EF100mm F2.8L マクロ IS USM:キヤノン(canon)

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EF100mm F2.8L マクロ IS USMのレビュー・撮影記

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カメラ: EOS 6D

レンズ: EF100mm F2.8L マクロ IS USM

EF100mm F2.8L マクロ IS USMのGANREFマガジン最新記事

標準~中望遠単焦点&マクロレンズの「ぼけ」大全:キヤノン EFマウント編

レンズの性格を表現する言葉として「ぼけ」はあまりにも有名だ。英語圏に住む海外のカメラファンの間でも、原語に近い発音である「Bokeh」という言葉が広く使われている。 

公開日: 2010年03月05日

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EF100mm F2.8L マクロ IS USMの新着写真

EF100mm F2.8L マクロ IS USMのマガジン記事

標準~中望遠単焦点&マクロレンズの「ぼけ」大全:キヤノン EFマウント編

公開日: 2010年03月05日

イメージ  レンズの性格を表現する言葉として「ぼけ」はあまりにも有名だ。英語圏に住む海外のカメラファンの間でも、原語に近い発音である「Bokeh」という言葉が広く使われている。さてレンズにおけるぼけの定義にはさまざまな解釈があり、ぼけの感じ方も十人十色だ。光学的にはピントが合っている部分以外のすべての描写がぼけの対象となるが、一般的には主要被写体に対して最も大きくぼけている部分を「ぼけ」とする場合が多い。またぼけの発生についてのメカニズムも複雑であり、単に絞り値が小さいからといってすべてのレンズが美しいぼけを表現できるとは限らない。今回はそれらの現象を実際に目視できるよう、描写テストを実施。絞りによって変化するぼけの様子や、レンズごとに異なるぼけのテイストを探ってみることにした。使用カメラはAPS-C機専用レンズ:EOS 7D、フルサイズ対応レンズ:EOS 5D Mark II。絞り優先AEを使用し、1/3EVステップで、1クリックずつ絞り込みながら撮影した。

どこをどう見れば良いかを理解しよう

イメージ  ひとくちでぼけを見るといっても、ぼけのどの部分を見ればいいのかベテランでも迷うことだろう。ぼけにはその描写性によってさまざまな尺度が存在。ぼけそのものの大きさから、ぼけの形や周囲とのなじみ方までが評価基準となる。ぼけについてはMTF特性図のように性能を示すグラフはないが、光学設計時にはぼけの良しあしを判断できる光路図があり、そのグラフを見れば専門家であればぼけの性質を理解できる。しかしこれらのデータはメーカー門外不出であり、われわれは実写画像からぼけの性質を読み解くしかない。以下はぼけを評価する上で代表的な項目であるが、これですべてが決定されるわけではない。あくまでぼけの良しあしを判断する上でのアウトラインであると理解されたい。なお、下にある画像は、左の画像の各番号部分を拡大したもの。

① ぼけの大きさ

大きい 大きい 小さい 小さい  ぼけの大小を示す評価基準。特に大きさについての規定は存在しないが、ほかと比較する上で用いられる。絞り値と密接に関係しており、開放F値が小さいほどぼけの大きさは大きくなる傾向がある。背景に設置した点光源のぼけの大きさを比較対象物にするとわかりやすい。

② ぼけの柔らかさ

柔らかい 柔らかい 硬い 硬い  ぼけの柔らかさとは、ぼけの描写がいかにソフトであるかを示す評価基準。ぼけの中心をピークとした場合、なだらかに周囲に溶け込むぼけが理想的といえる。ぼけのエッジに硬さがあるとざわついたイメージとなり、直線で構成される被写体では二線ぼけにつながりやすい。また絞りの形が出てしまうことも硬軟に影響する。

