D7000:ニコン(nikon)

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ニコン D7000 実写レポート

ニコンらしさを踏襲するオーソドックスな外観デザインだが、基本性能から、イメージセンサー、映像エンジン、AFシステムに至るまですべて新開発となっており、部分的には上位機の「D300S」を凌駕する機能もある意欲作だ。

公開日: 2010年12月10日

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D7000のマガジン記事

ニコン D7000 実写レポート

公開日: 2010年12月10日

 フォトキナ2010に合わせて発表されたニコン「D7000」が発売された。「D7000」のポジショニングはニコンが得意とするミドルクラスの上位機で、DXフォーマットのフラッグシップ機「D300S」と「D90」の間に位置するモデルである。ニコンらしさを踏襲するオーソドックスな外観デザインだが、基本性能から、イメージセンサー、映像エンジン、AFシステムに至るまですべて新開発となっており、部分的には上位機の「D300S」を凌駕する機能もある意欲作だ。今回は話題のニコン「D7000」をレポートする。

「D7000」実写画像

画像をクリックすると等倍サイズの画像(5.4~8.5MB)を開きます。

「D7000」実写画像:1/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(36mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/160秒/露出補正:-0.7EV/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
一般的には黄色い紅葉の色は最も再現が難しいが、作例を見てもわかるとおり鮮やかな黄色が見事に再現できている。スタンダードでこの高彩度であるから、「EXPEED 2」では全体的にかなり鮮やかめの描写にシフトしてきていることがわかる。

「D7000」実写画像:2/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(95mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/80秒/露出補正:-1EV/ISO感度:200/WB:AUTO 2/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
AWBに電球色を残す「AUTO 2」が加わっているが、一般的な被写体でどう反応するか試してみた。作例のような日陰の条件では通常のAWBならもう少し青っぽさが補正された色再現になるが、やや青みを残した色再現で、その場の雰囲気を残している。

「D7000」実写画像:3/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(95mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/1,600秒/露出補正:-1.3EV/ISO感度:400/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
モミジの赤い葉がよく再現されている。よく見ると赤が飽和している部分もあるが、飽和感をそれほど感じさせないところが良い。アクティブD-ライティングを使用しているためか、D7000では露出が明るめになる傾向があるが、この場合-1.3EV補正でようやく適正値を得た。

「D7000」実写画像:4/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(48mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/1,600秒/露出補正:-1EV/ISO感度:400/WB:AUTO 2/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
電球色を残す「AUTO 2」で今度は太陽光が直接当たった場合を撮影してみた。実際の被写体はもっとアンバー色であったが、こちらはかなり強めに色温度の補正が行われている。この結果から見ると、電球色を残す効果は、実際に電球のある条件でないと効果が出ないようだ。

「D7000」実写画像:5/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(82mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/100秒/露出補正:-1.7EV/ISO感度:800/WB:晴天/ピクチャーコントロール:風景/JPEG(L/画質 FINE)
道端で見つけたキクの花。赤紫と緑のコントラストが美しい。この撮影条件はかなりフラットでローキーな光線状態といえるが、ピクチャーコントロールを風景に設定したのでメリハリ感のある描写が得られている。アクティブD-ライティングの効果が大きいためか、-1.7EVの露出補正を要した。

「D7000」実写画像:6/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(75mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/500秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:1600/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
ISO 1600での撮影だが、ノイズ感はほとんど感じられず解像感も十分維持されていて、この感度域としては非常に優秀な描写が得られている。ボートのハイライト部分が白飛び気味だが、メリハリ感のある描写だ。ただ、露出は明るめになる傾向があるので露出オーバーには気をつけたい。

「D7000」実写画像:7/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED(210mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/400秒/露出補正:-1EV/ISO感度:3200/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
リスの動きは非常に素早いが、所々で動きを止めるのでその瞬間を狙って撮影。ISO 3200での撮影だが、ノイズ感は最小限にとどまり、この用途では十分実用可能な画質が得られている。

「D7000」実写画像:8/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(38mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/800秒/露出補正:-1EV/ISO感度:6400/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
街角でのひとコマ。ISO 6400とは思えないシャープな画質だ。細かな部分を見ると、カラーノイズが見えたりノイズリダクションの影響も見られるが、この感度域でこれだけの描写が得られれば申し分ない。通常設定ではISO 6400を最高感度としているが、まだまだいけそうな画質でもある。

