「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 2019 秋・冬 結果発表 | GANREF

「世界級リゾートへ、ようこそ。山の信州」フォトコンテスト 2019 秋・冬

結果発表

選考風景2019年9月~2020年2月に長野県で撮影された写真を対象としたフォトコンテストについて、多数の素敵な写真のご応募をいただきありがとうございます。 先日、最終選考をマウスコンピューター東京本社内で実施し、入賞作品が決定いたしました。

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「癒し・アウトドア」部門

グランプリ
賞品:マウスコンピューター 12型 2in1タブレット「MT-WN1201EN」

作品

カメラ:ソニー α7R III レンズ:ソニー FE 24-105mm F4 G OSS 撮影地:飯山市 鍋倉山

霧氷の花

作者:sansuian

講評(秦達夫)
スキーヤーを小さく配置し霧氷に覆われたブナを大胆にフレーミングしているところが良いですね。スキーヤーを小さく配置することで樹の大きさが強調されるんですよね。こうすることでダイナミックな印象の作品になるんですよ。構図を良く考えている事が伝わって来ます。しかも、霧氷がパラパラと落ちる瞬間を捉えています。タイミングも素晴らしいです。
講評(古瀬美穂)
青い空と白い雪のコントラストが美しいです。ブナの森だけでなく、雪の上を登っていくスキーヤーのトレースを入れることで、降ったばかりの軽い雪を連想させます。落葉したブナの枝についた真っ白な霧氷の森をスキーで歩くことは、雪国ならではの冬の醍醐味ですね。季節感、部門のテーマともにピッタリな作品です。
講評(小松永門)
澄み渡る青空をバックに、降り積もったばかりの雪の上を行くスキーヤーを見事な構図で捉えました。清々しさを感じる大変素敵な写真だと思います。
講評(中村正人)
広角レンズを活かして青空をバックに氷の花がきらびやかに描かれている様子が素晴らしい作品です。一人のスキーヤーの歩く姿の「動」と静かに氷の花が風に揺らいでいる「静」の対比も抜群の効果を上げています。信州のアウトドアを独り占めしているような感覚を覚えます。

準グランプリ
賞品:iiyama 製ディスプレイ「ProLite X2888HS-2」

作品

カメラ:Apple iPhone XS 撮影地:小諸市 高峰高原ホテルラウンジ

ほっトミルク

作者:Mt.kaori1980m

講評(秦達夫)
肘の張り方や肩の力み具合から身体が冷えている事が伝わります。そして、マグカップの取手を握りしめる指先からはカップの重さが伝わってきます。窓から差し込む光が少年の輪郭を浮き上がらせ最高のライティングになっています。なにより少年の表情がいい!さまざまな要素が重なり合い温かいミルクを味わっている姿がダイレクトに写し出された作品です。
講評(古瀬美穂)
被写体のお子さんの表情が微笑ましいですね。頬っぺが紅潮しているのは寒い戸外でたくさん遊んだからでしょう。冷え切った体で温かいミルクを飲んで思わず「あっつ〜い!」となった瞬間でしょうか。子供が見せる素直な表現をうまく捉えましたね。
講評(小松永門)
寒さ厳しい屋外から頑張って高原のホテルに到着したところでしょうか。温かな飲み物をいただく瞬間のホッとした様子、その表情をよく捉えた写真です。
講評(中村正人)
よほど熱かったのでしょうか。顔をしかめた子どもの表情を瞬間的にとらえ、ユーモアのある写真です。誰と一緒に来たのか、外で遊んでホテルに戻り、体を温めようと出してもらったミルクなのか、写真の背景にある物語を思わず考えてしまうホットな微笑ましさが伝わってきます。

