D800:ニコン(nikon)

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ニコン D800 実写レポート

CP+2012の直前に発表され、話題沸騰の「D800」。ニコンが満を持して送り出した有効画素数3,630万画素のCMOSセンサーを搭載するFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラだ。

公開日: 2012年03月29日

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ニコン D800 実写レポート

公開日: 2012年03月29日

 CP+2012の直前に発表され、話題沸騰の「D800」。ニコンが満を持して送り出した有効画素数3,630万画素のCMOSセンサーを搭載するFXフォーマットのデジタル一眼レフカメラだ。それまでニコンの多画素モデルには「D3X」という選択肢もあったが、決して一般ユーザーにとって手に入れやすい価格とはいえなかった。「D800」は、その「D3X」の有効画素数2,450万画素をはるかに凌駕する上にコストパフォーマンスに優れているというのだから恐れ入る。そこで「D800」の実力について風景写真家の目でレポートさせていただこう。

 それにしても有効画素数3,630万画素のCMOSセンサーとは驚きだ。もちろん、35mm判フルサイズデジタル一眼レフカメラとして世界最多の画素数を誇るセンサーである。中判デジタルカメラに肉迫する、いや匹敵する多画素モデルといえる。しかもセンサーの多画素化にとどまらず、画像処理エンジンのEXPEED 3をはじめ、91KピクセルRGBセンサーの採用など、数々の機能がフラッグシップモデルの「D4」と同等であるという点からも、なみなみならない力の入れようだ。ネーミングこそ「D700」の後継モデルだが、もはや実質ハイエンドモデルに迫る別次元のカメラであるといえるだろう。

「D800」実写画像

画像をクリックすると等倍サイズの画像(7.8~27.6MB)を開きます。

「D800」実写画像:1/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(36mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/200秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
レンズの解像感を引き出すためにF8を選択して撮影したもの。手前の花びらの一枚一枚から枝先に至るまでの解像感はご覧のとおりだ。このような大きな風景こそ、有効画素数3,630万画素が生きる。

「D800」実写画像:2/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(200mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/320秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
使用レンズの最短撮影距離付近で撮影したもの。ピント位置のしべがしっかり解像しているので、周囲の花びらから浮き出て見えている。このため、しべがピリッと決まって見え、メリハリが感じられる。また、背景のきめ細かく滑らかなトーンも多画素化の恩恵だろう。

「D800」実写画像:3/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(200mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/250秒/ISO感度:100/WB:曇天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
ぼけ味の良さはFXフォーマットならでは。ピント位置の解像感も良好だ。ファインダー倍率は0.7倍だが、明るく視認性も良好でピントの山もつかみやすい。

「D800」実写画像:4/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(70mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/800秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
多くの観光客でにぎわう公園での撮影だ。実際にはこの画面外に人がいたり、電柱などの人工物があったが、視野率100%のファインダーのおかげで高い精度でフレーミングすることができた。

「D800」実写画像:5/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 14-24mm f/2.8G ED(14mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/320秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
超広角レンズを使い、木の下に潜り込んで空を見上げるように撮影したもの。このようなシーンでは全体的に暗く写ってしまうことがあるが、91KピクセルRGBセンサーとアドバンストシーン認識システムにより、露出補正をせずとも適正な露出が得られている。

「D800」実写画像:6/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(165mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/1,000秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
強い逆光条件で撮影したもの。アクティブD-ライティングは「より強め」を選択している。白飛びや黒つぶれは最小限に抑えられており、十分なダイナミックレンジが確保されていることがわかる。

「D800」実写画像:7/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(135mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/シャッタースピード:1/800秒/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
風景写真では水平をきちんと出すことは重要だ。D800の電子水準器は水平方向だけでなく前後方向の傾きもチェックすることができる。また、ファンクションボタンなどに割り当てればファインダー内に電子水準器を表示させることができる。

