チルト/シフト操作ができるマウントアダプター「TLT ROKRシリーズ」 | インプレス・春の新製品まつり2020
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チルト/シフト操作ができるマウントアダプター「TLT ROKRシリーズ」

執筆:武石修

  • Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-ソニーE
    Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-ソニーE

アガイ商事は、米Fotodiox(フォトディオックス)のチルト/シフト操作ができるマウントアダプター「TLT ROKRシリーズ」を2月に発売した。

35mm一眼レフカメラレンズや中判カメラのレンズをミラーレスカメラに装着できるマウントアダプター。Fotodioxの中でも高い精度と耐久性を誇るというProシリーズでの展開となる。

ラインナップ

各種のレンズおよびカメラに対応したアダプターを多数ラインナップするが、ここでは代表的なモデルとして以下の3製品を紹介する。

  • Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-ソニーE(シフト/チルトした状態)
    Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-ソニーE(シフト/チルトした状態)
  • Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-MFT(シフト/チルトした状態)
    Fotodiox Pro チルトシフトアダプター キヤノンEFレンズ-MFT(シフト/チルトした状態)

アガイ商事では、各レンズを汎用性の高いキヤノンEFマウントに一度変換して、「EFレンズ-各種ミラーレスカメラ」のチルトシフトアダプターを使う二重付けを推奨している。

なお、全て電子接点は無いため、絞りや手ブレ補正などの制御はできない。

チルト/シフト撮影が可能

チルトを行うことでアオリ撮影が可能となる。アオリ撮影では、絞りとは別に被写界深度をコントロールできる。例えば商品撮影で深い被写界深度を得たり、逆に被写界深度を極端に浅くすることで実際の風景をミニチュアのように撮るためにも用いられる。また被写界深度を浅くする使い方では、ポートレート撮影で被写体を効果的に浮き立たせるために使われる場合もある。

チルトの方向は1方向のみとなっているが、アダプターをローテーション(360°)させることでアオリの方向を変えることができる。チルトの範囲は10°。

一方シフト機能では建築物を撮影する際に上すぼまりに写る事を防いだり、構図の調整などができる。シフト量は20mmとなっている。

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