作品

カメラ:Apple iPhone SE 撮影地:南佐久郡 白駒池

癒しの森

作者:蒼空

講評(秦達夫)
苔と言うと初夏のイメージがあると思うが、実は秋の苔も絵になるんですよ。暑い夏を乗り越えて気候が穏やかになり梅雨とまでは行かないとしても前線に刺激されて豊富な水分を受けた苔たちは初夏にも勝るとも劣らないフカフカの林床を作り上げます。こちらの作品は、秋の苔に優しい光が差し込み安らぎが現れています。
講評(古瀬美穂)
自然に枯れ落ちた枝の苔むす様子に、人間の領分ではない神秘さと時の流れを感じます。直角に折れ曲がったシラビソにもフォーカスがいく構図が良いですね。原生林らしい地面の凹凸にむす苔の様子が、斜光に照らされてとても美しいです。
講評(小松永門)
八ヶ岳の鬱蒼とした森の中は、そこににいるだけで癒やされる様子が伝わってきます。木漏れ日が差し込む光景をしっかりと写しており、高い技術で撮られた写真だと感じました。
講評(中村正人)
「癒し」のテーマにピッタリの素材を、ていねいに探し歩き、時間をかけて写し取った様子が伝わります。世界的にも有名なコケ群のフカフカ感が心地よく、また、木々の合間から射す木漏れ日の光とのコントラストも美しさを引き立てています。こうした場所にずっといたいと、見る人に感じさせてくれます。

入選
賞品:長野県名産品詰め合わせ

作品

カメラ:キヤノン EOS 6D レンズ:キヤノン EOS 6D 撮影地:長野市 善光寺

秋寒

作者:evoⅧMR

講評(古瀬美穂)
赤と黄色の紅葉が華やかで、湧き出す水場の六角と円、紅葉の星形など多様な形、そして水の流れで踊っているようにうごめく紅葉の軌跡を上手く捉え、一枚の中に沢山の発見がある楽しい作品ですね。水澄む湧き水が苔むすほどにゆっくりと流れ出る様子と、カラフルな紅葉のダンス、静と動の2つの要素が表現されていて素晴らしいです。一番注力された部分を、ぜひタイトルに込めてください。

作品

カメラ:ソニー α6300 レンズ:タムロン 18-200mm F/3.5-6.3 Di III VC 撮影地:下伊那郡 豊丘村

「Let's go!」

作者:Gina

講評(古瀬美穂)
スカッと晴れた青空の下、さてどちらへお出かけするのでしょう? 被写体3名も息がぴったりと合って、ワクワクするような楽しい作品ですね。 ホウキの大きさや色、真ん中の女性の楽しげな様子と両脇の男性の飄々とした雰囲気のギャップがクスッと笑えます。もう少し秋から冬に向かう季節感を出せたら、作品にストーリー性が加わりますね。

作品

カメラ:富士フイルム FUJIFILM X-T3 レンズ:富士フイルム XF16-55mmF2.8 R LM WR 撮影地:茅野市 蓼科大滝

蓼科大滝・冬

作者:Tsuru

講評(古瀬美穂)
清涼感のある作品ですね。滝壺の周りに張り巡らせられた鋭い牙のような氷柱と、スローシャッターで表した水の動きに、極寒の時の流れを感じます。夜間に冷えて全体を覆うほどに凍りついた岩に自然の厳しさを感じつつ、日中の日差しで溶かされてツルッとしたクラゲのようなフォルムには愛らしさを感じました。ローアングルからの大胆な構図も面白いので、タイトルを工夫されると良いと思います。

作品

カメラ:ニコン Z 6 レンズ:ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 撮影地:北佐久郡軽井沢町 白糸の滝

紅葉シーズン

作者:H.Urabe

講評(古瀬美穂)
白糸の滝は県内でも有数の観光スポットですが、落葉が重なり合うローアングルから敢えて沢山の観光客を入れて撮影することで、より主役(滝)の人気度が引き立つ作品になっています。水が打ちつける苔むした石の未だ活き活きとした様子と、少しずつ色付き始めた木々に当たる光の部分のコントラストのバランスが絶妙です。

作品

カメラ:ソニー α7 III レンズ:ソニー FE 16-35mm F2.8 GM 撮影地:木曽郡南木曽町 妻籠宿脇本陣

妻籠宿脇本陣・冬

作者:fland

講評(古瀬美穂)
妻籠宿の風情溢れる日本家屋の風合いと、窓から差し込む光芒が印象的な作品ですね。炉端で薪の様子を見るお母さんの懐にすっぽり収まっている妹と、側で火を見つめるお兄ちゃんとの3人の距離感にも温もりを感じます。全体にコントラストが薄く、畳が白とびしてしまっているので、撮影時にマイナス補正をするなど、煤けた様子をしっかり出せると作品により深みが出ると思います。

