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注目製品レビュー 『キヤノン EOS M5』 のレビュー No.28 ~EOS M5のAFについて~

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投稿日:2016/11/08

レビューした機材・用品 キヤノン EOS M5 キヤノン EOS M5
10月23日に横浜で行われたセミナーで、CMJの村山氏および高橋良輔先生が、「EOS M5のAFは凄い!」という主旨の説明を何度もされていました。

その後、モデルさんを交えた撮影で、確かに動体追従性能が高い事は確認できました。

ただ、高速移動する被写体にどれだけ追従するのか?

それは一度体験してみないと分からないと思い、その体験の場を入間基地航空祭のブルーインパルスにしようと決めました。

そして前3回のレビューにおいて、キヤノン EOS M5のAFは、動体撮影において高いパフォーマンスを発揮してくれる事が分かりました。

今更ながらではありますが、そのAFについて整理してみたいと思います。



まずEOS M5のAF方式は、デュアルピクセルCMOS AFです。

このデュアルピクセルCMOS AFは、EOS M5がEOS Mシリーズでは初の搭載となります。

僕がメインで使用しているEOS 5D MarkⅣとEOS 80Dの両機ともデュアルピクセルCMOS AFを搭載していますが、両機共にAFが非常に速く正確です。

特にライブビュー時におけるAFは、以前使用していたEOS 5D MarkⅢではなかなかピントが合わず非常に難儀しましたが、デュアルピクセルCMOS AFになってからは、瞬時に合焦するようになりました。

その5D4と80Dで非常に重宝していたデュアルピクセルCMOS AFが、EOS M5に搭載されると言うことで非常に興味を持ちました。

しかも、センサーはEOS 80Dと同じものを使用していて、CMJの村山氏にこっそり伺ったところ、同じセンサーではあるがアルゴリズムは多少違うとの事です。

*キヤノンHPより転用

EOS 80Dは今年の3月に発売なので、半年以上後に発売になるEOS M5の方が当然ながら進化しているものと思われます。

というのも、常用ISO感度が、EOS 80DはISO100~16000であるのに対し、EOS M5はISO100~25600となっています。

エンジンもEOS 80DはDIGIC6であるのに対し、EOS M5はDIGIC7となっています。

この辺の違いが、実際の撮影結果にどの程度反映されるのか?JPEGだけの事なのか?それともRAWの生成段階で違いが出るのか?とても興味をそそられる部分です。

これは、次の段階で比較してみたいと思います。



さて、このデュアルピクセルCMOS AFですが、その方式を1点AF、顔+追尾優先AF、スムーズゾーンAFの3つから選択出来ます。

1点AFは、言葉通り1つのAF枠を選択して、その枠で被写体を捉えAFするものです。


顔+追尾優先AFは、人の顔を検知するとその顔にAF枠が表示され、動き回っても常にその枠が顔を追尾し続けます。

これは横顔にも対応しているので、横を向いたとしても追尾が途切れることはありません。

また、フレーム内に顔が無い場合には、オートで任意の場所にAFします。


スムーズゾーンAFは、縦3コマ、横3コマの9コマ分を一つのゾーンとして、そのゾーン内で捉えた被写体を追尾し続けます。


測距点数は49点となっていますが、全画素が撮像と位相差AFを兼ねているデュアルピクセルCMOS AFとなっているので、撮像面の80×80%の範囲において、全面全域で測距可能となっています。

大雑把な計算で約1500万点ということでしょうか。(間違えていましたらご指摘下さいm(_ _)m )

*キヤノンHPより転用


AF動作は、ワンショットAFとサーボAFが選択できます。

ワンショットAFは、一度ピントが合うとAF動作を完了して、そのまま固定されます。

止まっている被写体に有効です。

サーボAFは、シャッターボタンを半押ししている間、動いている被写体にピントを合わせ続けます。

これは動体撮影に有効です。



AFフレームのサイズについては、EOS M3では標準しかありませんでしたが、EOS M5は「小」を選択することが出来るようになりました。

小さな被写体や、より精密に場所を選択してAFしたい場合、また狭い場所にある被写体にAFしたい場合に有効です。

このAFフレーム「小」は、EOS M3のレビューをしたとき、声を大にして要望したような気がします(笑)<キヤノンさんありがとうございます!

こちらはフレームの端の部分にAF枠「小」を設定して撮りました。
アップロード画像

写真を拡大する

レンズ:
キヤノン EF100mm F2.8L マクロ IS USM
焦点距離:
100.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/500秒
絞り数値:
F3.5
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto
蕊にピントが合っていて、解像感も十分です。



以上の特長を持ったEOS M5のAFに、前述した通りDIGIC7という新たなエンジンとの相乗効果により、高速・高精度なAFが出来るようになったのです。

そして、点ではなく面で被写体を捉える事により、高い精度で被写体を補足し続けます。

また、その動きを予測する性能も、EOS一眼レフをモデルとして高性能化したとのことです。

ただしこれらのことは、言葉で聞いただけではなかなか理解出来ませんでした。

今回、ブルーインパルスの撮影を通じて、初めてその威力を思い知らされました。
アップロード画像

写真を拡大する

レンズ:
キヤノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
焦点距離:
182.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Program AE
シャッタースピード:
1/640秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
+0.3EV
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto


