Please wait... loading

【注目製品レビュー ~ニコン D810 編~】 第7回 要望編

現在表示しているページ
ホーム > 藍川 水月さんのページ > 機材レビュー・撮影記一覧 > 2015年5月 > 【注目製品レビュー ~ニコン D810 編~】 第7回 要望編

投稿日:2015/05/09

レビューした機材・用品 ニコン D810 ニコン D810
 いよいよモニター期間も大詰め。第7回目です。
 D810ばっかり使っているせいで、比較のために久しぶりに5D3を持ち出したら、手探りで前面ダイヤルの位置が分からなくなって、一瞬焦りました^^;
 さすがに1カ月使っていると、真逆の操作性にもだいぶ慣れますね。(レンズ交換はさすがにちょっと手間取りますが)

 さて、一番の関心事であろう、画質やら使い勝手やらの総括は最後にちゃんとやろうと思うので、今回は、もうちょっとこうすると使いやすいな、とか、キヤノンで便利なので付けてほしいな、という部分について触れてみようと思います。

涼

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D810
レンズ:
ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED
焦点距離:
48.0 mm
フラッシュ:
Off Did not fire
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/100秒
絞り数値:
F2.8
露光補正量:
+1.3EV
ISO感度:
1000
ホワイトバランス:
Auto


・ISO感度自動制御

 ISO感度自動制御(所謂ISOオート)の使い勝手については、D7000の頃から、ニコンがキヤノンを大きく上回っている部分だと思います。
 キヤノンは、5D3でようやくISOオートでの下限SSが設定可能になりました。しかも、SS=1/250~1秒、1段刻みという謎仕様で^^;
 さすがに、7D2等ではニコン同様すべてのSSを選択できるようになったようですが。

 なので、より良くなることを期待して、下限SSについて、オートと固定値の切り替えを容易にしてほしいのと、オートと固定値の組み合わせを要望してみたいと思います。


 さて、このISO感度自動制御、下限SSを設定できることで、「絞りは自分で選びたい、でもブレないSSは確保したい」といった状況で役に立つ機能だと思っています。
 例えばスナップや、家族旅行など、とっさのシャッターチャンスでも自分の意図を反映できるし、動きものの撮影でも、被写体が急に日向から日陰にはいったり、被写体の背景が空から山等になった場合など、この機能が欲しいシーンは多いです。

 特に、D810の場合、ブレに非常にシビアです。最初の1週間は「あれ?」って思うほど、微ブレで解像感のない写真を量産しておりました。
 そこで、構えを直すとともに、撮影メインでない状況では、ISOオートでしっかりSSを確保することで、かなり微ブレの率が減りました。それゆえ、ISOオートはD810を使いこなすうえで重要な機能だと思っています。
 (もちろん、D810の高感度画質の良さ故の部分ではあるんですが)

 では、まず、下限SSのオートと固定値の切り替えについてです。

 基本的には、SSの下限値はオートにしておくことが多いです。
 このオート機能、下限SSをどのタイミングで制御するかも、5段階から選べるのですが、デフォルトだと、セオリー通りSSが手ぶれしないと言われている「1/焦点距離」を超えないようにSSを上げる、というものです。
 D810の場合、ブレにシビアなので、これだとちょっと怖いので、1段階早めにしています。これだと、「1/(焦点距離×2)」くらいで制御しているようです。

アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D810
焦点距離:
24.0 mm
フラッシュ:
Off
撮影モード:
Aperture-priority AE
シャッタースピード:
1/50秒
絞り数値:
F5.6
露光補正量:
-0.7EV
ISO感度:
6400
ホワイトバランス:
As Shot

鉄道博物館にて。こういう場所ではISOオート任せだととても楽です。


 ただ、普段はこれで全然困らないのですが、人が入ったりする場合には、オートで広角側だと、SSが遅くなりすぎてしまいます。そうした場合には、下限SSを1/250秒とかに固定したいシーンもあります。
 こうした時に、現状だと、上から、オート、1/4000~30秒という風に1/3段ずつのSSが並んでるので、オートから1/250秒に設定を変えようとすると、かなり面倒なんですよね^^;