作品

カメラ:ニコン D750 レンズ:タムロン 17-35mm F/2.8-4 Di OSD (Model A037) 撮影地:松本市 上高地

光へのトレイル

作者:kids katsuya

講評(古瀬美穂)
タイトルにもあるように、まだ上がったばかりの太陽と朝もやに向かい、早朝から張り切って出かける家族の山への期待が感じられる作品です。光の位置、逆光に光る葉と登山者の影、服装の色合いまでもがバランスよく配置されていると思います。

作品

カメラ:ソニー α7R III レンズ:ソニー FE 16-35mm F2.8 GM 撮影地:松本市 涸沢カール

秋の光跡

作者:マニア

講評(古瀬美穂)
まず夜空に弧を描く満天の星空の光跡に目が止まりますね。色とりどりのテントで埋め尽くされた涸沢のテン場が沢山の登山者で賑わっている様子を光跡で捉えた、面白い作品です。少し露出を下げ、白とびしてしまった細部まで表現できれば、より引き締まった作品に仕上がると思います。

作品

カメラ:ニコン D750 レンズ:ニコン AF-S Nikkor 85mm f/1.8G 撮影地:松本市 キッセイ文化ホール

「秋に向かってジャンプ」

作者:中村未名

講評(古瀬美穂)
黄金色に色付いた大イチョウの枝ぶりも、撮影時期のタイミングも見事ですね。少年が、手前に下がったどう見ても彼には届きそうもない一本の枝に向かって果敢に手を伸ばす様子。まっすぐに枝先を見つめる真剣な眼差しと、伸ばした腕とバランスを取る腕の角度、蹴り上げた足格好など、どこを見ても完璧すぎるポーズとのギャップが面白いですね。少年の位置とイチョウ並木が奥行きもあり立体的で、何度も見返してしまう作品です。

作品

カメラ:ニコン D5600 撮影地:木曽郡上松町 赤沢自然休養林

「錦秋のトロッコ列車」

作者:K.taki

講評(古瀬美穂)
これぞ秋だ!と言わんばかりの秋色満載の作品ですね。木陰のシャドウ部分も、奥の光当たる紅葉部分も細部まで丁寧に表現されています。レトロな装いが可愛らしいトロッコ列車は、車体が傾いていることと連結車両が真っ直ぐでないことで作品に動きと奥行きのアクセントを加えています。

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グランプリ
賞品:マウスコンピューター 12型 2in1タブレット「MT-WN1201EN」

作品

カメラ:キヤノン EOS 70D レンズ:キヤノン EF-S18-55mm F3.5-5.6 IS 撮影地:駒ヶ根市 大宮五十鈴神社

繋ぐ ~温故知新~

作者:Kana

講評(秦達夫)
地元のお祭りと言う事で良い距離で撮影されていますね。写真は近づくことで臨場感が伝わるようになります。注目して欲しいことは、火の粉が舞う中、纏を振りかざす男衆を中心に肩を組み手を取り合い練り歩く男衆です。裸に近い姿ですから1人では火の粉の中に入るのは躊躇してしまうと思いますが、こうすることで勇気が湧き絆を深めていることがわかります。
講評(古瀬美穂)
作品全体にキラキラと光るのは筒花火の火花でしょうか。纏を振るう男たち、その中を上半身裸で駆ける勇敢な男衆の姿を一瞬で捉えた素晴らしい作品です。また男衆の勇姿もさることながら、被写体にグッと近づいて撮影した作者の、お祭りに対する熱意も伝わってきます。
講評(小松永門)
冬の勇壮な火祭りの様子が非常にうまく撮れています。勢いのある動きや、纏の躍動感、人々の表情などが生き生きと撮れていると素晴らしい作品です。
講評(中村正人)
火の粉を浴びる躍動感あふれる姿がよくとらえられていて、火の熱さに見ている側も思わず飛び退いてしまいそうになるほど迫力があります。後方の「まとい」や人々の姿が重ねて動きを表していて、楽しげな様子を醸し出しています。観客も一緒に肩を組んで参加したくなる雰囲気が伝わってきます。