③ 口径食の影響

口径食が少ない 口径食が少ない 口径食が多い 口径食が多い  口径食とは入射する光がレンズの鏡胴部などに遮られる現象であり、周辺光の現象を引き起こす。ぼけにおいては点光源のぼけが真円ではなくラグビーボール状にゆがむことから、イルミネーションの撮影や玉ぼけを生かす撮影でしばしば問題となる。程度の差こそあれ口径食は発生するが、いかに低レベルであるかがポイントだ。

※以下の作例は絞り開放から3クリックごとの画像を掲載しています。

写真/レポート:高橋良輔(通称・カメ高)

APS-C機専用レンズ(使用ボディ:キヤノン EOS 7D)

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

F1.8以降点光源やや注意

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

点光源の描写も得意

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

90mm譲りの安定感

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

F3.2でベストなぼけ

フルサイズ対応レンズ(使用ボディ:EOS 5D Mark II)

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

開放時の柔らかさは必見

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

F2.5までが勝負どころ

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

ワイドだがぼけ味も良し

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

開放のぼけは50mmクラス

F1.2 F1.2

F1.8 F1.8

F2.5 F2.5

ぼけの重なりすら柔らか

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

開放で勝負して吉

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

ぼけの重なりに技アリ

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

F2まで幅広く使える

F1.8 F1.8

F2.5 F2.5

F3.5 F3.5

F2までで勝負を決めたい

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

F2.2で点光源が落ち着く

F2.5 F2.5

F3.5 F3.5

F5 F5

ぼけ狙いならば近接必要

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

絞っても点光源崩れず

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

ぼけ狙いなら近接せよ

F1.2 F1.2

F1.8 F1.8

F2.5 F2.5

大きさ、滑らかさ抜群

F1.4 F1.4

F2 F2

F2.8 F2.8

エッジの描写に自信アリ

F1.8 F1.8

F2.5 F2.5

F3.5 F3.5

開放で使って吉

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

絞ってもぼけ味良し

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

開放でさらに冴えるぼけ

F2 F2

F2.8 F2.8

F4 F4

絞っても点光源崩れず

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

絞っても点光源崩れず

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

ぼけの滑らかさはIS優位か

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

シャープだがぼけも美的

F2.8 F2.8

F4 F4

F5.6 F5.6

ぼけ狙いなら開放付近で

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EF100mm F2.8L マクロ IS USMのマガジン記事

キヤノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM 実写レポート

公開日: 2009年12月28日

強力な手ぶれ補正能力と描写性能の高さから、発売早々人気沸騰の「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」。デジタルカメラマガジン1月号でも筆者がテストを担当し、その性能と描写について述べているが、GANREFでは趣向を変えてフルサイズとAPS-C環境それぞれにおいての魅力について、じっくりと掘り下げてみたい。

センサーサイズによってどんな違いがあるのか

センサーサイズによる画角の変化  すでにご存じのようにキヤノン「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」はEFマウントを持ち、フルサイズからAPS-Cサイズまですべてのキヤノン製デジタル一眼レフカメラに装着できる。ただしセンサーサイズにより画角に変化が生じ、APS-Cサイズでは160mm相当の画角になる。レンズそのものの焦点距離が変わるわけではないが、右の写真のように画角が変化し撮影範囲が狭まるので、便宜上画角が同等の焦点距離に換算しているわけだ。センサーサイズが小さくなるにつれより望遠色が強くなるのと同時に、撮影距離が変化して使い方も異なってくる。同じ大きさのものを同寸で撮る場合、センサーサイズが小さいほど撮影距離が伸びる傾向にある。また撮影距離が伸びることによりパースの付き方がより小さくなり、フルサイズよりAPS-Cサイズで用いた方が、被写体の形をきれいに写すことができる。今回は「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」を、同じくキヤノン製の「EOS 5D Mark II」と「EOS 7D」に装着。その違いについての解説も含めた実写レポートをお届けする。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 5D Mark II」実写画像

