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【注目製品レビュー~ViewSonic VP2468編~】第4回 キャリブレーションしてみよう(後編)

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投稿日:2018/12/21

レビューした機材・用品 ViewSonic VP2468  ViewSonic VP2468
 少し間が空いてしまいました^^;
 前回、「【注目製品レビュー~ViewSonic VP2468編~】第3回 キャリブレーションしてみよう(前編)」で、とりあえずキャリブレーションを終わらせたわけですが…その後が大変でした^^;
 何が大変かというと、VP2468と、RDT233WXの色を合わせるという作業でした。
 キャリブレーション=色を合わせる、というイメージだったんですが、なかなか思った通り色が合わずにけっこう大変でした。

 キャリブレーションする際には、結構いろいろとパラメータを決めないといけません。ターゲットとするモニターの輝度や、色温度などといった部分を決めてあげる必要があります。

 前編で、とりあえずVP2468をColorbrationで、RDT233WXをSpyder4で、それぞれモニター輝度などをそれぞれの推奨に合わせると、そもそもターゲット輝度が全然違うので、当然のように両者の明るさが変わり、色も合いません。 

アップロード画像

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カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark III
焦点距離:
31.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/100秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
800
ホワイトバランス:
Auto


 Colorbrationだと、何もしないとデフォルトのターゲットの輝度が120cd/平方mなのに対して、Spyder4は、今の部屋の環境だと、環境光が明るめなので、180~200cd/平方mなので、見ての通り、VP2468の方がだいぶ暗めになります。
 また、色合いについても、VP2468の方が緑が強い気がします。

 で、ここから色々と設定を変えていったんですが、明るさはともかく、白の色合いという点だと、やっぱりなかなか合いません。

 最終的には、使っているキャリブレーション用のセンサーをそろえるため、VP2468をColorbrationで、RDT233WXも、i1Display付属のi1Profilerを使ったソフトウェアキャリブレーションにして、ターゲット輝度は、両方200cd/平方mにしてみました。


 ちなみに、同じくレビュワーのhide-photoさんが書かれている通り(https://ganref.jp/m/hide-skyphoto/reviews_and_diaries/review/11758)、ディスプレイのターゲット輝度は、通常80~120cd/平方mが一般的なようですが、今回200cd/平方mにしたのは、ここだけSpyder4(detacolor社)に合わせてます。
 というのは、Spyder4でキャリブレーションする場合は、必ず環境光を測定して、それを基にターゲット輝度を決定するんですが、毎回「環境光が強すぎる」と怒られ、180~200cd/平方mを推奨されます。
 実際、120cd/平方mだと、暗く感じてしまうし、今までそのくらいの明るさの方が、感覚的にプリントとも合わせやすかったので、とりあえずこうしてみました。

※Colorbrationや、i1Profilerでも、環境光を測定してターゲット輝度を設定する「測定」という項目も選べますが、こちらの場合は、測定しても基本的に120cd/平方mくらいにターゲットを設定する傾向が強いようです。


 若干話がそれましたが、VP2468をColorbrationで、RDT233WXも、i1Display付属のi1Profilerを使ったソフトウェアキャリブレーションにして、ターゲット輝度200cd/平方mでキャリブレーションするとこんな感じです。
アップロード画像

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カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark III
焦点距離:
24.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/100秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
800
ホワイトバランス:
Auto


 RDT233WXの方がだいぶ古くて劣化してるからなのか、ソフトウェアキャリブレーションだからなのかとか、もっと高級なディスプレイ同士だと合うのかな、とも思いますが、色々試してみてこの辺りが落としどころかなという感じです。

 ここまで色々とやっても、やっぱり多少の色の違いは残っていて、↓の写真をそれぞれのディスプレイに表示すると、

Like a cat

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カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark III
レンズ:
キヤノン EF70-200mm F2.8L IS II USM
焦点距離:
70.0 mm
フラッシュ:
On Fired
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/200秒
絞り数値:
F3.2
ISO感度:
400
ホワイトバランス:
Auto


アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
キヤノン EOS 5D Mark III
レンズ:
キヤノン EF50mm F1.4 USM
焦点距離:
50.0 mm
フラッシュ:
On Fired
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/100秒
絞り数値:
F4.0
ISO感度:
400
ホワイトバランス:
Auto


 こんな感じです。(ちょっとモアレもあって分かりづらいですが)
 どちらも、色合いとしては悪くないのですが、VP2468だと標準的な肌色で、RDT233WXだと、少し健康的な印象かなといった感じです。どちらも許容範囲ではあるものの、微妙な色合いで表現したいニュアンスが変わってしまうので、もうちょっと色が揃うとよかったなというところですね。

 ただ、実際にこの写真を見ている方々で、モニターをキャリブレーションしている人は少数派になってしまうとは思うので、そう考えると、ディスプレイ同士の色合わせばかりに注力しても、あまり本質的ではないかなという感じなので、ここからは、プリントとの色合わせという部分について考えていく方が建設的な気もしてきたので、そちらにシフトしようかなと思います。

 いずれにせよ、キャリブレーションというのは、やればどのモニターでもほぼ色が合うと思っていたので、意外とそうではなくて難しい世界だなと感じました^^;

レビューした用品

コメント(1,000文字以内)

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藍川 水月
>まほろば1123さん

 ありがとうございます^^
 少しでも参考になれば幸いです

2018年12月27日 18:04

藍川 水月
>hide-photoさん

 そうですね。
 キャリブレータ―までは揃えても合わなかったので、そこまで合わせたら色が合うと信じたいです。
 とはいえ、キャリブレーションも今まで何となくやってただけだったので、今回ちゃんと向き合えていい経験になりました^^;

2018年12月27日 18:04

藍川 水月
>星空ハンターさん

 そうですね…予想以上に難しかったです^^;

2018年12月27日 18:03

まほろば1123
とても参考になりました。

2018年12月26日 21:00

hide-photo
キャリブレーションをすれば簡単にディスプレイの色は合うと思ってましたが、実際は難しいですね。
恐らくハードウェアキャリブレーションできるディスプレイ二で、キャリブレーターが同じならばほぼ合うのではないか?と思ってます。

2018年12月22日 20:27

星空ハンター
なかなか難しいですね。

2018年12月21日 08:00

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