「D7000」実写画像:9/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S VR Zoom-Nikkor 70-300mm f/4.5-5.6G IF-ED(250mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/8,000秒/露出補正:-1EV/ISO感度:Hi1(12800相当)/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
明るさは十分なのだがあえてHi1(ISO 12800相当)で撮影してみた。カラーノイズ、輝度ノイズとも効果的に抑えられていて、この感度域としてはノイズ感は少ない方だが、解像感はだいぶ低下していることがわかる。筆者的には、輝度ノイズはもっと多くても良いがカラーノイズはもう少し減らしたい気がする。

「D7000」実写画像:10/10

カメラ:D7000/レンズ:AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II(95mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F5.6/シャッタースピード:1/160秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:Hi2(25600相当)/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
真っ暗に見えたトンネルが写るだけでもすごいが、さすがにこの感度域になるとノイズとノイズリダクションの影響が気になってくるのは致し方ないところだ。カラーノイズより輝度ノイズに重点を置いたノイズリダクションが行われている。小サイズで使うのであれば十分実用可能な画質といえる。

上位機種のエッセンスを取り入れ、グレードアップしたボディ

 「D7000」を手にすると、その外観の第一印象は意外なほど「D90」によく似ている。しかし、外観は似ていても中身はまったく非なるもので、ボディ材質がマグネシウム合金製となったのをはじめ、防塵・防滴性能を実現し、シャッターの耐久性も約15万回を確保するなど、さりげなくボディの基本性能や堅牢性を大きくグレードアップさせている。操作ボタン類の配置はおおむね「D90」を踏襲しているが、撮影モードダイヤルではM/A/S/P/AUTOの各ポジションのほかは従来のシーンモードがすべて「SCENE」ポジションに統合され、代わりにユーザーが自由に設定を登録できる「U1」「U2」ポジションが追加されている。このことは「D7000」が初心者向けよりも「D300S」のユーザー層に近い、より上級者を意識したモデルであることを物語っている。これとともに、撮影モードダイヤルの周辺部にフラッグシップモデルと同様のレリーズモードダイヤルが新設され、上位機種のエッセンスもうまく取り入れている印象だ。

上面・背面カバーにマグネシウム合金を採用上面・背面カバーにマグネシウム合金を採用 D7000のシーリングイメージD7000のシーリングイメージ D7000のシャッターユニットD7000のシャッターユニット
撮影モードダイヤルとレリーズモードダイヤル撮影モードダイヤルとレリーズモードダイヤル    

 ボディ関連ではこのほか、「D3100」同様にライブビュースイッチおよび動画撮影ボタンが新設され、ライブビューへの移行と動画撮影がわかりやすく、使いやすくなった。カードスロットはSDXCメモリーカード対応のSDメモリーカードスロットが上下に2基配置され、バックアップ記録やRAWとJPEGの振り分け記録などに対応する。
 また今回はバッテリーパックも長らく使われたEN-EL3e(1,500mAh)からEN-EL15(1,900mAh)に久々に変更され容量の大幅アップが図られた。EN-EL3eとの互換性はないものの、撮影可能枚数が約1,050コマ(D90は約850コマ、いずれもCIPA基準)と大幅にアップしている。筆者のペースでは、フル充電の状態から終日撮影しても目盛りがひとつ減る程度だ。このバッテリーの持ちの良さも大きなアピールポイントとなるだろう。

ライブビュースイッチと動画撮影ボタンライブビュースイッチと動画撮影ボタン SDメモリーカードダブルスロット SDメモリーカードダブルスロット D7000のバッテリー「EN-EL15」D7000のバッテリー「EN-EL15」

性能はもちろん、ライブビューの使いやすさも向上

 画質面では、イメージセンサーに新開発の約1,620万画素のCMOSイメージセンサーを搭載し、画像処理エンジンも「D3100」で初採用された「EXPEED 2」を採用してきた。イメージセンサーはソニー製だがニコン独自のカスタマイズを加えたもので、常用感度としてISO 100~6400のほかに、Hi2(ISO 25600相当)までの増感機能を装備している。また、読み出しの高速化により最高約6コマ/秒(「D90」では最高約4.5コマ/秒)の連写性能を実現した。新画像処理エンジンの「EXPEED 2」は、14bit化された画像処理をパワフルにこなすが、同時に色再現性を大きく向上させているようだ。従来よりも鮮やかさが際立ち、クリア感がアップした印象で、撮って出しで使える画質がさらに進化したといえるのではないだろうか。

