写真家6人が味わったNikon 1の写真力
テーブル×茂手木秀行 Nikon 1 V1
茂手木秀行お気に入りのアイテムを撮影するときは、アイテムを持つ気分を表現することが大事だ。そこにはうっすらと周りの状況を感じさせるぼけがほしい。一般的にズームレンズはF 値が大きいため背景はぼけにくいが、Nikon 1と1 NIKKOR VR 10-30mm f/3.5-5.6の組み合わせでは、ズーム全域で0.2mまで近寄ることができるので、ぐっと被写体によることで美しいぼけを作り出すことができる。焦点距離に応じて主要被写体と距離感を考えることも大切。広角側では主要被写体に接近して遠近感を強調させること、望遠側は距離を少し離して背景のバランスを考えること。このように調整するためにはカメラアングルは当然低い位置になる。童話のなかの小人になったつもりで、液晶モニターをのぞいてみるといいかもしれない。
カメラ:Nikon 1 V1/レンズ:1 NIKKOR 10mm f/2.8/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F3.5/シャッタースピード:1/15 秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:2000 /WB:晴天日陰
カメラ:Nikon 1 V1/レンズ:1 NIKKOR VR10-30mm f/3.5-5.6/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F5/シャッタースピード:1.3秒/ISO感度:100/WB:晴天日陰
カメラ:Nikon 1 V1/レンズ:1 NIKKOR VR10-30mm f/3.5-5.6/撮影モード:絞り優先AE/絞り:F7.1/シャッタースピード:1/2秒/露出補正:+0.3EV/ISO感度:100/WB:晴天日陰撮影協力:座 BAR(東京都中央区)/モデル:野口秋乃(Booze)