「日本の棚田」フォトコンテスト

結果発表

本フォトコンテストは、棚田のさまざまな魅力を多くの方に知っていただきたいという思いから開催し、2,000点を超えるご応募をいただきました。日本の美しい風景と文化を象徴する棚田を、見事に捉えた作品の中から、19点の入賞作品を選出しています。四季折々で異なる表情を見せる棚田の壮大さや、そこで営まれる人々の暮らしを感じられる素晴らしい作品を、ぜひご覧ください。

: 【総評】今森光彦
全国から数多くの作品が寄せられ、たいへん有意義な審査をさせていただきました。棚田百選に選ばれた場所、家の近くの名も無い棚田、田植えや収穫をする人たち、そこに棲む生き物など、みんな生き生きとした作品ばかりでした。改めて、人々の棚田への関心の高さがうかがえました。ありがとうございました。
: 【総評】ヤマタネ
この度は想定をはるかに超えたご応募を頂き、ありがとうございました。このフォトコンテストは、棚田の持つ様々な魅力を多くの人に知ってもらいたいという想いで開催しました。「棚田を未来に遺したい」という気持ちを強くさせてくれる多くの作品に出会えたことに感動しました。受賞作品はいずれも個性的なアングルで棚田の魅力を引き出してくれた傑作ばかりでした。来年も素敵な作品に巡り合えることを今から楽しみにしています。

GANREFに登録されていない作品は、写真詳細へのリンクはありません。サムネールをクリックして拡大表示してご覧ください。
選評はすべて今森光彦先生です。

最優秀賞
商品券（10万円） + 棚田米（10kg）

「シンクロナイズドドロリング」

作者：藤元麻未
撮影地：岡山県岡山市

選評: 少年が泥田の中に飛び込んだ瞬間の作品です。今、こんなに伸のびと泥遊びができる場所は、田んぼ以外にあるでしょうか。早いシャッタースピードで、しぶきが止まっているのでとても動感があります。少年の元気な笑顔がこの写真を秀作にしました。

優秀賞
賞品：商品券（5万円） + 棚田米（5kg）

「君に花束を」

作者：futen
撮影地：徳島県「上勝の棚田」

選評: 農家の人の収穫の場面です。「稲の束が花束のよう」というコメントが添えられていましたが、なんともほのぼのとします。田んぼの仕事は、楽しくやらないと長続きしないのですね。

「紫陽花と棚田」

作者：手塚光次
撮影地：静岡県「せんがまちの棚田」

選評: 朝日でしょうか、夕日でしょうか。暖かい斜光が田園をなめています。手前には、紫陽花の花が彩りみせています。構図がまとまっているので、絵画のような作品になりました。

「夕映え」

作者：ハニカミオヤジ
撮影地：石川県輪島

選評: 棚田の畔にライトが灯った作品は、他にもたくさん応募がありました。この写真は、背後の逆光に輝く波の海岸がとても空気感をだしていて、作品を特別なものにしています。

ヤマタネ賞
商品券（1万円） + 棚田米（5kg）

「かくれんぼ」

作者：wandercamera
撮影地：山口県周南市中須北

選評: 黄金色の稲穂の中から顔をだしたキジ。いいチャンスをものにしましたね。

「虹の架け橋」

作者：梅野秀和
撮影地：佐賀県「江里山の棚田」

選評: 黄色くなった棚田にかかる二重の虹。まさに絵のような作品です。

「祈り」

作者：中村哲也
撮影地：愛知県「四谷の千枚田」

選評: 田んぼに映る花火がとてもきれいです。人家や車もライトも効果的にとりいれた秀作です。

「初冠雪」

作者：大墳理生
撮影地：新潟県「星峠の棚田」

選評: 雪の日の棚田。山々から湧き立つ雲と美しい光。とても幻想的な写真です。

「棚田の華」

作者：川嶋講志
撮影地：福岡県「つづら棚田」

選評: ヒガンバナは、棚田に季節感をもたらしてくれる大切な植物。逆光に輝いて並んでいる姿が印象的です。

入選
賞品：商品券（5千円）

「星色ステンドグラス」
作者：kudo_0612
撮影地：三重県「丸山千枚田」
「日本の棚田百選坂元棚田の掛け干し」
作者：橋口浩
撮影地：宮崎県「坂元棚田」
「朝光」
作者：牧興道
撮影地：佐賀県「江里山の棚田」
「５月晴れの棚田」
作者：奥薗佳三
撮影地：長崎県「土谷棚田」
「冬の棚田」
作者：ree maeda
撮影地：石川県白山市鳥越地区
「コスモス棚田」
作者：まっこうどたぐつ
撮影地：佐賀県「岳の棚田」
「水面に映る朝の光」
作者：AUN
撮影地：山梨県「中野の棚田展望台」
「主役はお爺ちゃん」
作者：wingtom
撮影地：島根県「室谷の棚田」
「棚田への入口」
作者：末廣　周三
撮影地：福岡県「広内の棚田」
「収穫のしあわせ」
作者：松井順子
撮影地：富山県「長坂の棚田」

ヤマタネについて

株式会社ヤマタネは、1924年（大正13年）に廻米問屋として創業。
現在はコメ卸売業を中心に、物流・食品・情報・不動産事業を展開する総合サービス企業です。
創業から100年、コメ卸売業を続けてきた企業として、近年は農業生産法人の設立や、もみ殻の有効活用事業への投資など、産地の課題解決に向けた事業を積極的に展開しています。2024年からは新潟県「星峠の棚田」（2.5ha分）の企業オーナーとなり、株主様を招待した田植え・稲刈り体験の開催等、棚田保全に向けた取り組みも加速させています。
＜会社情報＞

