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注目製品レビュー16 ~ 一ヶ月の使用感まとめ ~ Viewsonic VP2468

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投稿日:2019/01/08

レビューした機材・用品 ViewSonic VP2468  ViewSonic VP2468
一ヶ月間ViewSonic VP2468を使ってみて、少し癖がありますがカラーマネジメントシステム入門機としてオススメできる性能を持っています。
実勢価格3万円台の投資で、ディスプレイとプリント作品の色が合わないというジレンマから解放されるのは本当にありがたい時代になったものだなぁと思います。
さらに「i1 Display Pro」を追加しても10万円以下で鑑賞環境に合わせたハードウェアキャリブレーションができるのは本当に驚きです。

広色域AdobeRGBよりも狭い、sRGBの色域の機種ですので見劣りするかもしれませんが、自宅のプリンター、お店プリントで作品を仕上げることを前提とすれば、このディスプレイで必要充分と感じました。

以下に私なりに良いと思ったこと、改善してほしいことなどを記載しました。
皆様の参考になれば幸いです。


□■ 外観、重さ、デザインなど ■□
安っぽさを感じない作りで、特に脚部分の曲線が美しく、スタイリッシュなデザインです。
ディスプレイの可動域はかなりあり、机の上に置いてもカッコイイです。

脚と液晶部を含めた重さは5.65kgと軽く、上部には持ち運び用の取っ手がついているため部屋を移動させても苦にならない感じです。

液晶部に対して外枠が上部5mm、左右6mm、下部8mmとかなり狭いため、23.8インチの割に小さくコンパクトに感じます。
二台並べてマルチディスプレイ化しても枠部分が気になることはないと思います。

詳しくはこちら。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11738



□■ 入出力端子 ■□
完全デジタル化されており、D-SubやDVIといったアナログ端子が存在しません。

注目すべきことは、DisplayPortの出力にも対応し、デイジーチェーンが可能となっていること。
マルチディスプレイ環境が簡単に構築できる点は良いと感じました。
ただ、Mac環境で今後スタンダードとなりそうなUSB3.1 TypeCでの接続端子がないことが残念。
Thunderbolt3に対応した後継機に期待です。

詳しくはこちらの記事をお読みください。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11742



□■ ユーザーインターフェース ■□
電源ボタン、プリセットの呼び出し、設定値の変更など操作するボタンがディスプレイ向かって右側の裏面にあります。
一台での使用であれば問題ありませんが、2台並べて使う場合に左側に置いたディスプレイの電源を切る、設定値を変更がやりづらくなることが考えられます。
また、操作ボタンは同じ形で5つ、等間隔で並んでいるため、上から何番目と数えて操作しないと間違えるということが多々ありました。(私は上から3番目のボタンに凸シールを貼り、誤操作を防止してます)

これらのことを考えると、操作ボタンをディスプレイの下部に配置した方が自然なのではないかと思いました。
こうしておけば、二台横並びにしても容易に操作できますし、4枚並べてマルチディスプレイする人が困るというのであれば、180°回転させた表示できるようにすれば問題は解決するように思います。(放熱の設計まで考えて言ってませんが。。。)

詳しくはこちら。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11749



□■ カラープリセット ■□

・写真編集やWeb閲覧に適した「sRGB」
・映像関係の仕事をされる方に適した「EBU」「SMPTE-C」「REC709」
・医療関係のレントゲン、CT、MRIなどの画像を見るのに適した「DICOM-SIM」
・色鮮やかで見栄えの良い一般向け「Native」
・細かくこだわり設定したい人向けの「Advanced Mode」
と様々なニーズに合わせたプリセットが7種類、デフォルトでセットされています。

キャリブレーターを持っていなくても、用途に合わせてカラープリセットを選択するだけでも、キャリブレートされた状態の表示ができる点は素晴らしいです。

ただ、カラープリセットをsRGBにしているとコントラスト、ブライトネスを調整できないなど、それぞれのプリセットで設定できないパラメータがあり、少々使いづらい面もあります。

見え方の比較をした記事
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11751



□■ パソコンとの接続、設定 ■□
基本的にPCとディスプレイをHDMIやDisplayPortで配線すれば表示自体は難なくできます。

しかし、キャリブレーター「i1 Display Pro」の接続方法やソフト「Colorbration」の使い方などの説明書はなく、カラーマネジメントに詳しくない方には難しく感じると思います。