「D800」実写画像:8/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II(120mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F4/シャッタースピード:1/5,000秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:200/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
筆者の大柄な体が持っていかれそうになるほどの強風だったため、ISO感度を200に上げつつ3D-トラッキングを選択し、かなり速めのシャッター速度を選んで手持ちで撮影したもの。「D4」譲りのAFの追従性も抜群だ。ピント位置はもちろん、毛の一本一本に至るまでシャープに解像している。

「D800」実写画像:9/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(24mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/HDR:3EV/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
「D5100」から搭載されたHDR機能だが、「D4」に続き「D800」にも搭載された。露出差1~3EV、スムージングを「強め」「標準」「弱め」から選択できる。この作例は効果をわかりやすくするために露出差3EV、スムージング「弱め」を選んだもの。一般的な風景写真なら少し控えめの2EV、「標準」を選んだ方が好ましいかもしれない。

「D800」実写画像:10/11

カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 16-35mm f/4G ED VR(25mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F22/シャッタースピード:1/640秒/露出補正:-1.3EV/ISO感度:100/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/RAW(14bit/ロスレス圧縮)
太陽の光の表現と回折現象を見るためにF22まで絞り込んでみた。等倍まで拡大すればさすがに細部が眠い。おおむねどのシーンでもF8では大きく目立つことはないが、F11を超えると次第に目立ってくる。より細密なシャープ感を得るにはF8を基準に考えて、あとは被写界深度と目指すべき表現と相談しながらF値を選択したい。なお、このくらい絞り込むと細かなホコリの影が目立ち、取り除くのに苦労した。絞り込んだ表現を重視したい時以外は最小絞りは避けた方がいい。

Lo 1(ISO 50相当) 「D800」実写画像:11/11 ISO 100 「D800」実写画像:11/11 ISO 200 「D800」実写画像:11/11 ISO 400 「D800」実写画像:11/11
ISO 800 「D800」実写画像:11/11 ISO 1600 「D800」実写画像:11/11 ISO 3200 「D800」実写画像:11/11 ISO 6400 「D800」実写画像:11/11
Hi 1
(ISO 12800相当)
「D800」実写画像:11/11
Hi 2
(ISO 25600相当)
「D800」実写画像:11/11
   

(共通データ)カメラ:D800/レンズ:AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED(24mmで使用)/露出モード:絞り優先オート/絞り:F8/WB:晴天/ピクチャーコントロール:スタンダード/JPEG(L/画質 FINE)
ISO 100から400まではほとんど見分けがつかない。ISO 800からわずかにざらつきが発生し始め、次第に目立ってくるが、ISO 3200程度までなら十分許容できる。ISO 6400では空のトーンの荒れが目立ってきているが、シーンによっては問題ないだろう。拡張感度のISO 12800相当は、6400よりも荒れてきているものの、ひどい劣化とまではいえず非常用として使えそうだ。一方、ISO 50相当ではハイライトのトーンの滑らかさに欠けている。

有効画素数3,630万画素の画質を検証する

 さて、なにはともあれ有効画素数3,630万画素のCMOSセンサーから得られる画質について述べなくてはなるまい。解像感の高さは、掲載されている実写画像をご覧いただければ一目瞭然だ。花のしべに至るまでの緻密な描写力は息をのむほど。被写体の立体感や空気感までとらえているように感じられるといっても過言ではない。1,210万画素の「D700」や1,620万画素の「D7000」とは比べ物にならない極上の解像感だ。また、ハイライトの描写についても良好で、実にきめ細かく滑らかなトーンが得られている。加えてアクティブD-ライティングに「より強め」が加わり、よりいっそう逆光条件など輝度差の強い被写体における描写力も高まっている。
 一方、高ISO感度域の画質はどうだろうか。一般的に画素ピッチが狭いセンサーでは受光素子の面積が狭くなるため、高ISO感度域のノイズが目立つ傾向にある。だが、D800では大幅に進化した画像処理エンジンのEXPEED 3によるノイズ処理技術の向上により、有効画素数3,630万画素でありながら常用ISO感度100~6400を実現している。これは「D700」のISO 200~6400より低感度側に1段分広がり、D3XのISO 100~1600より高感度側に2段分広い。実際の画像をチェックしたところ、ISO 3200であっても問題ないクオリティが得られている。シーンや被写体によってはISO 6400でも問題ないだろう。さすがに拡張ISO感度域ではざらつきが出たり被写体の輪郭もあいまいになってくるが、Hi 1(ISO 12800相当)なら非常用として利用できそうだ。
 ところで、「D700」とISO感度の比較テストをしてみたのだが、なるほどと感心したことがある。常用ISO感度で等倍に画像を拡大してみたとき、「D700」とほぼ同程度、もしくは若干「D800」が上回るように感じられたのだが、同じ大きさになるように拡大率を変えて画像の表示サイズをそろえてみると、画素数があるだけにノイズが目立たなくなり、「D700」を上回る良好な結果が得られた。ここにも多画素化の恩恵を垣間見ることになったのだ。