社名

株式会社ヤマタネ

創業

1924年7月（大正13年）

本社所在地

東京都江東区越中島１丁目２番２１号

代表取締役会長

山﨑　元裕

代表取締役社長

河原田　岩夫

株式

東証プライム（証券コード：9305）

資本金

105億55百万円

売上高

809億22百万円（連結：2025年3月期）

従業員数

1,013名（連結：2025年3月現在）

ヤマタネのWebサイトはこちら

新潟県「星峠の棚田」で株主様向けに開催した田植え体験イベントの様子

選者

今森光彦　Mitsuhiko Imamori
1954年、滋賀県生まれ。写真家。琵琶湖をのぞむ田園風景の中にアトリエを構え活動する。自然と人との関わりを「里山」という空間概念で追い続ける。『里山物語』(新潮社)、『湖辺』(世界文化社)、『世界昆虫記』(福音館書店)など多くの著書がある。第20回木村伊兵衛写真賞、第28回土門拳賞など数多くの賞を受賞。

応募者へのメッセージ
美しい日本の風景は、人と自然が共に生きる農村にあります。中でも広々とした棚田は、いちばん大切な環境だと思います。田んぼは、ただお米を作っているだけでなく、そこには数多くの生きものが棲んでいます。風景だけでなく、人の暮らしや生きものの姿など、生命感溢れる作品を期待しています。

今森光彦先生の作品

ヤマタネ

応募者へのメッセージ
棚田は日本の原風景とも呼ばれ、ノスタルジックな風景を私たちに見せてくれます。美味しいお米の生産だけでなく、生物多様性やダム機能等様々な役割を果たしているとても大切な存在です。
しかし多くの棚田が、深刻な担い手不足により、荒廃の危機に瀕しています。100年間お米と共に歩んできた企業として、一つでも多くの棚田を守りたいと考えています。
写真の持つ力で、棚田に関心を持つ人を増やしたい。この思いが、フォトコンテスト開催の原点です。「次世代に残したい」と感じずにはいられない、心動かす作品をお待ちしております！

応募要項

募集テーマ

日本の棚田、およびそこに関わる人々や、生態系などの棚田を取り巻く環境

募集期間

2025年8月1日（金）正午～2025年10月31日（金）正午

応募可能数

1人10点まで応募可

賞と賞品

最優秀賞　1点
商品券（10万円） + 棚田米（10kg）
優秀賞　3点
商品券（5万円） + 棚田米（5kg）
ヤマタネ賞　5点
商品券（1万円） + 棚田米（5kg）
入選　10点
商品券（5千円）

棚田米は精米したての新米をお送りします。
イメージ画像のため、実物とは異なる可能性があります。

結果発表

2025年12月19日（金）正午

同日に発売のデジタルカメラマガジン2026年1月号にも掲載予定です

主催

株式会社ヤマタネ

応募手順

応募受付は終了しました。

GANREFメンバー登録が不要で、簡単に応募が可能なページもご利用いただけます。

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作品についての詳しい情報や、伝えたいメッセージがありましたら、写真の編集画面の「コンテスト用コメント」に記載してください。

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応募規定

【応募条件】

作品はデジタル画像データ・単写真のみ。スマートフォンで撮影した写真やフィルムをスキャンしたデータも応募いただけます。なお、画像生成AIで作成された作品は対象外です。
応募できる作品は、応募者本人が撮影した作品であり、第三者の著作権等の知的財産および肖像権を侵害していないことを保証できる作品に限ります。
応募者は、国内在住の方を対象とさせていただきます。
一般に公募されている雑誌、Web、企業や団体主催のコンテストとの二重投稿や類似作品の応募はご遠慮ください。他コンテストでの落選が確定した作品、応募者本人のWebまたはSNSのMyページなどで公表した作品の投稿は可能です。
ストックフォトを含めた営利目的で使用・販売している写真、および雑誌、書籍、Web、企業や団体に関わる媒体に使用している写真の応募はご遠慮ください。
結果発表などで作品を掲載する場合、名前、都道府県名などの応募者情報を掲載します。
審査結果についての問い合わせにはお答えできません。
受賞者数は予定です。応募作品の品質により、該当受賞作品なしの場合もあります。
応募規定およびGANREF利用規約に違反した場合は入賞を取り消すことがあります。

【作品取り扱い】

応募作品の著作権は著作者である応募者に帰属します。
主催者は、応募作品（入賞作品を含みます）の全部または一部を、無償にて、非独占的に利用（複製、送信可能化、公衆送信、翻案、加工等の一切を含むものとします）できるものとします。
応募者（入賞者を含みます）は、主催者による応募作品（入賞作品を含みます）の利用について、著作者人格権を行使しないものとします。

【作品内容の制限】

作品内容の制限については、GANREFの利用規約に準ずるものとします。
https://ganref.jp/common/terms.html

【個人情報の取扱いについて】

応募者の個人情報の取扱いについては、主催者が賞品当選の連絡、賞品の発送に関する連絡等の範囲内においてのみ利用し、その他の目的への利用や、第三者への開示・提供をいたしません。
また、株式会社ヤマタネの個人情報の取扱いにつきましては、以下のプライバシーポリシーをご確認ください。

株式会社ヤマタネ＞個人情報保護法に基づく公表事項
https://www.yamatane.co.jp/privacy-policy/publish/

【その他】

入賞者には、ご登録のメールアドレスへ事務局からご連絡を差し上げます。また、結果発表から15日以内にご返信をいただけない場合は、賞品は無効となります。
応募者は当フォトコンテストに作品を応募するにあたり、主催者の当フォトコンテストの運営方法に従うものとし、その運営方法に対し一切異議などを申し立てないものとします。

【企画に関するお問い合わせ】

株式会社インプレス　GANREF編集部
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