 なので、オートと固定値を一発で切り替え(ISO固定とオートの切り替えのように)ができると非常に楽だと感じました。


 次に、オートと固定値の組み合わせです。
 これも、先に書いたようなシーンで有効だと思っています。
 広角側では、被写体ブレが起きないようにある程度速いSSが欲しい。でも、望遠域では、被写体ブレよりも手ぶれが心配になるので、焦点距離に応じてSSを変化させてほしい。もちろん、できれば低感度で撮りたい。
 そういうときに、ある焦点距離までは、下限SSは固定値で、それ以上の焦点距離では、焦点距離に応じたオート、という風に組み合わせができるといいなと思いました。

 前述のように、D810はブレにシビアです。そうすると、焦点距離24mmでSSが1/50秒、ではちょっと不安なシーンもあるんですよね。もちろん、しっかり構えて、息をゆっくり吐きながら撮れば、もっと遅いSSでも行ける場合もあります。
 とはいえ、1/100を下回ると、被写体ブレも手ぶれも、無視しきれないシーンが増えてくるので、こうした制御があるとなおうれしいです。


・レーティング機能

 最近のキヤノンのカメラだと、レーティング機能があります。
 これは、気に入った写真を「★」~「★★★★★」の5段階(レーティングなしを入れれば6段階)でチェックしておける機能です。
 5D3だと、ボディにレーティングボタンがあり、これでレーティングをつけることができます。

 この機能、D810にはないようなので、個人的にはあるとうれしいなと感じました。

 この機能、5D3を購入した当初は、「プロテクトと大して変わらんし、そんなことでボタン一個使うなんてもったいない」って思ってましたが、あると結構便利な機能だと思っています。

 この機能の利点は主に2つです。

  ・5段階のレーティングをつけられる
  ・Lightroom等でも反映されている

 一つ目の5段階のレーティングがある利点は、例えば連写を多く使うシーン。
 とりあえず、1次スクリーニングでピントの合ってそうorブレのなさそうなシーンを選んだ後、2次スクリーニングで構図的に気に入ってる物を選ぶ、等という事をした際に、前者は「★」、後者は「★★」といったように区別できます。
 また、例えば異なるレンズや設定での絵を比較したい場合、比較条件ごとにレーティングを変えておくこともできます。
 もちろん、現場で全部やるわけではないですが、気に入った写真が撮れたシーンや、電車などでの移動が長い場合など、あるとうれしいシーンは意外と多いです。

 その上、こうして付けたレーティングが、PCで取り込んだ際にもそのまま反映されるため、帰宅後の手間が大きく減るだけでなく、現場での自分の意図を忘れずに反映できる点が非常に便利だと感じています。


レーティングの活用できるシーン。これはイメージですが、このように、現場で付けたレーティングがPC上で取り込んだだけで反映されるのでとても便利です。


 D810の場合、ブレにシビアな部分もあるので、現場で微ブレの有無を確認して、レーティングをつけておきたいと思うシーンは多くありました。
 また、秒間5連写もあれば、動体にも十分使えるので、それゆえにレーティングが欲しいなぁと思うシーンがありました。

 旅行中や連写の多い撮影など、撮影枚数が多くなるほど便利な機能だと思うので、ぜひニコンにも、搭載を検討してもらいたい機能だと思いました。

・メニュー表示

 D810の場合、「MENU」ボタンを押すと、前回開いたメニューが再び表示されます。
 これはこれで便利なシーンも多いのですが、できれば、毎回マイメニューから表示できる設定が欲しいなと感じました。
 これも、キヤノンだと選択できるので、ニコンでも選択できるとありがたいです。
 D810の場合、「マイメニューのトップ項目へ移動する」という機能をPv、Fnボタンなどに割り振り可能なのですが、わざわざMENUボタンと別のボタンを1個使うのはもったいないので、MENUボタン自体も、押したときにどちらか選べるとありがたいと感じました。