フラッグシップモデル「D4」と同等の諸機能

 次にカメラ機能について検証してみよう。本機にはD4と同等の機能が数多く採用されている。そのひとつが91KピクセルRGBセンサーを軸としたアドバンストシーン認識システムの搭載だ。光学ファインダーを使用しているときでも顔認識を行うことができ、より高精度なオートフォーカスやオートホワイトバランス、自動露出を実現している。
 AF性能が向上している点もポイントだ。検出範囲は-2~+19EV(ISO 100、常温(20℃))となり、夜景の撮影で街明かり程度であっても、十分な精度でオートフォーカス撮影を行うことができる。なおかつ11点がF8対応(うち中央1点がクロスセンサーとして対応)となり、例えば2×のテレコンバーター使用で合成F値がF8となる開放F値がF4クラスのレンズであっても、AF追従性が保証されているのだから心強い。加えて光学ファインダーの視野率は100%を達成しており、画面の周辺部分に至るまで緻密なフレーミングをすることができる。ピントの山もつかみやすく快適だ。
 また本機にはHDR機能が搭載されている。露出差、スムージングを選択することができるので、シーンや目的とする表現に応じて自在に変更することができる。
 一方、連写性能はFXフォーマット時で約4コマ/秒と決して速くはない。有効画素数3,630万画素ともなればやむなし、といったところだろう。だが、DXフォーマット時で約5コマ/秒に向上。さらにマルチパワーバッテリーパック「MB-D12」に単3形電池や「EN-EL18」を装てん、またはACアダプター「EH-5b」を接続すると、DXフォーマット時で6コマ/秒の高速連続撮影が可能になるとはいかにもニコンらしいではないか。そしてたとえDXフォーマット時でも「D7000」に迫る1,530万画素が得られるのもうれしい点だ。
 動画については1,920×1,080、30pのフルHDに対応する。より浅い被写界深度を生かせるFXベースの動画フォーマットと、映画用35mmフィルムに近いDXベースの動画フォーマットをそれぞれ選べることが特徴だ。

ストレスをまったく感じさせない使用感

 ボディサイズは146×123×81.5mm、重量は本体のみで900g。「D700」より4.5mmほど厚みがあるものの、95gの軽量化が図られており、「D700」を持った後に「D800」を持ってみると、重さの違いがはっきりわかる。むろん「D3X」とは比べるまでもない。もちろんマグネシウム合金を採用した堅牢なボディに加え、防塵防滴仕様であるなど、アウトドアでの使用でも信頼できるボディに仕上がっている。
 バッテリーのスタミナも十分なものであった。そもそも手軽になんでも撮影するカメラというよりも、被写体とじっくり向き合って撮影するというスタイルに適しているカメラではある。それでもあまたの作例を撮影するため、早朝から夕方までライブビューを高頻度に併用しながら撮影したが、バッテリーを交換することなく夕景まで撮影できた。
 なお、あまり話題にならない部分だが、カメラのレスポンスの良さはとても感心した点だ。4,000万画素クラスの中判デジタルカメラでは、1コマ撮影した後の書き込み時間が長く、撮影のテンポが乱されることがある。だが、画像処理エンジンの高速化に加え、十分なバッファメモリーと書き込み速度の速さにより、ストレスをまったく感じさせない点はニコンらしいところだ。

