「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 秋・冬 結果発表 | GANREF
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「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 秋・冬

結果発表

選考風景2018年9月~2019年1月に長野県で撮影された写真を対象としたフォトコンテストの入賞作品が決定いたしました。選考は、4人の選者それぞれが一次選考を行った後、最終選考をマウスコンピューター東京本社内で実施しました。写真は左から長野県観光誘客課長、秦達夫氏、マウスコンピューター代表取締役社長小松永門氏、萩原史郎氏。
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CP+2019 マウスコンピューターのブースで、選者の秦先生のトークセミナーが開催されます。 山の信州フォトコンテスト2018年度の講評を行いますのでぜひお越しください!

開催日時:3月2日(土)13:00~13:40 
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「癒し・アウトドア」部門

グランプリ
賞品:マウスコンピューター 12型 2in1タブレット「MT-WN1201」

作品

カメラ:ニコン D850 レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 24-70mm f/2.8G ED 撮影地:上高地 大正池

厳寒し過ぎる黎明時

作者:しょうなんしろう

講評(秦達夫)
静寂に支配された大正池。夏とは全く別の表情を捉える事ができましたね。月夜でありながら夜を感じさせない作風も好印象でした。厳しい環境の厳冬の上高地ですが厳しさよりも美しさが勝る作品です。ここまで辿り着くのも一苦労だったと思います。その甲斐があって良いシーンを撮影することが出来たと思います。信州の冬ならではの表情を写し出した作品です。
講評(萩原史郎)
極寒の色を奏でる上高地。常人ならそこにいるだけでも酷な状況ですが、作者が求めていたものはまさにこの場面。蒼い色、繊細な霧氷、華麗な月。それらを包み込む堂々たる山容の焼岳。風景写真のエッセンスが詰め込まれた作品であり、長野県の美しさを象徴する作品と言っても良いでしょう。寒さなど忘れ、心はこの願ってもない風景に癒されながら、無心にシャッターを切っていたのではないかと想像します。
講評(小松永門)
厳しい冬が始まった上高地の、凛とした美しさを素晴らしく表現できています。冬の険しい上高地での撮影はご苦労されたのではないかと思います。冬の長野の良さが伝わって来る作品だと思います。
講評(熊谷晃)
本作品は、一見すると冷たく厳しい雪と氷の世界という印象を受けますが、一筋の月明かりが良いアクセントとなり、色のないはずの世界に神秘的な広がりを感じられ、さらには月明かりが反射する湖面にホッとさえさせられる、そんな素晴らしい作品だと思います。普段なかなか見ることが出来ない信州の厳冬の一面。写真を見るだけで、撮影者の苦労も推し量れます。

準グランプリ
賞品:iiyama 製ディスプレイ「ProLite X2888HS-2」

作品

カメラ:Apple iPhone X 撮影地:長野県松本市 松本空港

「冬の入り口」

作者:desboss

講評(秦達夫)
着陸態勢に入っている飛行機を眺める少年の後ろ姿が印象的です。関東圏にいると飛行機で信州に出向く発想はないと思いますが新千歳・伊丹・福岡なら飛行機での来信が可能です。そんな事を思い起こさせてくれる作品です。それから少年の足下の矢印が「行くの?戻るの?」と暗示しているようで旅をしている時の迷いなどを表しているようで好きです。
講評(萩原史郎)
上空を滑空する飛行機を少年が見上げています。松本空港へ離着陸する飛行機の数は多くはないと思いますが、そんな数少ない光景に出くわした少年の心は飛行機にくぎ付けになったようです。その瞬間を的確な構図に収めました。彩雲は少年の心の投影像かもしれませんね。
講評(小松永門)
夕焼けで地面が橙色に染まって、松本空港に飛行機が着陸してくる、その一瞬を捉えました。長野の自然風景と、飛行機という組み合わせが意外性のある作品だと思います。
講評(熊谷晃)
長野県唯一の飛行場である松本空港。見上げる少年と取り巻く秋色、そして、飛行機と透き通るような空と山の青。これらの色の対比がとても素敵な作品だと思います。信州へは、自動車か鉄道というイメージがあると思いますが、松本空港に発着する飛行機の窓からは、アルプスの山々の雄大な姿を近くに見ることができ、その景色は圧巻です。