・カード容量確認

 下の写真は、5D3のカードの初期化画面です。

アップロード画像

写真を拡大する

カメラ:
ニコン D810
焦点距離:
70.0 mm
フラッシュ:
On Return detected
撮影モード:
Manual
シャッタースピード:
1/250秒
絞り数値:
F8.0
露光補正量:
+0.7EV
ISO感度:
800
ホワイトバランス:
As Shot


 この確認画面の何がいいかというと、カードの総容量、使用容量が表示されているところです。
 この情報があると、フォーマットするカードを間違える可能性が減ります。
 CFとSDはもちろんですが、例えば、CFを1枚容量いっぱいまで撮りきって、次のCFを入れて撮影しようとしている場合。
 休憩中なんかに、1枚目のCFを入れて画像を確認したりしてると、どっちが入っていたのか忘れる場合もあるんですよね^^;
 なので、そういうときに、初期化画面にこの情報があると、自分が初期化しようとしているカードが、これでいいのかある程度分かるので、個人的には、この情報があるとうれしいなと思います。
 もちろん、D810でも肩の液晶に、「どちらのスロットを使用しているか」、「後何枚撮影できるか」、「データでいっぱいのカードがどれか」といった情報は出ているのですが、やはり背面液晶なら背面液晶だけで完結する方がありがたいです。

・肩部液晶の露出補正量ゲージ

 D810に限らず、中級機以上の一眼レフには、肩部液晶があり、ここに各種設定が表示されるようになっています。
 小さい液晶に多くの設定を載せるのは大変だとは思うのですが…D810の場合、露出補正量のゲージがどうにも見づらいと感じてしまいます。
 下に、D810と5D3で、+0.3段補正した時の肩部液晶の画面を示します。




 D810の場合、なぜか、+0.3段辺りでゲージが2目盛ずつ増えていきます。
 なので、±0.3段ならまだしも、±1.3段くらいになると、パッと見て補正量がわかりづらいんですよね^^;
 もちろん、露出補正ボタンを押せば、数字で表示してくれるのですが…この表示でも、もうちょっと見やすいとありがたいかなと感じました。


 今回は、こまかめな要望が多いですが、前回、D7000の時に、ISOオートの下限SSを焦点距離と連動するようにしてほしい等、いくつか要望を出したところ、今回のD810ではその要望が叶っていた点も多いので、今回も思ったままに書かせていただきました。
 (もちろん、私だけが要望したわけじゃないからだとは分かっていますが)
 こういう、細かい点は長期間使わないと分からない点だったりしますし、なかなかこうして言いたい放題言える機会もないので、そういう意味で、このモニターはなかなか貴重な機会だと思ってるので^^;

 さて、次回以降は、画質等について、ちゃんとまとめていければいいかなと思っています。

--------------------------------------------------
注目製品レビュー ~ニコン D810編~

http://ganref.jp/common/monitor/nikon/d810/

コメント(1,000文字以内)

2件中 1〜2件目

藍川 水月
>ましゅまろさん

 ありがとうございます。
 それはまた…危険な方法ですね^^;
 NX-Dでも、レーティング機能はあるようなので、ぜひカメラ側にもつけてほしいですね

2015年05月13日 03:33

ましゅまろ
レーティング機能は私も同感です。
いつもレーティングの代わりに鍵をかけてその後一括削除を行って気に入った写真だけを残すという危険なことをやってます。

2015年05月12日 02:08

2件中 1〜2件目

同じ機材で撮影された写真

GOLD 2

藍川 水月

GANREF Point
243940
Next Point
6060
メインカメラ
EOS 5D Mark III

プロフィール

 2007年末にデジイチデビューしました。人物(ポートレート、コスプレ)、...

↑ページの先頭へ