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 5D Mark II」実写画像:1/4

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/160秒/ISO感度:100/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
フルサイズではAPS-Cサイズと比較してピントが合って見える範囲も小さくなるため、ピント合わせはよりシビアになり、わずか1mm程度ピント位置がずれるだけでも写真の意味が大きく変わる。小さいサイズのイメージセンサーならば、絞り開放でもハート形の髪飾り全体にピントが合っただろう。しかしピントがよりシビアだからこそ、微妙なニュアンスを伝えられるのだ。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 5D Mark II」実写画像:2/4

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4.5/シャッタースピード:1/100秒/露出補正:+0.3EV/ISO感度:1250/WB:太陽光/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
円形絞りの採用により背景のぼけが光の中に溶け込んでいる。円形絞りの効果は開放ではなく、数段絞り込んだときに初めて表れてくるもの。開放ではどんなレンズでも絞りの開口部は丸くなるため、円形絞りであるか否かは写真の品質を大きく左右しない。しかし多角絞りでは1段でも絞ると開口部に角が立つことからぼけの形が乱れていく。円形絞りについて正しい知識を身につけたい。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 5D Mark II」実写画像:3/4

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:1/125秒/露出補正:+1EV/ISO感度:100/WB:太陽光/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
身近なものをテーブルの上で撮影するならば、撮影距離が短いフルサイズ機の方が撮りやすい。このカットはいすに腰かけながら撮ったものだが、APS-Cサイズ機で撮ろうとすると立ち上がらねばならなかった。ハイライト部にも色収差はなく画質は極めてクールで、ぼけの周囲にも色づきは一切ない。第4レンズに使用されている大型UDレンズの威力にはすさまじいものがある。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 5D Mark II」実写画像:4/4

カメラ:EOS 5D Mark II/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:1/250秒/ISO感度:100/WB:太陽光/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
引きのない自宅のベランダにて。三脚を立てる場所的な余裕がないため手持ちで撮影している。また角度ぶれとシフトぶれの両方に対して手ぶれ補正機構が有効に働くためファインダー像も安定。しっかりとフレーミングしながら、落ち着いてピント合わせをすることができた。マクロ領域でも十分な手ぶれ補正効果が得られることで、手持ち撮影の幅がより広がる。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 7D」実写画像

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 7D」実写画像:1/4

カメラ:EOS 7D/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/60秒/露出補正:-0.7EV/ISO感度:100/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
通常撮影領域ではシャッター速度換算で約4段分の手ぶれ補正効果を発揮する。ろうそくの光が明るく感じられる室内において、手持ち撮影ができることだけでも驚くばかりだが、このシーンで選択したISO感度はなんとISO 100 !! 低感度を保つことでノイズがより少なくなり、繊細な光と色を表現できた。マクロレンズとしても優秀だが、高性能な中望遠レンズとしても大いに使える。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 7D」実写画像:2/4

カメラ:EOS 7D/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/320秒/露出補正:+0.3EV/ISO感度:320/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
ヨーロッパの街角で見かけたユニークな大道芸人を撮影した。EOS 7Dに装着すると約160mm相当の画角が得られ、ちょっと離れた位置からでもバストアップで撮影ができる。マクロ領域だけでなくどの距離で撮影してもシャープさは変わらず、どうらん化粧の下からうっすらとひげの跡が確認できる。石膏像に見立てた衣装のしわまでリアルに写し出されている。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 7D」実写画像:3/4

カメラ:EOS 7D/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F2.8/シャッタースピード:1/60秒/露出補正:-0.3EV/ISO感度:100/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
夜の闇に浮かび上がる店先にて。160mm相当となることで望遠マクロとしてちょうどいい長さになる。強力な手ぶれ補正機構と正確なAFシステムにより、夜間スナップで用いても楽しい。マクロ撮影からスナップまで撮影ジャンルを問わず幅広く撮影できる万能レンズだ。背景の点光源は店内の明かり。開放絞りを選択して点光源を大きく保ちながら、顔にピントを合わせて素早く撮影した。