作品

カメラ:ニコン D750 レンズ:SAMYANG 14mm F2.8 ED AS IF UMC 撮影地:長野県 八ヶ岳 白駒の池

秋のパノラマ

作者:ShioKoh

講評(秦達夫)
奥行きを活かした構図が素晴らしいと思います。前景のボートやツツジの紅葉を画面の端に配置することで奥行きを強調しているのです。しかも、湖面に映るうろこ雲がサンドイッチ効果を生み出し空間の広がりを印象付けています。構図の良さにタイミングの良さが加わり信州の秋の一面を的確に捉えた作品です。
講評(萩原史郎)
白駒の池は秋の風景写真のメッカと言える場所。青苔荘前のボート乗り場から望む風景は代表的なものです。彼女が熱心にレンズを向けている風景はまさにそれで、カメラには美しい紅葉と水の風景が写っていることでしょう。対岸には焼失し新築された白駒荘も見えますが、この美しい構図にはいくつもの物語が込められています。
講評(小松永門)
夕焼けで少し赤みがかった雲が八ヶ岳の白駒の池に見事に映りこんでいますね。山の紅葉の美しさが伝わってくる良い作品だと思います。
講評(熊谷晃)
木々の紅葉と、湖に映る雲のコントラストが素敵な作品だと思いました。夏の白駒の池も綺麗ですが、秋の紅葉の時期も素晴らしいものがあります。カメラを構えている方を被写体とすることで、この場に立って、この素晴らしい景色を写真に収めたいと、そんな気持ちにさせてくれる作品です。

入選
賞品:長野県名産品詰め合わせ

作品

カメラ:DJI FC2103 撮影地:長野県木曽郡大桑村

「七色の阿寺渓谷」

作者:古庄 龍太郎

講評(萩原史郎)
美しい! これ以上の評価は必要としないほどの色とりどりの美しさに満ちた写真です。阿寺ブルーと呼ばれる水の色を、これほど端的に表現した写真も数少ないのではないかと思います。水の流れを対角線方向に使った構図もお見事です。

作品

カメラ:SONY α7R II レンズ:SONY FE 16-35mm F4 ZA OSS 撮影地:長野県北安曇郡白馬村 八方池

「雨天の救世主」

作者:植原 諒

講評(萩原史郎)
ダブルレインボーがかかる白馬の山。直前までは雨に降られ、さぞや気持ちも凹んでいたと想像しますが、起死回生の一枚になりましたね。左下に岩、中央に虹、右奥に雲を配した構図は、この場面をこれ以上ないほど的確に表現しています。短時間の勝負で焦りもあったはずですが、よくぞ撮り切ったと思います。

作品

カメラ:OLYMPUS OM-D E-M5 レンズ:OLYMPUS OLYMPUS M.12-40mm F2.8 撮影地:長野県諏訪郡原村 赤岳

「山のうえの音楽会」

作者:bianco_orzo

講評(萩原史郎)
眼下は恐ろしいほど峻険な岩場ですが、音を奏でる3人の表情は穏やかそのもの。まさに癒しの空間がここにあります。いったいどんなメロディーがこの空間にあるのか、一緒にこの場にいたい、そんな気持ちにさせてくれる作品です。

作品

カメラ:キヤノン EOS 6D レンズ:キヤノン EF24-70mm F2.8L II USM 撮影地:戸隠 鏡池

白くなってきて

作者:evoⅧMR

講評(萩原史郎)
多くの写真家がレンズを向ける錦秋を過ぎ、山は晩秋から初冬の風情を醸していますが、ドラマチックな光が差し霧が棚引くことで、特別な風景となりました。それを16:9の横長構図で捉えることによって絵巻物のような味わいを加え完成させた腕前は確かなものです。