準グランプリ
賞品:iiyama 製ディスプレイ「ProLite X2888HS-2」

作品

カメラ:ニコン D750 レンズ:シグマ SIGMA 24-35mm F2 DG HSM | Art 撮影地:松本市 松本城

天守への架橋

作者:ShioKoh

講評(秦達夫)
長野県を代表する国宝松本城。虹が架かる珍しい現象に出会えたことが良かったですね。この状況を漠然と撮影するのではなく、城と虹がバランス良く配置されるように撮影ポジションを考えて適切な位置から撮影していることが良かったです。
講評(古瀬美穂)
タイトルの通り、天守に向かって伸びる虹に出会うとは、素晴らしい偶然に遭遇することができましたね。お堀の外側からお城に掛かる橋の朱色とお城の欄干の朱色、そして青空の下に浮かぶ虹色の架橋。すべてのバランスが絶妙に計算された作品です。
講評(小松永門)
松本城にかかる綺麗な虹と青空を、澄んだ空気の中でうまく切り取った写真です。しっかりと見どころが揃った情景ですので、何回も足を運ばれてチャンスをものにされた作品だと思います。
講評(中村正人)
天守閣にかかる虹を、瞬間的にとらえたさわやかな作品です。通りかかったときに、偶然虹が青空にかかり、構図を考えながらお城の周りを歩き回ったのでしょうか。全国的にも人気の高い松本城の歴史や観光スポットとしての素晴らしさを一段と高めてくれる写真といえましょう。

作品

カメラ:ニコン D600 レンズ:ニコン AF-S NIKKOR 28-300mm f/3.5-5.6G ED VR 撮影地:長野市 小川の庄 おやき村大門

焼き上がる

作者:Zawa

講評(秦達夫)
おやきの焦げ目が良いですね。この焦げ目から香ばしい香りを感じます。美味しそう。そして背景の囲炉裏の炎から暖かさが伝わってきます。レンズをおやきに近づけて背景がフレーミングできるように構図を考え撮影していることが伝わってきました。
講評(古瀬美穂)
こんがりと焼きあがったおやきたちに、つい手を伸ばしたくなりますね。おやきを並べている鉄枠にも年季が入り、長年こちらの炉端でおやきを焼き続けている歴史を感じます。炭火に赤く照らされた皮からは、今にも焼き汁が溢れそうです。
講評(小松永門)
長野の伝統的な食べ物のおやきが、ちょうど囲炉裏の中で焼き上がっている様子がよく表現されている写真です。大変美味しそうで、思わず食べたくなるような魅力的な写真です。
講評(中村正人)
善光寺の南、長野市大門にあるここの焼きたての「おやき」は本当においしい。中の具も野沢菜やカボチャなどいろいろあって、お客様の顔を見て、その場で焼いてくれます。香ばしい灰焼きのおやきの出来上がりをじっと待っているお客様の姿が目に浮かぶようです。

入選
賞品:長野県名産品詰め合わせ

作品

カメラ:Apple iPhone X 撮影地:上水内郡小川村

「長野の冬と言えば 」

作者:宮下直也

講評(秦達夫)
逆光での撮影になっているので顔の輪郭が浮かび上がり良いライティングですね。野沢菜を持ち上げる男性の表情が収穫の喜びをストレートに伝えています。そして、背景の山々が信州の情景を表しています。季節の恵みを良い光と良い表情で表した1枚です。

作品

カメラ:ソニー α7R III レンズ:タムロン 28-75mm F/2.8 Di III RXD (Model A036) 撮影地:飯山市 戸狩

じーじと孫の餅つき~ご来光を添えて~

作者:岩崎雄也

講評(秦達夫)
太陽を背に浮かび上がるシルエットがとてもフォトジェニックです。餅つきは激しい上下運動の連続です。シャッターのタイミングがズレると勢いを感じないショットになってしまうのですが、こちらの作品は周りの歓喜が聞こえて来るような、そんな勢いを感じます。

作品

カメラ:ニコン Z 6 レンズ:ニコン NIKKOR Z 24-70mm f/4 S 撮影地:長野市 善光寺

「希望の光」

作者:古川 慶一

講評(秦達夫)
サーチライトによって浮かび上がる雪が舞台の花吹雪のようで壮大な演舞のフィナーレのようなイメージを思い浮かべました。とても美しい情景です。このサーチライトによって格好いい人物のシルエットが大きく浮かび上がっていればさらに上位に入賞したかもしれませんね。

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入賞賞品

グランプリ 計4名
マウスコンピューター
12型 2in1タブレット「MT-WN1201EN」
12型 2in1タブレット「MT-WN1201E」
準グランプリ 計8名
iiyama 製ディスプレイ
「ProLite X2888HS-2」
ProLite X2888HS-2
入選 計20名
長野県名産品
詰め合わせ