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」+「EOS 7D」実写画像:4/4

カメラ:EOS 7D/レンズ:EF100mm F2.8L マクロ IS USM/露出モード:絞り優先AE/絞り:F4/シャッタースピード:1/160秒/ISO感度:100/WB:オート/ピクチャースタイル:スタンダード/RAW
骨董市で見かけたアンティークな小物。被写体の前後を大きくぼかして主題をより引き立たせてみた。160mm相当となることで視線が変わり、ちょっと遠くにあるものに自然とフォーカスしたくなる。こんな使い方ができるのもAPS-Cサイズならでは。フルサイズ環境で使う場合と、撮影時の心構えすら変わってくるから不思議だ。またぼけの美しさも絶品であり、雑然と商品が並んでいるとは思えない。

 フルサイズとAPS-Cという異なるセンサーサイズで「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」を使い、それぞれ撮り比べてみた。センサーサイズによる画角の変化は撮影スタイルにも作用し、「EOS 5D Mark II」では比較的身近なものを多く撮影したのに対して、EOS 7Dでは少し離れた被写体を撮る機会が多くなる。「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」の基本性能の高さはどちらのカメラに対しても有効であり、大判カメラ並みの解像度がある「EOS 5D Mark II」では強力な手ぶれ補正効果により、手持ち撮影でのミスカットが大幅に減少していると感じた。また「EOS 7D」では精度の高いAFシステムとリンク。被写体との距離が離れていても「スポットAF」などのAFエリア選択モードによって、おもしろいようにピントを合わせることができる。このように撮影者が機材に求めるさまざまな要求を満たしてくれるのは、ボディとレンズが互いにすべてを知り尽くしているからこそなし得るコラボレーションの妙といえるだろう。
 さて、レンズ単体の光学性能については多くの誌面ですでに語られているが、筆者が光学的に重視しているのが色収差の補正だ。マクロレンズでは色収差の有無が写真の仕上がりに大きな影響を与える。特に輝度の高い被写体のエッジに色づきやすく、開放で撮影したくても色収差を抑えるために数段絞って撮影せざるを得ないレンズもある。しかしUD(Ultra Low Dispersion)を搭載したことにより、諸問題を一挙に解決。作例でも紹介したようにマクロの大敵である「光りもの」をきりっと撮ることができ、色収差を抑制したことでシャープネスがより一段高くなっている。
 また手ぶれ補正機構についてもマクロ領域で高い効果があることは何より心強い。通常撮影時にいかに高い補正効果を発揮できても、マクロ領域で補正が行われなければ手ぶれ補正機構を搭載する意味はない。今回の「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」ではそれぞれの撮影倍率における補正段数がキヤノンの公式HPにも公表されているが、「マクロ領域0.5倍撮影時:約3段分」、さらに「マクロ領域等倍撮影時:約2段分」を確保。この高い手ぶれ補正効果は撮影のスタイルを一変させるだけの力がある。振動ジャイロセンサーと加速度センサーを搭載。角度ぶれとシフトぶれを検出してそれぞれの相関性を判断し、その情報をもとに手ぶれ補正光学系を動かすというメカニズムには驚くばかり。手ぶれ補正機構の搭載は業界全体で進んでいるが、この「ハイブリッドIS」は他の技術を周回遅れにするほどの威力がある。これら新機能と卓越した解像力を持つレンズを使えるのは、キヤノンユーザーのいわば特権。100mmマクロレンズ戦争に終止符を打つ、まさに決定版というべき希代の名レンズだ。

撮影/レポート:高橋良輔

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EF100mm F2.8L マクロ IS USMのマガジン記事

キヤノン、APS-Cフォーマット最上位モデル「EOS 7D」を発表

公開日: 2009年09月01日

「EOS 7D」(EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM装着時)

「EOS 7D」(EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM装着時)

「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」

「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」

1,800万画素、視野率100%を実現

 キヤノン株式会社は、9月1日、APS-Cフォーマットのなかでは最上位モデルとなる「EOS 7D」、「EOS 7D」の標準キットレンズとなる「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」、および「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」を発表した。