作品

カメラ:ニコン D610 レンズ:SAMYANG 14mm f/2.8 IF ED UMC Aspherical 撮影地:長野県大町市 小熊山

紅葉の星空ツーリング

作者:緑の調律師

講評(萩原史郎)
演出によるものだと思います。構想から撮影まで計算通りに進んだかどうかは自然相手ですから想像の範囲を超えますが、結果としては見ごたえのあるものになっています。縦構図にすることで星空の高さを十分に出したアイディアが功を奏しています。

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グランプリ
賞品:マウスコンピューター 12型 2in1タブレット「MT-WN1201」

作品

カメラ:オリンパス OLYMPUS OM-D E-M5 レンズ:オリンパス M.ZUIKO DIGITAL 25mm F1.8 撮影地:長野県 小川村 

そのまま捥いで

作者:WILLOW

講評(秦達夫)
真っ赤なリンゴに綿帽子を被った山並みが美しい作品です。これぞ信州と言った作品だと思います。信州フォトコンテストの内容を理解し画面構成を考えて撮影していることがよく伝わってきます。リンゴをアップで撮影しつつ背景にまでピントが合って見えるように撮影するには知識が必要ですからカメラ技術も優れた作品と言えます。
講評(萩原史郎)
「日本で最も美しい村」の1つ小川村を、たわわに実った信州を代表するリンゴの間から覗き見る構図。長野県のエッセンスが凝縮されているだけでなく、写真としても十分に観賞価値があるレベルに仕上がっていることから、最高位の評価は順当なものと言えます。なにより、暖かな日差しを浴びて、甘酸っぱくて美味しそうなリンゴに惹かれたことは秘密です。
講評(小松永門)
長野の冬の風物詩、冬を代表する果物のリンゴを主題に、里山と奥の方にアルプスが一枚の写真で表現できている、長野県ならでは情景、秋から冬にかけての季節感が良く表現された作品だと思います。
講評(熊谷晃)
信州の晩秋の特徴である、リンゴ、里山の紅葉、アルプスの冠雪。一つ一つをテーマとした作品は数多くありますが、本作品はこれらを組み合せたことにより、これぞ信州の晩秋! といった作品に仕上がっていると思います。信州の秋の素晴らしさを上手に表現していただきました。

準グランプリ
賞品:iiyama 製ディスプレイ「ProLite X2888HS-2」

作品

カメラ:キヤノン PowerShot SX720 HS 撮影地:塩尻市洗馬 岩垂

「レタスの収穫 洗馬の秋」

作者:塚原俊明

講評(秦達夫)
信州の特産物であるレタスの収穫作業と虹の組み合わせが素晴らしいですね。狙って撮影出来るものではありませんが、撮影したいと思う気持ちがなければ撮影出来ない作品だと思います。白く見えるのは雪ではなく防草用のマルチシートですかね? 雪に見えて良い雰囲気を演出しています。全ての組み合わせが良い効果を発揮し一つの作品になっています。
講評(萩原史郎)
長野県の青物の代表と言えるレタスの収穫を称えるようにかかる虹と、農作業に勤しむ男性とを対比の構図でとらえたアイディアが成功の要因でしょう。千載一遇のチャンスを的確に捉えたテクニックに加えて、運も味方した一枚と言えます。
講評(小松永門)
冬に向かって収穫の時を迎えるレタス畑にちょうど虹が出てきて、秋から冬に移りゆく情景が美しい作品だと思います。
講評(熊谷晃)
レタスの収穫と虹を撮った作品ですが、なかなか狙っていても撮れない一枚だと思います。美味しい信州野菜を七色の紐でデコレーションしたように見え、みずみずしい野菜が引き立ち、思わず食べたくなってしまう作品です。

