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写真家・魚住誠一のアスカネット「マイブック」レビュー記事

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投稿日:2015/04/25

レビューした機材・用品 アスカネット マイブック  アスカネット マイブック
■マイブックで写真がワンランク上手くなる!

ポートレートを撮っている方はハードディスクの中にデータを眠らせていないか?
本来なら毎月1冊、このマイブックで写真集を自分で制作するのが理想だが、2〜3カ月に1冊でもいいのでひとりのモデルで1冊作り上げてみよう。
ページ数は40〜60ページぐらいからがやりやすいだろう。
写真集を組むということで、自分のワンパターンな撮り方が浮かび上がってくる。
案外、ポートレートの達人になるほどテクニックで見せてしまいがちだ。
1枚、1枚のクオリティはあるのだが、複数枚で見せるとなるとハナシは違ってくる。
なぜなら、カメラマンのエゴだけでは写真集が成立する可能性は低いからだ。
モデルのいろいろな表情や動き。
それこそ360度、どこからでも撮っているというのが重要になる。
具体的にいうと、正面からの決め顔以外のカットがたくさん必要になる。
カメラマンもモデルと一緒に動く。
飛ぶ。大地に寝る。
ルールはない。
だから、自分ならではの撮り方を大切にして写真集を作り上げてほしい。
そうすることにより、キメキメのカット以外のアザーカットの重要さが理解できるようになるはずだ。
出来上がったらモデルにプレゼントするのは当たり前として、できるだけたくさんの人に見てもらい、感想を聞こう。
カメラマンの思い以外の何かがたくさん聞けるはずだ。
第三者の意見を参考に次の作品のヒントを得るのだ。

■ポートレート写真集はコンサートに似ている!

写真集を制作するときのコツは、例えるなら自分の好きなアーティストのコンサートのつもりで、並べるとよいと思う。
2時間のコンサートの中には起承転結のストーリーがあるはずだ。
この曲はみんなで合唱する。
ここはバラードでしっとりさせる。
……そんなふうに流れを考えて写真も選ぶのだ。

撮影した順番もモデルとの関係性を徐々にに深めていければよいのだが、そうでない場合は時間軸は考えずに並べた方がうまくいくと思う。
リズムで写真を見せる。
これができるとまた別の次元に行ける。
写真集の醍醐味はページをめくることだ。
次にどうゆう展開がくるのか?
ワクワクさせられるのは写真集しかない。
写真集なら気に入った写真にまた戻ることもできる。
そしてコンサートは最後の2、3曲が重要になるが、写真も同じだ。

魚住は、最初の10〜20ページと最後の10〜20ページの制作を同時に進める。
中程のページは先ほどのリズムを考えて並べる。
コンサートのように途中でギターソロやドラムソロ、アカペラがあってよいのだから。

■1冊写真集を作ってみると自分に足りないものが何かがわかる!

ここまで来ると、いかに写真集で見せるカットが欠落しているか?がわかるだろう。
次の撮影では、こう撮ろう!というアイディアが出てくるはずだ。
このアイディアを大事にして、次に作品にフィードバックしていこう。
もし、それでもマンネリになってきたら、モデルのことをまったく知らない人に写真を選んでもらうというのもアリだ。
撮影をしている時点で感情移入をしている場合が多いので、アカの他人に選んでもらうと、自分の中にはない組み方に仕上がる。
これも写真集制作の醍醐味でもある。
自分なかの「表現の扉」をたくさん開けられるようになるには、写真集を作るのが一番だと思う。

■写真集全体から伝わる個性を大事にしよう!

マイブックのよいところは全体の絵が見えるところだ。
魚住はこの全体図にこだわる。
色彩やトーンが自分のテーマに合っているか? をここで直感で見る。
自分が感じるカタチに仕上がっているか? を見極めるのだ。
この全体の絵がイマイチ、気に入らないのなら、最初から組み方をやり直した方がよいときもある。
この思考錯誤がたまらなく楽しい。
全体図にその人の個性が出るのだから。
まずは、1冊。お気に入りのモデルでマイブックを作ってみよう!

----------制作のワンポイントアドバイス----------
ここで魚住がマイブックを制作するときのポイントがいくつかあるのでまとめておこう。

●POINT 1
まずは表紙と裏表紙。
ここがイマイチだと最初からダメな結果になる。
インパクトのある絵をチョイスしよう。

●POINT 2
全部並べたら、全体の絵を見よう。
ここで自分の個性が出ているかを確認する。

●POINT 3
横位置の写真は見開き(2ページ)で大きく見せる。
そのためにはモデルをどちらかに寄せて撮っておく。


●POINT 4
写真集の中程はリズム的にも少しダラケそうになるので、このタイミングでリズム感とスピード感がある写真を並べる。

----------3種類の本文仕上げの評価----------
マイブックはなんと本文仕上げを3種類から選べる。テーマに合った本文仕上げをうまくセレクトすれば写真集の力が増すことは間違いない。

<ラミ光沢>
これは完全に写真だ。フィルム時代に街のカメラ屋さんでプリントしてもらっていたあの感覚が蘇る。光沢感を優先するのならこれで決まり。

<ニス>
一般の写真集ライクに仕上げるのならこれがおすすめ。紙の雰囲気もよい。まずはこれからトライするとよい。

<ラミつや消し>
雰囲気重視の作品や、モノクロームの作品では、マットの質感も試してほしい。独特の雰囲気に仕上がる。

<<「マイブックギャラリー」で魚住誠一の写真集を見る>>
・KEEP ON ROLLIN' YAYOI SHIKATANI
http://bit.ly/1cA7Ivx

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高品質フォトブックは世界が認めたアスカネットのマイブック
http://www.mybook.co.jp/
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GANREF特別企画
写真家によるアスカネット「マイブック」レビュー記事
<萩原史郎 編>http://ganref.jp/m/s_hagihara/reviews_and_diaries/review/7786
<川北茂貴 編>http://ganref.jp/m/kawakita/reviews_and_diaries/review/7849
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<長根広和 編>http://ganref.jp/m/nagane/reviews_and_diaries/review/8323



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