GANREF特選！必見ブース TOAST TECHNOLOGY

Q.CP＋2014で展示する新製品、目玉製品は？

天体撮影用赤道儀としての機能性と耐久性を高めつつタイムラプスムービーに対応した「TP-2」  　TOAST TECHNOLOGYブースで目玉製品となるのは、この冬にリリースしたばかりのマルチファンクショナルターンテーブル「TP-2」です。「TP-2」は、さまざまな撮影レンズをセットしたデジタル一眼カメラを搭載することにより、星座、流星、星雲・星団、皆既日食、皆既月食などの各種天体・天文現象の高精度追尾撮影はもちろん、星景撮影やタイムラプスムービーに滑らかなパンニングやチルティングなどのカメラワークを加えた撮影まで対応するユニークな製品です。

　恒星、月、太陽は、天球上での移動速度が異なります。「TP-2」は、それぞれの天体に最適化された3種類の天体追尾モードを搭載。また、地上の景色と星空を同時に写し込む人気の星景撮影では、新たに2種類のモードが選べるようになりました。さらに、タイムラプスムービーの撮影では、6種類の専用駆動モードに加え、全部で10種類のモードから、撮影するテーマやシチュエーションによって最適な表現方法を選択できます。

タイムラプス撮影におけるカメラワークの幅を広げるホリゾンタル・スタイル（左）、バーティカル・スタイル（中）のほか、2台の「TP-2」同士を組み合わせるX-Yスタイル（右）では、2軸制御による複雑な動きをシミュレートすることも可能。上下左右で別々の方向・速度を設定できるので、効果的なカメラワークを生み出すことができる

　「TP-2」をご利用いただいているユーザーの多くは天文マニアではありません。多彩な技術とセンスを必要とするネイチャー写真ファンやプロの写真家たちが、新たな風景・星景の表現手段として「TP-2」を使いこなしています。「TP-2」はあくまでカメラの周辺機器。そのため、カメラ周辺機器との親和性を何より大切にしています。多くのサードパーティ製の周辺機器を組み合わせることで、ユーザー独自のシステムに変化。さらなる表現手段を追求していくことが可能です。

「TP-2」とデジタル一眼レフカメラにオプションや周辺機器などを組み合わせたセットアップ例

Q.新製品、目玉製品の特徴や、来場者に実際に触れてチェックしてもらいたいポイントは？

電源はパナソニックのeneloopや5V出力のUSBリチウムイオンバッテリーにも対応。電池交換時期を知らせるバッテリー警告機能も搭載されている  　「TP-2」は従来製品よりも精度と機能を向上させながら、軽量化も実現しました。使用しているパーツは金属のインゴット（塊）からマシニングによってひとつひとつ削り出されたもので、高い質感を備えています。電源は比較的入手しやすい単3形アルカリ乾電池のほか、電圧の低いリチャージャブルバッテリーのパナソニックeneloopや、スマートフォン用の5V出力のUSBリチウムイオンバッテリーにも対応。低コストで長時間運用が可能です。

　また「TP-2」は、世界標準となっているアルカスイス規格のさまざまなカメラ周辺機器と組み合わせることが可能です。TOAST TECHNOLOGYのブースでは、「TP-2」に搭載する機材や被写体の違いによるプロカメラマンのシステムアップ例を展示し、その魅力を実機でご紹介していきます。

Q.新製品以外で、来場者にぜひ触れてほしい製品はありますか？

専用微動架台「Dish-2」を使用したTP-2と三脚の取り付けイメージ  　ブースでは「TP-2」に対応したさまざまなオプション製品や周辺機器をご用意しています。そのひとつが「Dish-2」で、「TP-2」を赤道儀として使用する際の極軸調整に便利な専用微動架台になります。タイムラプスムービーの撮影では高精度なレベラーとしても使用できる人気のオプションです。すべて削り出しで造られた高い質感を備えるパーツが生み出す美しいフォルムにもご注目ください。

TP-2の底面に接続されているタイムラプスアダプター「Dish-25」  　また、「TP-2」をタイムラプス撮影スタイルに変えることができるタイムラプスアダプター「Dish-25」は、回転軸の中心に機材の重心を持ってくることができるため、トルクロスのない安定したスタイルでタイムラプスムービーを楽しむことができます。さらに、オーロラなど高緯度地域での天体追尾撮影システムにも最適です。

アルカスイス規格の周辺機器をワンタッチで接続できるクイッククランプシステム「パンベース・クランプユニット」や、赤道儀として使用した際に役立つ極軸合わせ専用微動架台「Dish-25」  　そのほか、ブースではTP-2にアルカスイス規格のサードパーティ製機器をワンタッチで接続することが可能なクイッククランプシステム「パンベース・クランプユニット」も展示します。ぜひこちらの製品もブースでお試しいただきたいですね。

Q.TOAST TECHNOLOGYブースで行われるイベント、セミナーのテーマや見どころ、スペシャルゲストを教えてください。

　ブースでは、天体写真家でGANREFプロフェッショナルメンバーでもおなじみの飯島裕氏によるトークショーを予定しています。一般的な撮影では馴染みのない赤道儀の極軸合わせの方法をはじめ、「TP-2」の使いこなし術を指南。さらに飯島氏が「TP-2」を使ってみて撮影した美しい作品の数々を撮影秘話を交えながらご紹介いただきます。プロのテクニックを直接聞けるまたとないチャンスです。ぜひTOAST TECHNOLOGYのブースへお越しください。なおトークショーの開催スケジュールは、CP+開催直前にTOAST TECHNOLOGYのWebサイトBlogでお知らせします。こちらもぜひチェックを！

Q.TOAST TECHNOLOGYブースで展示されている写真や装飾などで、こだわりのポイントはありますか？

　TOAST TECHNOLOGYの製品を使って撮影されたさまざまな天体写真やタイムラプスムービーを大型モニターでご紹介します。モバイル赤道儀を使用した撮影テクニックやシステムアップの方法などを直接知ることができるチャンスです！

「TP-2」を使用して撮影された天体写真の一例

Q.CP＋2014でのトピックス、サプライズはありますか？

　「TP-2」のタイムラプスムービー機能を使用して撮影したサンプルムービーをご用意しました。ぜひこちらもご覧いただき、その魅力に触れてみてください。

Q.CP＋2014来場者に向けてメッセージをお願いします。

　「TP-2」は、写真やムービーの新たな表現方法を模索しているGANREFメンバーにこそオススメしたいカメラ周辺機器です。たった1台でフィッシュアイから超望遠レンズまで、そして静止画からムービーまでを網羅する新たなツール「TP-2」。「マルチファンクショナルターンテーブルで表現できる世界」をあなたも追求してみませんか？