東芝 dynabook KIRA 10のこだわり

現在表示しているページ
トップ > 東芝 dynabook KIRA 10のこだわり

KIRA開発のためのスペシャルミーティング 吉村和敏&村田一朗×KIRA開発者

東芝 dynabook KIRA 10のこだわり

昨年発売されたKIRA V834の最新夏モデルV83、KIRAの新しいラインナップL93が登場した。写真愛好家をターゲットとするKIRAのためにKIRAユーザーの2人とKIRA開発陣の熱いディスカッションが行われた。そこで見えてきたKIRAのこだわりを紹介しよう。

吉村和敏吉村和敏
原稿執筆、写真選び、講演でのスライドショーなどでKIRAを使いこなす。最近では写真集の色校正時にKIRAを持ち込み、表示した写真を元にオペレーターに指示を出した。
村田一朗村田一朗
ロケにはKIRAを持参し、撮影時の待ち時間でRAW現像や画像合成を行っている。自宅ではREGZAにKIRAを接続し、大画面で写真をチェックしている
Q1.ディスプレイの発色の正確さに驚いています。色でこだわったところは?

dyabook KIRA V83ディスプレイは繊細なデバイスのため、どうしても性能に個体差があります。KIRAはそれを出荷前に1台1台に色調整※1をして、すべてのKIRAで同じ発色をするようにしています。その色ですが、多くのジャンルで使いやすいように「6,500K」の色温度に合わせてあります。さらに新しく登場したKIRA L93では複数の色温度が選べる「ChromaTune」というアプリを搭載しています。

画面キャプチャdynabook KIRA L93に搭載されている「ChromaTune」。5種類の色温度を選ぶことができる

Q2.どうしてこんなにバッテリーの持ちが良いのですか?

KIRA V83では52WhというUltrabookではトップクラスの大容量バッテリーを搭載しています。そんな大容量バッテリーがこの小さくて薄いKIRAのどこに入っているのかというと、実はボディの半分以上がバッテリーなのです。さらに液晶パネルやSSD※2をはじめ、各種パーツで省電力化を施し、ロングライフバッテリーを実現しているのです。

製品写真KIRA V834の背面カバーを外した状態。黒い部分がバッテリー。基板よりバッテリーのほうが大きいことがわかる

Q3.夏モデルのV83と従来機V834の違いは?

CPUがインテル®の新しいCPUであるCore™ i5-4210Uに変更されています。これは従来のCore™ i5-4200Uと同等の省電力でありながら、性能を高めたモデルになります。さらに同梱のレタッチソフトがAdobe Photoshop Elements 12になっています。

Q4.ディスプレイの輝度を変えても色は変わりませんか?

製品写真出荷前のKIRAの色調整は輝度を最大にして行っています。これはこの状態のディスプレイが一番きれいに見えるからです。ただ、使用条件によってはディスプレイの輝度を変えることもあると思います。KIRAでは輝度を変えても色温度への影響は少ないことを確認していますので、ご安心ください。

Q5.サイドがなめらかにカーブするデザインですが、そのこだわりは?

右サイドでは端子がUSB、ヘッドフォン、SDカードスロットの順で並んでいます。これは見ておわかりのとおり、端子の高さが徐々に低くなる順番で配置しています。これにより視覚的なイメージとして、奥に向かってボディがより薄く感じられるようになっています。

製品写真
Q6.キーボードが打ちやすいです。何が違うのですか?

PCへのキーボードの装着方法はいくつかあります。本体とキーボードが別になっていて取り付けるタイプ。本体とキーボードが一体化しているタイプなどがあります。当社では後者のことをフレームレスキーボードと呼んでいて、KIRAもこちらのタイプを採用しています。キーボードを打ったときにたわみが少ないのがメリットです。さらにキートップに0.2mmのくぼみをつけて、打ちごこちをよくしています。背面からはネジを使ってキーボードを固定してあります。これによってさらに強度が高まり、打ちやすく、そして長時間タイピングをしていても疲れることが少ないキーボードになっているのです。

製品写真本体にはめ込むタイプのキーボード。本体とキーボードの間に隙間があるため、強度を保ちにくい

製品写真KIRAの一体型キーボード。キーを強く押しても周辺はへこまない。全体的に同じ感触でキーを打てる

Q7.CPUファンがほとんど回らないのですが、熱対策へのこだわりは?

まずCPUから発生する熱をヒートパイプを使ってファンへ逃がしています。さらにボディ底面に放熱板を入れて熱を拡散しています。こうすることによって、部分的に熱いところがでないようにしています。CPUファンがほとんど回らないということですが、今後もさらなる静粛性の改善も続けていきたいと思います。将来的にはお客さまにCPUファンが回っていると気づかせないことを目指しています。

製品写真KIRA V834のスケルトンモデルの背面。茶色い部分が放熱板だ。ボディ背面のほぼ全面を覆うほどに放熱板があるのがわかる

Q8.V83の外観で変わったところは?