AFの速度・精度、そして追尾性能については、EOS一眼レフにも引けを取らないという事を実感出来たのです。

今回使用したレンズは、キヤノンレンズの中でも爆速のAFと言われるEF100-400mm F4.5-5.6L IS II USMでした。

とはいえ、EOS M5にはそのまま使える訳ではなく、マウントアダプターを介しての装着です。

マウントアダプターを使用すると、EOS ××D機で使用するよりAFが遅くなります。

シャッター半押しでピッと合うはずのピントが、スーッと合う感じ。。。でしょうか。

しかし、迷うことがほとんど無いというのは感じました。

また、一度被写体を捉えると、しっかりと粘り強く追従し続けてくれました。

このAFについて、特に注文をつけたくなるような事は、今の段階ではありません。

これはこれで一つの完成形として、多くの方に体感していただきたいと自信を持ってお勧め出来ます。



ただし、一つ気になる部分としては、連写時におけるファインダーの動作です。

高速で飛ぶブルーインパルスを追うとき、AFはしっかりと追従します。

そしてシャッターチャンスのエリアに入った時点から連写を始めるのですが、シャッターが切れるたびに撮影した結果が一瞬ではありますが、ファインダーに表示されます。

その微妙なタイムラグが、高速移動する飛行機の追尾にはちょっとマイナスとなりました。

最初の内は、被写体をAFゾーンから外すことが何度もあり、ちょっと戸惑いました。

しかし、ブルーインパルスの動くスピードに慣れるに従って、そのヒット率も随分と向上していきました。

ポートフォリオをご覧になればお分かり頂けるかと思いますが、自分なりに良好な結果を得ることが出来たと思っています。

[EOS M5ポートフォリオ]
http://ganref.jp/m/kazuhi/portfolios/album/17876


なお、今回の撮影で反省点を述べるとするなら、全てをプログラムモードで撮ったと言うことでしょうか(笑)

カメラ任せで撮影したため、ISO値はなるべく低く抑えられるようでISO100がほとんどでした。

そしてF値は無難?なF8.0を選択するため、シャッター速度は1/600秒程度にしか上がらないため、ブレた写真が沢山ありました。

ISO値を200~400程度に設定し常に1/1000秒~1/2000秒くらいで撮影していれば、もう少し歩留まりは上がったと思います。

ここは意地を張ってプログラムモードに拘った自分がバカだったなぁと反省する部分です^^;



話しは飛んでしまいましたが、まとめるとEOS M5のAFについては合格点をつけます!

ミラーレス機でありながら、EOS M5は一眼レフ機並のAF性能を持っていると堂々と言えます。

被写体認識性能・追尾性能が非常に高く、動き物も撮ることが出来るミラーレス機として認定したいと思います。

EOS M5のデュアルピクセルCMOS AFは、これからのミラーレス機の道標となるでしょう。


アップロード画像

写真を拡大する

レンズ:
キヤノン EF100-400mm F4.5-5.6L IS II USM
焦点距離:
135.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Program AE
シャッタースピード:
1/640秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
+0.3EV
ISO感度:
100
ホワイトバランス:
Auto


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「注目製品レビュー ~キヤノン EOS M5 編~」企画にレビューワーとして参加中!!
http://ganref.jp/common/monitor/canon/m5/review.html

コメント(1,000文字以内)

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かずひ
☆ケン☆さん

ありがとうございます。
画像表示時間は設定できるので、僕はゼロにしてます。
ただ極端な遅延が生じるわけではないので、普段使いなら何ら問題ないと思います(^_^)

2016年11月16日 14:33

☆ケン☆
撮影した画像が表示されるのはEVFならではの長所でもあり、またこうしたシーンでは端緒にもなりますね!!
よって画像表示のON,OFFが出来れば問題は無いとは思いますが、M5にはそういった機能は付いていないのでしょうか!?

2016年11月15日 11:06

かずひ
kazuleoさん

え?いや、それはちょっと無理です。
5D4と新24-105mmⅡを購入してしまったので、もう資金が底をつきました(~。~;)
80Dをドナドナ・・・いやいやいやいやいやいやいや・・・

2016年11月14日 09:21

kazuleo
かずひさん
今月末には、お買い上げ間違いなしですね〜(笑)

2016年11月11日 21:13

かずひ
legacy7010さん

ありがとうございます。
EOS M5のAFは本当に良くなりましたね。
スピード・精度ともにM3からは格段の進歩ですし、EOS 80Dなどと比較してもかなり頑張ってます。
低輝度にはちょっと弱いようですが、普段使いなら必要にして十分です!

2016年11月11日 20:57

legacy7010
私の感覚としては8割方の人がこのAFで十分満足できるレベルだと感じています。

鳥や戦闘機の撮影、スポーツ撮影はバッファーの部分を入れてもう一歩上のミラーレスが欲しいです。キヤノンの次なる一手に期待はしたいですね。

2016年11月10日 23:07

かずひ
YOKOHAMAさん

ありがとうございます。
確かにもう一回りくらい小さいと、かなりピンポイントで狙えますね。
ファームでなんとかなるようなものでは無さそうなので、次に期待でしょうか。

2016年11月10日 09:46

YOKOHAMA
AFフレーム「小」は、私も待ちに待った仕様です。
もう少し小さければ、更にナイスです。

2016年11月09日 22:26

かずひ
撮りこみ苦労さん

ありがとうございます。
確かにミラーレスはソフト的な部分を改良すれば、もっとスムーズに表示することが可能のような気がします。
両眼で視野を確保するか、もしくはファインダー内を2画面表示にするなどの工夫も面白いかも知れません。

2016年11月09日 16:51

撮りこみ苦労
一眼は、ミラー動作時間の視界が消える構造、ミラーレスは連写モード時、ソフト処理で連続的に視界を確保するのは可能ではないでしょうか、画像処理の若干の遅れは、問題になるほどではないでしょう。
ドットサイトのように、両眼で視野を確保する使い勝手になれば、ベストでしょうね。

2016年11月09日 12:24

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