姉妹機「D800E」について

 ところで「D800」と同時に、「D800E」が発表された。大きな相違点は、「D800E」ではローパスフィルターの効果が無効化されていること。いまさら言うまでもないが、ベイヤー配列の撮像素子はモアレや偽色を防ぐため、高周波数成分をカットするローパスフィルターを搭載している。このため、画像の鮮鋭度に影響することを免れない。その効果を打ち消すように設計されたものが「D800E」なのだ。モアレや偽色が発生する被写体があまり多くない風景写真では、細微にわたり細密描写が期待できるだろう。

まとめ

 「D800」は使用するレンズを選ぶカメラであると同時に、使用者も意識しなければならないことがある。徹底したぶれ対策が必須であることはいわずもがなのことで、小型軽量三脚を使用しているなら、3kg超クラスのものに替えるくらいの感覚の方が良い。レンズもしかりで、ナノクリスタルコートを採用している単焦点レンズや大口径ズームレンズなど、最新設計が施されているレンズを使用した方がいい。手持ち撮影を行うならVR機能もあった方が安心だ。むろん、レンズの解像感と回折現象、そして写真表現したい被写界深度との折り合いを意識することも必要だ。やみくもに絞り込んでしまっては回折現象が目立ちかねないし、そのために表現ができないというのもナンセンスだ。逆にいえば、きちんとこのことを踏まえた上で使いこなせば、極上の解像感が得られるカメラである。

写真/レポート:萩原俊哉

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D800の性能テスト比較(旧機種、ライバル機種)

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ニコン D800 ニコン D700 キヤノン EOS 5D Mark II
解像力

解像力

  • 解像度:4,477本
  • 画素数(短辺):4,912画素
  • 解像効率:0.911

解像力

  • 解像度:2,730本
  • 画素数(短辺):2,832画素
  • 解像効率:0.964

解像力

  • 解像度:3,366本
  • 画素数(短辺):3,744画素
  • 解像効率:0.899
ダイナミックレンジ

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.5段
  • シャドウ側階調:5.2段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.7段
  • 実効ISO感度:161

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.6段
  • シャドウ側階調:5.2段
  • ダイナミックレンジ(合計):8.8段
  • 実効ISO感度:250

標準

標準

  • ハイライト側階調:3.4段
  • シャドウ側階調:5.8段
  • ダイナミックレンジ(合計):9.2段
  • 実効ISO感度:111
ISO感度

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

高感度NR:しない

100

高感度NR:しない

1600

高感度NR:しない

D800の主要スペック比較(旧機種、ライバル機種)

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ニコン D800 ニコン D700 キヤノン EOS 5D Mark II
画素数 3630万画素 1210万画素 2110万画素
撮像素子 CMOS CMOS CMOS
記録メディア CFカード(UDMA対応)、SDメモリーカード、SDHCメモリーカード、SDXCメモリーカード CFカード(UDMA対応) CFカード(UDMA対応)
液晶モニター 3.2型 約92万ドット 3.0型 約92万ドット 3.0型 約92万ドット
大きさ 146×123×81.5mm 147×123×77mm 152.0×113.5×75.0mm
重さ 約900g 約995g 約810g

D800のマガジン記事

ニコン、3,630万画素CMOSセンサーを搭載した「D800」「D800E」を発表

公開日: 2012年02月07日

「D800」(AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D800」(AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR装着時)

「D800」(背面)

「D800」(背面)

「D800」(上面)

「D800」(上面)

新開発のニコンFXフォーマットCMOSセンサーを採用

 株式会社ニコンの子会社、株式会社ニコンイメージングジャパンは、新開発の3,630万画素FXフォーマットCMOSセンサーを搭載したフラッグシップ機「D800」、光学ローパスフィルターの働きをなくすことでさらに解像感を高めた「D800E」を発表した。

