デジタルカメラマガジン 2019年7月号選考〈組写真部門〉 組写真部門 選者:小林紀晴 先生

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使者使者
カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M1 MarkII  レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F2.8 PRO  撮影地:静岡県掛川市 掛川花鳥園

優秀賞

使者
作者:えふ5.6さん (静岡県)

【講評】“動かない鳥”として有名なハシビロコウ。背景を黒く落とし、コントラストも強めに加工されています。モノクロということもあり一見ハシビロコウだと分からず、無機質な彫刻のようです。作者の村松さんは「ハシビロコウの“静”と“動”」を意識したとのこと。確かに1枚目の「動」のブレ方には怖さが感じられ、2枚目の「静」との対比に成功しています。さらに、どちらも眼球を保護する「瞬膜」を閉じた瞬間であるため眼球が見えず、不気味さがアップ。くちばしもあたかも「カキの貝殻」のような質感で、本来の姿から変化しています。これらの工夫で全体としてインパクトが出ました。

アイ アム Eyeアイ アム Eyeアイ アム Eyeアイ アム Eyeアイ アム Eyeアイ アム Eye
カメラ:キヤノン EOS 5D Mark III  レンズ:キヤノン EF70-200mm F4L IS USM  撮影地:インド

準優秀賞

アイ アム Eye
作者:野良ケヴィンズさん (東京都)

【講評】インドで出会った人々に声をかけて撮影させてもらったとのことです。私も何度かインドに行ったことがありますが、インドに住む人の眼差しの強さは実際に体験するとドキッとして、圧倒されます。作者の澤谷さんは、その印象を強調するために目だけをトリミングしました。強さがよく表現されています。ほぼ同じアングルで撮っているので1つのタイポロジーとしても成り立ち、6枚並んだときにその差異や共通項を見比べる面白さもありました。情報が少ないので性別が分からない面白さもあります。

<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

場末場末場末場末
カメラ:リコー GR  レンズ:−  撮影地:岐阜県

入選

場末
作者:北野 信男さん

【講評】「場末」のポジティブなイメージとネガティブなイメージの両方を意識し、雰囲気をうまくすくい取っています。下着姿の女性が何気なく写っていたり、かわいい色合いだったりとバランスも良いです。

<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

父の午前中父の午前中
カメラ:キヤノン EOS Kiss X5  レンズ:シグマ 70mm F2.8 EX DG MACRO  撮影地:北海道苫小牧市

入選

父の午前中
作者:sisitouさん (北海道・41歳)

【講評】良いタイトルです。短い言葉が連想を産みます。定年を迎えた父親を想像しました。急に時間を余す姿です。クロスワードに書かれたお父さんの文字と老眼鏡。ここには生産性がありません。だから象徴のようにも感じられます。「父の午前中」という言葉によってまとまりができ、ストーリーがあります。

<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

ゲシュタルトゲシュタルトゲシュタルトゲシュタルトゲシュタルト
カメラ:ニコン COOLPIX S9500  レンズ:−  撮影地:東京都

佳作

ゲシュタルト
作者:清水茂行さん (千葉県・38歳)

【講評】何気なく見ているものを、「ゲシュタルト」という言葉を用いてもう一度凝視しています。違うものに見えてくる面白さと形を疑うことがされています。1・3枚目のように4分割でそろえるなど全体に統一感があればより良くなります。

藤玉コレクション藤玉コレクション藤玉コレクション藤玉コレクション藤玉コレクション藤玉コレクション
カメラ:ニコン D800E  レンズ:シグマ 8mm F3.5 EX DG CIRCULAR FISHEYE  撮影地:1・3・4・6枚目:愛知県江南市 曼陀羅寺 公園、2・5枚目:愛知県津島市 天王川公園

佳作

藤玉コレクション
作者:NEONEOさん (滋賀県)

【講評】6枚並んだときの独特の美しさが感じられます。特に3~6枚目はクロスした部分が中心にあり、技術的な部分をきちんと押さえた見事な仕上がりです。魚眼レンズと相性の良い被写体を選びました。

桜咲く街の風景桜咲く街の風景桜咲く街の風景桜咲く街の風景桜咲く街の風景桜咲く街の風景
カメラ:−  レンズ:−  撮影地:茨城県取手市

佳作

桜咲く街の風景
作者:ヒエンさん (茨城県・71歳)

【講評】華やかな桜のイメージと違い、この桜の木はぽつんとさみしそうに咲いています。誰も気にせず、花見もしていない桜。それでもけなげに主張している桜の木にいとおしさを感じます。

<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

外界外界外界外界外界
カメラ:富士フイルム FUJIFILM X100F  レンズ:−  撮影地:1枚目:東京都、2枚目:京都府、 3枚目:大阪府、4・5枚目:静岡県

佳作

外界
作者:ken-1さん (大阪府)

【講評】新幹線の車窓から撮られた景色です。普段歩いたり、車の中から見たりする景色とは明らかに違っていて、目の前に広がる眺めに明らかに違和感があります。それが車窓の青味と相まって良い効果になりました。現実とのずれが生じたところが面白いと感じました。

<選者からのアドバイスは本誌紙面をご参照ください>

人の数だけなぜがある人の数だけなぜがある人の数だけなぜがある
カメラ:リコー RICOH GR III  レンズ:−  撮影地:東京都中央区 銀座

佳作

人の数だけなぜがある
作者:katsucameraさん (神奈川県・48歳)

【講評】偶然鉢合わせた人の人間臭さや不気味さ、違和感などが表現されており、「人間って、不思議でいとおしい」と素直に思わせてくれる作品です。ただ3枚目がやや分かりにくいところがありました。

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