村田一朗 × dynabook KIRA V834
インテル® Core™
i5 プロセッサー
星が出始める夕方から朝にかけて、長い時間、何千枚もの単位で撮影する。それを重ねて、星の軌跡を描いたりする画像処理は多くの時間を要する。100枚前後の画像をTIFFに書き出し、Photoshop※1のレイヤーで重ねていく。KIRAは画像の取り込みだけでなく、画像処理の作業速度、保存も速く、普段使っている自分のデスクトップPCと比べても遜色ないことに驚く。アプリケーションの動きだけでなく、起動も速い。CPUやSSD※2、メモリの管理がよく、トータル的なバランスがよいのだと感じた。ディスプレイの解像度が高いおかげで、13.3型という数値以上の大きさに感じ、画像処理も快適に行えた。星の軌跡を確認するために、100%の拡大表示と、全体表示を行ったり来たりすることも多いが、表示速度も速いので、ストレスがまったくない。撮った写真にノイズが多いかどうかを確認するためにも、高精細なディスプレイはとても役に立っている。逆に美し過ぎて、悪いところさえ覆ってしまうのではないかと心配になるほどだ。
テント泊の夜は長い。二人用サイズのテントに、ザックなどの荷物を入れ、寝泊りする。テント内でPCを使用することも多い。明るく高精細なディスプレイ、バックライトキーボードは、夜間の作業に重宝する。
100枚以上の画像をレイヤー表示し※1、星の軌跡を描く。読み込みや保存には時間がかかる。KIRAなら、動作の速度が非常に速く、画像の読み込みから保存までにかかる時間も短縮できる。
山での撮影では、テントで寝泊まりすることがほとんどだ。陽が落ちて夕方の撮影が終わると、食事を済ませ、それ以降テントに入るため、テントで過ごす夜の時間は長い。また、そのタイミングでしか、PCを触る時間を取ることができない。暗いとキーボードが見えないからKIRAのバックライトキーボードはとても助かっている。レタッチするときで、ショートカットキーを使うときにいちいちキーボードを見なくていいので大変便利だ。それとPCを使うためだけに、照明をつけずに済むのもよい。
ザックにPCを入れるときは、入れる場所や、ジッパーの開閉などで気を使う。KIRAはマグネシウム合金ボディで軽量かつ強度にもすぐれているので、今までより気軽に山に持っていける。道具の多少のキズは気にしない。きちんと動いてさえくれればOK。普段持ち歩いて、多少ラフに扱っても気にならない剛性感は頼もしい。