!

公開日: 2007年08月20日

8/20、デジタル一眼レフ新製品2機種を含むキヤノンの発表会が行われた 「EOS-1Ds Mark III」 「EOS 40D」
8/20、デジタル一眼レフ新製品2機種を含むキヤノンの発表会が行われた 「EOS-1Ds Mark III」 「EOS 40D」
 

「EOS 40D」を8/31発売、「EOS-1Ds Mark III」を11月下旬発売

 キヤノン株式会社は、8月20日、35mm判タイプのデジタル一眼レフとしては世界最多画素となる2,110万画素の35mmフルサイズ・CMOSイメージセンサーを搭載したプロ用デジタル一眼レフカメラ「EOS-1Ds Mark III」および、6.5コマ/秒・連続75枚の高速連続撮影を可能にしたミドルレンジ・デジタル一眼レフカメラ「EOS 40D」、1,210万画素CCDを採用したコンパクトデジタルカメラ「Power Shot G9」ほか6機種など、合計9機種のデジタルカメラ、交換レンズなどを発表した。東京・品川のキヤノンSタワーで行われた発表会では、まずキヤノン株式会社・取締役・イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏から新製品の特徴と新技術の詳細について、続いてキヤノンマーケティングジャパン株式会社・コンスーマイメージングカンパニープレジデントの葦澤光二氏から新製品の国内マーケティング戦略について発表があり、合わせてデジタル一眼レフカメラ「EOS 40D」の新コミュニケーションパートナーとして俳優の渡辺謙氏が紹介された。

 「EOS-1Ds Mark III」は、同社から5月に発売されたEOS-1D Mark IIIとほぼ共通のボディに35mmフルサイズ・2,110万画素のCMOSイメージセンサーを搭載、新映像エンジン「DIGIC III」を2基搭載したデュアルDIGIC III構成の採用によって、約5コマ/秒の連続撮影とJPEG(Large)で約56枚、RAWで12枚の連続撮影可能枚数を達成している。また、ファインダーも新設計され、視野率100%、クラス最高となる倍率0.76倍の非常に大きくて見やすいファインダー表示が実現された。そのほかのスペックや機能については先に発売されたEOS-1D Mark IIIを踏襲している。

 「EOS 40D」はハイアマチュアから高品質なボディを求める初心者まで幅広いユーザーを対象としたミドルレンジ・デジタル一眼レフで、「EOS 30D」の後継モデルとなる。注目のイメージセンサーにはAPS-Cサイズ・1,010万画素のCMOSイメージセンサーが搭載され、新映像エンジン「DIGIC III」を1基搭載、ミラーおよびシャッターの駆動系の2モーター化などによって、約6.5コマ/秒で連続約75枚(JPEG/Large)の高速連写を実現している。ファインダーにはクラス最高となる倍率0.95倍の大きくて見やすいファインダーを採用、スクリーンも交換式(3種)となったほか、AFシステムも新規に設計され9点全点がクロス測距となったのに加え、中央部ではF2.8クロスセンサーを採用するなど、AF精度も大幅に強化している。そのほか、EOS-1D Mark IIIで本格採用されたものをさらに強化したライブビュー機能、総合的なセンサーダスト対策の「EOS Integrated Cleaning System」、防塵防滴性を向上させたマグネシウムボディ、3.0型大型液晶モニタ-の採用など、新機能のラッシュとなった。

 同時に、新交換レンズとして「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」「EF-S55-250mm F5-5.6 IS」「EF14mm F2.8 L II USM」の3本も発表されている。「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」「EF-S55-250mm F5-5.6 IS」の2本は廉価ズームレンズながらISを搭載したもので、いずれも新開発の超小型軽量ISユニットによって、サイズや重量の増加を最小限に抑えた上で、シャッタースピード約4段分の手ぶれ補正効果を実現しすると同時に、価格もメーカー希望小売価格ベースで10%増程度に抑えられ、優れたコストパフォーマンスを実現している。「EF14mm F2.8 L II USM」は1991年発売の「EF14mm F2.8 L USM」の後継で、防塵防滴性を持たせると同時に、2枚の高精度ガラスモールド非球面レンズの採用で歪曲収差を抑え、2枚のUDレンズによって倍率色収差を抑えることによって画面周辺まで高解像力と高コントラストを維持し「L」レンズにふさわしい性能を得ている。

 「PowerShot G9」は、2006年秋発売の「PowerShot G7」の後継モデルで6倍の高倍率ズームを継承しながら、新たに1,210万画素の超高精細CCDを搭載したほか、RAWデータ記録にも対応するなど、一眼レフ並みの機能を備えた高機能モデルだ。このほかにも「PowerShot」シリーズ4機種、「IXY DIGITAL」シリーズ2機種が同時発表されている。

 発売はそれぞれ「EOS-1Ds Mark III」が11月下旬、「EOS 40D」が8月31日、コンパクトデジタルカメラは8月30日から順次発売を予定していて、価格はいずれもオープンプライス。市場予想価格は税込みで、「EOS-1Ds Mark III」が「EOS-1Ds Mark II」と同程度、「EOS 40D」が15万円前後、「PowerShot G9」が6万円前後となる予定。交換レンズは「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」と「EF14mm F2.8 L II USM」が9月下旬、「EF-S55-250mm F5-5.6 IS」は10月下旬の発売予定で、メーカー希望小売価格は「EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS」が33,000円、「EF-S55-250mm F5-5.6 IS」が45,000円、「EF14mm F2.8 L II USM」が307,000円(いずれも税別)となっている。

レポート:杉本利彦

 

新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション

新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:1/12

キヤノン株式会社・取締役・イメージコミュニケーション事業本部長の真栄田雅也氏

新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:2/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:3/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:4/12
新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:5/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:6/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:7/12
新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:8/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:9/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:10/12
新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:11/12 新製品の特徴と新技術の詳細のプレゼンテーション:12/12  

新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション

新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:1/7

キヤノンマーケティングジャパン株式会社・コンスーマイメージングカンパニープレジデントの葦澤光二氏

新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:2/7 新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:3/7 新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:4/7
新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:5/7 新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:6/7 新製品の国内マーケティング戦略のプレゼンテーション:7/7

コミュニケーションパートナーの俳優・渡辺謙氏

パートナーの俳優・渡辺謙氏:1/3 パートナーの俳優・渡辺謙氏:2/3 パートナーの俳優・渡辺謙氏:3/3

■[キヤノン デジタル一眼レフカメラ]のページ
http://cweb.canon.jp/camera/eosd/index.html

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EOS-1Ds Mark IIIのオークション情報

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関連写真

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