簡易的でも良いので、配線図、インストール手順の記載はあった方が良いと思いました。

分かりづらいかもですが、hide-photoなりにWindows10セットアップ方法をまとめてみました。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11792



□■ 付属のソフトウェア ■□
ディスプレイを使う上で、便利なソフトウェアが付属しています。

◯AutoPivot
ディスプレイを縦と横に回転させて使用できますが、ディスプレイの操作ボタンでいちいち設定を変える必要があります。
しかし、付属の「AutoPivot」というソフトを入れることで、自動で切り替わってくれるようになり、かなり便利です。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11750

◯ViewSplit
アプリケーションの起動数が増えるとウインドウを並べたくなりますが、いちいちウインドウの大きさをマウスで揃えるのは面倒です。
しかし付属の「ViewSplit」というソフトを使えば綺麗にかつ、簡単に並べ替えることができ、とても便利です。ただ、Windows版しかないのが残念です。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11788

◯Colorbration
別売りのキャリブレーターを使って、ハードウェアキャリプレーションするためのソフト。
i1 Display Proをお使いの方であればとっつきやすいと思います。
ただ、設定できる項目が本家「i1 Profiler」と異なる部分があります。
その辺りの説明書はなく苦労させられました。

キャリブレーションの接続、設定、結果については以下記事にまとめています。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11757
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11758
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11759
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11762



□■ プリント作品との比較(色再現性) ■□
VP2468(ディスプレイ)の表示と、自宅のプリンター「Canon MG6330」、お店プリント「フロンティア」の光沢紙にプリントした結果を比較してみました。
結果は、ディスプレイの白色点を作品の鑑賞環境に合わせて、ハードウェアキャリブレーションすることでほぼ同じ色に合わせ込むことが可能でした。

VP2468を導入したことで、プリントで自分が意図した色がなかなか出ないという問題を解決できたことはかなり大きいです。

もちろん、今まで使っていたディスプレイ+ソフトウェアキャリブレーションの状態でもかなりプリントとディスプレイの色を近づけることができていましたが、マッチング精度はVP2468+ハードウェアキャリブレーションの状態の方が、確実に高いと感じました。

VP2468と出会い、信頼できる色で表示されることの重要性を教えられました。

◯Canon MG6330 プリント比較記事
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11764

◯フロンティア プリント比較記事
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11777

◯フロンティアの色確認の方法(撮影記)
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/diary/17552



□■ 動画再生性能 ■□
映像関係のカラープリセットがあるくらいですので、YoutubeやAmazonプライムビデオなどで動画を見る程度であれば、変に残像が残るような感覚はありません。
応答速度は、通常14ms、オーバードライブをかければ5msとのこと(メーカー公称値)

ただ、激しい動きのあるゲームに関しては性能不足と感じるかもしれません。
ゲーム用には「Viewsonic XG2401」という応答速度1msというディスプレイもラインナップされているくらいですので。

動画性能を評価してみた記事はこちら。
https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11771




末筆ながら、本企画をサポート頂きましたGANREF編集部の皆様、快く機材、貴重な体験を提供頂きましたViewsonic関係者の皆様、共に「VP2468」の魅力を語って頂きましたレビューワーの皆様、ありがとうございました。




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注目製品レビュー ~ViewSonic VP2468 編~
https://ganref.jp/common/monitor/viewsonic/vp2468/

レビューご一緒させて頂いた皆さん

星空ハンターさん、藍川 水月さん、まほろば1123さん、MKさん

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レビューした用品

コメント(1,000文字以内)

3件中 1〜3件目

まほろば1123
hide-photoさん、機材レビューお疲れ様でした。

また、キャリブレーションツール「i1 Display Pro」のご当選おめでとうございます。

素晴らしい機材レビューで、よく完成されていました。

当方の機材レビューが完了できたのも、hide-photoさんの機材レビューのおかげでした。知識の深さに驚きました。

また、なにかありましたら、よろしくお願いいたします。

2019年01月11日 15:41

hide-photo
> まほろば1123さん
1ヶ月間レビューお疲れ様でした。
カラーマネジメントについて学び直す、良いきっかけとなった機材レビューでした。
コメントいただき、ありがとうございました。

2019年01月08日 17:34

まほろば1123
hide-photoさん、1ケ月間お疲れ様でした。
素晴らしい機材レビューです。

2019年01月08日 00:44

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