 「D800」は、35mm判フルサイズセンサーを採用したレンズ交換式デジタル一眼レフカメラとしては世界最高(2012年2月7日現在)となる、有効画素数3,630万画素のFXフォーマットCMOSセンサーを採用。中判デジタル一眼レフカメラや中判デジタルバックに匹敵するほどの解像感を実現し、200dpiでA1サイズまでの引き伸ばしやトリミングを前提とした撮影が可能になっているという。常用ISO感度はISO 100~6400と「D700」よりも低感度側に1段分拡大し、さらに低感度側ISO 50相当までの拡張が可能となった(「D700」の低感度側の拡張はISO 100相当まで)。高感度側の拡張はISO 25600相当までで、「D700」と同じである。
 画像処理エンジンには「EXPEED 3」を採用。3,630万画素を高速処理することが可能なほか、色再現性や階調処理、ノイズリダクション処理能力の向上、アクティブD-ライティングおよび高感度ノイズリダクション処理実行時の連続撮影可能コマ数の維持を実現しているという。

 また、1月に発表された「D4」同様のアドバンストシーン認識システムを採用しており、AF、AE、i-TTL調光、アクティブD-ライティング、オートホワイトバランスの高精度化が図られている。
 位相差式AFのフォーカスポイントは51点で、うち15点はクロスタイプセンサー、11点はF8対応となっている。

 動画撮影についてはフルHDに対応。大きな撮像素子を生かして美しいぼけ味を重視した表現ができる「FXベースの動画フォーマット」、DX NIKKORレンズでも撮影可能な「DXベースの動画フォーマット」の2種類の撮像範囲が選択可能。また、設定した撮影間隔で自動的に撮影した静止画をつなぎ、通常再生の24~36,000倍速の動画として記録できる「微速度撮影」機能が搭載された。

 ファインダー視野率は約100%(FXフォーマット)を実現。ボディは「D700」と同様にマグネシウム合金を採用しながら重さは900g(本体のみ)と、「D700」よりも95g軽量化された。なお、サイズは約146×123×81.5 mm(W×H×D)となっている。
 メモリーカードスロットにはCFカードとSDメモリーカードのダブルスロットを採用。CFカードはUDMA 7に、SDメモリーカードはUHS-I規格にそれぞれ対応している。

 「D800E」は、光学ローパスフィルターの働きをなくすことによって、より高い解像感を実現するために設計されたモデルだ。光学ローパスフィルターはモアレや偽色を抑制する役割を担っているが、相反的に解像感を若干低下させるという特性を持っている。「D800E」では、その働きをなくすことによって、レンズからの光をより直接的にフォトダイオードへと導くことで、3,630万画素の解像力を最大限に引き出しているという。ただし、被写体や撮影条件によってモアレや偽色が「D800」よりも目立つことがある。「D800E」のそのほかの機能、性能は「D800」と同一となっている。

 発売は「D800」は3月22日、「D800E」は4月12日の予定。価格はオープンプライスで、ボディのみの想定価格は「D800」が30万円前後、「D800E」が35万円前後。また、「D800」は「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」が付属するレンズキットも販売される予定で、想定価格は40万円前後となっている。

レポート:GANREF編集部

製品名 希望小売価格
(予想実勢価格)
発売予定日
D800 ボディ オープン価格
(300,000円前後)
2012年3月22日
D800 28-300 VR レンズキット
(「AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR」付属)
オープン価格
(400,000円前後)
2012年3月22日
D800E ボディ オープン価格
(350,000円前後)
2012年4月12日
「D800」(正面)

「D800」(正面)

「D800」(背面)

「D800」(背面)

「D800」(上面)

「D800」(上面)

「D800」(グリップ側側面・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」(グリップ側側面・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」(端子カバー側側面・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」(端子カバー側側面・AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」(底面)

「D800」(底面)

「D800」(内蔵フラッシュポップアップ時)

「D800」(内蔵フラッシュポップアップ時)

「D800」(マルチパワーバッテリーパック MB-D12、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」(マルチパワーバッテリーパック MB-D12、AF-S NIKKOR 24-120mm f/4G ED VR装着時)

「D800」のメモリーカードスロット

「D800」のメモリーカードスロット

「D800E」(正面)

「D800E」(正面)

「D800E」(背面)

「D800E」(背面)

「D800E」(上面)

「D800E」(上面)

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