 撮影機能面で目立つのは、フラッグシップ機以外では初めて視野率約100%を実現している点だろう。倍率約0.94倍は「D90」と同じだが、視野率が上がった関係で「D90」よりもひと回り大きいサイズのファインダー表示が得られている。また、今回はAF機能も刷新され、新開発の39点測距のAFシステムが導入された。「マルチCAM4800DXオートフォーカスセンサーモジュール」では、中央部の9点にクロスセンサーを配置し、測距ポイントを11点に絞ることができるほか、ダイナミックAF(9点、21点、39点)、3D-トラッキング、オートエリアAFなど多彩なAF機能を装備している。上位機の51点測距では1点を選択する場合に点数が多すぎると感じることもあり、筆者的には39点くらいの方がむしろ使いやすいと感じる。

 このほか「D7000」では、新開発の2016分割RGB測光センサーを搭載している。測光センサーはこれまではフラッグシップ機でも1005分割であったが、約2倍の2016分割とすることで、シーン認識の能力を大幅に向上させ、測光能力はもちろんだが、3D-トラッキングをはじめとするAF、ホワイトバランスの精度向上などにも役立てている。またオートホワイトバランス(AWB)において従来と同じ「AUTO 1 標準」に加え、電球色を残す「AUTO 2」が追加されている。「AUTO 2」では電球下で撮影した場合に、色調を完全に補正せず、温調の温かみのある色調を残すことができる。

 ライブビュー機能については、専用スイッチの導入で使いやすくなった。またコントラストAFのスピードがさらにアップすると同時に、これまでのフォーカスエリアを指定してシャッターボタン半押しでピントを合わせロックする「シングルAFサーボ」モードに加え、ライブビュー中は常時被写体にピントを合わせ続けてシャッターボタン半押しでピント位置がロックされる「常時AFサーボ」が搭載された。「常時AFサーボ」は、特に動画撮影時に有効であり、動画撮影中もピントを合わせ続けることができる。通常撮影では位相差AFを使用する一眼レフカメラで動画撮影中に常時コントラストAFが可能なのは「D3100」「D7000」のみなので、これは大きなアドバンテージとなるだろう。また、ニコン独自の「Dムービー」はこれまで1,280×720のHD画質にとどまっていたが、秋モデルの「D3100」とともに「D7000」でもフルHD規格(1,920×1,080、24p)での撮影が可能になった。

 さて、「D7000」を実際にフィールドに持ち出してみると、まず「D90」とほとんど変わらないコンパクトボディで、防塵・防滴性能や視野率約100%の機能を実現していることにあらためて感心する。ファインダーをのぞいた印象は「D300S」とほぼ同様で、39点測距の新AFシステムが小気味よく動作する。今回はオートエリアAFを中心に使用したが、ほとんどの場合で的確なフォーカスポイントが選択され、シングルポイントAFモードが必要な場面はほとんどなかった。これは新たに採用された、2016分割RGB測光センサーのシーン認識の効果が、かなり的確になっていることを物語るのではないだろうか。また、ライブビュー機能もコントラストAFのスピードアップと「常時AFサーボ」により、以前のモデルより確実に使いやすくなっている。そのため、全般的に小型ボディながら全体の撮影能力は「D300S」に肉薄しており、一部では上回ると感じる部分もある。
 唯一の不満点を挙げるとすれば、上面の表示パネルに露出のインジケーターがなく、露出状況を確認するには背面液晶モニターにインフォ画面を表示するか、ファインダーをのぞく必要がある部分だ。三脚使用時などによく使う機能なので、カメラのクラス的には装備してほしいと思う。

