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オリンパスイメージング株式会社は、2月8日、マイクロフォーサーズ規格準拠のレンズ交換式デジタル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5」を発表。また、「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」の2本のレンズの開発発表を行った。
公開日: 2012年02月08日
公開日: 2012年02月08日
オリンパスイメージング株式会社は、2月8日、マイクロフォーサーズ規格準拠のレンズ交換式デジタル一眼カメラ「OLYMPUS OM-D E-M5」を発表。また、「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」の2本のレンズの開発発表を行った。
今回発表された「OLYMPUS OM-D E-M5」は、マイクロフォーサーズ規格準拠のデジタル一眼カメラにおける新ブランドとして登場した。これにより、オリンパスのデジタル一眼カメラのブランドは、フォーサーズ規格準拠の「Eシリーズ」、マイクロフォーサーズ規格準拠の「OLYMPUS PEN」「OLYMPUS OM-D」の3ブランドとなる。
「OLYMPUS OM-D E-M5」のボディは、デザインについてはフィルムカメラ「OM-1」から「OM-4」までの、いわゆる「OM ひとけたシリーズ」から受け継ぎ、またボディの素材には高剛性のマグネシウム合金を採用、さらに「E-5」で定評のある防塵・防滴構造を採用している。なお、キットレンズの「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」も防塵・防滴構造となっている。
撮像素子には、有効1,605万画素の新しいハイスピード Live MOSセンサーを搭載。ISO感度は200~25600となっている。
画像処理エンジンには「TruePic VI」を採用。画質向上、画像処理時間の短縮が図られている。また、「E-5」などで実現していた、一般的には光学ローパスフィルターで除去しているモアレや偽色を画像処理エンジン内で処理することにより解像感を向上させる「ファインディテール処理」や、エメラルドグリーンなど再現の難しい色を鮮やかに再現する「リアルカラーテクノロジー」といった技術が盛り込まれている。
ファインダーには144万ドットの電子ビューファインダー(EVF)を搭載。ホワイトバランスや各種補正の効果、アートフィルターの作画効果などを撮影前に確認できるというEVFの利点を生かすべく、ファインダーから目を離すことなく作画の意図を画像に反映させることができる新しいインターフェース「EVFクリエイティブコントロール」を採用している。これは、カメラ上部のFn2ボタンに、ハイライト・シャドーコントロール機能、ホワイトバランス変更、ワンプッシュ拡大表示機能、アスペクト比変更の4つの機能を割り当てることで、EVFを見ながらでも、Fn2ボタンとダイヤルの操作で簡単に変更できるようにしたインターフェースのことをいう。
ハイライト・シャドーコントロール機能とは、ライブビュー画面上に表示されたトーンカーブを見ながら、ハイライト部とシャドー部それぞれの明るさを、メイン/サブダイヤルで調整することができる機能だ。
ボディ内の手ぶれ補正機構も進化。従来はピッチング、ヨーイングという角度ぶれを補正していたが、「OLYMPUS OM-D E-M5」では、マクロ撮影時などに有効な水平・垂直方向の並進ぶれ(シフト)、長秒露光時などに有効な光軸回転ぶれ(ローリング)も加えた、合計5種類のぶれに対応する5軸対応手ぶれ補正を実現した。また、5軸対応手ぶれ補正は静止画撮影だけではなく、歩行中の動画撮影時などでも効果を得られる新機構が搭載されている。
AFに関しては、「オリンパス・ペン E-P3」などでも採用されていた「FAST AFシステム」を採用しているが、細部を見直すことによりさらなる高速化を実現しているという。
また、上下左右に移動する被写体を追う追尾(トラッキング)AFに動体予測機能を加え、奥行き方向への動きも追尾するという。
撮影した画像に特殊な効果を施す「アートフィルター」には、ポスタリゼーションの表現を基調にし、エッジラインを強調することでイラストや版画のような作風に仕上げる「リーニュクレール」が加わったほか、「クロスプロセス」「ドラマチックトーン」がそれぞれ2種類となった。
また動画にも、残像効果を加える「ワンショットエコー」「マルチエコー」というムービーエフェクト機能が搭載されている。
内蔵フラッシュは搭載されていないが、防塵・防滴の小型外付けフラッシュ「FL-LM2」を同梱。背面液晶モニターは可動式で、3型有機ELディスプレイ、静電容量式タッチパネルとなっている。
ボディのサイズは121×89.6×41.9mm(W×H×D)、重さはボディのみで約373g。
ラインアップはボディ単体(予想実勢価格:10.5万円前後)、「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」が付属するレンズキット(予想実勢価格:13万円前後)となっており、ボディカラーはシルバーとブラックの2バリエーションが用意される。発売は2012年3月下旬の予定。
同時に開発発表されたレンズは「M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8」「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」の2本で、「M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro」は防塵・防滴となっている。
そのほか、「OLYMPUS OM-D E-M5」専用のパワーバッテリーホルダー(縦位置グリップ)「HLD-6」、防塵・防滴構造のフォーサーズアダプター「MMF-3」などのアクセサリーも発表された。今回発表されたボディ、レンズ、およびアクセサリーの発売予定日と価格は下の表のとおりとなっている。
製品名 | 希望小売価格 (予想実勢価格) |
発売予定日 |
---|---|---|
OLYMPUS OM-D E-M5 ボディのみ | オープン価格 (105,000円前後) |
2012年3月下旬 |
OLYMPUS OM-D E-M5 レンズキット (「M.ZUIKO DIGITAL ED 12-50mm F3.5-6.3 EZ」付属) |
オープン価格 (130,000円前後) |
2012年3月下旬 |
製品名 | 希望小売価格 | 発売予定日 |
---|---|---|
M.ZUIKO DIGITAL ED 75mm F1.8 | 未定 | 2012年 |
M.ZUIKO DIGITAL ED 60mm F2.8 Macro | 未定 | 2012年 |
製品名 | 希望小売価格 (税込み) |
発売予定日 |
---|---|---|
パワーバッテリーホルダー HLD-6 | 36,750円 | 2012年3月 |
グリップストラップ GS-4 | 3,780円 | 2012年3月 |
ACアダプター AC-3 | 13,125円 | 2012年3月 |
アイカップ EP-11 | 2,310円 | 2012年3月 |
リチウムイオン充電池 BLN-1 | 7,875円 | 2012年3月 |
リチウムイオン電池充電器 BCN-1 | 9,450円 | 2012年3月 |
フォーサーズアダプター MMF-3 | 21,000円 | 2012年3月 |
エレクトロニックフラッシュ FL-600R | 36,750円 | 2012年3月 |
革フロント&ボディーケース CS-36FBC | 12,600円 | 2012年3月 |
ラッピングクロス CS-35 | 3,780円 | 2012年3月 |
防水プロテクター PT-EP08 | 未定 | 2012年夏 |
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