 「EOS 7D」は、有効画素数約1,800万画素のCMOSセンサー(APS-Cサイズ)を採用。レスポンスと高画質の両立を実現するため映像エンジン「DIGIC4」を2つ搭載する「デュアル DIGIC4」、約8コマ/秒の連写速度、全点クロスセンサーの19点AFセンサー、視野率100%、ファインダー倍率1倍のファインダーなど、最上位機にふさわしい性能を持つデジタル一眼レフカメラとなっている。
 また、測光システムには19点のAFフレームに対応し、どのAFフレームで被写体をとらえても、その測光エリアに適切にウエイトがかけられる、新開発の「iFCL測光システム」を搭載。AF情報や色情報を利用し、安定した露出制御を実現しているという。

 ISO感度に関しては、「EOS 50D」の常用ISO感度100~3200に対して、100~6400まで拡大されている。感度拡張による最高ISO感度は12800と、「EOS 50D」と同様。
 そのほか、ライブビュー撮影時に水平および前後の傾きを確認できる電子水準器の搭載、露出補正幅を±5EVに拡大、耐久回数15万回のシャッターユニットの搭載、防塵・防滴性能の向上など、さまざまな部分で「EOS 50D」を上回るスペックとなっている。
 背面液晶モニターは、3型・約92万ドット(VGA)と、スペック上は「EOS 50D」と同じだが、強い外光下での見やすさが向上するという「ソリッド構造」を採用している。
 そのほかの「EOS 50D」とのスペックの違いは、このページの最下部にある表および機材DBのスペック表を参考にしてほしい。

 動画撮影に関しては、EOS 5D MarkIIと同様にフルHDによる動画記録が可能。内蔵マイクでのモノラル録音、外部マイクを使用したステレオ録音に対応している。

 「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」は、フルタイムマニュアルや円形絞りの採用、シャッタースピード換算約4段分の手ぶれ補正効果が期待できるIS機構の搭載が特長だ。

 「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」は、新開発の「ハイブリッドIS」を搭載。従来の、ボディを中心として扇状にぶれるアングルブレを打ち消すと同時に、ボディが水平のまま上下にぶれるシフトブレに対しても補正効果を発揮するという。

 「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」は、455gという軽さが特長。高倍率ズームレンズは欲しいけれども、焦点距離18~200mmのズームレンズでは重く感じるというユーザーには最適のレンズだ。

 EOS 7D対応アクセサリーとして、「バッテリーグリップ BG-E7」、「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E5」、「レザーケース EH20-L」も同時に発表された。

 今回発表された各製品の発売予定日と価格は下にある表のとおり。「EOS 7D」のレンズキットは、「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」を加えた「EF-S15-85ISU レンズキット」と、「EF-S18-200mm F3.5-5.6 IS」を加えた「EF-S18-200IS レンズキット」の2種類となっている。

「EOS 7D」発表会を開催

発表会スナップ  キヤノン株式会社は、9月1日、デジタル一眼レフカメラ「EOS 7D」の発表会を開催した。発表したのは上記のとおり、「EOS 7D」や交換レンズなど。

 発表会ではまず、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 代表取締役社長 川崎正己氏が、国内一眼レフ事業戦略について説明。エントリー機でのシェアNo.1のEOS Kissシリーズが、デジタル一眼レフユーザーの裾野を広げることに成功したが、写真やカメラは経験を積めば積むほど、上達すればするほど奥が深まっていくものであり、その楽しさを多くのユーザーに体現してもらうためにも、「ミドルハイクラス」の拡充が重要である。その「ミドルハイクラス」の決定版が「EOS 7D」であると話した。

 続いて、キヤノン株式会社 取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田雅也氏が、新製品の特長について説明。開発・企画・販売が一体となった社内横断的検討チームで推進する「ミッドレンジプロジェクト」を立ち上げ、写真とカメラを愛するハイアマチュアユーザー層に満足してもらえるカメラを追求。「EOS 7D」の機能や性能、デザインなどは「妥協のない基本性能」「撮影スタイルを広げる先進機能」「五感に訴える感性品質」を求めた結果であることを話した。