まとめ

 デジタル一眼レフカメラには性能差や個性があり、その印象は千差万別だが、「D7000」を使って印象的であったのは、洗練された操作性と基本性能によってストレスを感じる場面がほとんどなく、どのような条件でもスムーズな撮影ができることであった。「D3」クラスのフラッグシップ機では撮影機能面は申し分ないがボディが重く感じることもあるし、逆に初級機は気軽に使えるが機能面でやや不満を感じることもある。その点「D7000」は比較的小型軽量ながらフラッグシップ機並みの機能やニコンの最新のカメラ技術が投入されており、画質面でもDXフォーマットの最上位に位置するなど、すべての機能がバランス良くまとまり、しかも高性能であるから満足度が非常に高いのだ。「D7000」はストレスフリーなデジタル一眼レフカメラとして今後のニコンのデジタル一眼レフを代表するメインストリーム機となるのは間違いないだろう。

撮影/レポート:杉本利彦

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この記事のURL:http://ganref.jp/items/camera/nikon/2013#imp_398

D7000の性能テスト比較(旧機種、ライバル機種)

ニコン D7000 ニコン D90 キヤノン EOS 60D
解像力

解像力

  • 解像度:2,991本
  • 画素数(短辺):3,264画素
  • 解像効率:0.916

解像力

  • 解像度:2,603本
  • 画素数(短辺):2,848画素
  • 解像効率:0.914

解像力

  • 解像度:2,994本
  • 画素数(短辺):3,456画素
  • 解像効率:0.866
ダイナミックレンジ

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.0段
  • シャドウ側階調:5.6段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.6段
  • 実効ISO感度:125

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.8段
  • シャドウ側階調:5.3段
  • ダイナミックレンジ(合計):9.1段
  • 実効ISO感度:247

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.2段
  • シャドウ側階調:5.5段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.7段
  • 実効ISO感度:120
ISO感度

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

D7000の主要スペック比較(旧機種、ライバル機種)

ニコン D7000 ニコン D90 キヤノン EOS 60D
画素数 1620万画素 1230万画素 1800万画素
撮像素子 CMOS CMOS CMOS
記録メディア SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード SDメモリーカード、SDHCメモリーカード SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード
液晶モニター 3.0型 約92.1万ドット 3.0型 約92万ドット 3.0型 104万ドット
大きさ 132×105×77mm 132×103×77mm 144.5×105.8×78.6mm
重さ 約690g 約620g 約675g

D7000のマガジン記事

ニコン、デジタル一眼レフカメラ「D7000」、新レンズ2本などを発表

公開日: 2010年09月15日

「D7000」(AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

 株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、9月15日、DXフォーマットの中級機「D7000」、FXフォーマット対応レンズ「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」の2本、およびスピードライト「SB-700」を発表した。

ファインダー視野率や測光精度、オートフォーカスなどプロ機に迫る中級機

 「D7000」は、「D300」「D300S」のような本格派の風格と「D90」のような軽快さを兼ね備えたミドルクラス向けのデジタル一眼レフカメラだ。
 撮像素子は有効画素数約1,620万画素CMOSセンサー(APS-Cサイズ)を搭載。常用ISO感度はISO 100~6400まで拡大され(「D90」「D300S」はISO 200~3200)、さらにHi2(ISO 25600相当)までの増感設定も可能となっている。
 測光センサーは2016分割RGBセンサーが搭載され(「D300S」は1005分割、「D90」は420分割)、測光やシーン認識システムの精度向上を実現しているという。
 輝度差の大きいシーンで白飛び、黒つぶれを抑える効果がある「アクティブD-ライティング」にも新しい画像処理方式を採用。従来機では空のグラデーションなどに「アクティブD-ライティング」を適用させた際に暗部を持ち上げることによる色相のずれなどが起きるケースがあったが、この現象を防ぐために画像処理の回路が変更された。
 そのほか、通常のオートホワイトバランスとは別に、照明光の雰囲気を残した制御ができる新しいオートホワイトバランスの搭載、「D90」では11点だったフォーカスポイントを39点(うち中央9点がクロスセンサー)に変更、「D90」では約4.5コマ/秒だった連写速度を約6コマ/秒に高速化、動画撮影機能「Dムービー」のフルHD対応など、各所で基本性能の向上が図られている。
 また、水準器表示機能や静音撮影モード、クリエイティブライティングシステム対応のコマンダー機能、画像・動画編集機能など、従来の機種で好評だった機能も引き続き搭載されている。