作品

カメラ:ソニー α7 II レンズ:ソニー Sonnar T* FE 55mm F1.8 ZA 撮影地:長野県下高井郡 渋温泉

ようこそ、渋温泉。

作者:岩崎雄也

講評(秦達夫)
信州の楽しみと言えば山や味覚の他に温泉が思い起こされます。その温泉を題材として撮影に取り組んでいることからコンテストの意味合いを深く理解していただいていることがわかります。温泉街を歩く老夫婦がとても良い雰囲気を醸し出しており渋温泉に行きたくなる作品です。
講評(萩原史郎)
大晦日の渋温泉。仲良く歩く二人連れは国際結婚? そんな詮索はともかく、歴史を感じる温泉場で、旅館が用意した浴衣を羽織り、雪晴れの空の下を歩く風情を的確な構図で捉えた一枚は、日本人の心にしみじみとした暖かいものをプレゼントしてくれました。
講評(小松永門)
写っているのは外国の方でしょうか、冬の温泉宿に湯治に来られたのでしょうね。昔ながらの温泉宿の風情がよく表現されている作品だと思います。
講評(熊谷晃)
外国人にも人気の温泉街である渋温泉。雪化粧をした建物が連なる街並みは、普段にも増して情緒があり、敢えて雪の時期に訪ねてみたくなる。そんな風に感じられる素敵な作品だと思います。この古き良き日本温泉街を、この情緒ある景色を、大切にしていきたいと改めて感じさせられました。

入選
賞品:長野県名産品詰め合わせ

作品

カメラ:キヤノン EOS 5D MarkIII レンズ:キヤノン EF 24-105mm f/4L IS 撮影地:長野市若穂 清水寺

「赤の階段」

作者:SHINYA

講評(秦達夫)
多くの作品群の中で、真っ赤な紅葉が目立つ作品でした。紅葉がメインの作品ですが左下に配置された石段が奥行きを演出しており優れた構図だと思います。歴史や文化を感じさせる被写体を美しく纏める事が出来た作品ですね。

作品

カメラ:SHARP SH-03J 撮影地:長野県伊那市高遠町

「受け継がれる、伝統の餅つき」

作者:福ちゃん

講評(秦達夫)
湯気が立ち込める中、杵を力強く振りかざし餅つきをする姿が良いですね。シャッター速度の関係で杵がブレた描写になっておりスピード感と動感を生み作品の力強さになったのだと思います。

作品

カメラ:Apple iPhone X 撮影地:長野県安曇野市 穂高

「野沢菜と信濃富士」

作者:あんみ

講評(秦達夫)
信州の特産物である野沢菜と山並みを配置したフレーミングが今回のコンテストのテーマと合致しており、入賞する事ができました。上位を目指すとすると、ここに物語を感じさせる人物や動物たちが登場すると良いと思います。

作品

カメラ:ソニー α6000 レンズ:ソニー E 16mm F2.8 撮影地:長野県安曇野市堀金 常念道祖神

安曇野のシンボル

作者:Kojin

講評(秦達夫)
道祖神と常念岳を重ね合わせ、それを囲むように立つ木立。構成がシンメトリーになっており構図が素晴らしいですね。しかも、星空のもと道祖神の表情が浮かび上がるように工夫されているところも良かったです。

作品

カメラ:ソニー α7R II レンズ:フォクトレンダー NOKTON 40mm F1.2 Aspherical 撮影地:長野市鶴賀権堂町

映画の中にでてくる映画館のような映画館

作者:ko-kato1973

講評(秦達夫)
タイトルのように大正昭和を舞台とした映画を思い起こさせる作品ですね。歴史文化と言うと近代である大正昭和は対象外のように思えてしまいますが、この被写体も信州の貴重な文化であり歴史が詰まっていると思います。

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入賞賞品

グランプリ 計4名
マウスコンピューター
12型 2in1タブレット「MT-WN1201」
12型 2in1タブレット「MT-WN1201」
準グランプリ 計8名
iiyama 製ディスプレイ
「ProLite X2888HS-2」
ProLite X2888HS-2
入選 計20名
長野県名産品
詰め合わせ