大きな変更はございません。スリムなボディとシルバー基調の色合い。キーボードの打ちやすさやボディの剛性など、よい部分はそのまま継承しています。

Q9.USB 3.0なのになぜ端子は青色ではないのですか?

多くのPCのUSB 3.0端子は青色になっています。これはPCにUSB 2.0とUSB 3.0が混在している場合に区別する必要があり、USB 3.0の端子を青色にしているのです。ですので、KIRAのようにすべてのUSBが3.0の場合は青色にする必要がありません。KIRAはデザインにこだわりをもっており、ボディに使っている色もシルバーと黒を基調にしています。その中に青色があると浮いてしまうので、あえて黒を選んでいます。

製品写真一般的なUSB 3.0端子。区別のために青い

製品写真KIRAのUSB端子。USB 3.0だが黒い

Q10.KIRA L93が登場しましたが、KIRAのコンセプトとは?

KIRAシリーズのコンセプトは「高画質」「高音質」「高品位デザイン」になります。1台ごとに色調整※1された高画質なディスプレイ。V834でご好評いただいたharman/kardonスピーカーの搭載による高い音質。さらに一目で同じシリーズとわかるソリッドなデザインと、高級感のあるボディカラー。この3つのこだわりをもったシリーズがKIRAとなります。

デスクトップスタイルをはじめとした7つの形に変型できるKIRAも新登場

dynabook KIRA L93

 KIRAに新しいLシリーズが加わった。キーボードを本体と分離できる製品で、「デスクトップ」「キャンバス」「ノートPC」「フラット」「テント」「スタンド」「タブレット」と7つのスタイルを楽しむことができる。もちろんKIRAシリーズなので、ディスプレイは1台ごとに色調整※1され、harman/kardonスピーカーも引き続き採用。ボディは軽量で強度にすぐれるアルミニウムを採用している。

東芝 dynabook KIRA L93 製品仕様
CPU インテル® Core™ i5-4210Yプロセッサー 1.5GHz(最大1.9GHz)
OS Windows 8.1 64ビット
ディスプレイ タッチパネル付き13.3型ワイドWQHD軽量・高輝度TFTカラー Clear SuperView LED液晶
ディスプレイ解像度 2,560×1,440ドット
メモリ 8GB
SSD 128GB 高速SSD※2
軽さ 約1.75kg(キーボード非装着時:約1.3kg)
バッテリ駆動時間※3 約9時間
外形寸法 約319.9(幅)×227(奥行)×16.9(高さ)mm

ミーティング風景ペンの感触もいいですね。このスタイルならタッチパネルを使ってレタッチしてみたいです(吉村)

ノートPCも4Kの時代に。4Kディスプレイによる圧倒的に緻密な世界

dynabook T954  外部ディスプレイでも4K対応の製品はまだ少ないというのに、なんとノートPCで4Kディスプレイを搭載したモデルが登場した。15.6型で3,840×2,160ドットはディスプレイのドットを感じさせない、紙のようななめらかな表示。4Kは約800万画素相当なので全画面表示の場合、1,600万画素なら約半分、2,400万画素なら約1/3の縮小率で表示できる。写真の全体像を見ながらピントの確認ができる。あらゆる写真家の強力なツールとなるだろう。

ミーティング風景僕が撮った星空の4K動画を見たのですが、いままでに見たことがないほどの緻密さで驚きました(村田)

東芝 dynabook T954 製品仕様
CPU インテル® Core™ i7-4700HQプロセッサー 2.4GHz(最大3.4GHz)
OS Windows 8.1 64ビット
ディスプレイ タッチパネル付き15.6型ワイドUltra HD(4K)Clear SuperView LED液晶
ディスプレイ解像度 3,840×2,160ドット
メモリ 8GB
ハイブリッドドライブ 1TB
外形寸法 約377.5(幅)×244(奥行)×27.9(高さ)mm
  • ※1液晶の故障などで修理を行う場合は、出荷時と色調整方法が異なります。
  • ※2SSDはソリッドステートドライブ(Solid State Drive)の略称であり、フラッシュメモリを記録媒体とするドライブです。
  • ※3JEITAバッテリ動作時間測定法(Ver2.0)による値。実際の駆動時間は使用環境および設定などにより異なります。本製品にはバッテリーパックが内蔵されていますが、お客様ご自身で取りはずしや交換をしないでください。

Intel、インテル、Intelロゴ、Intel Inside、Intel Insideロゴ、Intel Core、Core Inside、Ultrabookは、アメリカ合衆国およびその他の国における Intel Corporation の商標または登録商標です。

東芝:dynabook.com  dynabook KIRA