 ボディの上面と背面部には軽量かつ堅牢性に優れたマグネシウム合金を採用。ファインダーは視野率約100%、倍率は約0.94倍となっている。またメモリーカードスロットはSDメモリーカードダブルスロットに変更されている。バッテリーは2011年に施行される「電気用品安全法」充電池規制に対応した「Li-ionリチャージャブルバッテリー EN-EL15」に変更された。
 大きさは約132×105×77mm(W×H×D)、重さは本体のみで約690g。背面液晶モニターのスペックは「D300S」「D90」と同様、3型、約92万ドットとなっている。

 ラインアップはボディ単体のほか、「AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属する「18-105VR レンズキット」、「AF-S DX NIKKOR 18-200mm f/3.5-5.6G ED VR II」が付属する「18-200VRII レンズキット」が用意される。

“ナノクリ”が施されたFXフォーマット対応大口径レンズ

 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」はともに、ゴースト、フレアを効果的に低減する「ナノクリスタルコート」が施された、FXフォーマット対応の大口径単焦点レンズだ。
 「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」は、シャッタースピード約4段分のぶれ軽減効果が期待できる手ぶれ補正機構VR IIを搭載。フォーカスモードには、M/A(マニュアル優先オートフォーカス)、M(マニュアル)に加えて、M/Aに比べマニュアルに切り替わる感度を下げることで不用意にオートからマニュアルに切り替わることを防止したA/M(オート優先オートフォーカス)が搭載された。
 「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」は新規光学設計でフレア、コマ収差を徹底的に補正した光学性能を持ち、また開放絞りでの高解像力と自然なぼけ形状を両立させたという。

マスターとしても使用できるスピードライト「SB-700」

 「SB-700」は、「SB-600」と「SB-900」の間のクラスに位置するスピードライトだ。クリエイティブライティングシステムに対応し、「SB-600」同様に同システムに対応したカメラボディやスピードライトを使用してワイヤレスでリモートコントロールができるほか、「SB-600」ではできなかったマスターのスピードライトとしても使用でき、リモートに使用するスピードライトを2つのグループに分けて光量比をコントロールするクイックワイヤレスコントロールモードを搭載している。また、発光部前面に装着するハードタイプのカラーフィルターが同梱されている。
 外観については、「見てわかる」「使ってかんたん」を目指したLCDデザイン、スイッチレイアウトとなっており、スリーステップ操作で簡単に設定できるようになっているという。
 ガイドナンバーは25/28/30[EVEN/STD/CW](35mm・FX配光時、ISO 100・m)、最大ガイドナンバー38(ISO 100・m/STD・FX配光120mm時)。バウンス角度は垂直方向が上方向90度~正面0度~下方向7度、水平方向が左方向180度~右方向180度となっている。
 大きさは71×126×104.5mm(W×H×D)、重さは本体のみで約360g。

 今回発表された各製品の発売予定日と価格は下にある表のとおりとなっている。

レポート:GANREF編集部

カメラ
製品名 希望小売価格
(予想実勢価格)
発売予定日
D7000 ボディ オープン価格
(140,000円前後)
2010年10月29日
18-105VR レンズキット オープン価格
(180,000円前後)
2010年10月29日
18-200VRII レンズキット オープン価格
(230,000円前後)
2010年10月29日
レンズ・スピードライト
製品名 希望小売価格
(税込み)
発売予定日
AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II 861,000円 2010年10月1日
AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G 241,500円 2010年11月19日
SB-700 44,100円 2010年11月下旬
「D7000」(正面)

「D7000」(正面)

「D7000」(背面)

「D7000」(背面)

「D7000」(上面・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(上面・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(端子カバー側・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(端子カバー側・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(グリップ側・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(グリップ側・AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(マルチパワーバッテリーパック MB-D11+AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D7000」(マルチパワーバッテリーパック MB-D11+AF-S DX NIKKOR 18-105mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

「AF-S NIKKOR 200mm f/2G ED VR II」

「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

「AF-S NIKKOR 35mm f/1.4G」

 
「SB-700」

「SB-700」

「SB-700」(背面)

「SB-700」(背面)

「SB-700」(D7000装着時)

「SB-700」(D7000装着時)

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