 最後に、キヤノンマーケティングジャパン株式会社 常務取締役 コンスーマイメージングカンパニー プレジデント 佐々木統氏が、新製品の国内マーケティング戦略について説明。「EOS 7D」の広告宣伝スケジュールのほか、2008年には600講座だったEOS学園を2009年は800講座に増やすなど、フォトカルチャー活動を活発化させることの重要性について話した。

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 代表取締役社長 川崎正己氏

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
代表取締役社長
川崎正己氏

キヤノン株式会社 取締役 イメージコミュニケーション事業本部長 真栄田雅也氏

キヤノン株式会社
取締役
イメージコミュニケーション事業本部長
真栄田雅也氏

キヤノンマーケティングジャパン株式会社 常務取締役 コンスーマイメージングカンパニー プレジデント 佐々木統氏

キヤノンマーケティングジャパン株式会社
常務取締役
コンスーマイメージングカンパニー プレジデント
佐々木統氏

撮影/レポート:GANREF編集部

製品名 希望小売価格・税込み
(予想実勢価格)
発売予定日
EOS 7D ボディ オープン価格
(190,000円前後)
2009年10月2日
EF-S15-85ISU レンズキット オープン価格
(270,000円前後)
2009年10月2日
EF-S18-200IS レンズキット オープン価格
(260,000円前後)
2009年10月2日
EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM 110,250円 2009年10月2日
EF100mm F2.8L マクロ IS USM 126,000円 2009年10月2日
EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS 68,250円 2009年10月2日
バッテリーグリップ BG-E7 21,000円 2009年10月上旬
ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E5 99,750円 2009年11月上旬
レザーケース EH20-L 13,650円 2009年10月上旬
「EOS 7D」(正面)

「EOS 7D」(正面)

「EOS 7D」(背面)

「EOS 7D」(背面)

「EOS 7D」(上面)

「EOS 7D」(上面)

ファインダー内のAFフレーム表示

ファインダー内のAFフレーム表示

電子水準器表示(ライブビュー撮影時)

電子水準器表示(ライブビュー撮影時)

電子水準器表示(通常撮影時)

電子水準器表示(通常撮影時)

「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」

「EF-S15-85mm F3.5-5.6 IS USM」

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」

「EF100mm F2.8L マクロ IS USM」

「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」

「EF-S18-135mm F3.5-5.6 IS」

「バッテリーグリップ BG-E7」

「バッテリーグリップ BG-E7」

「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E5」

「ワイヤレスファイルトランスミッター WFT-E5」

「レザーケース EH20-L」

「レザーケース EH20-L」

EOS 7DとEOS 50Dの主なスペック
  EOS 7D EOS 50D
有効画素数 約1,800万画素 約1,510万画素
ファインダー視野率 約100% 約95%
ファインダー倍率 1倍 約0.95倍
測距点 19点(全点クロス測距) 9点(全点クロス測距)
測光方式 63分割TTL開放測光 35分割TTL開放測光
ISO感度 100~6400、
12800までの感度拡張が可能
100~3200、
12800までの感度拡張が可能
露出補正幅(最大) ±5EV ±2EV
シャッター耐久回数 約15万回 約10万回
内蔵ストロボの照射角 焦点距離15mm相当の画角に対応 焦点距離17mm相当の画角に対応
連続撮影速度(最高) 約8コマ/秒 約6.3コマ/秒
動画撮影 あり なし
液晶モニター 3型・約92万ドット
TFT式カラー液晶モニター
3型・約92万ドット
TFT式カラー液晶モニター
ボディ素材 マグネシウム合金 マグネシウム合金
大きさ(W×H×D) 148.2×110.7×73.5mm 145.5×107.8×73.5mm
重さ(ボディのみ) 約820g 約730g

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